放送枠は「水曜ミステリー9(第2期)」(第1作 - 第3作)、「水曜エンタ・水曜ミステリー9」(第4作)。 第5作は駐在刑事スペシャルとして放送。
2018年10月19日から同年12月7日まで、テレビ東京系列の「金曜8時のドラマ」枠で寺島主演による連続ドラマ化。 初回2時間スペシャル。全7話。
Season2
2020年1月24日から同年3月6日まで、テレビ東京系列の「金曜8時のドラマ」枠(毎週金曜 20:00〜20:54)で放送された。全7話。主演は寺島進。
Season3
2022年1月14日から同年2月25日まで、テレビ東京系列の「金曜8時のドラマ」枠(毎週金曜 20:00〜20:54)で放送された。全7話。主演は寺島進。
概要
都心からほど近い自然豊かな奥多摩を舞台に、元警視庁捜査一課の刑事として活躍していた警察官・江波敦史(寺島進)が、奥多摩の人々に“駐在さん”として親しまれながらさまざまな事件の解決に奔走する姿を描く、ヒューマンサスペンスドラマ。同局「水曜ミステリー9」の人気シリーズとしてスタートし、2017年10月にスペシャルドラマが放送、今回待望の連続ドラマになる。
ストーリー
東京の奥多摩・水根に駐在する警察官・江波敦史(寺島進)は、かつて警視庁捜査一課の刑事として活躍していたが、担当事件の取り調べ中、重要参考人が服毒自殺したことで奥多摩の駐在所へ左遷されてきた。しかし、江波は今や地元では“駐在さん”と呼ばれて慕われている。
そんな奥多摩で、次々と事件が起こる。江波は、時に組織や上司とぶつかりながらも、ただ犯人を捕まえるだけではなく、目の前にいる人に寄り添い、汗を流して奔走する。
キャスト
寺島進
江波敦史 役
奥多摩の駐在所に勤める警察官。奥多摩の人々に“駐在さん”と呼ばれ親しまれている。かつては、警視庁捜査一課の敏腕刑事だったが、取り調べ中に重要参考人が服毒自殺したことで左遷された。
北村有起哉
加倉井国広 役
警視庁捜査一課の管理官で、江波の天敵。1人を守るために奮闘する江波とは異なり、警察の「組織」としての役割を大切にする。冷静沈着な性格。
笛木優子
内田遼子 役
山岳ガイド。美也子に誘われて、休み処「みやこ」のおかみも務める。図書館司書の資格を持ち、江波の推理を助けることもある。
市毛良枝
池原美也子 役
奥多摩にある老舗・水根旅館のおかみ。何かと江波のことを気に掛け、時には犯人逮捕のヒントを与えることも。
伊東四朗
大曾根喜八郎 役
奥多摩の住人。奥多摩の自然を愛し、川に捨てられたゴミや不法占拠された空家を嘆いている。江波や子どもたちには基本的に優しいが、間違ったことをすれば厳しくしかる頑固な一面も。
黒木瞳
緒方綾乃 役
奥多摩署の署長。以前は警視庁捜査二課の理事官で、江波を「つぶす」と言い放ったことも。奥多摩に来た本当の理由は語られず、言動に謎が多い。
スタッフ
原作 - 笹本稜平
脚本 - 石原武龍、早野円、田子明弘
監督 - 皆元洋之助
音楽 - 諸橋邦行(連続ドラマ)
ロケ協力 - 奥多摩町、多摩環境事務所、あきる野フィルムコミッション
チーフプロデューサー - 橋本かおり(テレビ東京 / 第1作 - 第3作)、中川順平(テレビ東京 / 第4作)、山鹿達也(テレビ東京 / 第5作)、濱谷晃一(連続ドラマ)
プロデューサー - 瀧川治水(テレビ東京 / 第1作)、渡辺一仁(テレビ東京 / 第2作 - 第4作)、阿部真士(テレビ東京 / 第5作 - )、元村次宏、上川栄(第1作 - 第3作)
制作 - テレビ東京、BSジャパン、東通企画
各話あらすじ(2018年10月19日 - 12月7日) 全7話 平均視聴率 8.07%
第1話 2018年10月19日 視聴率 10.1%
東京の奥多摩・水根駐在所勤務の江波(寺島進)は元警視庁刑事。殺人事件捜査中に重要参考人・由紀子(杉本彩)が自殺した件で左遷されて5年だ。ある日、水根診療所の医師・松永(松田悟志)から看護師・ゆり子(瀧本美織)が登山中に捻挫したと連絡が。翌朝、山岳ガイドの孝夫(鈴之助)と救助に行った江波は土木作業員の遺体を発見する。作業員は前日、衆院議員・小宮山(眞島秀和)の私有地で、孝夫と口論になっていた。
第2話 2018年10月26日 視聴率 8.1%
万引の通報を受けた江波(寺島進)が店に駆け付けると、菓子を盗んだのは奥多摩署の新署長・綾乃(黒木瞳)の娘・ひかり(山口まゆ)だった。そんな折、奥多摩で誘拐事件が発生。何者かが小学校5年生の陽平(歸山竜成)が乗っていた車を奪い、身代金1千万円を要求してきた。陽平の父・孝一(マギー)は半導体関連の特許を取った技術者だ。捜査班は産業スパイか報奨金の存在を知る人物が犯人ではと考え、特定を急ぐ。
第3話 2018年11月2日 視聴率 8.2%
奥多摩出身の女優・沙代(中島亜梨沙)のトークショーが開かれることになった。同級生で山岳ガイドの遼子(笛木優子)や、高校の演劇部で指導した元教師・山上(岩松了)、江波(寺島進)らが出迎える。そこへ、沙代の元夫・早川(高杉瑞穂)がやって来て、彼女のマネジャー・有馬(笠原秀幸)を突き飛ばし、事務所社長・宮崎(阪田マサノブ)ともみ合いに。イベントは中止になる。翌朝、奥多摩の空き家で早川の遺体が発見される。
第4話 2018年11月9日 視聴率 8.1%
江波(寺島進)と孝夫(鈴之助)は、登山に不釣り合いな姿の男女が山に入ろうとしていると知り、捜しに向かう。江波は2人を見つけるが、事情を聞けず帰してしまう。一方、孝夫は沢で転落遺体を発見。現場には争ったような形跡があった。亡くなったのは美容院チェーンを経営する千恵子(山野海)。地元旅館の女将・美也子(市毛良枝)の幼なじみで美容院店長のかおるは、千恵子と一緒だったが、別れて下山したと話す。
※2018年11月16日は「所さんのそこんトコロ 勢い余って家一軒建てちゃいました3時間SP」(18:58 〜 21:50)が放送のため、休止。
第5話 2018年11月23日 視聴率 8.0%
5年前、江波(寺島進)が取調べ中に自殺した中瀬由紀子(杉本彩)の再婚相手・中瀬時雄(矢柴俊博)が車内で死んでいるのが発見された。青酸化合物による中毒死で、亡くなる直前に衆議院議員・小宮山(眞島秀和)の秘書・葛城(本宮泰風)に会い、「ひかりに手を出したら、小宮山や葛城がやってきた悪事を『ノート』を使って暴露する」と訴えていた。綾乃(黒木瞳)は殺人事件として自ら指揮を執り、葛城を厳しく取り調べるが…。
第6話 2018年11月30日 視聴率 7.7%
裁判所は綾乃(黒木瞳)が暴力的な取り調べをしたとして、衆院議員・小宮山(眞島秀和)の秘書・葛城(本宮泰風)の逮捕状を出すことを認めなかった。わなにはめられたことに気付いた綾乃は、小宮山の悪事を暴く「ノート」の存在を知り、謝罪会見の席で「こちらには‘切り札’がある」と揺さぶりをかける。一方、窮地に陥った綾乃のことを心配する江波(寺島進)は、署長補佐・軽部(佐藤寛太)に小宮山の情報を探らせる。
最終話 2018年12月7日 視聴率 6.3%
江波(寺島進)は衆院議員・小宮山(眞島秀和)を狙撃した疑いのある綾乃(黒木瞳)を登山道で発見。綾乃は江波に拳銃を突き付けて無実を訴え、そのまま逃走する。警視庁捜査一課管理官の加倉井(北村有起哉)は、刑事部長・小田切(升毅)が綾乃の家宅捜索中に「ノート」を捜していたことを不審に思う。江波は加倉井と軽部(佐藤寛太)に事情を明かし、3人は真犯人を捜し始める。
番組公式サイト
駐在刑事 - Wikipedia