韓国チョンジュ市の納豆チゲとセルフビビンパ
井之頭五郎(松重豊)は、商用で初、韓国のソウルにやって来た。今回のクライアントは商社を営むイム社長(ソン・シギョン)。韓国のアンティークや伝統工芸をヨーロッパで販売したいので、これから全州に行って商品を直接見て確認してきてほしいというのだ。
五郎は一瞬ためらうが、部下のパク・スヨン(パク・チョンア)をアシスタントにつけるというので、行ってみることにした。
全州に到着すると、早速韓国傘工房や南部市場で伝統的な装飾家具の店などを訪れる五郎。 そんなことをしているうちに、お腹が空いた。パク・スヨンが事務所の部屋で資料をまとめる間に、五郎はトバンという店を見つけると、勇気を出して入ってみる。
入った途端、納豆らしき匂いがした。 ハングル文字が全く分からない五郎は、一番安い、600ウォンのものを頼んで様子を見ることにする。やがて何やらたくさんのおかずがやって来 た。モヤシナムル、ダイコンナムル、チナムル(白山菊)、味噌、辛味の豚肉(チェユックポックム)、オデン、サンチュ、青唐辛子、そしてキムチにご飯。その後登場した石鍋は納豆チゲ(チョングッチャン)で、グツグツ音を立てていた。あっという間にテーブルはお皿だらけになった。
それぞれを食べている五郎に、女将がジェスチャーで食べ方を教える。「え、もしかしてこれでビビンパを作るんですか?」と五郎。ご飯の器に色々なおかずを入れて、それをハサミで切ってスプーンでよく混ぜる。そして納豆チゲを少しとコチュジャンも入れて混ぜて食べた。 とにかく美味い。ビビンパは食べたことがあったがこれは初めてだった。二杯目も作り、がっつりと食べた。オリジナルビビンパに大満足の五郎だった。
第1話 2018年4月6日「埼玉県上尾市本町の肩ロースカツ定食」
第2話 2018年4月13日「東京都世田谷区 経堂の一人バイキング」
第3話 2018年4月20日「東京都港区南麻布の チョリソのケソ フンディードと鶏肉のピピアンベル」
第4話 2018年4月27日「群馬県甘楽郡下仁田町のタンメンと豚すき焼き」
第5話 2018年5月4日「東京都荒川区三河島の緑と赤の麻婆豆腐」
第6話 2018年5月11日「千葉県浦安市の真っ黒な銀ダラの煮付定食」
第7話 2018年5月18日「東京都墨田区東向島の納豆のピザと辛いパスタ」
第8話 2018年5月25日「東京都中野区百軒横丁のチキン南蛮と地鶏モモ串」
第10話 2018年6月15日「韓国ソウル特別市の骨付き豚カルビとおかずの群れ 」
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