原作概要
『さぼリーマン 飴谷甘太朗』(さぼリーマン あまたにかんたろう)は、 原作:萩原天晴・作画:アビディ井上による漫画作品。
ドラマ概要
深夜ドラマ枠「木ドラ25」第2弾は、人気コミック「中間管理録トネガワ」(講談社)の原作・萩原天晴、作画・アビディ井上の異色グルメ漫画「さぼリーマン 飴谷甘太朗」を、連続ドラマ化する。
主人公の飴谷甘太朗を演じるのは、連ドラ初主演の歌舞伎俳優・尾上松也。老舗の甘味処から話題の名店まで、作中で甘太朗が訪れるのは全て実在のお店。また、VFXを使用して描き出される、スイーツを堪能する甘太朗のエキセントリックな脳内イメージにも注目。甘太朗と共に働く社員役には、石川恋、皆川猿時が扮する。
キャスト
飴谷甘太朗(あめたに かんたろう):尾上松也
母が歯科医院の医者であるため、実家に住んでいた頃は甘いもの=スイーツが禁止されてしまい、その反発からスイーツ好きになった。
休日だけでなく、勤務日である平日も嗜みたい事から出版社・吉朝社の営業部に就職(転職)。営業をスマートに済ませてから秘かに残り時間をスイーツ趣味を楽しむため、その為のあらゆるルーティン(準備)も欠かせない。
スイーツ好きの解放感から、知人が周囲に居ない場合は彼はとどまる事を知らず、スイーツ道へまっしぐら…
時に(あらゆる要因で)妨害に遭遇されるが、彼はめげずにスイーツの名店へ突き進む。スイーツを食す最中は妄想の世界に入る。
スイーツ巡りをした場合、必ずブログ「甘(あま)ブロ」に「スイーツ・ナイト」としてレポートを更新する。
土橋香奈子(どばし かなこ):石川恋
甘太朗の勤務する会社の同課における同僚、やり手の若手営業ウーマンらしい。ドラマではえりかと同じく内務が多い。実はスイーツ好きで、「甘ブロ」の閲覧者(ハンドルネームは「スイーツ・プリンセス」)。
甘太朗がスイーツ党で「甘ブロ」管理人であることを薄々感づいていて、追及する事もあるがそのたびにかわされてしまう。
三宅徹(みやけ とおる):皆川猿時
甘太朗の上司・部長。
甘太朗が無趣味で禁欲的なやり手営業マンだと思っていて、スイーツ党であることは知る由も無い。 そのため、甘太朗のルーティン(準備)を「スイーツを楽しむ為」ではなく、禁欲的だとしか想定していない。
一見、冷徹そうな上司ではあるが、実は甘えん坊なところがある。特に甘太朗や土橋に対してその兆候がみられる(甘太朗を誘う時、当人が担当する仕事が舞い込む時には、山地に丸投げすればいいと述べて廻そうとするが、甘太朗は自己責任を盾にして回避する)。 家では妻と息子・直樹がいる。
山地大輔(やまじ だいすけ):尾上寛之
甘太朗の先輩。三宅と同じく、甘太朗のことを頭でっかちな営業マンとしか思っていない。 概ね、えりかが話し相手になっている(二人とも本音は甘太朗に構って貰いたいのだが…)。
上記の通り、三宅のスケープゴートにされることが多いらしい。
佐野えりか(さの えりか):清水葉月
甘太朗の同僚。甘太朗をデキる営業マンだと思っていて、好感を持っている。
なぜか、(彼女が慕う甘太朗よりも)山地とつるむ事が多い。
その他
財部豊(たからべ ゆたか):健太郎 - 第4話、第11話
甘太朗の部署で、必ずトップクラスに名前が登る「営業王子」。
趣味は(ダイエット目的の)筋力増強で、営業をこなしつつ…ついでに(甘太朗と同じくサボる形で)フィットネスジムに通う。
甘太朗と営業成績トップを競っていて、(甘太朗自身はそのつもりはないが)彼は甘太朗へ一方的に嫉妬している。
第11話では営業トップを取り戻すべく、著名漫画家のサイン単行本を使った営業(及びサイン会)で起死回生を図ろうとするが遅刻して仕舞い、甘太朗にフォローされてしまう。甘いものを控えていた彼であったが、お礼にと甘太朗の誘いに乗りチョコレート専門店でチョコレートを食べ、甘太朗とスイーツ妄想の世界に入ってしまう。さらに甘太朗に「甘えるのも悪くない」と云われ、うなずく。
五ケ瀬宏樹(ごがせ ひろき):八木将康 - 第5話
甘太朗の後輩で新人、高校球児で甲子園に参加した事もあるがドラフト会議へ声を掛けて貰えず、半ば腐っていた。
(スイーツ趣味の為)彼と別行動で営業を行う事にしたが、営業そっちのけでバットの素振りだかりやる彼をみつけた。甘太朗は彼の話を聴いて少しは理解をするが、「このままではいけない(私にも悪影響を及ぼす)。」とお灸をすえる一言を言う。
反省する彼に甘太朗は「ちゃんと営業をこなした上なら構わない」と助言した。彼は甘太朗を(サボりの)先輩として尊敬する。
松沢夫婦(まつざわふうふ):中村靖日、シモネ - 第6話
夫・しげおは吉朝社に出入りする漫画家だが、ここ1年は売れていない(というより、殆ど執筆できていない)。
漫画の仕事を再開する為に、吉朝社に来社しては社員をモデルにしようと考え、甘太朗を気に入ってしまう。
三宅直樹(みやけ なおき):斎藤汰鷹 - 第8話
三宅の長男。甘太朗はこの(扱いづらい)彼の面倒を三宅に押し付けられ、困惑した。
彼はどちらかといえば洋物スイーツが好きらしく、甘太朗がさしいれたお萩に最初はがっかりしたが…
飴谷エリコ(あめたに えりこ):森口瑤子 - 第9話
甘太朗の母。歯科医院の医師であることから、息子・甘太朗に(現在に至るも)スイーツを禁止して来た。或る意味、甘太朗がスイーツ党になったのは、彼女に抑制されたことからの解脱と反発と思われる。
スタッフ
脚本:村上大樹、足立紳、山口智之、酒井善史
監督:守屋健太郎、石田雄介、島夏来
音楽:牧戸太郎
技術協力:ソニーPCL、レスパスビジョン、シネマサウンドワークス
照明協力:APEX
美術協力:日映装飾美術
音響効果:メディアハウス・サウンドデザイン
機材:小輝日文
プロデューサー:渡邊愛美(テレビ東京)、坂井正徳(東北新社)、中澤研太(東北新社)
チーフプロデューサー:大和健太郎(テレビ東京)
Netflix共同プロデューサー:成田岳
テレビ東京コンテンツプロデューサー:小林史憲、滝山直史
制作協力:Netflix
制作:テレビ東京、東北新社
製作著作:「さぼリーマン甘太朗」製作委員会
エンディング:アイスクリーム/イトヲカシ
各話あらすじ
第1話 2017年7月13日「あんみつ」
出版社の営業部で働くことになった、飴谷甘太朗(尾上松也)。彼には、周囲には明かせない秘密が。それは、仕事をサボって甘味巡りをすること!そうして堪能したスイーツを自身のブログ、『甘ブロ』にアップするのが日課である。あらゆる甘味を味わい尽くすべく、甘太朗は外回りに出向くのであった。極上の甘味を味わった瞬間、甘太朗の甘美なる妄想があふれ出す…!人形町の「白玉小倉あんみつ」を食べた甘太朗は蜜に包まれる!?
第2話 2017年7月20日「かき氷」
吉朝出版販売営業部で働く飴谷甘太朗(尾上松也)の秘密は、仕事をサボって甘味巡りをすること。堪能したスイーツを自身のブログ『甘ブロ』に更新するのが日課。猛暑の中、スーツ姿で外回りへと向かう甘太朗。クールな表情に見えるがその下にはヒートテックを着込んでいた!極限まで自分をいじめ抜くその理由はただ一つ…最高の状態で「かき氷」を食べるため!今しか味わえない絶品「かき氷」とは果たして。いざ、甘味の園へ!
第3話 2017年7月27日「豆かん」
吉朝出版販売営業部で働く飴谷甘太朗(尾上松也)の秘密は仕事をサボって甘味巡りをすること。堪能した甘味を自身のブログ『甘ブロ』に更新するのが日課。ある日、甘太朗の同僚・土橋(石川恋)は、『甘ブロ』の管理人が甘太朗なのではないかと疑惑をもつ。そんな中、一日に3店舗の豆かんを食べつくす『豆かんトライアスロン』のチャンスが甘太朗に訪れる!甘太朗は土橋の追及を逃れ無事に3つの豆かんを食べることができるのか!?
第4話 2017年8月3日「パフェ」
出版社で働く営業マン、飴谷甘太朗(尾上松也)の最大の秘密は、仕事をさぼって甘味巡りをすること。そんな彼と同じ販売営業部のエースである財部(健太郎)は、入社したばかりの甘太朗に成績トップの座を奪われてしまう。甘太朗の弱みを握ろうと忍び寄る財部。しかし甘太朗はそんなことはつゆ知らず、手早く仕事を終わらせて新宿の「パフェ」を目指す。果たして甘太朗は無事に季節限定スイーツを堪能できるのか…?
第5話 2017年8月10日「ホットケーキ」
吉朝出版で働く飴谷甘太朗(尾上松也)の秘密は、仕事をさぼって甘味巡りをすること。そして堪能したスイーツを自身のブログ『甘ブロ』にアップするのが日課である。ある日、甘太朗は営業部長・三宅(皆川猿時)の命令により新人、五ヶ瀬(八木将康)の面倒を見ることに。貴重なスイーツタイムが妨害されるのを何としてでも避けたい甘太朗。果たして甘太朗は五ヶ瀬を振り切り無事に浅草の「ホットケーキ」を味わえるのか!?
第6話 2017年8月17日「抹茶ババロア」
吉朝出版で働く飴谷甘太朗(尾上松也)の日課は、大好きな甘味を堪能し、自身のブログ「甘ブロ」にアップすること。ある日「甘ブロ」に『“和スイーツ”は和菓子なのか?洋菓子なのか?』という質問が寄せられ、その答えは神楽坂の「抹茶ババロア」にあると確信し、外回りへ向かう。しかし、漫画家の松沢(中村靖日)が取材をしたいと甘太朗の前に立ちはだかる。果たして甘太朗は“和スイーツ”の答えにたどり着くことができるのか!
第7話 2017年8月24日「サバラン」
吉朝出版で働く飴谷甘太朗(尾上松也)の秘密は、仕事をさぼって甘味巡りをすること。彼の同僚・土橋香奈子(石川恋)は、三宅部長(皆川猿時)から新規開拓のため一緒に書店回りをするよう命じられる。気が乗らない土橋だったが、行き先がお目当てのカフェのある横浜と知り、二つ返事でついていくことに。業務の一部と言い喫茶店に立ち寄る二人。そこで「サバラン」を食べた土橋は、部長と共に甘味の妄想世界へと引き込まれてしまう!?
第8話 2017年8月31日「おはぎ」
吉朝出版で働く飴谷甘太朗(尾上松也)の日課は、仕事をさぼって甘味巡りをし、それを自身のブログにアップすること。休日のある日、甘太朗は三宅部長(皆川猿時)から、息子の直樹(斎藤汰鷹)の面倒を見てほしいと依頼を受ける。偶然にもお目当ての甘味が部長の自宅と同じ桜新町にあるため請け負うことにしたが、なかなか懐かない直樹に苦戦をする。果たして甘太朗は、子守をしながらお目当ての「おはぎ」にたどり着けるのか!
第9話 2017年9月7日「エクレア」
吉朝出版で働く飴谷甘太朗(尾上松也)の秘密は、仕事をさぼって甘味巡りをすること。今日も手早く外回りを済ませ、学芸大学で「エクレア」を堪能しようとした瞬間、歯科医である母(森口瑤子)から「今から家に行く」と電話がかかってくる。幼い頃から甘味を食べることを徹底的に禁止してきた母。そんな母の目の前で甘味を食べるという最高に背徳的な状況で、甘太朗はテイクアウトの「エクレア」を味わうことができるのか!
第10話 2017年9月14日「プリン」
吉朝出版で働く飴谷甘太朗(尾上松也)の秘密は、仕事をさぼって甘味巡りをすること。いつも定時までに仕事を完璧に終わらせる甘太朗だが、今夜は珍しく残業をすることに。しかし頭の中は敢えて昼ではなく夜にスイーツを食べる…その名も『夜スイーツ』のことで頭がいっぱいに。そんな中、三宅部長(皆川猿時)に会食に誘われ、おサボりタイムの邪魔をされてしまう。果たして甘太朗は会食を抜け出し、「プリン」を堪能できるのか!
第11話 2017年9月21日「チョコレート」
吉朝出版で働く飴谷甘太朗(尾上松也)の秘密は、仕事をさぼって甘味巡りをすること。ある日甘太朗をライバル視する財部(健太郎)は、営業成績トップの座を奪還するため、イベントを企画する。しかし致命的なミスをしてしまい、甘太朗がそのフォローをすることに。謝罪をするため彼の跡をつけた財部は、甘太朗に誘われ「チョコレート」の店へ。至極のチョコレートを口にし、共に異次元世界へトリップした2人が見たものとは!?
最終話 2017年9月28日「モンブラン」
吉朝出版で働く飴谷甘太朗(尾上松也)の秘密は、仕事をさぼって甘味巡りをすること。しかし多忙を極める甘太朗は、いつものようにさぼって甘味を食べる時間がなくストレスをためていた。そこへ三宅部長(皆川猿時)から外回りをお願いされ、谷中で「モンブラン」を食べる千載一遇のチャンスが!一方、ついに土橋(石川恋)は『甘ブロ』管理人・スイーツナイトの正体は甘太朗だと問い詰める!果たして甘太朗の正体はバレてしまうのか!
番組公式サイト
さぼリーマン 飴谷甘太朗
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