『第2章』は2020年4月16日より放送予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開始日が延期された。
概要
民間ボディーガードという、一見地味だが常に危険と隣り合わせの職業を、あらゆる人物の思惑を絡めながらリアルに描く、濃密な人間ドラマ。主人公で民間警備会社に勤める島崎章を、これまでさまざまな役を演じながらもボディーガード役は初めてとなる木村拓哉が演じる。
ストーリー
ボディーガードとは、クライアントの依頼を受けて武器を持たずに人を守る、究極のサービス業。正当防衛が成立しないと反撃することも許されず、身一つで危険と立ち向かう“命の盾”ともいえる存在だ。
過去のある出来事をきっかけにボディーガードの世界から身を引いていた島崎章(木村拓哉)は、民間警備会社に「身辺警護課」が新設されることを機に復帰を決意。過去のキャリアを隠し、新人ボディーガードとして着任する。
そして章は、さまざまな過去を抱えた一癖も二癖もある同僚たちと共に、個人の命だけでなく、財産、名誉、地位など全てを守るため、常に危険と隣り合わせの任務を遂行していく。
キャスト
木村拓哉
島崎章 役
かつては敏腕のボディーガードとして働いていたが、ある出来事をきっかけに、工事現場の警備員となる。しかし、民間警備会社の身辺警護課新設を機に復帰を決意。過去を隠して新人ボディーガードとして着任する。チームの仲間たちからは頼りない存在だと思われているが、ボディーガードとしてのスキルは卓越したものを持っている。私生活では、中学生の息子と二人暮らし。
江口洋介
落合義明 役
警視庁SP(セキュリティポリス)。所轄勤務を経て警備部警護課へ配属、秀でた警護能力、広範な知識、そして冷静な判断力を評価され、SPに任命された。特定の警護対象者にはつかず、緊急かつ重要な対象者の警護をする。射撃を得意とし、武器を持たない民間の警備会社が身辺警護に当たることをよく思っておらず、同じ現場になっても全く相手にしない。
斎藤工
高梨雅也 役
身辺警護課所属。元自衛隊員ということもあり、新人ボディーガードの中では卓越した能力を持っている。そのため、他のメンバーを見下しているところもある。性格は、良く言えば真っすぐで情熱的、悪く言えば思い込みが激しく融通が利かない。
菜々緒
菅沼まゆ 役
身辺警護課所属。メンバー唯一の女性ボディーガード。運動神経は抜群で、ボディーガードの仕事はお金のためと割り切っていて、危険手当の出る仕事には積極的に参加する。
間宮祥太朗
沢口正太郎 役
身辺警護課所属。昨今の厳しい就職活動戦線に失敗し、どこからも内定をもらえず、渋々就職した先が警備会社だった。良くも悪くも今どきの若者で、物事を深く考えずノリが軽い。
石田ゆり子
立原愛子 役
厚生労働大臣。知的な美貌で人気のキャスターだったが、8年前、衆議院選に立候補し、有権者から圧倒的支持を受けてトップ当選する。女性の立場を向上させる旗印として現職に抜てきされた。上昇志向が強く、そのためには手段を選ばない。
上川隆也
村田五郎 役
身辺警護課の課長。新設された身辺警護課に集まった個性豊かなメンバーをとりまとめる存在。柔らかな物腰で、常に冷静、課長としてメンバーの一人一人をよく見ている。
スタッフ
脚本 - 井上由美子
音楽 - 高見優
ゼネラルプロデューサー - 内山聖子、三輪祐見子
プロデューサー - 川島誠史、秋山貴人、田上リサ
監督 - 常廣丈太、七高剛
制作協力 - 5年D組
制作著作 - テレビ朝日
各話あらすじ
第1話 2018年1月18日「45歳の新人ボディーガード!!観客2万人の命を守れ」 ※初回15分拡大(21:00 - 22:09)
民間警備会社所属の警備員・章(木村拓哉)は、社長の今関(永島敏行)から新設する「身辺警護課」への異動を打診される。敏腕ボディーガードだった章は、ある出来事をきっかけに第一線から退いた。しかし、今関の要請を受け復帰を決断。メンバーは課長の村田(上川隆也)以下、高梨(斎藤工)、まゆ(菜々緒)、沢口(間宮祥太朗)だ。一方、厚生労働大臣・愛子(石田ゆり子)に脅迫状が届き、警視庁警備部警護課・落合(江口洋介)らが動き出す。
第2話 2018年1月25日「裁判官夫婦の裏の顔 48時間の命…脱出確率0%の壁!!」 ※15分拡大(21:00 - 22:09)
注目の裁判を控える裁判官・行永(田中哲司)の自宅玄関先の自転車が放火され、警視庁SP・落合(江口洋介)らが出動する。一方、章(木村拓哉)とまゆ(菜々緒)は、行永の依頼で、妻・亜佐美(大塚寧々)の警護に当たる。ところが、亜佐美は不動産会社の営業マン・三上(石黒英雄)と会った直後に様子が急変し、ある指摘をした章を解雇した。章から経緯を聞いた行永は、妻の素行を知るため、章たちを雇ったことを認めるが…。
第3話 2018年2月1日「現金1億円を守れ!! 地上50mからの救出」
章(木村拓哉)は復帰した高梨(斎藤工)と、人気タレント・かのん(三吉彩花)が所属する芸能事務所社長・坂東(西村まさ彦)が運ぶ1億円の現金を警護する。坂東によると、突然引退したいと行方をくらませたかのんが、1億円くれたら戻ると言ってきたという。2人は坂東を車に乗せて出発するが、高梨は振り込みや小切手でないことを疑問視。旧札であることに注目する章は、実はこれが誘拐事件で1億円は身代金だと気付く。
第4話 2018年2月8日「女大臣が白昼の密会 禁断の3時間任務!!」
厚生労働大臣の愛子(石田ゆり子)から警護依頼が入る。表向きは病院の人間ドックに入る日に、対立派閥のトップとホテルで密談するという。任務は病院を抜け出し、目的を果たして戻るまで。24時間体制の警視庁SPの目もかいくぐらねばならない。章(木村拓哉)、村田(上川隆也)らが愛子の移送を担当する中、待機する高梨(斎藤工)は彼女の目的自体に疑いを抱く。その頃、SPの落合(江口洋介)には愛子がいなくなったとの連絡が…。
第5話 2018年2月15日「今度は絶対に守る!! 6年越し…涙の再会」
慈善団体の代表で元有名サッカー選手の純也(満島真之介)が、イタリア・ミラノのチャリティーに出品するボールなどを空港まで警護してほしいと依頼。担当に章(木村拓哉)を指名してくる。章は6年前、純也のボディーガードだったことをメンバーに明かし、任務完了後に全て話すと告げる。当日、章と高梨(斎藤工)が純也をホテルに訪ねる中、沢口(間宮祥太朗)が明後日の国内イベントに純也の名前を見つけ、不審を抱く。
第6話 2018年2月22日「元総理を守れ!別れた妻と再会」
章(木村拓哉)たちに元首相・鮫島(橋爪功)から依頼が入る。首相経験者にはSPが付くが、政府がもう要人ではないと判断し、警護が終了したのだ。しかし、鮫島は章と村田(上川隆也)に、在任中の襲撃事件の犯人に再び命を狙われていると訴える。一方、まゆ(菜々緒)は、離婚して鮫島と同居する娘・喜和子(中村ゆり)と小学生の孫・彩矢(豊嶋花)の対応に当たる。ところが、彩矢が下校時刻を1時間以上過ぎても帰らず…。
第7話 2018年3月1日「私を守って…元妻からの依頼!衝撃の瞬間 涙の別れ!!」
章(木村拓哉)に元妻・仁美(山口智子)が警護を依頼。3カ月ほど前から何者かに付け狙われているという。仁美は花のディスプレーを仕事にし、再婚相手は海外出張中だった。元身内相手の仕事はやりづらく、章は村田(上川隆也)とまゆ(菜々緒)にいったん任せるが、周囲から仁美の気持ちを尊重すべきだと促され、自ら警護に就く。その後、仁美と共に入ったレストランで愛子(石田ゆり子)と遭遇した章は、店内にいるある男に気付く。
第8話 2018年3月8日「最終章!最も危険な任務…消された証拠を取り戻せ!!」※15分拡大(21:00 〜 22:09)
警視庁はレストランで起きた発砲の原因が村田(上川隆也)にあると発表。現場にいた愛子(石田ゆり子)も、何も見ていないとうそをつく。章(木村拓哉)は、村田の汚名をすすぐべきだと憤る高梨(斎藤工)に「準備を整えてから動こう」とあえて冷静に対応する。そんな中、章らが以前担当した食品会社の会長・大久保(伊武雅刀)から新製品発表会の警護依頼が入った。一方、落合(江口洋介)もこの発表に関して上司の氷川(宇梶剛士)に異を唱える。
最終話 2018年3月15日「敵は警視庁40000人 絶対に守る! 命がけの最終任務!!」 ※15分拡大(21:00 〜 22:09)
章(木村拓哉)の言葉が胸に刺さり、愛子(石田ゆり子)はテレビで真実を語る決意をする。大臣辞任を勧告されたが、それでも村田(上川隆也)の名誉を守りたいと言う愛子に一同は期待感をにじませる。身の危険を心配する章に対し、愛子は身辺警護を依頼。その辞任と離党のニュースが流れる中、高梨(斎藤工)は経緯を村田の妻・靖子(中山忍)と息子・庸一(堀家一希)に伝える。一方、落合(江口洋介)もまた事件の‘後始末’に動き出す。
各話視聴率
番組公式サイト
BG〜身辺警護人〜 - Wikipedia
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