概要
荒廃した惑星を舞台に、ヒト型キメラ兵器“ニュークローン”の支配から反乱を起こす、レジスタンスたちの死闘を描くSFドラマ。自身の出生の秘密を求めて仲間5人と共に「エデン」を目指す主人公・カイトを演じるのは、若手実力派俳優の柄本佑。ヒロインのアリス役を久松郁実、カイトの幼なじみ・ケンジ役を桜田通、カンベエ役を松田慎也、セイラ役を三浦真椰が務める。
ストーリー
地球ではないある惑星では、強大なエネルギーを生み出す物質“オレイカルコス”を巡って起こった世界大戦での大量破壊兵器使用によって、壊滅的な環境破壊が引き起こされ、荒廃した世界が広がっていた。オレイカルコスを利用した強化ヒト型キメラ兵器“ニュークローン”の出現により大戦は収束するが、ニュークローンの1人であるアダムのクーデターにより、人類はニュークローンの支配下に置かれてしまう。
ニュークローン軍に反乱するレジスタンスのメンバー・カイト(柄本佑)は、過酷な生活をおくる中で、物資を盗んでは労働者階級に配っていた。そして、自身の出生の秘密を求めるカイトは、仲間と共に「エデン」を目指す。
キャスト
レジスタンス
カイト
演 - 柄本佑
逃げ足が速く“旧世界の道具”とされるナイフの使い手。ニュークローンから物資を盗んでは労働者階級に配ることを日課としていたが、偶然居合わせたニュークローンとの戦いに勝利。カンベエらから探していた救世主と評価され、世界を変えるために旅立つ。アリスと出会って以降はオレイカルコス製ダガーを使用。
防毒マスク型の特殊マスクを装着することでニュークローンの発生させたキューブの中で戦闘可能。
ケンジ
演 - 桜田通
カイトの友人。調子良い性格だが行動範囲が広く情報通。首からゴーグルを下げている。拳銃の名手で短機関銃(ショットガン)を持っているが、ほとんど遠距離戦がないこともあり、打突にも使用している。
セイラ
演 - 三浦真椰
金髪の女性空挺士。ケンジの憧れの人。元パイロットでやさぐれていたが、飛空艇グリフィンを手に入れてからは再び乗り手として復帰する。武器は警棒のような細身の棍棒。
カンベエ
演 - 松田慎也
ザイオン生まれの口ひげを蓄えた屈強な戦士。アリスとレジスタンスを結成し、救世主を探していた。ショルダーガードをまとい、拳を合わせると赤く光るオレイカルコスの埋め込まれた特殊グローブを装着。下級ニュークローンならば一撃必殺できる格闘センスと装備を持つ。長らく故郷を離れていたためか妹に再開した際は気付かなかった。
アリス
演 - 久松郁実
へそ出し短パンの身なりをした武器職人。同じ武器職人であった父をカブトに殺害されており、自ら制作した身の丈ほどの槍を操る。左足のみにニーパッドを付け、右耳に6つヘリックスを付けている。職人気質で物語中笑みをこぼすことはわずか。
タオがパーティーに加わって以降は、開発といっても父の研究成果を形にしているだけであることに負い目を感じる。
ニュークローン軍
“オレイカルコス”を身体に埋め込められ、他種族の遺伝子を持つ強化ヒト型キメラ兵器。アダムを頂点としたピラミッドを構成する。青白い肌をしている。新たな労働力、戦闘力として人間の欲望により産まれたが、知性を得たことにより現時点では総じて人間より上位階級となっている。
アダム
演 - 古田新太
ニュークローン軍の頂点に位置する。グリーンの瞳を持ち、額に“オレイカルコス”が埋め込まれている。カイトを探している様子。
カブト
演 - 団時朗
武器職人であったアリスの父の技術を恐れ追跡、殺害したニュークローン。常に鉄仮面部隊を率い行動し、長刀を持つ。弱点は左胸の“オレイカルコス”。
リュウ
演 - 永井大
アダムの指示を受けニュークローンを見守る男。十字の鉄仮面を被った親衛隊も持つが個人行動も多い。葉巻を吸うことが多く、胸中央部に“オレイカルコス”が埋め込まれ、ネコ科動物の化身に変身可能。アダムに忠誠を誓うが、カイトへの思いを見るにつけ、嫌悪と嫉妬を抱きだす。
カリコリ
演 - 宇梶剛士
カイトと最初に戦ったボスクラスのニュークローン。馬の遺伝子を持つ。
ドードー
演 - 袴田吉彦
下級ニュークローン。貧困層の人間相手にポーションの商売をしており、戦闘時も仕込み斧、スタンガンを複数所持し、物乞いで油断を誘うなど卑怯な手を使う。
ジョンギ
演 - 山根一馬(2)
サイの遺伝子を持つニュークローン。変身後はモーニングスターを振り回す。
クレア
演 - 赤井沙希(4)
狙撃のためだけに生み出されたニュークローン。2キロ先の標的を狙うことが可能。首筋に“オレイカルコス”が埋め込まれており、破壊されると絶命してしまう。
ガラン
演 - 河原雅彦(5)
リュウ直属の部下で黒づくめの殺し屋。口癖は「なんなりと」。チャクラム型の武器を2つ持ち、合体させてフリスビーのようにも用いる。ガマカエルの遺伝子を持ち、変身後も人間態の武器を使用するほか、長い舌と驚異的な跳躍力を開放する。
棒手裏剣の男
演 - 村井良大(5)
村で母娘を拘束し強請っていた金髪の男。ナイフ型の棒手裏剣を武器にするがかなりのノーコン。カイトに見つかった際、武器をかわし投げ返され、リュウの名をさけび逃走した。
アオアタマ
演 - 鎌田英怜奈(6)
メイズの番人。見た目は小学生で下へ突き刺すと雷鳴を発する槍を持つ。自身の名前を気に入っていない。左目に“オレイカルコス”がはめられている。
最後の門番ギガ
演 - 春日俊彰(8)
エデンの塔に控える門番。圧倒的なパワーの持ち主。
その他
タオ
演 - 岩城滉一
天才科学者でニュークローン開発者。どこかに幽閉されている。白髪交じりの長髪で汚れた白衣を纏う。助け出された後はカイトの一向に合流。カイトの怪我を治癒するなど医学のたしなみもある模様。飛空艇ではコーヒーを嗜み、嗅ぐわっている。メイズの防衛システムを解除できる技術も持つ。
エヴァ
演 - 内山理名
カイトの母でニュークローン開発者。ニュークローンとの共存を図り、支配下に置こうという周囲の反対を押し切り、アダムに知性を与える教育協力者となるが、それが仇となりニュークローンに殺されたと噂される。
カイトの父
演 - 川野太郎(1,2,4,5)
カイトにエデンを目指すように伝えた育ての親。
ゴロツキ
演 - 鈴木有史(2,4)
セイラから勲章を奪ったイカサマエアレーサー。
リサ
演 - 西村美柚(3)
カンベエの妹。ザイオンで両親と暮らしている。
ラグー
演 - 岩田玲(4)
アリスの元彼。タオの居場所を知る男。アリスに交際を否定されると頑なになり、「あなたの力が必要なの」と言われたことで案内をかって出る。狙撃によりパーティーから離脱するがニュークローン兵士を関節技で破るなど戦闘力は高い。
アリスの父
演 - 伊藤高史(5,7)
武器職人。本名はリコ。豊富な研究成果を書に記し、娘に託した。
スタッフ
製作:大辻健一郎、清水一幸、田中宏孝(サミー)
原案:藤井道人
脚本:蓼内健太
演出:谷村政樹、森脇智延、三橋利行(FILM)
特殊メイクデザイン、監修:JIRO
特殊造形デザイン:黒澤津勝大
特殊衣装デザイン:宇田川祐
衣装デザイン:ANDO
VFXプロデューサー:赤羽智史
アクション指導:柏崎博志
企画:牧野正
プロデュース:草ヶ谷大輔、古郡真也(FILM)
VFX演出:山本雅之
制作協力:FILM
制作著作:「ROAD TO EDEN」製作委員会、フジテレビジョン
主題歌:EDEN/Use With Caution
挿入歌:Always 〜The answer is blowin’ in the wind〜/JEKYLL★RONOVE
各話あらすじ(2018年1月17日 - 2018年3月7日)全10話
第1話 2018年1月17日「救世主現る」
人類は“ニュークローン”と呼ばれる強化ヒト型キメラ兵器に支配されていた。そこに現れた義賊のカイト(柄本佑)は、自分でも気付かない能力が埋め込まれていた。果たしてカイトは人類たちの救世主になれるのか。
第2話 2018年1月24日「プライドを賭けたバトル」
エデンを目指し、動きだしたカイト(柄本佑)一行。しかし、エデンには飛空挺がないと渡れない。そこに、かつてケンジ(桜田通)の憧れのパイロットだったセイラ(三浦真椰)が現れ、パイロットのプライドを懸けた運命のバトルが始まる。
第3話 2018年1月31日「戦うべき場所」
カイト(柄本佑)たちは飛空艇を手に入れたが故障してしまい、カンベエ(松田慎也)のかつての故郷・ザイオンへ部品の調達に向かう。故郷を訪れたカンベエは妹のリサから故郷がニュークローンに踏みにじられ、母親が殺害され、父親が鉱山で奴隷にされていることを知る。
第4話 2018年2月7日「真実」
エデンに侵入するには防衛システムを解除する必要があった。システムの開発者であり、ニュークローンの生みの親でもあるタオ博士(岩城滉一)は基地に囚われの身となっていた。情報屋のラグーからそれを聞いたカイト(柄本佑)たちは、タオ博士を救いに動く。しかし、待ち受けていたのはアダム(古田新太)の腹心・リュウ(永井大)であった。
第5話 2018年2月14日「先へ、その先へ」
タオ(岩城滉一)を救出するのに成功したものの、カイト(柄本佑)がアダム(古田新太)の息子であることに驚く仲間たち。アリス(久松郁実)は、かつてニュークローンに父を殺された憎しみから、カイトのことを受け入れられないでいた。
第6話 2018年2月21日「難攻不落の迷宮」
カイト(柄本佑)、タオ(岩城滉一)、カンベエ(松田慎也)は、突破不可能と言われている迷宮、メイズへと向かう。しかし、侵入するとともにカイトは仲間とはぐれる。一方、アリス(久松郁実)、ケンジ(桜田通)、セイラ(三浦真椰)は、エデン国境警備基地の偵察へ向かう。
第7話 2018年2月28日「エデンの塔」
育ての親を殺されたカイト(柄本佑)と、かつての地位を奪われたリュウ(永井大)の因縁がついに衝突する。かつての戦いよりも力をつけたカイトだったが、リュウの底知れぬ力に徐々に押されていく。一方、アリス(久松郁実)は、カブト(団時朗)に捕まってしまう。
最終話 2018年3月7日「ROAD TO EDEN」
ついにエデンの塔に到達したカイト(柄本佑)たち。待ち受けるのは、アダム(古田新太)率いるニュークローン。父と子は互いにぶつかり合う。果たして、世界はニュークローンと人間、どちらに傾くのか。
番組公式サイト
ROAD TO EDEN - Wikipedia
タグ:ROAD TO EDEN