2018年10月01日

ブラックスキャンダル TOP

『ブラックスキャンダル』は、2018年10月4日から同年12月6日まで、読売テレビの制作により日本テレビ系『木曜ドラマ』枠(毎週木曜 23:59〜24:54)において放送された。全10話。主演はテレビドラマ初主演となる山口紗弥加。


概要
“謝罪会見”をテーマに、陰謀によって人気女優の座から地獄に突き落とされたヒロインの壮絶な復讐劇を、芸能界に生きる人々の人間模様と衝撃的な展開の連続で描き出すオリジナル作。デビュー以来、名バイプレイヤーとして活躍する山口紗弥加が主人公の矢神亜梨沙に扮し、連続ドラマ初主演を果たす。

亜梨沙が自分を陥れた人間の闇を次々と暴き、屈辱的な謝罪会見に追い込んで復讐を遂げ、やがて想像を超える衝撃の真実が明らかになるストーリー。劇中の謝罪会見シーンのリアリティーを追求するために、芸能リポーターの井上公造らが所属する「KOZOクリエイターズ」が監修協力する。


ストーリー
人気絶頂で結婚を控えたトップ女優の藤崎紗羅(松本まりか)は、ある日突然、根も葉もない不倫スキャンダルをでっち上げられて不本意な釈明会見を開くが、世間から容赦ないバッシングを浴びる。

芸能界から抹殺されただけでなく、スキャンダルを苦に母親が自殺するなど地獄の底へたたき落される紗羅。しかしその5年後、不倫スキャンダルは仕組まれたものだったと知る。

怒りに燃える紗羅は顔を整形して矢神亜梨沙(山口紗弥加)と名乗り、かつて自分が所属していた芸能事務所「フローライト」にマネジャーとして潜入。復讐のステージに立ち、陰謀の黒幕を暴こうとする。


キャスト
フローライト
矢神亜梨沙(やがみ ありさ)〈35〉
演 - 山口紗弥加
芸能プロダクション「フローライト」の敏腕マネージャー。元々は「フローライト」に所属していた女優だったが、5年前に身に覚えのない不倫スキャンダルで芸能界から追放される。やがて、5年前の不倫スキャンダルが「フローライト」によって仕組まれていたものであることを知ると、整形手術をして名前を変えて、自分を嵌めた者たちに復讐するために「フローライト」に潜入する。決め台詞は、「一滴残らず、地球上から干されて消えて」。

勅使河原純矢(てしがわら じゅんや)〈38〉
演 - 安藤政信
フローライト芸能1部チーフマネージャーで亜梨沙の元恋人。フローライトの社長・勅使河原友和の一人息子である。結婚を約束するほどの仲であったが、不倫スキャンダルが亜梨沙の身に起こってしまったため、破局してしまい婚約も解消されてしまう。気持ちを切り替えて、社長の座を継ぐつもりでいたのだが、父の友和からは否定される。

阿久津唯菜(あくつ ゆいな)〈28〉
演 - 松井玲奈
フローライト芸能1部に所属する人気女優。連続ドラマの主演を数多く務め、CM契約数も10本を誇る。5年前に亜梨沙の身に起きた不倫スキャンダルが仕組まれたものであると知り、亜梨沙にその事実を伝える。亜梨沙にとって最大の理解者でもある。

水谷快人(みずたに かいと)〈23〉
演 - 若葉竜也
フローライトの新人マネージャー。自分が行う業務には並々ならぬ熱意を持っており、スカウト業務にも精を出すのだが、どうにも人を見る目が劣っている。チーフマネージャーの亜梨沙と行動を共にすることが多く、色々な面で振り回されている。

犬飼遊真(いぬかい ゆうま)〈30〉
演 - 森田甘路
フローライト芸能2部マネージャー。3年前にアイドルグループ「ミルキーロード」を結成させる。紆余曲折を経ながらも、今年になってブレイクを果たす。非常に責任感が強く、会社からも絶大な信頼を得ている。実は「ミルキーロード」のメンバーの1人である「ミカ」と極秘交際中である。

小嶋夏恋(こじま かれん)〈21〉
演 - 小川紗良
フローライト芸能2部に所属する若手女優。中学生の時に紗羅のドラマの演技を見たのがきっかけで女優を目指した。容姿端麗で女優としての才能は抜群ではあるが、あと少しのところでチャンスを逃している。亜梨沙と出会ったことで、これまでの甘い考えを捨て、女優として生きていく覚悟を決める。

長谷川浩文(はせがわ ひろふみ)〈55〉
演 - 谷川昭一朗
フローライト芸能2部マネージャー。

田澤真樹(たざわ まき)〈26〉
演 - 野村麻純
フローライト芸能2部マネージャー。

ソフィア・ミハイロビッチ
演 - 瑛茉ジャスミン
水谷にスカウトされ、フローライト所属となった外国人モデル。すぐにCM出演が決まるなど破竹の勢いで人気が急上昇していく。

藤崎沙羅(ふじさき さら)〈当時30〉
演 - 松本まりか
フローライトに所属していた元女優。身に覚えのない棚城との不倫スキャンダルが大々的に報じられる。釈明会見をしようとした矢先に棚城が釈明会見で不倫事実を認めてしまい、世間から猛烈な誹謗中傷を浴びて芸能界から追放されてしまう。5年後、後輩女優から不倫スキャンダルが捏造されたものであることを聞かされ、整形手術を行って顔を変え、名前を「矢神亜梨沙」と名乗り、自分を嵌めた者たちに復讐する決意をする。

花園由祐子(はなぞの ゆうこ)〈40〉
演 - 平岩紙
フローライト芸能2部チーフマネージャー。亜梨沙の元マネージャー、亜梨沙の不倫スキャンダルを捏造した中心人物とおもわれていたが、釈明会見で棚城が現れることを知らされず亜梨沙に不信感を持ってしまった。かつては女優のことを第一に考えていたが、現在ではタレントを売るためならば手段を選ばない強硬派に変化している。タレントを「物」としてでしか扱わず、必要なしと判断すれば問答無用で切り捨てるようになる。

ジョーン・D
演 ‐ マイケル富岡
辞任する勅使河原の後任の「フローライト」社長。芸能事務所の経営は素人レベル。
のちに巨額の脱税に関与していたことがマスコミで報じられ、就任は取り消しとなる。

勅使河原友和(てしがわら ともかず)〈60〉
演 - 片岡鶴太郎
純矢の父親。所属タレントに対しては並々ならぬ愛情を注ぎ、父親のように慕われている存在である。世間では亜梨沙の不倫スキャンダルを捏造した元凶であるとされているが、実際のところは謎のままである。芸能事務所「フローライト」社長だったが、突如、新社長を伴い社長辞任を発表する。

その他
棚城健二郎(たなしろ けんじろう)〈35〉
演 - 波岡一喜
かつてフローライトに所属していた俳優。実は5年前に起きた不倫スキャンダルにおいて、亜梨沙の不倫相手として祭り上げられた人物である。一連の騒動でフローライトを辞めた後に父親が経営する芸能事務所に移籍した。1年間の謹慎後、役者として復帰していたが、覚醒剤取締法違反により逮捕され、芸能界引退を余儀なくされる。

藤崎雅美(ふじさき まさみ)
演 ‐ クノ真季子
沙羅の母。自宅にまでマスコミに詰めかけられ、精神的に衰弱していた。そして、娘の不倫スキャンダルをカメラの前で謝罪した直後、液体をかぶって自宅玄関前で焼死した。

巻田健吾(まきた けんご)〈38〉
演 - 片桐仁
文藝星流株式会社の写真週刊誌「週刊星流」の、編集プロダクションに在籍する記者。亜梨沙の不倫スキャンダルを引っこ抜いた人物。フローライトの若手女優である小嶋夏恋のスキャンダルを追っていた矢先、フローライトに潜入した亜梨沙が藤崎沙羅であることを知り、四方八方から揺さぶりをかける。

巻田美鈴
演 - 青山めぐ
巻田の妻。

巻田リナ
演 - 青柳有咲
巻田の娘。

中島
演 - 佐野泰臣
巻田の同僚記者。

水谷明日那
演 - 中村静香
水谷快人の継姉。

ゲスト
第1話
五色沼仁
演 - 袴田吉彦
テレビ局「全日テレビ」プロデューサー。

第2話
棚城正則
演 - 山下真司
俳優。棚城健二郎の父。

保田静江
演 - 朝加真由美
棚城正則・健二郎親子のマネージャー。

第3話
十勝マサコ
演 ‐ 長谷川まさ子(第7話)
劇中のワイドショーに出演していた芸能レポーター。

第4話
稲沢晃
演 ‐ 立花裕大(最終話) 
「フローライト」芸能2部所属の若手俳優。容姿には恵まれているが役には恵まれていない。

女社長
演 - 牧野ステテコ
花園の知り合い。

第5話
久保寺徹
演 - 笠原秀幸
「LALAヴィレッジ」社長。

スタッフ
脚本 - 佐藤友治、泉澤陽子
監督 - 長沼誠、松永洋一、林雅貴、西村了
音楽 - 井筒昭雄
チーフプロデューサー - 岡本浩一
プロデューサー - 福田浩之、中間利彦、茂山佳則(AXON)、西 紀州(AXON)
スペシャルアドバイザー(監修) - 株式会社 KOZOクリエイターズ
制作協力 - AXON
制作著作 - 読売テレビ

主題歌 - ゲスの極み乙女。「ドグマン」(TACO RECORDS / Warner Music Japan)


各話あらすじ(2018年10月4日 - 12月6日)全10話 平均視聴率 3.33%
第1話 2018年10月4日「本当に謝罪会見すべきは私じゃない…!」 視聴率 4.3%
 女優・紗羅(松本まりか)を襲った事実無根の不倫スキャンダル。マネジャー・花園(平岩紙)の勧めで釈明会見の場を設けた紗羅だったが、不倫相手とされる俳優・健二郎(波岡一喜)が突然その場に現れ、土下座して謝罪。紗羅は芸能界から抹殺され、母親まで失った。それから5年。紗羅は後輩女優の唯菜(松井玲奈)から、彼女を陥れた人物の名を教えられる。復讐に燃える紗羅は、整形手術で亜梨沙(山口紗弥加)という別人を名乗り、所属していた芸能事務所「フローライト」でマネジャーとして働き始める。

第2話 2018年10月11日「ゲス過ぎる二世俳優の薬物汚染が止まらない」 視聴率 3.3%
 かつて偽の不倫騒動で亜梨沙(山口紗弥加)を陥れた俳優・健二郎(波岡一喜)が、「フローライト」の看板女優・唯菜(松井玲奈)と共演することになった。亜梨沙の思惑通り、唯菜が健二郎を誘い出すことに成功。酒に酔った健二郎に5年前の件を聞き出すと、1億円の報酬と引き換えにうその告白をしたと認める。直後、健二郎のマネジャー・静江(朝加真由美)が現れ、亜梨沙は健二郎のスキャンダル写真の入手に失敗してしまう。

第3話 2018年10月18日「アイドルの闇!?芸能界のタブーが暴露される」 視聴率 3.0%
 自分を陥れた花園(平岩紙)と社長・友和(片岡鶴太郎)に復讐を果たすため、「フローライト」ごと潰すつもりの亜梨沙(山口紗弥加)。その第一歩として、友和に新規事業の立ち上げを提案し、自分をチーフマネジャーにするよう申し出る。そんな中、フローライト所属のアイドルグループ「ミルキーロード」のリーダー・ミカ(田中真琴)が倒れ、検査で妊娠が発覚。花園から管理責任を問われた担当マネジャーの犬飼(森田甘路)は…。

第4話 2018年10月25日「整形発覚で復讐終了!?ゲスの極み芸能記者!」 視聴率 3.3%
 週刊誌記者の巻田(片桐仁)は、亜梨沙(山口紗弥加)が紗羅(松本まりか)と同一人物だと突き止める。秘密を握られた亜梨沙は、巻田から週刊誌のネタになる芸能界の裏情報を提供するよう脅迫される。一方、売れない俳優の稲沢(立花裕大)は、花園(平岩紙)から若手女優・夏恋(小川紗良)が‘枕営業’で仕事を得ていると聞く。稲沢から、枕営業をネットに暴露すると脅され、金を要求された夏恋は、亜梨沙に助けを求めるが…。

第5話 2018年11月1日「因縁のCM争奪バトル枕営業再び…衝撃結末」 視聴率 3.0%
 亜梨沙(山口紗弥加)と花園(平岩紙)は友和(片岡鶴太郎)から、IT企業社長・久保寺(笠原秀幸)が主催するパーティーに、それぞれが推すタレントを連れて出席するよう命じられる。友和は、タレントが久保寺の会社のCMに採用された方を、芸能2部のチーフマネジャーにすると約束する。花園は、亜梨沙が推す夏恋(小川紗良)に対抗するため、水谷(若葉竜也)が担当するソフィア(瑛茉ジャスミン)を横取りして、パーティーに参加する。

第6話 2018年11月8日「女優にヌード強要最低ゲスマネージャー」 ※『news zero』(日本テレビ制作)が10分後拡大(23:00 - 翌0:09)のため、10分繰り下げとなり、金曜 0:09 - 1:04に放送 視聴率 2.8%
 水谷(若葉竜也)がソフィア(瑛茉ジャスミン)の罪をかぶって警察に出頭。花園(平岩紙)は、ソフィアの了解も得ず、強引にヌード写真集の話を進める。あの夜、パーティー中に何があったのかを知った亜梨沙(山口紗弥加)は巻田(片桐仁)と会い、花園がソフィアに‘枕営業’を強要していた事実をスクープするよう指示する。しかし、発売された週刊誌に記事は掲載されていなかった。逆に亜梨沙は、花園から解雇を言い渡されてしまう。

第7話 2018年11月15日「復讐最終章!ゲス社長が秘密にする衝撃事実」 視聴率 3.5%
 亜梨沙(山口紗弥加)から全てを打ち明けられ、5年前の過ちに気付いた純矢(安藤政信)。その話を聞いた唯菜(松井玲奈)は、復縁を願う亜梨沙を後押しする。辞任する友和(片岡鶴太郎)により発表された後任の安積(マイケル富岡)が、社長に就任するまで1週間。亜梨沙らはそれまでに社長室のパソコンからデータを抜き出すことを狙うが、容易ではない。そんな中、純矢の指示で復讐から手を引くことになった唯菜が、巻田(片桐仁)に接触する。

第8話 2018年11月22日「まさかの裏切り!壮絶過ぎる女同士のバトル」 視聴率 2.9%
 唯菜(松井玲奈)が純矢(安藤政信)との婚約を発表。純矢の愛を取り戻したと思っていた亜梨沙(山口紗弥加)はショックを受ける。唯菜は、純矢との結婚に反対だった友和(片岡鶴太郎)を排除するために復讐を手伝ってきたのだ。一方、亜梨沙の真の目的が復讐と知った夏恋(小川紗良)はもう何も信じることができない。その夏恋から担当を外れてほしいと言われ、亜梨沙は言葉を失う。そんな中、亜梨沙と純矢の密会を暴露する怪文書が会社に届く。

第9話 2018年11月29日「真の黒幕はまさかの!?今夜衝撃の真相を暴露」 視聴率 3.2%
 唯菜(松井玲奈)は記者会見で、亜梨沙(山口紗弥加)が元女優の紗羅(松本まりか)だと暴露。純矢(安藤政信)に辞意を告げた亜梨沙は事務所の前で待ち構えていた記者に取り囲まれるが、走り込んできた車に助け出される。運転していたのは意外な人物だった。同じ頃、友和(片岡鶴太郎)は訪ねてきた水谷(若葉竜也)にある映像を見せられ、青ざめる。一方、休業中で出演CMが全て放送中止になってしまった唯菜は、純矢の愛をよりどころとしていた。

最終話 2018年12月6日「黒幕はゲスの極み壮絶な結末を見逃すな」 視聴率 4.0%
 純矢(安藤政信)と向き合った亜梨沙(山口紗弥加)は、水谷(若葉竜也)の姉の件や紗羅(松本まりか)の偽スキャンダルについて問う。「全ては紗羅のため」「紗羅の愛を信じていた」と語る純矢に、言葉を失う亜梨沙。話を聞いた花園(平岩紙)は、亜梨沙の表情に迷いを感じ取る。一方、新事務所を設立した純矢は、映画初主演が決まった夏恋(小川紗良)にお祝いの赤いハイヒールを贈る。


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