概要
いじめ、体罰、モンスターペアレント、教師のブラックな労働環境など、崩壊寸前の教育現場に“スクールロイヤー”と呼ばれる学校弁護士が立ち向かう、学園ヒューマンドラマ。主人公の新人弁護士・田口章太郎を神木隆之介が演じる。
ストーリー
新人弁護士・田口章太郎(神木隆之介)は、青葉第一中学に今春から導入された「スクールロイヤー制度」で、弁護士事務所のボス・高城英子(南果歩)から派遣された学校弁護士。早速、娘が体罰を受けたと学校に抗議してきた保護者から「学校を訴える!」と言われた田口は、「あなたの行為は『威力業務妨害』にあたる」と言い切り、見事に追い返す。
校長の倉守賢三(小堺一機)は事なきを得たと上機嫌だが、教務主任の三浦雄二(田辺誠一)は田口のやり方に反発する。
すると、田口の態度に腹を立てた保護者が、1枚の文書を送りつけてくる。そこには、新人教師の望月詩織(岸井ゆきの)が体罰を行った事実を認める文言と署名があり…。
キャスト
田口章太郎
演 - 神木隆之介
スクールロイヤー(学校弁護士)として青葉第一中学に派遣されてきた新人弁護士。まっすぐな性格。
三浦雄二
演 - 田辺誠一
青葉第一中学のベテラン教師で教務主任。学校のルールを主張し田口と対立する。
望月詩織
演 - 岸井ゆきの
青葉第一中学の新人教師。憧れて教師になったが教育の現場に立ち現実とのギャップに悩む。
宇野浩平
演 - 佐藤隆太
青葉第一中学の理科教師で非常勤。脱サラをして教師を志した。
駒井朋子
演 - 濱田マリ
青葉第一中学のベテラン英語教師。
曽根崎啓介
演 - 菅原大吉
青葉第一中学のベテラン教師。面倒な仕事を避ける。
倉守賢三
演 - 小堺一機
青葉第一中学の校長。事なかれ主義でトラブルを回避する手段として、スクールロイヤー制度を推進する。
高城英子
演 - 南果歩
高城法律事務所の所長。部下の田口を青葉第一中学に派遣する。
スタッフ
制作統括 - 松川博敬
プロデューサー - 山本晃久
脚本 - 浜田秀哉
演出 - 柳川強、佐々木善春、渡辺哲也
各話あらすじ(2018年4月21日 - 5月26日)全6話 平均視聴率 5.23%
第1話 2018年4月21日 視聴率 6.2%
「スクールロイヤー制度」の導入で、新人弁護士の田口(神木隆之介)は事務所所長・英子(南果歩)により「青葉第一中学校」に派遣される。田口は早速、娘・真帆(池田朱那)が担任の詩織(岸井ゆきの)から体罰を受けたと抗議する保護者・真紀子(堀内敬子)と対面。「学校を訴える」と息巻く真紀子に対し、田口は「威力業務妨害に当たる」と言い切り、見事追い返す。教務主任・三浦(田辺誠一)が田口のやり方に異を唱える中、その数日後…。
第2話 2018年4月28日 視聴率 5.0%
青葉第一中学の職員室に、近隣住民・長沼(渡辺哲)からクレームが入る。長沼は吹奏楽部の練習音がうるさいせいで体調を崩したと主張し、騒音被害で訴えると言い張る。田口(神木隆之介)は校長・倉守(小堺一機)の要請を受け、スクールロイヤーとしてこの騒動に対処するが、その過程で教師達の過酷な労働の実態を目の当たりにする。教師の中には、突然、バドミントン部の顧問を任された理科教師・宇野(佐藤隆太)の姿もあった。
第3話 2018年5月5日 視聴率 5.3%
宇野(佐藤隆太)が顧問を務めるバドミントン部の練習中に事故が発生。けがをした生徒・千尋(河西結心)の保護者は、弁護士を雇って学校側の過失を追及する。田口(神木隆之介)は対応に当たる中で、過去の判例では学校側に圧倒的に不利な判決が多いと知り、がくぜん。事態を収束させたい倉守(小堺一機)は、三浦(田辺誠一)から事故当時の新たな事実を聞き、責任を宇野一人に押し付けようとする。納得のいかない田口は、意外な行動に出る。
第4話 2018年5月12日 視聴率 4.8%
三浦(田辺誠一)が不登校の生徒の対応に当たっていると聞いた田口(神木隆之介)は突然、その生徒の家を訪問する。スクールロイヤーとして法的対処が必要になるケースだと考えたからだ。理不尽な校則が不登校の原因だと知った田口は、職員会議で校則の見直しを提案する。そして、新しい校則作りを進めるが、その裏で新たな問題が起きる。
第5話 2018年5月19日 視聴率 4.7%
青葉第一中学で自殺未遂事件が発生した。教室の窓から飛び降りた生徒・未希(森七菜)は、一命を取り留めたものの、口を固く閉ざしていた。三浦(田辺誠一)は、彼女が必死に伝えようとしていたサインを見逃していたのではないかと自分を責める。そして、田口(神木隆之介)と共にいじめの調査に乗り出す。そんな中、田口と三浦は、行方不明になっていた未希のスマートフォンを発見する。そこには、衝撃的な動画が残されていた。
最終話 2018年5月26日 視聴率 5.4%
自殺を図り一命を取り留めた未希(森七菜)は、田口(神木隆之介)と話し合い、いじめの加害者生徒4人と学校を訴える決意を固める。これに対し、倉守(小堺一機)は高城(南果歩)に学校側の代理人を要請。田口は、未希の代理人を弁護士仲間の小柴(井上順)に頼み、自分はスクールロイヤーの立場でこの訴訟に立ち会うことを宣言する。やがて、学校を相手取った交渉が始まる。三浦(田辺誠一)は、美希の闘う意志を歓迎しつつも、田口がどこまで突き進むのか不安を感じる。そんな中、いじめの新しい事実が判明する。
番組公式サイト
やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる - Wikipedia