概要
“働く”をテーマにしたドラマ枠「ドラマBiz」の第2弾は、江上剛の同名小説のドラマ化。異業界に飛び込み会社再建に奮闘する、元銀行マンの波瀾万丈な日々をドラマチックに描く。
大手都市銀行から、飲食フランチャイズ企業のCFO(最高財務責任者)へ転身する主人公・樫村徹夫を演じるのは仲村トオル。樫村の元同期で企業コンサルタントの宮内亮に扮する椎名桔平のほか、和田正人、大谷亮平、勝村政信、水野美紀、長谷川京子らが共演。
ストーリー
樫村徹夫(仲村トオル)は、大手都市銀行・ちとせ銀行の銀行マンとして順調な人生を送ってきた。しかし、菱光銀行との吸収合併により運命が一転。同期の宮内亮(椎名桔平)ら行員たちが次々と辞めていく中、樫村は自分の進むべき道に迷っていた。
そんな時、樫村はある占い師(ミッキー・カーチス)から、「七味とうがらしをきかせた、味に深みのある人生になる」と予言される。心を決めて銀行を辞め、職探しを始める樫村のもとに、投資会社社長で旧知の山本知也(大谷亮平)から連絡があり、飲食フランチャイズ企業「デリシャス・フード」のCFOになって、崖っぷちからの再建を成し遂げてみないかと持ち掛けられる。
キャスト
樫村家
樫村徹夫
演 - 仲村トオル
ちとせ銀行の投資部門で活躍していたが、ライバル行の菱光銀行主導による合併をきっかけに退職。とある事からCEO・社長として「デリシャス・フード」の再建に取り組む。
樫村明子
演 - 長谷川京子
徹夫の妻。ちとせ銀行の元社員。
樫村幸太郎〈13 → 14〉
演 - 渡邉蒼
徹夫の長男。中学生。
樫村遥香
演 - 佐々木七海
徹夫の長女。高校生。
デリシャス・フード
佐伯隆一
演 - 和田正人
財務部員。
岸野聡
演 - 勝村政信
財務部長。創業時から関わっており、会社の内情をよく知っている。
大友勝次
演 - 本田博太郎
「デリシャス・フード」のフランチャイズ展開における営業パートナーである「ジャパン・リンケージ」からCEOとして派遣されていたが、第3話で辞任する。その後、宮内の「エムズビジネスパートナーズ」に専務として加わる。
元菱光銀行の支店長職。
渋川栄一郎
演 - 石井正則
営業部長。
久原佳奈
演 - 中川知香
総務。
チェーン店
山根
演 - 荒井敦史
ジンギスカン料理「モンゴルの空」直営店店員。
中野美由紀
演 - 藤本泉
中華料理「北京秋天」直営店に勤務するデリシャス・フード社員。佐伯の恋人。
松田麗子
演 - 渡辺舞
中華料理「北京秋天」直営店店員。
その他
宮内亮
演 - 椎名桔平
ちとせ銀行で徹夫と同期。東大卒のエリート。
銀行を退職し、経営コンサルティング「エムズビジネスパートナーズ」社長。
第3話で「デリシャス・フード」とコンサルティング契約を結ぶが、第5話で契約を解消する。
稲垣
演 - 佐伯大地
経営コンサルティング「エムズビジネスパートナーズ」。宮内の部下。
山本知也
演 - 大谷亮平
投資ファンド「グローバル・リバイバル・ファンド(通称:GRF)」社長。
「デリシャス・フード」筆頭株主。
岡田十和子
演 - 水野美紀
外食産業「十和子フード」社長。
杉山誠三
演 - 町田啓太
ちとせ銀行 投資銀行部 → ちとせ菱光銀行 港南支店融資課でメインバンクとして「デリシャス・フード」を担当。
徹夫の元部下。
塩田和男
演 - 嶋田久作
ジャズバー店主。徹夫のマラソン仲間。
豊川
演 - 林和義
ジャズバーの客。徹夫のマラソン仲間。
吉岡
演 - 水野智則
ジャズバーの客。徹夫のマラソン仲間。
占い師
演 - ミッキー・カーチス
小沢幸太郎
演 - 竜雷太(特別出演)
伊坂商事 常務取締役。
結城伸治
演 - 池田成志
「デリシャス・フード」の創業者で元社長。
片平耕介
演 - 岩松了
メガフランチャイジー「カタヒラ食品」社長。
龍ヶ崎司郎
演 - 大鷹明良
「龍門興業」社長。「デリシャス・フード」と契約したフランチャイズオーナー。
ちとせ銀行頭取
演 - 江上剛(第1話)
スタッフ
原作 - 江上剛『ラストチャンス 再生請負人』(講談社文庫刊)
原作協力 - オフィス・トゥー・ワン
脚本 - 前川洋一
演出 - 本橋圭太
音楽 - 村松崇継
ナレーター - 野沢春日(テレビ東京アナウンサー)
監修 - アレスパートナーズ
ランニング指導 - 鳥光健仁
技術協力 - ビデオフォーカス、サウンドライズ
照明協力 - Kカンパニー
美術協力 - テレビ朝日クリエイト
音響効果 - pinpoon
編集・MA - ザ・チューブ
チーフプロデューサー - 稲田秀樹(テレビ東京)
プロデューサー - 川村庄子(テレビ東京)、松野千鶴子(アズバーズ)、木川康利(アズバーズ)
制作協力 - アズバーズ
製作著作 - テレビ東京
主題歌 - 村松崇継「Starting over」(Climbing Records)
各話あらすじ(2018年7月16日 - 9月3日)全8話 平均視聴率 4.85%
第1話 2018年7月16日「熱い男と女の勇気の物語!中年リストラ男が崖っぷち会社へ…社員と家族を守れ」 ※初回15分拡大(21:54 〜 23:09 ) 視聴率 6.1%
銀行員・樫村(仲村トオル)は順風満帆な人生を歩んでいた。だがある日、格上の銀行による吸収合併が発表される。多くの行員が辞め、ついに同期の宮内(椎名桔平)も去ってしまった。数日後、樫村は事実上の左遷で子会社への出向を命じられるが、やりがいも居場所もない。元同僚の妻・明子(長谷川京子)に背中を押され、樫村はベンチャー企業に転職予定で退職するが、就職先が買収され、話は白紙に。困り切った樫村は、知人のファンド会社社長・山本(大谷亮平)から一緒に仕事をしないかと声を掛けられる。
第2話 2018年7月23日「負債100億超の最悪会社と社員を救え!リストラ中年の挑戦」 視聴率 4.9%
樫村(仲村トオル)が働き始めた飲食フランチャイズ企業「デリシャス・フード」を訪れた龍ヶ崎(大鷹明良)が突然、「7億円、耳を揃えて返せ」と口にする。龍ヶ崎はフランチャイズ権を買ったオーナーだという。一方、樫村は佐伯(和田正人)と共に、直営店を食べ歩く。そのうちの1店で、佐伯の恋人・美由紀(藤本泉)が働く中華料理店では、偶然にも樫村の以前の勤務先であるちとせ菱光銀行出身者の会合が開かれていて…。
第3話 2018年7月30日 視聴率 4.7%
「デリシャス・フード」はフランチャイズ権を売る一方、将来買い戻すと‘裏契約’を交わし、資金繰りをしていた。含み損が100億円以上になると知って樫村(仲村トオル)は驚く。憤った社長・大友(本田博太郎)は辞任を宣言。その後の緊急取締役会で、筆頭株主のファンド社長・山本(大谷亮平)はいきなり樫村に社長就任を依頼する。すると、これまで冷淡だった岸野(勝村政信)も引き受けてほしいと懇願し、周囲も同調する。
第4話 2018年8月6日 視聴率 4.6%
龍ヶ崎(大鷹明良)らフランチャイズのオーナーが10人ほどで会社に押し掛け、フランチャイズ権の買い戻しを要求する。樫村(仲村トオル)は何とかなだめようとするが、オーナー達の怒りは収まらない。また、ファンド会社社長・山本(大谷亮平)からリストラを求められた樫村は、早急に資金調達する必要性を感じ、外食企業社長・十和子(水野美紀)と食事をして、経営支援を依頼する。だが、その日は樫村の息子の誕生日だった。
第5話 2018年8月13日 視聴率 3.9%
樫村(仲村トオル)は赤字店の整理を先延ばしにし、社員に業績回復のチャンスを与えてきたが、宮内(椎名桔平)は甘いと非難。さらに、新聞記者・木佐貫(永岡佑)から業績悪化を問いただされる。そんな中、直営店を整理しているという噂から株価が下がり、倒産を恐れたフランチャイズのオーナー達が会社に押し掛ける。その中の一人・龍ヶ崎(大鷹明良)は、金を返してもらうため、会社の銀行口座を差し押さえると言い出す。
第6話 2018年8月20日 視聴率 4.9%
樫村(仲村トオル)は財務部長・岸野(勝村政信)の計らいで、創業者・結城(池田成志)と対面。結城は自身の株を売り会社を去った後、小さなそば店を営んでいた。樫村は巨額の含み損を出した張本人を前に、憤りを隠せない。そんな樫村に結城は、経営再建に向けたある提案をする。一方、樫村から経営支援を頼まれていた十和子(水野美紀)は、8億円の資金提供と引き換えに経営権が欲しいと主張。だが、山本(大谷亮平)は反発する。
第7話 2018年8月27日 視聴率 4.2%
樫村(仲村トオル)は宮内(椎名桔平)から、十和子(水野美紀)を操るのは創業者・結城(池田成志)だと知らされ、驚きを隠せない。一方、宮内と前社長・大友(本田博太郎)は、商事会社の支援を受けて、会社を分割して売却するよう樫村に迫る。社運を託す先は十和子の外食企業か、商事会社か。経営再建のために決断を迫られる樫村は、十和子に結城との関係を問う。混乱した樫村は、いつもの占い師(ミッキー・カーチス)を訪ねる。
最終話 2018年9月3日 視聴率 5.5%
「デリシャス・フード」は含み損100億円以上で「倒産の危機」とスクープされ、株価が大きく下落する。窮地に陥った樫村(仲村トオル)は、十和子(水野美紀)が社長を務める外食企業に筆頭株主・山本(大谷亮平)が持つ株を売ろうと急ぐ。ところが、その山本と連絡が取れなくなる。山本は商事会社常務・小沢(竜雷太)とひそかに交渉を進めていた。その後、商事会社はデリシャス・フードへの資本提供を取りやめると言い出す。
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