概要
11人の劇作家が、東京・下北沢を舞台に、「人生最悪の一日」をテーマに書き下ろす1話完結型のパニックコメディー。毎回、設定も登場人物も変わるエピソードをナビゲートするのは、うらぶれたスナックの常連に扮する古田新太と、そのスナックのママ役の小池栄子。
演劇の町である下北沢の小劇場シーンで活躍する気鋭の劇作家たちが、テレビドラマの枠にとらわれない独特の世界を創り上げる。
ストーリー
東京・下北沢。うらぶれたスナックの常連・ジョン幕練(古田新太)と、お店のママ(小池栄子)の2人は、下北沢で起きた“人生最悪の一日”を語り始める。SMプレーの一環として全裸でスーツケースに入って下北沢の街角に放置された政治家、たまたま入った下北沢の風俗店で警察のガサ入れに遭遇する俳優、ママ友と訪れた下北沢の喫茶店で女装姿の夫と遭遇し必死で隠そうとする主婦など、下北沢を舞台にした大ピンチを、主人公はどう乗り切っていくのか? はたまた乗り切れないのか!?
キャスト
ジョン幕練
演 - 古田新太
スナックの常連客。
ママ
演 - 小池栄子
※上記2名は、番組の冒頭と終盤のストーリーテラー(案内役)的なポジションである。
ゲスト
第1話「裸で誘拐された男」
渡部 修
演 - 神保悟志
渡部 健人
演 - 吉沢亮
尾本 清
演 - 村杉蝉之介
尾本 千夏
演 - 桜井ユキ
麗奈
演 - 柳ゆり菜
渡部 景子
演 - 高橋ひとみ
大塚
演 - ヨネックス千晴
橋本
演 - 濱崎大輝
観客(男)
演 - 畠山U輔
観客(女)
演 - 小築舞衣
第2話「違法風俗店の男」
光石研(本人役)
風俗嬢・ユイ
演 - 川栄李奈
ロバート・秋山(本人役)
池田鉄洋(本人役)
第3話「夫が女装する女」
杉田 由紀子
演 - 麻生久美子
杉田 勲
演 - 野間口徹
ママ友・理沙
演 - 西田尚美
ママ友・あゆみ
演 - 植木夏十
第4話「夜逃げする女」
須田 類
演 - 緒川たまき
椎名 照美
演 - 酒井若菜
深大寺
演 - 志尊淳
原田 利夫
演 - 山西惇
第5話「最高のSEXをする女」
柴原麻子
演 - 夏菜
時村孝治
演 - 和田聰宏
隣人・大倉
演 - 柄本時生
第6話「未来から来た男」
シーモキーター
演 - 佐藤二朗
コヤマ・サラ
演 - 松本穂香
店員
演 - 加藤諒
片桐仁(本人役)
第7話「手がビンになった男」
伊沢キヨシ
演 - 佐藤隆太
海老川アンナ
演 - 臼田あさ美
バーのマスター
演 - 田中要次
ヤクザ・カタオカ
演 - 三浦誠己
若頭
演 - 大澄賢也
警官
演 - 六角慎司
第8話「彼女が風俗嬢になった男」
田川のりお
演 - 青柳翔
山田愛子
演 - 森川葵
みわ
演 - 馬場ふみか
ルカ
演 - 渡辺真起子
テレビ東京AD
演 - 田村健太郎
あきお
演 - 小松利昌
第9話「幽体離脱した男」
高倉紗奈
演 - 岸井ゆきの
タクヤ
演 - 金子大地
演出家
演 - 岩松了
第10話「悪魔にとり憑かれた女」
ジャニス
演 - 夏帆
カート小林
演 - 高橋努
シミー辺見
演 - 山本浩司
ブライアン錠
演 - 岩尾望
サタン
演 - 松尾諭
第11話「父親になりすます男」
壱河悦子
演 - 成海璃子
丹澤航平
演 - 大東駿介
村山
演 - 大倉孝二
壱河源一
演 - 升毅
スタッフ
脚本:西条みつとし、細川徹、松井周、上田誠、えのもとぐりむ、喜安浩平、柴幸男、根本宗子、福原充則、丸尾丸一郎、三浦直之
演出:関和亮、細川徹、スミス、山岸聖太、戸塚寛人
オープニングテーマ: 凛として時雨「DIE meets HARD」(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)
エンディングテーマ:雨のパレード「Shoes」(SPEEDSTAR RECORDS)
プロデューサー:浅野太、濱谷晃一、櫻井雄一
キャスティング:村瀬博之
制作:テレビ東京、ソケット
製作・著作:『下北沢ダイハード』政策委員会
各話あらすじ(2017年7月21日 - 9月29日)全11話 平均視聴率 1.87%
第1話 2017年7月21日「裸で誘拐された男」 視聴率 1.8%
選挙を控えた国会議員・修(神保悟志)には、SM好きという秘密があった。‘女王様’の麗奈(柳ゆり菜)は、修に全裸でスーツケースに入れと命令。そのまま東京・下北沢を歩くという異常な状況に興奮する修だが、他人にスーツケースを取り違えられてしまう。間違えたのは清(村杉蝉之介)と千夏(桜井ユキ)夫妻。彼らのスーツケースには誘拐された息子の身代金が入っていたようだ。そして、金の受け渡し場所に誘拐犯(吉沢亮)が現れる。
第2話 2017年7月28日「違法風俗店の男」 視聴率 2.3%
東京・下北沢の劇場に出演中の光石研は、前の仕事が早く終わり時間を持て余していた。「風俗店が集まるビルがある」という共演者の池田(池田鉄洋)の話を思い出し、迷いながらも入店した光石は、風俗嬢・ユイ(川栄李奈)に案内され個室へ。その時、警察の摘発が入るとの放送が流れる。非常口から逃げようとする光石だが、荷物が邪魔で外に出られない。光石は居合わせた芸人・秋山竜次と協力し、ピンチを乗り切ろうとする。
第3話 2017年8月4日「夫が女装する女」 視聴率 2.0%
由紀子(麻生久美子)が東京・下北沢を歩いていると、そのやや後ろに女装した夫・勲(野間口徹)の姿があった。勲には女装癖があるため、由紀子は外出時は必ず距離を置いて歩く。息子が中学受験を終えるまではと説得し、一度はやめたものの、受験終了と同時に勲は女装を再開していた。この日、由紀子はママ友の理沙(西田尚美)たちとばったり会い、カフェへ。ところが、楽しく話していると、女装姿の勲が店に入ってくる。
第4話 2017年8月11日「夜逃げする女」 視聴率 1.9%
古着店を営む類(緒川たまき)の元に原田(山西惇)が現れ、類と共に店を営む照美(酒井若菜)に貸した300万円の返済を迫る。返せないなら照美と結婚すると言って強引に連れ出そうとする原田に、かっとなった類は後ろから頭を目がけてブーツを何度も振り下ろし、やがて原田は血を流して動かなくなる。夜逃げを企てた2人は知人の俳優・深大寺(志尊淳)に連絡。何も知らない彼の手を借りて、箱に詰めた原田を運び出そうとする。
第5話 2017年8月18日「最高のSEXをする女」 視聴率 2.3%
麻子(夏菜)はバンドマンの恋人・孝治(和田聰宏)が若い女性と浮気をしていると耳にする。インターネットには証拠写真が次々と上がっていた。しかも携帯電話には、売れない時代を支え続けた麻子から他の女性に乗り換えるという趣旨のメールまであった。あまりの仕打ちに怒りが頂点に達した時、麻子の中から‘もう一人の麻子’が飛び出す。そのもう一人の麻子は、孝治が一生後悔する方法で捨ててやろうと提案する。
第6話 2017年8月25日「未来から来た男」 視聴率 1.7%
スーパーコンピューター「mamazon」が世の無駄を排除し合理的な世界を築く2037年。反抗勢力の通称「サブカルゲリラ」は、聖地の東京・下北沢を奪還すべく抵抗していた。そこでmamazonは、ゲリラのリーダー・サラ(松本穂香)の存在を消すため、彼女がサブカルチャーに目覚めた2017年の雑貨店に、シーモキーター(佐藤二朗)を送り込む。ところが、シーモキーターは時間移動の直後は全裸になってしまい…。
第7話 2017年9月1日「手がビンになった男」 視聴率 2.0%
東京・下北沢のカフェバーのカウンターに、劇団員・キヨシ(佐藤隆太)と女優・アンナ(臼田あさ美)がいた。アンナは数ある中でもキヨシの劇団が飛び抜けていると言い、「宣伝する」と褒めちぎる。キヨシは謙虚な態度を見せつつも、心の中では完全に舞い上がっていた。しかも、アンナは「キヨシに興味がある」と手を重ねてくる。急展開に妄想を膨らませるキヨシだったが、ひょんなことから、指がビール瓶から抜けなくなる。
第8話 2017年9月8日「彼女が風俗嬢になった男」 視聴率 2.2%
キャバクラ嬢の恋人・みわ(馬場ふみか)に養われ平穏な日々を送る無職ののりお(青柳翔)は、友達から電話で「風俗に行ったらお前の彼女が出てきた」と言われる。写真を見ると確かにみわだ。のりおは慌ててみわを呼び出すが、彼女は悪びれず「あんたの稼ぎがないからだ」と言い放つ。のりおは、みわに風俗嬢をやめさせるため、今日中にパチンコで50万円稼ぐと宣言。店員の愛子(森川葵)はその様子を心配そうに見つめて…。
第9話 2017年9月15日「幽体離脱した男」※24:32〜25:02 視聴率 1.1%
落ち目のアイドル・タクヤ(金子大地)は、事務所の社長から東京・下北沢の小劇場で舞台に立つよう命じられる。本番直前、劇場で怪奇現象が起こり、劇団員は「劇場霊」の仕業ではないかと噂をしていた。そんな中、タクヤは突然、幽体離脱してしまう。本番までに戻らないとまずいと焦るタクヤだが、そこへ幽体離脱中の彼の姿が見える少女・紗奈(岸井ゆきの)が現れる。タクヤは紗奈の手を借りて、なんとか元に戻ろうとする。
第10話 2017年9月22日「悪魔にとり憑かれた女」 視聴率 1.2%
結成20周年を迎えたロックバンド「ロノウェ」の初単独公演が始まろうとしていた。カート小林(高橋努)らメンバーは39歳でやって来たチャンスに人生を懸けている。ところが開演直前、ボーカルのジャニス(夏帆)が「彼氏に振られたから歌わない」と言い出す。ロノウェのファンクラブのリーダーでもある恋人・サタン(松尾諭)が会場にいるので、ステージに上がれないとかたくなだ。小林は2人を復縁させようとする。
最終話 2017年9月29日「父親になりすます男」 視聴率 2.1%
ジョン(古田新太)の後輩・村山(大倉孝二)は、東京・下北沢のシンボルである本多劇場が取り壊されると聞いて悲しみ、ママ(小池栄子)の店で酔いつぶれる。最後の希望は、下北沢の再開発を推進する区議会議員・源一(升毅)の娘・悦子(成海璃子)と、反対派のリーダーを父に持つ役者・航平(大東駿介)との結婚。村山は、その結婚パーティーで源一に直談判すると息巻く。ところが当日、航平の父が現れない。航平はジョンを父の代役にする。
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タグ:下北沢ダイハード