概要
“経済・ビジネス”と“ドラマ”を掛け合わせた本格的なビジネスドラマ枠として新設される「ドラマBiz」。その第1弾となる今作は、ビジネス人材をスカウトする異端のヘッドハンターを主人公に、転職にまつわる人間模様を通して、働くこと、生きることを問うヒューマンビジネスドラマ。
主演を務めるのは、経済ドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」(同系)の案内人でもある江口洋介。更に、経済人を迎えるトーク番組「カンブリア宮殿」(同系)のサブインタビュアーを務める小池栄子、「ガイアの夜明け」のナレーターを担当する杉本哲太も共演する。脚本は、「医龍-Team Medical Dragon-」(フジテレビ系)、「ハゲタカ」(NHK)の林宏司。
ストーリー
企業の要望に応え、必要な人材の転職をあっせんする“ヘッドハンター”。サーチ会社「SAGASU」は、社長兼ヘッドハンターの黒澤和樹(江口洋介)、総務・経理担当の灰谷哲也(杉本哲太)、リサーチャーの舘林美憂の3名で営む人材紹介会社で、難攻不落の難しい案件ばかりを扱っており、野心家で強引に仕事を進める黒澤は、業界の異端児と呼ばれていた。
そんな中、灰谷と美憂はとあるパーティーの席で、業界最大手の転職あっせん会社「ブリッジ」のシニアバイス・赤城響子(小池栄子)に出くわす。業界の信用向上を目指す彼女にとって、黒澤の乱暴な仕事ぶりは嫌悪の対象で、あからさまにライバル心を燃やしていた。
キャスト
黒澤 和樹
演 - 江口洋介
サーチ会社である「SAGASU」で社長およびヘッドハンターを務める男性。
赤城 響子
演 - 小池栄子
転職斡旋会社最大手である「ブリッジ」でシニアバイス(最年少)を務める女性。
慶応大学卒業後、アメリカでMBAを取得する。「SAGASU」の少々乱暴なやり口に不満を感じている。黒澤和樹のことを「クロサワ」と呼ぶ。
灰谷 哲也
演 - 杉本哲太
サーチ会社である「SAGASU」で総務および経理を務める男性。
30年のつきあいになる黒澤和樹の苦手な事務作業をサポートするが、彼とは因縁がある。
眞城 昭
演 - 平山浩行
情報通のフリー記者。サーチ会社「SAGASU」とは協力関係にある。元新聞記者で黒澤和樹の前歴を知っている。
舘林 美憂
演 - 徳永えり
サーチ会社「SAGASU」のリサーチャー。
高い知識とパソコン能力を持ち、洞察力にも優れている。試用期間を経て正式に社員となる。赤城響子のことを「コダヌキ」と呼ぶ。
及川 百合
演 - 山賀琴子
黒澤和樹行きつけの古い洋食屋の看板娘。
武井 恭平
演 - 岡田龍太郎
「ブリッジ」の若手社員で赤城の部下。
黒澤 健司
演 - 河野洋一郎
黒澤和樹の父親。元・四橋銀行千代田支店支店長。48歳の時に総会屋への不正融資による利益供与事件の主犯として逮捕され、執行猶予判決となる。その後、死亡。
ゲスト
第1話
北村有起哉 (谷口孝雄:マルヨシ商品開発部課長、音響機器エンジニア、40代)
遊井亮子 (谷口葉子:谷口孝雄の妻)
高橋克実 (五十嵐文雄:マルヨシ社員、谷口孝雄の先輩、音響機器エンジニア、通称ガシさん、53歳)
長谷川初範 (横河龍一:マルヨシ社長、広報畑出身、黒澤和樹と因縁が有るらしい)
内田恭子 (赤城響子にインタビューするTVキャスター)
第2話
高嶋政伸 (郷原泰三:大急グループ・ホールディングス営業統括部長、旧・五陽テック出身、いつも個室トイレで気合を入れている)
正名僕蔵 (柳井君秋:大急グループ・ホールディングスシステムエンジニア、、旧・五陽テック出身、郷原泰三の大学ラグビー部同期、離婚歴あり)
第3話
若村麻由美 (熊谷瑤子:総合商社三網物産生活情報産業開発部第一セクション部長、離婚歴あり)
菜葉菜 (江上唯:総合商社三網物産総合職社員、熊谷瑤子の部下)
須黒清華 (熊谷瑤子を取材する女性記者)※テレビ東京アナウンサー
第4話
伊武雅刀 (松原善三:老舗旅館「松葉楼」代表取締役社長、大旦那)
立石涼子 (松原瑞江:老舗旅館「松葉楼」取締役、女将、松原善三の妻)
浜田学 (松原伸二:老舗旅館「松葉楼」取締役、松原善三の次男、株式会社兼良物産海外産業開発部勤務アメリカ駐在、39歳)
金井勇太 (松原三郎:老舗旅館「松葉楼」取締役、松原善三の三男、株式会社菅野テックシステム事業部勤務、東京在住、33歳)
中野剛 (佐川:顧問弁護士)
第5話
板尾創路 (西郷守男:株式会社北東鉄鋼総合職社員、邦亜大学経済学部卒、長野県出身、54歳)
山下容莉枝 (西郷早苗:西郷守男の妻、義父を介護する専業主婦)
団時朗 (王子山社長:株式会社北東鉄鋼代表取締役社長、黒澤和樹と因縁が有るらしい)
第6話
宅間孝行 (芥川紘一:タマル精機人事部長、46歳)
野間口徹 (島崎剛:ダブルウィナー社ヘッドハンター、辞めさせ屋)
春海四方 (川端敏夫:元・タマル精機経営企画室室長、芥川紘一の元上司、54歳)
弘中麻紀 (川端妙子:川端の妻)
第7話
平田満 (磯田清十郎:ゴッドハンドの異名を持つ天才外科医)
丸山智己 (高坂次郎:磯田清十郎からのパワハラを訴えて病院を去る愛弟子)
第8話(最終話)
山本耕史 (川瀬次雄:財務省ノンキャリ職員)
堀部圭亮 (藤堂誠一:国会議員)
スタッフ
脚本:林宏司
演出:星護、土方政人、小林義則
音楽:佐橋俊彦
ヘッドハンター監修:武元康明(半蔵門パートナーズ)
リサーチ:今井紳介
チーフプロデューサー:稲田秀樹(テレビ東京)
プロデューサー:高丸雅隆(共同テレビ)
制作協力:共同テレビ
製作著作:テレビ東京
主題歌:Beverly「Baby don’t cry 〜神様に触れる唇〜」
各話あらすじ(2018年4月16日 - 6月4日)全8話 平均視聴率 3.48%
第1話 2018年4月16日「天使か悪魔か? 謎の転職案内人! 標的は中年エンジニア…その時妻と同僚は」 ※初回15分拡大(22:00 - 23:09)視聴率 4.5%
人材紹介会社SAGASUは代表の黒澤(江口洋介)、灰谷(杉本哲太)、美憂(徳永えり)だけの小さな会社だが、難しい転職案件ばかりを扱っている。黒澤は経歴が不明で、30年の付き合いがある灰谷も詳細を知らない。2人の仲も複雑なようだ。灰谷と美憂はあるパーティーで、転職をあっせんする会社の最大手・ブリッジの響子(小池栄子)に出くわす。業界の信用度向上を目指す響子は乱暴な黒澤の仕事ぶりを嫌悪しライバル心を燃やす。
第2話 2018年4月23日「人材が盗まれた…! 部下の裏切りに上司の出世ピンチ」 視聴率 3.5%
大手企業「大急グループ」の営業統括部長・郷原(高嶋政伸)は間もなく役員という立ち位置だが、気分は浮かない。元はパソコンメーカー・五陽テックの社員だった郷原。大急に吸収合併されたものの、五陽は今も彼の誇りだ。郷原が心を許せる社員は、学生時代からの親友・柳井(正名僕蔵)くらいだった。しかしその柳井に、黒澤(江口洋介)が転職話を持ち掛ける。偶然その会話を耳にした若手社員から報告を受けた郷原は…。
第3話 2018年4月30日「バブル女の転職に中傷メール! 涙の決断に罠」 視聴率 3.4%
大手総合商社社員・瑤子(若村麻由美)は、女性総合職第1号として数々のヒット事業を手掛け、マスコミにも取り上げられる有名人だ。黒澤(江口洋介)は、瑤子に大企業への転職話を持ち掛ける。しかし、彼女は響子(小池栄子)からもヘッドハントの誘いを受けていた。黒澤と響子は、それぞれのやり方で瑤子を奪い合うことになる。そんな中、2人に差出人不明の1通のメールが届く。それは、瑤子の私生活を暴露するものだった。
第4話 2018年5月7日「温泉旅館を立て直せ 後継者探しは壮絶親子バトルへ!」 視聴率 3.7%
黒澤(江口洋介)、灰谷(杉本哲太)、美憂(徳永えり)は、ある温泉地で善三(伊武雅刀)・瑞江(立石涼子)夫婦が営む老舗旅館に来ていた。善三が倒れて車椅子が必要な状態になり、息子たちとは絶縁状態にあるため、新たな後継者を探してほしいという。芳しくない経営状況を知った黒澤は現地に残り、旅館事情の調査に乗り出す。東京に戻った灰谷と美憂は早速、条件に合った候補者を挙げるが、善三は何かと条件を付けては断る。
第5話 2018年5月14日「年収200万アップの転職を拒否! 妻の涙 意外なワケ」 視聴率 4.2%
待遇は部長職、年俸200万円アップと、54歳の転職としては破格の厚遇なのに、西郷(板尾創路)はなぜか首を縦に振らない。一つの会社を勤め上げることに美徳を感じているのに加え、黒澤(江口洋介)のようなヘッドハンターを嫌っているのだ。そんな中、西郷の妻・早苗(山下容莉枝)が義父の介護疲れで倒れてしまう。お金が必要な状況に陥った西郷は、「年俸アップ」の言葉を思い出し、意を決して黒澤の事務所を訪ねる。
第6話 2018年5月21日「夫が突然無職に!妻の涙・・・悪徳リストラ屋を倒せ! 」 視聴率 2.6%
事務機器メーカーの人事部・芥川(宅間孝行)の前に元上司・川端(春海四方)が現れるが、突然倒れて意識不明の重体に陥る。川端の妻・妙子(弘中麻紀)は、夫が悪質なヘッドハンターにだまされ、芥川に相談しに行ったのではないかと言う。話を聞いた響子(小池栄子)は、悪徳業者捜しに協力するよう黒澤(江口洋介)に要請。やがて、川端の転職先で奇妙な点が浮上し、島崎(野間口徹)というヘッドハンターが絡んでいると分かる。
第7話 2018年5月28日「天才外科医を狙え パワハラ疑惑の裏に・・・謎の愛憎劇 」 視聴率 2.8%
黒澤(江口洋介)はすご腕外科医・磯田(平田満)を地方都市の大病院にヘッドハントしようとする。国は同病院を地方再生の中核と位置づけ、バックには地元選出の議員・藤堂(堀部圭亮)が。だが、人格者と思われた磯田は弟子・高坂(丸山智己)からパワーハラスメントで訴えられていた。灰谷(杉本哲太)と美憂(徳永えり)はなぜ黒澤が磯田を選んだのか疑問を抱く。一方、響子(小池栄子)は高坂をヘッドハントしようと動き出す。
最終話 2018年6月4日「命を救う転職!巨悪の嘘を暴く最後の大逆転劇」 視聴率 3.1%
財務省の国有地払下げ問題が発覚。なぜか関連文書は破棄され、払下げを認可した議員・藤堂誠一(堀部圭亮)に不正献金の疑いが。
藤堂は黒澤和樹(江口洋介)が心酔していた元上司だった。藤堂の依頼で黒澤は、記録の改ざんを命ぜられ、悩む財務省の職員・川瀬次雄(山本耕史)を好条件で転職させ、口封じの手助けをすることに。黒澤の裏切り行為に灰谷哲也(杉本哲太)も赤城響子(小池栄子)も激高。サガスが解散する事態に発展し…。
番組公式サイト
ヘッドハンター (テレビドラマ) - Wikipedia
タグ:ヘッドハンター