同じテレビ朝日の刑事ドラマ『警視庁捜査一課9係』の続編である。
『season2』は2019年4月10日から同年6月26日まで放送された。
season2開始に先立って、2019年4月7日の『日曜プライム』にて「スペシャル」を別途放送された。
2020年4月8日より『season3』が放送。同年7月22日まで放送された。全10話。
2021年4月7日より『season4』が放送。同年6月30日まで放送された。全13話。
2022年4月6日より『season5』が放送。同年6月22日まで放送された。全12話。
2023年4月5日より『season6』が放送。同年5月31日まで放送された。全9話。
2024年4月3日より『season7』が放送。
概要
2006年4月にスタートし“9係”の愛称で幅広い層に愛された本格刑事ドラマ「警視庁捜査一課9係」がリニューアル。9係解散から1年後、元メンバーが新部署「特別捜査班」のメンバー“特捜9”として再集結する。
主人公は井ノ原快彦演じる浅輪直樹となり、羽田美智子、津田寛治、吹越満、田口浩正、原沙知絵、中越典子らおなじみのメンバーの続投はもちろん、特捜班をまとめる新班長・宗方朔太郎に寺尾聰が扮し、新たな部署で再び難事件に立ち向かう。
ストーリー
加納倫太郎(渡瀬恒彦)に率いられ、盤石のチームプレーで難事件を解決してきた警視庁捜査一課9係だったが、係長の倫太郎が内閣テロ対策室に派遣されたことでチームは解散。9係のメンバーはバラバラになってしまう。
しかし、1年間の空白期間をへて、神田川警視総監(里見浩太朗)は、初動捜査から送検まで早期の事件解決を目指す独立した捜査班結成を指示。そのメンバーとして、浅輪直樹(井ノ原快彦)ら元9係のメンバーが再結集することになった。
また、元9係メンバーを「特別捜査班」として率いる班長・宗方朔太郎(寺尾聰)は、数年前のとある事件を機に退職していたが、神田川の説得に応じて復職する。
キャスト
警視庁捜査一課特別捜査班
浅輪直樹(あさわ なおき)
演 - 井ノ原快彦(V6)
経歴:警視庁新宿中央警察署刑事課 → 警視庁捜査一課9係 → 警視庁渋谷中央警察署刑事課主任 → 警視庁捜査一課特別捜査班主任
階級:巡査部長
旧9係解散後、加納倫太郎の娘・倫子と結婚。
宝石店を襲撃した強盗犯を追跡中、新宿中央署刑事課の新藤刑事に遭遇し、さらに琴美と一緒にいた宗方に出会い、彼の協力で犯人を確保した。
宗方から最初に特捜班に召集された。彼からメンバーを集めるように言われ、旧警視庁捜査一課9係のメンバーに声をかけたが、話を聞いてくれたのは矢沢だけだった。
捜査一課6係から縄文土器の発掘現場で発見された大学講師の遺体の後処理を押し付けられた村瀬から出動要請を受ける。刑事部長から「この件を服毒自殺で決着する」との連絡を受けた宗方から捜査の継続の判断をゆだねられた。事件解決後、宗方から主任を任せられる。
小宮山志保(こみやま しほ)
演 - 羽田美智子
経歴:警視庁捜査一課9係主任 → 警視庁二子玉川警察署生活安全課係長 → 警視庁捜査一課特別捜査班
階級:警部補
浅輪から特別捜査班の誘いを受けていたが、9係の解散の経緯から「うまくいかないんじゃないかな?」と言って断っている。縄文土器好きのIT企業の社長「長縄俊哉」と会っていたときに野村美穂を目撃し、そのことが手掛かりの一つになる。事件解決後に特捜班のメンバーとなる。
村瀬健吾(むらせ けんご)
演 - 津田寛治
経歴:警視庁捜査一課9係 → 警視庁東中野警察署刑事課係長 → 警視庁捜査一課特別捜査班
階級:警部補
浅輪から特別捜査班の誘いを受けていた。捜査一課6係から縄文土器の発掘現場で発見された大学講師の遺体の後処理を押し付けられたため、「特捜班」に出動要請をした。事件解決後に特捜班のメンバーとなるも、主任が自分ではなく浅輪が選ばれた時には不満を露にしていた。
青柳靖(あおやぎ やすし)
演 - 吹越満
経歴:警視庁捜査一課9係 → 警視庁資材課 → 退職 → 警視庁捜査一課特別捜査班
階級:警部補
2か月前に警察上層部から「警察官を続けたければ、『訳あり女(妙子)』と縁を切れ」と迫られるが、妙子との生活を選んだ為に警察を辞職した。そのことを妙子に隠したまま就職活動を行っていた。
かつてコンビを組んでいた矢沢と浅輪から特別捜査班の誘いを受けていたが、9係の解散の経緯から「戻っても同じ事の繰り返しだろう?」と言って断っている。その後、面接を受けていた調査会社から採用の連絡を受けたが、宗方に会ったことや、採用の連絡を受けたときに妙子の反応を見て、調査会社の内定を辞退し特捜班の一員として警察に復帰する。村瀬との不仲は相変わらずで、浅輪が「特捜9」の主任候補として挙げられた際には、「(主任は)村瀬でなければ誰でも良い」と口にしていた。
矢沢英明(やざわ ひであき)
演 - 田口浩正
経歴:警視庁捜査一課9係 → 警視庁杉並南警察署総務課主任 → 警視庁捜査一課特別捜査班
階級:巡査部長
浅輪から特別捜査班の誘いを受けた。浅輪に青柳が警察をやめたことを告げ、かつて一緒にコンビを組んでいた青柳を特別捜査班に勧誘するが断られている。
新藤亮(しんどう りょう)
演 - 山田裕貴
経歴:警視庁新宿中央警察署刑事課 → 警視庁捜査一課特別捜査班
階級:巡査
浅輪が宝石店を襲撃した強盗犯を追跡中に遭遇。協力して強盗犯の一人を確保した。
刑事部長から特別捜査班への異動を命じられる。父親は世田谷南警察署にいた新藤将吾(第9話)。
宗方朔太郎(むなかた さくたろう)
演 - 寺尾聰
経歴:警視庁人事課(警察庁)→ 退職 → 警視庁捜査一課特別捜査班長
階級:警部
5年前のとある事件をきっかけに退職。2歳の桜庭琴美を引き取り、他界した妻と共に育てていた。
浅輪が宝石店を襲撃した強盗犯を追跡中、琴美と一緒にいた時に出会い、犯人確保に協力した。
神田川から直々に特別捜査班班長に「子育て優先」という条件を申し出た上で任命された。神田川の任命理由は「彼が警察を恨んでいるから」とのこと。特捜9のメンバーからは「班長」と呼ばれている。当初は人事課に在職していたことになっていたが、本当は5年前、当時首席監察官であった高森の下で働いていた監察補だったことを明かす。
三好泰三とは将棋を通じて交流があり、以前やり取りしていた手紙が事件の手掛かりになる。
特別捜査班の関係者
浅輪倫子(あさわ みちこ)
演 - 中越典子
パティシエール。旧9係解散後、直樹と結婚。加納倫太郎の娘。旧姓は石川で、これは離婚した後に他界した母(加納の元妻)が旧姓に戻したため。
垣内妙子(かきうち たえこ)
演 - 遠藤久美子(第1話)
クラブ歌手。青柳とは恋人の仲で、現在も青柳と同棲している。
矢沢早苗(やざわ さなえ)
演 - 畑野ひろ子(第6話)
矢沢の妻。
桜庭琴美(さくらば ことみ)
演 - 庄野凛(2歳:佐藤恋和)
宗方の元にいる少女。5年前に父親である桜庭忠志が母を道連れに心中を図ってしまい(最終回にて殺人と判明する)、自身は押し入れに居たところを宗方に発見される。その後宗方に引き取られ、以降宗方の手で育てられている。宗方のことを「朔たん」と呼んでいる。
警視庁
柴崎直道(しばさき なおみち)
演 - 清水章吾
刑事部長。
佐久間朗(さくま あきら)
演 - 宮近海斗(ジャニーズJr.)
鑑識員。
猪狩哲治(いかり てつはる)
演 - 伊東四朗
鑑識員。
特捜班の班長として復帰した宗方のことを「『悪い奴』ではないが、『気を許していい奴』でもない」等と話しており、彼の過去について何らかの事情を知っている模様。
神田川宗次朗(かんだがわ そうじろう)
演 - 里見浩太朗
警視総監。旧9係を高く評価しており、宗方を特別捜査班班長に任命し、9係メンバーの再結集を託す。
警察の捜査が、官僚からの圧力等によって強制的に中止させられたりする事を「くだらないシガラミ」として不服に感じており、特捜班の設立を考案したのも「『シガラミに囚われない捜査』を行う為の班が必要」という意向によるものである。
加納倫太郎(かのう りんたろう)
内閣テロ対策室長。元警視庁捜査一課9係長で、浅輪・小宮山・村瀬・青柳・矢沢の元上司で、浅輪倫子の父。
前番組で、加納役を演じた渡瀬恒彦が逝去したため、神田川や浅輪らの会話の中で名前のみの登場。
関東監察医務院
早瀬川真澄(はやせがわ ますみ)
演 - 原沙知絵
監察医。
広岡巧
演 - 新貝文規
助手。
その他
高森徹也
演 - 中原丈雄(第1話・最終話)
5年前まで警察庁の元首席監察官で現・法務大臣。
マスコミに対しては、妻とペアルックを着るなど仲睦まじい姿を見せており、「暴力の完全撲滅」を目標として掲げている。しかし実際は、妻が共新党幹事長・川勝雄太郎の息子と不倫している「仮面夫婦」であり、また裏では暴力団組織の「龍丸組」と結託しており、自身が関わった不正を暴こうとする者を「龍丸組」の組員に殺害させた上で自殺に偽装するなど、自らの保身の為なら手段を選ばない。
ゲスト
第1話「一万年の殺人」
井出博光(文部科学大臣・帝徳大学 教授) - 宮川一朗太
野村美穂(帝徳大学 講師・関東埋蔵文化センター 職員) - 実咲凜音
木場伸一(井出の部下) - 堀池直毅
富岡貴子(井出の部下) - 笠木泉
警視庁東中野警察署刑事課 刑事 - 山本篤
桜庭忠志(琴美の父・故人) - 吉田悟郎(第6話・最終話にも出演)
桜庭良美(琴美の母・故人) - 末永百合恵(第6話・最終話にも出演)
宗方(宗方朔太郎の妻・故人) - 川口圭子
宝石強盗犯人 - 石原直哉、保科光志
万引き犯 - 宮下紘樹
長縄俊哉(小宮山志保の恋人) - 山口森広
第2話「花嫁消失」
武村茂明(リバーパレスホテルのフロント係・斎藤の婚約者) - 黄川田将也
斎藤真希(リバーパレスホテルのコンシェルジュ) - 中島亜梨沙
中垣稔(リバーパレスホテルの社長) - 新井康弘
島沢敏之(観光文化庁局長) - エド山口
向笠博子(歌手) - 平塚千瑛
島沢薫(島沢の娘) - 高山侑子
金井雅美(斎藤の友人) - 片岡明日香
谷山健介(向笠のマネージャー) - カゴシマジロー
桜田光男(リバーパレスホテルの社員) - 吉成浩一
第3話「殺人都市計画」
大屋千鶴(大屋の後妻) - 洞口依子
江波太門(不動産会社「クリエイトレジデンス」都市計画部 主任・大屋の息子) - 伊嵜充則(5歳:川原瑛都 / 10歳:篠原湊大)
森田亜紀子(建築家) - 冨樫真
北原里香(森田のアシスタント) - 長尾純子
中岡孝(クリエイトレジデンス都市計画部 課長) - 中野剛
大屋家の近所の主婦 - 榎本由希、斉木きょうこ
大屋源治(建築家) - 下條アトム
第4話「床下の白骨死体」
三好泰三(元警視庁交通機動隊 副隊長・グループホーム「優の樹」入所者) - 小松政夫
三好加奈子(泰三と節子の娘・フリーライター) - 松岡由美
村田肇(リフォーム工事業者) - 伊東孝明
対馬遙香(グループホーム「優の樹」介護福祉士・泰三の担当) - 沢井美優
三好節子(泰三の妻・去年死亡) - 阪上和子
中原通(シロアリ詐欺師・前科5犯・偽名「西村佑」) - 西興一朗
野村堅太(中原の元詐欺仲間) - 兒玉宣勝
山川高志(大工) - 関健介
小島均(秋葉原の商店主・通称ヒヨコ) - 三島ゆたか
明石利久(害虫害獣駆除専門店「ミツダホームクリーン」社員) - 青木一平
チラシ配りのメイド - 小嶋さくら
第5話「殺人ハーモニカ」
三橋涼子(人形師) - 大谷直子
酒井菜々子(学童クラブ「白ゆり児童館」従業員・通称ハーモニカのお姉さん) - 篠原ゆき子(幼少期:安原琉那)
西川大吾(曙町小学校 教師・五月人形のモデル) - タモト清嵐(幼少期:山口祐輝])
西川麻由(大吾の母親) - 阿南敦子
三橋貴志(人形師・涼子の夫・4年前事故死) - 並樹史朗
柴田啓太(野球少年) - 大嶺創羽
高岡佳代(旭丘美術館 職員) - 桂木悠希
野球少年 - 大鳥源太
浅井洋介(菜々子の恋人) - 石川シン
菜々子の母親 - 渡辺友貴
警察官 - 佐藤文吾
第6話「赤い花の殺意」
近藤瑠未(映画プロデューサー) - 遊井亮子
宇田川順一(靴デザイナー・映画「南太平洋の誓い」の撮影中の事故で降板し俳優業引退) - 瀬川亮
宇田川徹(順一の弟・映画「南太平洋の誓い」の主演俳優を務めるはずだった順一の代わりに主演を務める) - 三浦孝太
佐竹恭子(靴職人) - 李千鶴
金子あゆみ(映画「南太平洋の誓い」の続編のヒロインを演じるはずだった女優) - 里久鳴祐果
国井康夫(映画「南太平洋の誓い」の監督) - バッファロー吾郎A
日村太一(映画制作会社「スペースフィルム」社長) - 鈴木一功
映画スタッフ - 木村康雄、比佐仁
リポーター - 小柳美李
第7話「殺しの紙幣」
太田恵子(スナック「ダブル・ハート」ママ) - 大島さと子
福島ゆり(スナック「ダブル・ハート」チーママ) - 菅井玲
西田正義(不動産会社「豪正寺エステート」社長) - 青山勝
中島温子(中島の母親) - 榊原るみ
中島達也(不動産会社「豪正寺エステート」社員) - 村上剛基(5歳:木曽源)
太田仁志(恵子の息子) - 広田亮平(少年期:西村勇音)
スナック「ダブル・ハート」常連客 - 春風亭昇太
山川(青空ファイナンス 社員) - 松本亮
吉村奈美子(西田の秘書) - 山本南伊
田中(青空ファイナンス 社員) - 関口敦史
ラーメン屋「風味亭」女将 - ふくまつみ
寺の職員 - 内藤トモヤ
太田智志(恵子の夫・21年前事故死) - 松井薫平
福島一浩(ゆりの息子・溺死) - 高梨理央
第8話「無限大の殺人」
水上洋次郎(おもちゃ会社「ノーニ」社長) - 団時朗
水上康子(洋次郎の妻) - 舟木幸
片山浩之(洋次郎の秘書) - 佐伯新
和田幸太(ハウスクリーニング会社「IN&ON」社長) - 出合正幸
音無奈々(ハウスクリーニング会社「IN&ON」社員) - 岡村いずみ
水上翔(康子の連れ子・おもちゃ会社「ノーニ」営業課 課長) - 森岡龍
広田伸夫(ゲノムアナリシス 社員) - 福本伸一
三沢義孝(おもちゃ会社「ノーニ」専務) - 津村和幸
神崎裕紀(ハウスクリーニング会社「IN&ON」社員) - 恩田隆一
川畑彰(宅配業者) - 園山敬介
おもちゃ会社「ノーニ」秘書 - 田口寛子
ゴルフ場の従業員 - 羽村純子
和田君代(和田の母・2年前死亡) - 奏谷ひろみ
第9話「連続殺人者X」
佐野真一郎(板橋南警察署 署長) - 伊藤洋三郎
見村岳(板橋南警察署刑事課 係長) - 笠兼三
丸川徹(暴力団「大達組」組長) - 江良潤
小田晃一(暴力団「大達組」構成員) - 外川貴博
大橋剛(暴力団「塚源組」構成員) - 中松俊哉
加藤仁美(慶徳大学3年生) - 三輪晴香
上野哲也(ビル清掃員・元警察学校学生) - 徳秀樹
八木智子(文化住宅に住む高齢者) - 今本洋子
藤井正巳(プロッサムエージェンシー 社長) - 窪寺昭
警視庁管理官 - 森永徹
長江伸二(文化住宅を管理していた不動産会社の社員) - 国枝量平
上野の近所の主婦 - 松本海希
山中ひろみ(プロッサムエージェンシー 社員) - 咲谷ゆい
キャリア組の警察署署長 - 野口雅弘、松澤仁晶
暴力団「大達組」構成員 - 金井俊太郎
加藤由紀江(仁美の母) - 澤純子
江川大輝(小学生) - 加藤瑛斗
山原真司(暴力団「塚源組」構成員) - 銭本邑人
板橋警察署刑事課 捜査員 - 田中瑛祐、濱仲太
ラブホテルの受付 - 渡辺利江子
ラブホテルの掃除婦 - 松宮かんな
最終話「3つの時の殺人」
川勝雄太郎(共新党幹事長) - 大門正明
安達芳雄(組織犯罪対策課第3課 課長) - 山下徹大
高森静江(徹也の妻) - 藤井かほり
小出智之(1年前に死亡) - 崔哲浩
並河康弘(1年前まで組織犯罪対策課第3課 謹慎の後に死亡) - 横山一敏
川勝雄司(徹也の秘書 雄太郎の息子) - 聡太郎
須山一平(暴力団「龍丸組」構成員) - 細川洪
スタッフ
脚本 - 深沢正樹、岡崎由紀子、真部千晶、瀧川晃代、徳永富彦、吉原れい、岩瀬晶子、青山勝、山本南伊
音楽 - 吉川清之
監督 - 杉村六郎、新村良二、長谷川康、吉田啓一郎、田村孝蔵、細川光信
ゼネラルプロデューサー - 大川武宏(テレビ朝日)
プロデューサー - 神田エミイ亜希子(テレビ朝日)・金丸哲也(東映)・小史織(東映)
制作 - テレビ朝日・東映
主題歌
V6「Crazy Rays」(avex trax)
各話あらすじ(2018年4月11日 - 6月13日)全10話 平均視聴率 13.98%
第1話 2018年4月11日「一万年の殺人」
拳銃を手に宝石店を襲撃、逃走した2人組の強盗犯を追う浅輪直樹(井ノ原快彦)。現在の肩書は渋谷中央警察署刑事課主任だ。走る直樹は目の前に突然現れた若い男と接触し倒れてしまうが、男は直樹を羨望の眼差しで見返すと新宿中央署の新藤亮(山田裕貴)と自己紹介、直樹とともに追跡を開始する。とあるショッピングモールに逃げ込んだ犯人を見つけた直樹は、ゆっくりとその距離を狭め…一般客に害が及ばないよう気遣いながら、見事に強盗犯の身柄を確保する。
第2話 2018年4月18日「花嫁消失」
直樹(井ノ原快彦)らはウエディングドレス姿の遺体が河川敷で見つかった事件の捜査に乗り出す。現場には、特捜班に配属されたという新藤(山田裕貴)も臨場。刑事部長が特捜班を探るために送り込んできたようだ。やがて被害者が現場近くのホテルでその日に挙式予定だった真希(中島亜梨沙)と判明。真希と新郎の武村(黄川田将也)は同ホテルの従業員で、前夜、真希はホテル内に宿泊、武村はフロント業務についていたという。
第3話 2018年4月25日「殺人都市計画」
建築家・亜紀子(冨樫真)の刺殺体が自宅兼仕事場で見つかった。現場では、亜紀子が参加予定だった保育園の設計コンペ用の模型が壊されていた。コンペ相手が亜紀子の師匠の著名建築家・大屋(下條アトム)と聞いた新藤(山田裕貴)は、直樹(井ノ原快彦)の許可も得ず、一人で勝手に大屋に会いに行く。直樹らは、靴跡が一致した大屋を住居侵入容疑で連行する。そんな中、新藤は独断で大屋の妻・千鶴(洞口依子)を尾行する。
第4話 2018年5月2日「床下の白骨死体」
民家の床下から白骨遺体が出てきた。鑑識の猪狩(伊東四朗)によると、死後5年以上が経過しているという。住人の加奈子(松岡由美)は、母親が亡くなり父親が施設に入居する昨年までは、家族3人で暮らしていたと話す。直樹(井ノ原快彦)らは両親の犯行を疑うが、加奈子の父親は猪狩の知人の元警察官・泰三だった。施設にいる泰三は、認知症で話がかみ合わない。しかし、なぜかリフォームという言葉に激しく反応する。
第5話 2018年5月9日「殺人ハーモニカ」
人形師の涼子(大谷直子)が自宅工房で殺された。第一発見者は、野球のボールを取りに来た少年・啓太(大嶺創羽)と、学童保育指導員の菜々子(篠原ゆき子)だった。菜々子によると、子どもに厳しくすぐに叱りつける涼子に対し保護者からクレームがあり、定期的に訪問していたという。志保(羽田美智子)らは14年前の涼子の夫・貴志(並樹史朗)の事故死を再捜査。直樹(井ノ原快彦)らは涼子が1週間前に訪ねた美術館に向かう。
第6話 2018年5月16日「赤い花の殺意」
映画プロデューサー・瑠未(遊井亮子)の刺殺体は赤い花をくわえていた。直樹(井ノ原快彦)らは瑠未に解任された監督の国井(バッファロー吾郎A)に会う。花は観葉植物「グズマニア」と判明。青柳(吹越満)は女優・あゆみ(里久鳴祐果)のタブレット端末の待ち受け画面写真がグズマニアだと気付く。一方、瑠未の前作の撮影中、主演の順一(瀬川亮)が事故で両足が不自由になり、弟の徹(三浦孝太)が代役に選ばれたと分かる。
第7話 2018年5月23日「殺しの紙幣」
神社の石段の下に不動産会社社長の西田(青山勝)と部下の中島(村上剛基)が重なって倒れていた。下の西田は死亡、中島は意識不明で病院に搬送される。意識を取り戻した中島は、直樹(井ノ原快彦)らの事情聴取に犯行を自供する。だが、検視で西田は別の場所で撲殺されたと判明。やがて、西田の行きつけのスナックのママ・恵子(大島さと子)の亡夫が、21年前に火事に巻き込まれた中島の命の恩人だったことが分かる。
第8話 2018年5月30日「無限大の殺人」 ※「サッカーキリンチャレンジカップ日本×ガーナ」中継のため、開始時間変更(21:30〜22:24)
社長夫人の康子(舟木幸)の他殺体が自宅プールで見つかり、直樹(井ノ原快彦)らが捜査に乗り出す。強盗殺人と思われたが、屋敷の防犯カメラは故障しており、何も写っていなかった。青柳(吹越満)は、第一発見者のハウスクリーニング業者社員・奈々(岡村いずみ)の不審な行動に気付く。捜査が進む中、奈々が康子からパワーハラスメントを受けていたと分かり、青柳らは奈々の勤務先の社長・幸太(出合正幸)に事情を聞く。
第9話 2018年6月6日「連続殺人者X」
直樹(井ノ原快彦)らは公園で老女の変死体が見つかった事件を捜査。被害者の口から偽の警察バッジが見つかり、腕には3本の傷痕があった。所轄署刑事・見村(笠兼三)らの話から、管内で1年前から同一犯と思われる事件が続いており、今回が3人目の被害者と分かる。署長の佐野(伊藤洋三郎)によると、見村らは一連の事件で本庁に不信感を抱いているという。直樹らは、所轄署とは別行動で3件の事件の捜査を進める。
最終話 2018年6月13日「3つの時の殺人」 ※15分拡大(21:00 〜 22:09)
法務大臣・高森(中原丈雄)の妻・静江(藤井かほり)が刺殺され、直樹(井ノ原快彦)ら特捜班と安達(山下徹大)ら組織犯罪対策部との合同捜査が始まる。安達ら組対は、静江を高森と間違えた暴力団の犯行と決めつける。特捜班は組対に捜査の主導権を奪われるが、今回の事件が、宗方(寺尾聰)が警察を辞めることになった5年前の事件、さらに9係が解散させられた1年前の事件と関連があることを知り、独自に捜査を進める。
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