概要
「パワハラ」「セクハラ」「マタハラ」など、テレビやネットで連日話題となるハラスメント問題や、企業のコンプライアンスをテーマにした痛快ヒューマンエンターテインメント。唐沢寿明が、大手スーパーマーケットを運営する会社のコンプライアンス室長に扮し、社内で次々と起こるハラスメント問題を、奇抜なアイデアと手法で解決していく姿を1話完結で描く。
ストーリー
業界大手の「マルオースーパー」練馬店で販売したメロンパンに、1円玉が混入していたとのクレームが入る。「マルオーホールディングス」コンプライアンス室の高村真琴(広瀬アリス)は、売場主任の佐々部が不審な電話を受けたことから、女性社員によるパワハラ絡みの犯行を疑う。だが、新店舗への影響を恐れた社長の丸尾隆文(滝藤賢一)は、警察に届けることを拒んでいた。
そんな中、「マルオースーパー」富山中央店店長の秋津渉(唐沢寿明)は、突然の異動命令で、コンプライアンス室長として本社に呼び戻されることに。そこには、社長や取締役たちのある思惑が隠されていた。
キャスト
マルオーホールディングス
コンプライアンス室
秋津渉
演 - 唐沢寿明
7年前にパワハラの嫌疑を掛けられ本社店舗開発部部長職から支店の店長職に左遷させられていた。社長の命により富山中央店からコンプライアンス室の室長として本社へ呼び戻される。
高村真琴
演 - 広瀬アリス
コンプライアンス室唯一の社員。母子家庭で育ち、スーパーが大好き。
矢澤光太郎
演 - 古川雄輝
B&T法律事務所に所属するマルオーホールディングス担当顧問弁護士。
役員
丸尾隆文
演 - 滝藤賢一
CEO・社長。創業者の三代目で茶道を嗜む。
岩村卓
演 - 小倉一郎
副社長。先代からの古株。
脇田治夫
演 - 高嶋政宏
店舗統括&店舗開発担当常務。秋津の本社営業職時代の元部下で次期社長を狙っている。
白石宗雄
演 - 佐戸井けん太
営業&販売担当専務。
水谷逸郎
演 - 佐野史郎
広報&IR担当取締役。常務に近い存在。
青木順平
演 - 伊藤正之
総務&人事担当取締役。
小松美那子
演 - 市川由衣
脇田常務付きの役員担当秘書。派遣社員。
秋津家
秋津瑛子
演 - 石野真子
恐妻の素質がある秋津の妻。秋津の本社復帰で早々に西早稲田の賃貸マンションを契約して引っ越してくる。
秋津菜摘
演 - 喜多乃愛
秋津の娘で大学受験を控えた高校生。東京の大学を目指している。
ゲスト
第1話
武藤譲
演 - 田中直樹
マルオースーパー練馬店の店長。
佐々部幸弘
演 - 尾上寛之
マルオースーパー練馬店の売り場主任。父親が丸尾社長と知り合いの元本社勤務。
小川麻衣
演 - 志田未来
子どものために購入したメロンパンに一円玉が混入していたとクレームを入れたヤンママ。
第2話
大竹満寿子
演 - 余貴美子
20年間働いたマルオースーパー池袋店から新規開店予定の品川インターナショナル店勤務に抜擢されたパート。
品川インターナショナル店パート
演 - 山口香緒里、明星真由美、真下有紀
新規開店予定の品川インターナショナル店勤務に抜擢されたパート。
品川インターナショナル店勤務社員
演 - 鶴あいか、川添野愛、浅野琳
新規開店予定の品川インターナショナル店の目玉である「コンシェルジュ」(多言語対応)。
第2話・第8話・第9話
松本幸太
演 - 田中幸太朗
新規開店予定の品川インターナショナル店店長。
第3話
徳永悠馬
演 - 斎藤工
マルオーホールディングス商品開発部社員で真琴の先輩。育児のために勤務時間を短縮できるイクメン時短を利用している。
野村進次郎
演 - 近江谷太朗
マルオーホールディングス商品開発部部長。
徳永さおり
演 - 仲村瑠璃亜
徳永の妻、共働きで1歳半の息子である岳(たかし)を育てている。
戸塚敬子
演 - 吉井有子
マルオーホールディングス商品開発部社員。
商品開発部社員
演 - 芹澤りな、宮澤竹美、竹田ゆい
ゴルフ場のキャディー
演 - よしのよしこ
第4話
貴島秀美
演 - 黒谷友香
マルオーホールディングス店舗開発部部長。丸尾社長の意向で女性初の店舗開発部部長となった。
岩熊義雄
演 - 山中崇
マルオーホールディングス店舗開発部次長。脇田常務に目をかけられ部長候補と言われていたが、同期の貴島が部長になった。
中野都通り商店会会長
演 - 麿赤児
店舗開発部社員
演 - 萩原悠、中丸シオン
第5話
結城三郎
演 - 八嶋智人
マルオーホールディングス広報課課長。独身。
関根かすみ
演 - 岡本玲
マルオーホールディングス広報課で一番新しい社員。
広報課社員
演 - 関口まなと、成田亜佑美、金子彩奈
第6話
小泉光一
演 - 石井正則
マルオーホールディングス人事部部長。
浅村裕也
演 - 杉本哲太
マルオーホールディングス営業戦略部課長。小泉の元上司。
マルオー物流社員
演 - 卜字たかお
マルオー物流外国人従業員
演 - DANIELLA T、JIMMY Y
第6話・第7話
バーテンダー
演 - 榊原徹士
第7話
熊沢咲子
演 - 松下由樹
あさひな法律事務所所属の弁護士。
第8話
辰巳良夫
演 - 出川哲朗
マルオースーパー世田谷店の店長。
第8話・第9話
横手理市
演 - 加藤雅也
ナスキーパートナーズ(買収ファンド)代表。
田端慎二
演 - 迫田孝也
カスタマーハラスメント男。
第9話
その他
演 - 尾崎右宗、天蝶二
スタッフ
原作・脚本 - 井上由美子『ハラスメントゲーム』(河出書房新社)
演出 - 西浦正記(FCC)、関野宗紀(FCC)
音楽 - エバン・コール
コンプライアンス監修 - 白井邦芳
法律監修 - 平尾覚、國本英資
スーパー関連監修 - 田中陽
ハラスメント監修 - 金子雅臣
技術協力 - ビデオスタッフ
照明協力 - ザ・ホライズン
美術協力 - フジアール
編集・MA - 共同テレビジョン
チーフプロデューサー - 稲田秀樹(テレビ東京)
プロデューサー - 田淵俊彦(テレビ東京)、山鹿達也(テレビ東京)、田辺勇人(テレビ東京)、浅野澄美(FCC)
制作協力 - フジクリエイティブコーポレーション
製作著作 - テレビ東京
主題歌 - コブクロ「風をみつめて」
各話あらすじ(2018年10月15日 - 12月10日)全9話 平均視聴率 4.93%
第1話 2018年10月15日「炎上!一円玉パワハラ」※初回は15分拡大(22:00 - 23:09) 視聴率 5.2%
業界大手「マルオースーパー」の東京・練馬店に、パンに1円玉が混入していたとクレームが。前夜の閉店間際、売り場主任・佐々部(尾上寛之)が受けた不審な電話から、女性社員によるパワーハラスメント絡みの犯行が疑われた。しかし、社長・丸尾(滝藤賢一)は4日後にオープンする品川店への影響を恐れ、警察への届け出を拒否。そんな中、富山中央店店長・秋津(唐沢寿明)に本社コンプライアンス室長への就任命令が下る。
第2話 2018年10月22日「勃発!パート一揆!」 視聴率 5.5%
開店を3日後に控えた「マルオースーパー」の東京・品川店で、満寿子(余貴美子)ら18人のパート従業員が突然辞めると言い出す。秋津(唐沢寿明)の巧みな話術により、社長・丸尾(滝藤賢一)のセクハラが原因だと判明するが、詳細は分からない。しかも、丸尾は身に覚えがないのだという。一方で、女性社員に対する満寿子らの「世話焼きハラスメント」も明らかに。話を聞いていた真琴(広瀬アリス)は、丸尾のある言葉を思い出す。
第3話 2018年10月29日「炎上!パタハラ天国」 視聴率 4.8%
真琴(広瀬アリス)の先輩で商品開発部の徳永(斎藤工)が、「パタニティーハラスメント」を訴えてきた。育児のために労働時間を短縮できる制度「イクメン時短」を利用中だが、それで嫌がらせを受けているという。だが、部長の野村(近江谷太朗)も他の部員も徳永の融通の利かない態度に不満を漏らし、同情する者はいない。そこで秋津(唐沢寿明)は異動を勧めようとするが、次第にこれがただのパタハラではないことに気付く。
第4話 2018年11月5日「女の出世VS男の嫉妬」 視聴率 5.0%
女性初の店舗開発部長で、真琴(広瀬アリス)も憧れる秀美(黒谷友香)が、部下から「モラルハラスメント」を受けていると告白する。無視や情報隠しといった嫌がらせの中心人物は秀美と同期入社の次長・岩熊(山中崇)だった。岩熊は常務・脇田(高嶋政宏)に目をかけられ、部長候補といわれていたが、丸尾(滝藤賢一)の一声で秀美が部長になった。モラハラの原因は嫉妬なのか。真相を確かめるため、秋津(唐沢寿明)は岩熊に接触を試みる。
第5話 2018年11月12日「アルハラに隠れた不器用な恋」 視聴率 4.6%
秋津(唐沢寿明)は広報担当取締役・水谷(佐野史郎)から突然、呼び出される。広報課の飲み会で若手のかすみ(岡本玲)が泣き出し、以来、出社していないという。かすみは、課長・結城(八嶋智人)主催の飲み会が定期的に行われ、出席を強要されるのが負担だと主張。いわゆる「アルコールハラスメント」だ。結城は親睦を図ろうとしただけとやりきれない表情を浮かべるが、秋津は別の目的があったとにらみ、本心を探る。
第6話 2018年11月19日「被害者が加害者になる時」 視聴率 4.9%
水谷逸郎(佐野史郎)をパワハラで訴える決意をした秋津渉(唐沢寿明)。だが高村真琴(広瀬アリス)らの聴取に対し水谷は事実を認めない。そんな中コンプライアンス室に人事の小泉光一(石井正則)が訪ねてくる。リストラに応じない職員をリスハラにならずに退職させる指導をして欲しいという。特に元上司である浅村裕也(杉本哲太)への通告に悩んでいた。一方、矢澤は秋津の一連の行動に何か裏があるのではと疑い始め…。
第7話 2018年11月26日「秋津大ピンチ!セクハラ疑惑でクビ!?」 視聴率 5.1%
秋津(唐沢寿明)は秘書・美那子(市川由衣)のわなにはまり、セクハラで訴えられる。全ては秋津を恨む水谷(佐野史郎)の策略だった。秋津は弁護士・咲子(松下由樹)から事情聴取を受けた際に無実を訴えるが、「証拠がない」と一蹴される。潔白を信じる真琴(広瀬アリス)は真相を突き止めるため、矢澤(古川雄輝)と内密に動き出す。しかし、決定的な証拠をつかむことができないまま時は過ぎ、役員の間で自主退職を促す声が高まる。
第8話 2018年12月3日「会社を救え!最強の敵現る!!」 視聴率 4.6%
辞表を提出した秋津(唐沢寿明)を、意外にも脇田(高嶋政宏)が慰留する。美那子(市川由衣)には買収ファンド会社勤務の過去があり、スパイの可能性をにらんだ脇田は、秋津に調査を依頼したのだ。その頃、真琴(広瀬アリス)に東京・世田谷店から、客の田端(迫田孝也)が店への嫌がらせ「カスタマーハラスメント」をしていると連絡が。一方で、丸尾(滝藤賢一)が突然、音信不通になる。
最終話 2018年12月10日「最終回!決戦の時は来た!!」 視聴率 4.7%
秋津渉(唐沢寿明)の交渉で丸尾隆文(滝藤賢一)を救出するが、横手理市(加藤雅也)による買収に向けたマルオーへの攻撃は日増しに激しくなっていく。高村真琴(広瀬アリス)にはカスハラ男・田端(迫田孝也)が品川店で暴れているの連絡が。SNSでは「マルオースーパーが全店閉店」というガセ情報が出回り大炎上。明らかに横手の仕業だ。しかも次の一手がすでに動き出していて…。果たしてマルオーはなくなってしまうのか!?ついに涙の最終話…
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