概要
1970年代半ば頃を舞台に、特撮番組に登場する怪獣の研究に熱中した青年たちを描いた青春ドラマ。特撮オタクで怪獣が大好きな主人公・リョウタを本郷奏多が演じる。
モデルとなるのは、空想特撮シリーズを愛し、怪獣をさまざまな角度から研究していた「怪獣倶楽部」という実在した団体。ウルトラマン、ウルトラセブンを徹底的に研究する編集会議では、円谷プロ協力のもと、実際に放送された内容をマニアックに議論するのも見どころの一つ。メンバー独自の見解が楽しめるとともに、メトロン星人、ゼットンなど、さまざまな怪獣たちも登場する。
ストーリー
今では当たり前にできるテレビの録画機能がなかった1970年代半ば、怪獣の同人誌を発行する「怪獣倶楽部」に集い、特撮番組に登場する怪獣の研究に青春をささげた若者たちがいた。そんな、リョウタ(本郷奏多)をはじめとした怪獣倶楽部のメンバーは、いつも同じ喫茶店に集まり、周囲の人々に冷ややかな視線を向けられても、めげることなくマニアックな熱い議論を交わしていた。
女っ気がないメンバーの中で唯一、リョウタだけがユリコ(馬場ふみか)という彼女がおり、リョウタは幾度となくメンバーとユリコのどちらを優先すべきかという究極の選択に悩まされていた。
キャスト
リョウタ - 本郷奏多
本作の主人公。怪獣倶楽部の「エース」として日常の全てを特撮に捧げる真面目な大学生。七十年代は怪獣特撮は子供が見るモノであったので「大人のくせに怪獣が好き」みたいな事にコンプレックスを感じている。
カツオ - 横浜流星
男子高校生。怪獣倶楽部の「新進気鋭のメンバー」として、リョウタに匹敵する特撮知識を持つ。評論の素質もあり、倶楽部の白熱した議論ではズバッと斬新な意見でメンバーを唸らせることも。
ユリコ - 馬場ふみか
大学生。明るくて清楚な優等生
シンゴ - 矢野聖人
リョウタと同年代の青年男性。勉強家で細かい事が気になるタイプ。人の間違いを逐一訂正する。
ユウスケ - 加藤諒
芸術肌で怪獣イラストのエキスパート。性格は穏やか。
ニシ - 山口翔悟
怪獣倶楽部の「まとめ役」である男性。音楽の知識が豊富。
ジョー - 柄本時生
怪獣倶楽部のナンバー2。実務を遂行する参謀的な役割。バイタリティ溢れる熱いフリーの雑誌ライター。 次々にアイデアを出す男
キャップ - 塚地武雅
怪獣倶楽部を主催する「編集長」。謎のコネクションを持っており当時は入手する事が大変困難だった特撮作品の資料を多数保有する。
スタッフ
監督:住田崇、青山貴洋
脚本:吹原幸太
企画・プロデュース:松本桂子
企画・脚本協力:酒井健作
制作:ドリマックス・テレビジョン
製作:『怪獣倶楽部』プロジェクト
主題歌
オープニングテーマ - 佐々木李子「Recollections」(ビクターエンタテインメント)
エンディングテーマ - トラフィックライト。「GEEKDOM」(ビクターエンタテインメント)
各話あらすじ(2017.6.6 - 6.27)全4話 平均視聴率 1.08%
第1話 2017年6月6日「狙われた街」 視聴率 0.9%
’70年代、空想特撮シリーズを愛し、怪獣をさまざまな角度から研究して同人誌を作り続けた団体「怪獣倶楽部」のメンバーたちの物語を描く。「怪獣倶楽部」のメンバーの一人であるリョウタ(本郷奏多)は、“ウルトラセブン「狙われた街」”のメトロン星人についてメンバーたちと白熱の議論を交わし、ページ作りに励んでいた。そんな中、仲間たちに秘密にしている女子大学生の彼女・ユリコ(馬場ふみか)の誕生日と同人誌の締め切り日が重なっていることが判明する。リョウタは特撮と彼女、どちらを選べばいいか苦悩する。
第2話 2017年6月13日 視聴率 1.1%
怪獣倶楽部のメンバーには恋人の存在を隠しているリョウタ(本郷奏多)。恋人のユリコ(馬場ふみか)と映画に出かけたが、そこでメンバーたちに遭遇してしまう。
第3話 2017年6月20日 視聴率 1.3%
議論が白熱し、衝突したキャップ(塚地武雅)とジョー(柄本時生)。怒りに任せて出ていった二人を追うリョウタ(本郷奏多)だったが、途中で恋人が知らない男と歩く姿を目撃する。
最終話 2017年6月27日 視聴率1.0%
怪獣倶楽部の存在を恋人のユリコ(馬場ふみか)に打ち明ける決意をしたリョウタ(本郷奏多)。しかしユリコからのまさかの誘いに、リョウタの気持ちは揺らぐ。
番組公式サイト
怪獣倶楽部〜空想特撮青春記〜 - Wikipedia