原作概要
『ヒモメン〜ヒモ更生プログラム〜』(ヒモメン ヒモこうせいプログラム)は、鴻池剛による漫画。
ドラマ概要
窪田正孝と川口春奈が初共演。“女性活躍推進法”による女性の社会進出向上により、男が定職に就かずに“ヒモ”として生きていけるという社会背景を根底に、“笑えるバカップル”を描く前代未聞の社会派コメディー。「楽に生きたい」がモットーで彼女のお金だけで生きていく道を選んだ碑文谷翔を窪田が、翔と同棲中で病院勤務の看護師・春日ゆり子を川口が演じる。
翔にとって、“彼女の人生のピンチ=ヒモ生活のピンチ”であるため、ゆり子の危機に徹底的に立ち向かう翔は、楽に生きるために、まったく楽をしていないという状況に陥っていく。
ストーリー
ヒモ男・碑文谷翔(窪田正孝)と同棲する春日ゆり子(川口春奈)は、あの手この手で彼を更生させようと試みるが、ことごとく裏切られてしまう。真面目なゆり子はこれまで「努力すれば夢はかなう」「誰でもオンリーワンになれる」「人間は平等」と、奇麗事を信じて生きてきた。
しかし、その価値観はことごとく覆されていく。翔の「夢なんか持たなくてもいい」「何者にもならなくていい」「人間は平等じゃない」といった言動には、この世の真理が隠されていたのだ。
ゆり子は何度も翔に裏切られながら、自分なりの答えを見つけて成長していく。果たして、ゆり子は翔をヒモ男から更生させ、幸せを手に入れることができるのか!?
キャスト
碑文谷翔 - 窪田正孝
実家を追い出され、ゆり子の部屋に転がり込んだヒモ男。ゆり子への愛情と仕事をしないことへの情熱は誰にも負けない。主夫としてはまったく使えず、ソーシャルゲームですごいレベルに達しているが、課金によるものなのでゲーム仲間から尊敬されてはいない。たまに思いついたように、「画家になる!」「プロゲーマーになる!」などむちゃな夢を追いかけることもあるが、秒単位で諦める。
春日ゆり子 - 川口春奈
病院勤務の看護師。仕事に関しては優秀で、若手にしては重要なポジションを任されており、激務にも耐える体力もある。上司や後輩にとってはとても頼みやすい存在。しっかり者だが、一方で天然な部分も多く、他人をあまり疑わない。そのため、翔が見るむちゃな夢を応援しては、すぐに裏切られる。翔がきちんと働きだして結婚することが目標。
池目亮介 - 勝地涼
ゆり子と同じ病院で働く優秀な医師。イケメンで独身のため、患者や看護師たちからの人気も高いが、実は執念深く、嫉妬深い性格。
田辺聡子 - 佐藤仁美
ゆり子と同じ病院で働く先輩看護師。過去にヒモと付き合って散々な目に遭った経験があるため、ヒモ男についての知識が豊富。ヒモ男更生に悩むゆり子の最大の理解者であり、師匠的な存在。
尾島和子 - YOU
ゆり子と同じ病院で働く看護師長。権力に弱く、都合の悪いことは部下のせいにして自らを守るひどい上司だが、悪気がないため、どこか憎めない。
網走太一郎 - 金田明夫
翔行きつけの居酒屋店主。翔の手持ちのお金によって、融通を利かせて酒とつまみを用意してくれる。“ヒモ”という生き方を全うしている翔に男として憧れを持っている。
湯浅麻衣 - 田原可南子
岩井玲奈 - 皆本麻帆
大庭美々 - 大幡しえり
浜野このみ - 岡田結実
スタッフ
原作 - 鴻池剛『ヒモメン〜ヒモ更生プログラム〜』(MFコミックス フラッパーシリーズ/KADOKAWA刊)
脚本 - 森ハヤシ ほか
音楽 - 井筒昭雄
主題歌 - 超特急「Jesus」
ゼネラルプロデューサー - 横地郁英(テレビ朝日)
プロデューサー - 秋山貴人(テレビ朝日)、河野美里(ホリプロ)
演出 - 片山修(テレビ朝日) ほか
制作協力 - ホリプロ
制作著作 - テレビ朝日
各話あらすじ 平均視聴率 3.91%
第1話 2018年7月28日 視聴率 4.6%
裏和野病院の看護師・ゆり子(川口春奈)は、恋人・翔(窪田正孝)と同棲を始める。しかし、翔は働かず彼女に養ってもらおうとする‘ヒモ男’だった。先輩・聡子(佐藤仁美)から忠告されたゆり子は、貯金が減っていると翔を脅す。だが、翔はホームレスになっても一緒にいようと言い出し、あくまでも働こうとしない。そんな中、尊大な医療法人理事・矢沢(宇梶剛士)が入院し、ゆり子が担当に。腹を壊して来院し、診療費をもらおうとゆり子を訪ねた翔は、矢沢にこき使われる彼女の姿を目にし、心配になる。
第2話 2018年8月4日 視聴率 4.9%
翔(窪田正孝)に連れられ結婚式場を訪れたゆり子(川口春奈)は、受付で半年後に結婚予定だと話す彼の言葉に感激する。だが、翔の本当の狙いは結婚予定のカップル限定の無料試食会。怒って帰ろうとしたゆり子は、この式場で働き始めたというプランナーの姉・桜子(片瀬那奈)と出くわす。とっさに翔を隠したゆり子は、桜子が自分の交友関係に厳しく、もし恋人が無職だと知られたら絶対に別れさせられると翔に説明するが…。
第3話 2018年8月11日 視聴率 3.1%
ゆり子(川口春奈)は誕生日を翔(窪田正孝)に祝ってもらおうと計画していたが、彼がその日付すら覚えていないと判明。怒ったゆり子は小遣いなしを翔に告げる。困った翔は、ゆり子へのプレゼントの資金を得るため大食いに挑戦し、胃けいれんを起こして入院。そこでゆり子は池目(勝地涼)の案に乗り、彼と付き合うことになったと翔にうそをつく。折しも、汚職の疑いで非難を浴びる国会議員・森山(西尾まり)が極秘入院してきて…。
第4話 2018年8月18日 視聴率 3.7%
ゆり子(川口春奈)に部屋を追い出され、就職しなければ付き合えないと言われた翔(窪田正孝)はとりあえず池目(勝地涼)の部屋に転がり込む。そして池目の紹介で一流電機メーカーの面接を受けることに。同社ではAIロボを開発する室長・手柴(長谷川朝晴)らが中国人のエリート技術者を待っていた。そこへ翔が来社し、手柴らは技術者と間違えて開発室へ招く。翔も人違いに気付かないまま、就職できたとゆり子に報告するが…。
第5話 2018年8月25日 視聴率 4.0%
翔(窪田正孝)は、取り立て屋だという男・豊川(音尾琢真)から1千万円の借金の返済を要求されているゆり子(川口春奈)を守るため、代わりに豊川の下で働くことに。慣れない力仕事に必死で取り組む翔。ところが実は、豊川は聡子(佐藤仁美)の恋人で‘元ヒモ’。自身の経験を生かして更生へと導く‘脱ヒモ’計画のプロだった。ゆり子は翔に、もらった給料で桜子(片瀬那奈)の昇進祝いの食事会の費用を払ってほしいと頼むが…。
第6話 2018年9月1日 視聴率 3.3%
翔(窪田正孝)が金を稼ぐため動画配信を始めた。喜ぶゆり子(川口春奈)だが、自分の私生活が動画のネタにされていると気付き、即座にやめさせる。そんな中、翔は年商数十億円の会社の社長・美香(高岡早紀)と知り合い、仕事を持ち掛けられる。それは丸1日美香に同行すれば3万円払うというもの。しかし、実は美香は、翔を自分の婚約者に仕立て、父・浩一郎が勧める結婚と会社の合併話を潰そうと考えていた。
最終話 2018年9月8日 視聴率 3.8%
再び翔(窪田正孝)と暮らすことにしたゆり子(川口春奈)の元に、桜子(片瀬那奈)から連絡が入り、父が末期がんだから花嫁姿を見せてあげてと頼まれる。さらに桜子は、相手は幼なじみの鷹彦(渡辺大)にしろという。鷹彦は厚生労働省勤務のエリート。ゆり子は戸惑うが、事情を桜子から聞いた鷹彦に求婚される。一方の翔は、危機感を抱きながらも楽して生きるという信念は揺るがない。そんな翔の姿を見たゆり子は…。
番組公式サイト
ヒモメン〜ヒモ更生プログラム〜 - Wikipedia