第1シリーズは、2016年10月21日から同年12月9日まで、毎週金曜日23時15分 - 翌0時15分に「金曜ナイトドラマ」枠で放送。
第3シリーズは、2019年4月19日から同年6月7日まで、毎週金曜日23時15分 - 翌0時15分に「金曜ナイトドラマ」枠で放送。
第4シリーズは、2020年4月24日から同年7月24日まで、毎週金曜日23時15分 - 翌0時15分に「金曜ナイトドラマ」枠で放送。
第5シリーズは、2022年4月22日から同年6月10日まで、毎週金曜日23時15分 - 翌0時15分に「金曜ナイトドラマ」枠で放送。
第6シリーズは、2023年10月10日から同年12月5日まで、毎週火曜日21時 - 21時54分に「火曜9時枠の連続ドラマ」で放送。
概要
松岡昌宏が扮する、女装をした家政夫・三田園薫が、派遣された家庭の内情をのぞき見し、そこに巣食う問題や根深い汚れを白日の下にさらして再生させる、痛快“のぞき見”ヒューマンドラマ。
松岡自身「この作品と出合い、キャラクターを作り上げていく段階で妙な手応えがあった」と語る本作。家族のさまざまな問題を浮き彫りにして再生へと向かわせる展開は、「現代の家族・家庭のあり方」を視聴者にあらためて問いかける。
ストーリー
家政夫の三田園薫(松岡昌宏)は、寡黙で無表情、おまけに女装しているという、何を考えているのかよく分からない男。派遣先の家でもその外見から最初は警戒されるが、掃除、洗濯、料理、子守など家事全般を完璧にこなす三田園の姿を見て、やがて信頼を勝ち取っていく。
しかし、三田園はそれぞれの家庭の内情をのぞき見して、そこに潜む“秘密”を知ってしまうと、それを表沙汰にするべく周到なわなを張り、少しづつ家族の化けの皮を剥がしていく。
それは家庭崩壊の始まりか? それとも膿を出し切り、家族を再生へと向かわせるための劇薬なのか?
キャスト
松岡昌宏
三田園薫 役
むすび家政婦紹介所に所属する家政夫。寡黙で無表情、何を考えているのか分からない。その上女装しているため不気味な面もあるが、掃除、洗濯、料理、子守など家事全般を完璧にこなし、派遣先の家で信頼を得るのも早い。しかし、それぞれの家庭の内情をのぞき見し、秘密を知ってしまうと、それを表沙汰にするべく周到なわなを張り、少しづつ家族の化けの皮を剥がしていく。
剛力彩芽
五味麻琴 役
むすび家政婦紹介所で働き始めた家政婦。大家族の長女として弟と妹たちを世話してきた苦労人だが、その分、家事スキルには自信がある。特に、庶民的な食材で高級食材を再現する能力に優れている。人を信じやすく、裏切られることに慣れていない、優しい性格の持ち主。いきなり三田園とバディを組まされ、依頼人の家庭を崩壊させようとする三田園の行動に驚き、止めようとする。
椿鬼奴
平野らむ 役
むすび家政婦紹介所のベテラン家政婦。男女関係に関するゴシップ話が大好きで、自身も恋多き女。新人として入ってきた麻琴に対しては厳しい。
内藤理沙
早坂倫子 役
むすび家政婦紹介所の家政婦。若いのに家政婦としての知識と経験が豊富。うわさ話に敏感で、情報収集能力に長けている。
余貴美子
結頼子 役
むすび家政婦紹介所の所長。三田園が依頼人の秘密を暴いてくることにハラハラしながらも、その秘密を聞くのを楽しみにしている。三田園の事情を知り、家政夫として雇っている。
スタッフ
脚本 - 八津弘幸、小峯裕之、山岡潤平、西荻弓絵
監督 - 七高剛、小松隆志 (MMJ)、片山修(テレビ朝日)
家事監修 - 松橋周太呂
ゼネラルプロデューサー - 内山聖子
主題歌
第2シリーズ - 島茂子「戯言」(ジェイ・ストーム)
制作 - テレビ朝日、MMJ
各話あらすじ(2018年4月20日 - 6月8日)全8話 平均視聴率 6.87%
第1話 2018年4月20日「復活!!女装家政夫は見た!!夢追う下町ネジ工場の秘密…10万dの家事力!?」 視聴率 7.2%
女装のスーパー家政夫・三田園(松岡昌宏)が消息を絶って1年。「むすび家政婦紹介所」の新人・麻琴(剛力彩芽)は、進助(橋本じゅん)・美千代(森脇英理子)夫婦が営む下町のネジ工場に派遣される。進助の人情に麻琴が感動していると、銀行員・岡田(是近敦之)が来て、業績の改善がなければ融資を打ち切ると宣告。新製品開発は即刻辞めるべきだと促した。騒ぎの中、麻琴は岡田のシャツを汚すが、そこに三田園が現れ…。
第2話 2018年4月27日「VS.美人妻の5000万円略奪計画!!不倫を隠す…家事テクニック!?」 視聴率 7.2%
三田園(松岡昌宏)と麻琴(剛力彩芽)は共働きの研一(近藤公園)・理沙子夫婦の家に派遣されるが、自宅にいたのは研一と一夜を過ごしたルミ(片山萌美)。研一によると昨夜、夫婦げんかをして理沙子は実家へ。自身はバーで友人の吉村(迫田孝也)、初対面のルミと飲んだが、泥酔してよく覚えていないという。研一からルミの件は理沙子に黙っていてほしいと頼まれ、麻琴は即座に断るが、三田園はルミがいた痕跡を完璧に消し去る。
第3話 2018年5月4日「伝説の刑事VS壻どのは殺人犯⁉カステラが暴く警察一家の秘密」 視聴率 5.1%
三田園(松岡昌宏)と麻琴(剛力彩芽)は、元刑事の堅一(升毅)の家で、定年祝いのパーティーの準備を手伝う。娘・真実(藤井美菜)は恋人・孝文(戸塚純貴)を招き、堅一に結婚を認めてもらおうとしていた。一方、孝文は路上でぶつかった男と取り違えたかばんの中に、血の付いた包丁や札束が入っていることに気付く。しかも出迎えた真実にそのことを言い出せず、堅一を前に緊張する中、三田園にかばんの中身を見られてしまう。
第4話 2018年5月11日「美容の女王を密葬!!家族で賞金10億を奪い合う…遺言クイズ!?」 視聴率 7.5%
三田園(松岡昌宏)と麻琴(剛力彩芽)は、美容界のカリスマ・美子(黒田福美)の屋敷に派遣される。すると、出迎えた秘書の真奈美(天野はな)が美子は前夜、亡くなったと明かす。ひそかに闘病していた美子は、美容と健康を訴えてきた自分の病死は会社のイメージダウンになると懸念し、家族葬を遺言。既に長女・千香(遠山景織子)、長男・光太郎(山本浩司)と妻・里美(永井若葉)、その娘・由香里(吉川愛)が顔をそろえていたが…。
第5話 2018年5月18日「家政婦がデザイナー殺人!?盗作疑惑が暴く即席バニラアイス!?」 視聴率 6.3%
三田園(松岡昌宏)と麻琴(剛力彩芽)は、顔出しNGの人気デザイナー・千恵子宅へ。玄関先で、デザインの催促に訪れたファッション誌の新人編集者と鉢合わせする。実はその直前、家政婦代わりに使われていた弟子の一美が、自分の作品を盗作した千恵子を激しく非難。突き飛ばしたはずみで、千恵子は棚の角に頭をぶつけて倒れ、動かなくなった。3人が千恵子の顔を知らないと気付いた一美は、とっさに本人に成り済ます。
第6話 2018年5月25日「恋占い99.9%的中トリック!?2億円脱税の家事テクニック!?」 視聴率 8.1%
三田園(松岡昌宏)と麻琴(剛力彩芽)は、高い恋愛成就率で人気のスピリチュアリスト・ルナの屋敷へ。折しも、依頼客のめぐみ(小野寺ずる)が帰るところで、後をつけた2人は、めぐみがルナのお告げどおりの出会いをするのを目撃する。そこで、麻琴は家族の生活費を削ってかき集めた金で、結婚相手との出会いを見てもらう。そして、お告げに従って商店街に立ち寄ると、ジャーナリストの洋子(東風万智子)から声を掛けられ…。
第7話 2018年6月1日「最終章〜日米女将のおもてなし戦争!!全米が泣いた家事テク!?」 視聴率 6.7%
三田園(松岡昌宏)と麻琴(剛力彩芽)が派遣された老舗旅館のオーナーが死去。遺言書には旅館の所有権・経営権の一切は「メアリー」に譲ると記され、妻・時江と息子・良彦はあぜんとする。何者か正体も分からず、時江が良彦を後継者にした体制を推し進める中、米国からそのメアリーが来日。時江はメアリーに一度女将を任せ、音を上げたところで追い出そうとする。一方、三田園はメアリーが仏壇に仕掛けたものに気付く。
最終話 2018年6月8日「最終回!ミタゾノが殺される!?相棒家政婦が隠した10億円の秘密!?」
裕福だった麻琴(剛力彩芽)の家庭を破滅に導いたのは三田園(松岡昌宏)だという噂を、倫子(内藤理沙)が聞き込んでくる。頼子(余貴美子)が麻琴に頼まれ、三田園を麻琴の自宅に派遣した直後だった。頼子達は麻琴が復讐を考えているのではと慌てる。ところが実は、家庭を壊した家政婦は三田園ではなく順子という人物で、麻琴は亡母と写る順子の写真を皆に見せる。そこに突然、麻琴の父が順子を伴って帰宅し、彼女との再婚を宣言する。
番組公式サイト
家政夫のミタゾノ - Wikipedia