原作概要
『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(さくらこさんのあしもとにはしたいがうまっている)は、太田紫織によるミステリ小説。表紙イラストは鉄雄が担当している。
元々は2012年に書籍投稿コミュニティ『E★エブリスタ』に掲載されたWEB小説。同年、『E★エブリスタ 電子書籍大賞ミステリー部門』(角川書店)優秀賞を受賞し、2013年2月23日に角川文庫より書籍化された。第2巻以降は書き下ろしで、既刊11巻が刊行されている(2017年3月現在)。
2015年2月24日にテレビアニメ化。同年10月より12月まで放送された。また、漫画版(作画:水口十)が『ヤングエース』(KADOKAWA)にて2015年8月号から連載されている。
ドラマ概要
2012年に小説投稿サイト「エブリスタ」に掲載されたウェブ小説で、シリーズ累計100万部を突破した人気ミステリー小説が原作。美人で名家のお嬢さまにして、三度の飯より「骨」を愛する標本士の九条櫻子が、法医学・自然人類学の豊富な知識と類いまれなる観察眼によって、数々の難事件を解決していくさまを描く。
主人公の櫻子を演じるのは、今作が26年連続の連続ドラマ主演作にして連ドラ主演30作品目となる観月ありさ。共演は、Kis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔、高嶋政宏、新川優愛、上川隆也ら。
ストーリー
九条櫻子(観月ありさ)は、日本に数人しかいない骨格標本を組み立てる標本士。博物館や研究・教育機関からの依頼を受け、日々動物の骨の組み立てを行っている。そんな櫻子のところに、博物館の職員・館脇正太郎(藤ヶ谷太輔)が訪れる。
櫻子と正太郎は、とある骨の謎を探るべく山を訪れ、そこで人間の白骨死体を発見する。櫻子が見つけた白骨死体は誰のものなのか、なぜその場所が分かったのか? 櫻子が、骨からの声をもとに独自の目線で謎を解き明かす。
キャスト
九条 櫻子(くじょう さくらこ)
演 - 観月ありさ(幼少期:成宮しずく、高校時代:大坂美優)
三度の飯より骨を好むという常人離れした趣味を持つドS気質のプロ標本士。その為か自然の森博物館の学芸員の面々から敬遠されがちである。
裕福な家庭に育てられたお嬢様で外見こそは美しいが、性格は男勝りで乱暴。
一方で人並み外れた観察力と推理力も持ち合わせており、白骨化した遺体から死亡推定時期や性別、年齢、利き手を見抜き、骨だけでなく周囲の物も見合わせて死亡者の死因も見抜くことができる。
弟の祥太郎とペットの猫のパテラを過去に亡くしており、その事を心残りに思っている。
高校生になって間もない頃に祥太郎が亡くなった後、母親は病死し、父親は新しい家族と暮らすことになったため、長い休みが入ると叔父の設楽眞理のところへ行っており、現在の骨についての知識はそこから身に付けた。
甘いものに弱い。
館脇 正太郎(たてわき しょうたろう)
演 - 藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)
自然の森博物館に勤務する技術補佐員。
大学卒業後、就職活動に失敗したため大学院に進学したが、特にやりたいことがなく大学の就職課の紹介で博物館に就職した。
ドM気質だが性格は純粋で優しく正義感が強い常識人。
櫻子からは普段「少年」と呼ばれているが、後述の通り臼渕 沙月に刺された際、初めて名前で呼ばれた。
時折、心の中でツッコミを入れている。
志倉 愛理(しくら あいり)
演 - 新川優愛
自然の森博物館学芸員補。櫻子がとても苦手で避けているが、正太郎を通じて次第に櫻子と打ち解けていき、正太郎との恋も少しずつ芽生えていく。
磯崎 齋(いそざき いつき)
演 - 上川隆也
自然の森博物館主任学芸員。植物ヲタクであり、普段はあまり仕事熱心ではないが珍しい植物を目にした途端に非常に興味を示す。
以前は教師をしていたが、人より植物が好きだということを悟り、博物館に転職した。
しかし今でも教え子のことを思っており、特に三奈美と一重と二葉の三人の教え子のことを心配している。
五年前の教師時代に二葉が失踪する事件が起き、そのことについて大きな責任を感じている。
実は教師を辞職したことを今でも心残りに思っており、植物を育てるようになったのも教師を辞職後、育てると自分に応え、尚且つそばを離れない無垢な命が必要に感じたことからの発作的なものであり、教師を辞職したのも前述の失踪事件での責任感によるものであった。
一重の飛び降り自殺を止めた際に、教師時代に一重たちと向き合えなかったことを後悔し、謝罪した。
八峰警察署
山路 輝彦(やまじ てるひこ)
演 - 高嶋政宏
八峰署の刑事。普段は明るくノリのいいように振舞うが、実は上昇志向の持ち主で事件となると真剣に取り組む。
当初は独自で推理する櫻子のことを捜査の邪魔だと考えていたが、次第に櫻子の手腕と能力を買い、手を組もうと持ちかける。
櫻子の叔父の設楽眞理が関わっていた事件の真相を追っており、櫻子に協力を求める。
前述の事件で弟の陽介が殉職しており、その点についても真相を追っている。
近藤 卓也(こんどう たくや)
演 - 細田善彦
山路の部下。自己中心的に行動しがちな山路を冷静にサポートする。
命の危機に晒された同級生の藤岡毅を必死に助ける等、思いやりのある性格。
小学生の頃、苛められたときに藤岡に助けられたことで藤岡に憧れを抱いたことをきっかけに刑事となった。
新井 隆太
演 - 田中聡元
刑事課鑑識係。
刑事課係長
演 - ヨシダ朝(第4話・第7話・第9話)
自然の森 博物館
谷上 和裕(たにがみ かずひろ)
演 - 近藤公園
自然の森博物館学芸員。研究よりも職場のゴシップに興味を示す。
杉森 重男(すぎもり しげお)
演 - 渡辺憲吉
自然の森博物館館長。争い事を嫌う平和主義者。櫻子の才能を誰よりも評価している。
その他
沢 梅(さわ うめ)
演 - 鷲尾真知子
九条家に同居している使用人。通称ばぁや。櫻子が幼い頃から世話をしている保護者的存在。
津々見 三奈美
演 - 山谷花純(第2話・第3話(回想)・第5話・第6話)
磯崎の元教え子。
二葉失踪の二日後に何事も無かったかのように笑っていた一重と、二葉のことを助けられなかった磯崎に対し不信感を抱いている。
実は二葉が既に死んでいることを知っており、二葉の死を目にした際に警察を呼ぼうとしたが、二葉の自殺を止めなかったから自分たちが捕まってしまうという理由で一重に止められ、疑われないようにと一重と一緒に二葉の遺体を庭に埋めていた。
しかし実際は一重によって二葉は絞殺されており、そうとは知らず、自身は自殺したと思っていた。
磯崎が一重の飛び降り自殺を止めた後は一重と共に警察に逮捕されたが、彼女の容疑は死体遺棄罪であり、すでに3年の公訴時効が成立していたため、釈放された。
圓 一重
演 - 中村ゆりか(第2話(写真)・第4話 - 第6話)
磯崎の元教え子。磯崎に失踪をほのめかす電話をする。
二葉が一緒に死のうとするのを止めようと揉み合いになり誤って絞殺してしまった。
櫻子にそのことを暴かれ、三奈美を人質にとった後、高校の屋上から飛び降り自殺を図るが磯崎に止められた。
その後三奈美と共に警察に逮捕された。
高校時代に花房と付き合っていた。
西沢 二葉
演 - 三浦透子(第2話(写真)・第4話 - 第6話)
磯崎の元教え子。
五年前に「生まれ変わったら羽のあるものになりたい」と磯崎に話したのを最後に失踪し、現在も行方が分かっていなかったが、実際は一重と一緒に死のうとした際に一重が抵抗したことで絞殺されていた。
親が後悔するというという理由で一重と三奈美と一緒に死のうと考えていた。
一重と同様に花房と関わりを持っていた。
ゲスト
第1話
三島 多香子
演 - 原田佳奈
正太郎が住むマンションの住人。ハーブ専門店経営。櫻子と正太郎に白骨化した遺体として発見される。
婚約者の藤木の会社の計画倒産に関与していた疑いがある。
正太郎のことをよく気にかけており、自転車を倒してしまったときに怪我を手当てをしたり、就職や将来についての相談に乗るなどしていた。
三島 由岐
演 - 三倉茉奈
多香子の妹。藤木と関係を持っており、妊娠までしていた。
藤木 達也
演 - 宇賀神亮介
多香子の婚約者。由岐とも関係をもっており、由岐を妊娠させていた。
第2話
富永 柚胡香
演 - 吉澤梨里花
正太郎がコンビニの前で見かけた少女。背中に虐待されたと思わしき傷がある。
富永 真美子
演 - 桜井ユキ
柚胡香の母。柚胡香に虐待行為をしていたとされている。
長原
演 - 増田修一朗
真美子の元夫。
薬物中毒にかかっており、富永家に乗り込んだ際に、真美子が別の男を連れ込んでいるように錯覚し、正太郎達を襲う。
第3話
佐々木 敦郎
演 - モロ師岡
私立早明館高校教師。生物部顧問。櫻子の高校時代の恩師。ウォーキング中に心筋梗塞で急死する。
入山 勇人
演 - 浦上晟周
私立早明館高校生徒。佐々木の教え子。
櫻子が佐々木に度々高く評価されることで恨みを持ち、櫻子名義で弁当を30個注文する、レビューサイトで捏造の誹謗中傷を投稿するなどの嫌がらせをする。
戸川 玲子
演 - 中村真知子
佐々木が病院で入院していたときに知り合った女性。
岸谷 政美
演 - 黒坂真美
私立早明館高校教師。生物部副顧問。
弁当店のスタッフ
演 - 長浜之人(キャン×キャン)
勇人から櫻子名義の弁当30個の注文を受け自然の森博物館に届けた。
第4話
東藤 清治郎
演 - 佐々木勝彦
自然の森博物館オーナー。東藤グループ会長。複数の女性に子供を産ませており、その事から息子達に疎まれていた。
千代田 薔子
演 - 富田靖子(中学時代:花田優里音)
自然の森博物館代表。東藤の娘。櫻子とは幼馴染の関係であり、彼女の過去をよく知っている。
櫻子のことを「さーちゃん」と呼んでいる。
東藤 君子
演 - 島かおり
清治郎の妻。子供が産めない体故に、清治郎に別の女性との間でできた子供たちの育児をさせられていた。
東藤 清哉
演 - 木川淳一
東藤家長男。粉飾決算を行っていた。
晴美
演 - 三津谷葉子
東藤家次女。経営難により破産寸前にまで陥っている。
俊之
演 - 川久保拓司
晴美の夫。
東藤 耕次
演 - 小久保寿人
東藤家次男。東藤家に対し、束縛感を抱いていた。
金沢
演 - 窪園純一
東藤家執事。
圓 千沙
演 - 舟木幸(第5話・第6話)
一重の母。
第5話
圓 正行
演 - 永島和明
一重の父。世間体から一重が失踪したことを知りながら警察に届け出ず、行方を聞きにきた磯崎を追い返した。
津々見 英里子
演 - 松沢有紗
三奈美の母。
第6話
花房
演 - 窪寺昭
一重が付き合っていた自称カメラマン。二葉とも関わりを持っていた。本名は仁村聡。
水谷 留美
演 - 水城えま
7年前に失踪した風俗店店員。二葉の隣にて白骨化されていた。
九条 祥太郎
演 - 尾形颯太(第7話(回想))
櫻子の弟。櫻子の高校時代に亡くなった。
第7話
藤岡 毅
演 - 「ジョンミョン
作曲家。近藤の小学生時代の同級生。ここ最近は体調が悪化しており、自分は呪いで死ぬのではと感じている。
藤岡 美幸
演 - 高嶋香帆
藤岡の妻。
新谷 栄一
演 - 隈部洋平
藤岡のマネージャー。
第8話
設楽 眞理
演 - 柴俊夫(第9話 - 最終話)
櫻子の叔父。事故で頭を打ち、現在は入院中。
そのため、20年前に自身が担当した事件についての記憶を失っている。
鴻上 百合子
演 - 小林涼子
正太郎の中学時代の同級生。
認知症の祖父の介護を祖母一人に任せていたことで、祖母が自殺したんだと責任感を感じている。
鴻上 アサ
演 - 山口美也子
百合子の祖母。崖から飛び降り自殺したとされている。
認知症の祖父の介護を百合子の助けを借りず、一人で行っていた。
百合子の祖父
演 - 志賀圭二郎
4年前に脳溢血で倒れ寝たきりになり、さらに認知症を患った。
臼渕 沙月
演 - 櫻井淳子(第9話)
20年前に首吊り自殺したとされている臼渕日和の妹。
実は彼女こそが日和を殺害した犯人であり、その犯行は何者かに知恵を吹き込まれて行ったものであり、その事を櫻子に問い詰められている最中に正太郎が訪れ、櫻子が振り向いた瞬間、刃物で櫻子に襲い掛かろうとし、彼女をかばった正太郎の腹部を刺してしまう。
後に日和と仁村聡(花房)は自分が殺害したとして八峰署に出頭する。
田口
演 - 八幡朋昭
日和の元婚約者。
木田
演 - 岩谷健司
日和の浮気相手の医者。
日和の元先輩看護師
演 - 兎本有紀
第9話
小山内 恵子
演 - 建部和美
30年前の頭部のない白骨遺体の女性。
青葉 英世
演 - 林泰文(最終話)
四ノ宮大学准教授。櫻子とは昔馴染みの知り合い。
旧名は間宮優で、父親は小山内恵子を殺害し、警察の車に轢かれ、死亡したとされている間宮敏則。
小山内恵子の息子・哲哉の同級生
演 - 金時むすこ
スタッフ
原作 - 太田紫織『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(エブリスタ / 角川文庫)
脚本 - 山岡潤平
音楽 - 菅野祐悟
編成企画 - 稲葉直人(フジテレビ)
プロデュース - 森安彩(共同テレビ)
演出 - 佐藤祐市、山内大典
制作 - フジテレビ
制作著作 - 共同テレビ
テーマソング - Kis-My-Ft2「PICK IT UP」(avex trax)
エンディング - BuZZ「LEAN ON ME」(SONIC GROOVE)
各話あらすじ(2017.4.23 - 6.25)全10話 平均視聴率 5.31%
第1話 2017年4月23日「変人!偏屈!骨好き女現る!」 ※初回15分拡大(21:00 〜 22:09)
3度の飯より骨が好き’な名家の令嬢・櫻子(観月ありさ)は、動物の骨を組み立てるプロの「標本士」。「自然の森博物館」の新人職員・正太郎(藤ヶ谷太輔)は、櫻子が完成させた標本を受け取って来るよう命じられた。恐がりの正太郎が、標本だらけの室内でびくついていると、櫻子が先日預かったキツネの骨の発見現場に案内しろと言い出す。そして、同僚の愛理(新川優愛)に教えられた森に案内すると、そこには白骨遺体が…。
第2話 2017年4月30日「傷ついた迷子の少女を救え!」
正太郎(藤ヶ谷太輔)は、櫻子(観月ありさ)宅からの帰途、コンビニの前ではだしの女の子(吉澤梨里香)と遭遇。迷子の通報をし、櫻子の家で山路(高嶋政宏)たちの到着を待つことに。そんな中、櫻子は女の子が左手首を骨折後、しかるべき処置がされていないことに気付く。さらに、背中に引っかき傷もあり、母親による虐待の可能性が浮上した。翌日、女の子の家が判明し、送って行った櫻子と正太郎は、室内の状況に息をのむ。
第3話 2017年5月7日「届け!恩師が遺した骨と想い」
高校時代の恩師・佐々木(モロ師岡)が他界し、櫻子(観月ありさ)は遺族から数多くの標本を託される。博物館の磯崎(上川隆也)や正太郎(藤ヶ谷太輔)らが仕分けを手伝うが、その中に火葬された人骨が見つかり、添えられた紙片には和歌と「玲子」という名前が記されていた。一方、博物館に櫻子の名前で注文された大量の弁当が届き、インターネットの掲示板に櫻子の悪口が書き込まれる。それは、高校生・入山(浦上晟周)の仕業で…。
第4話 2017年5月14日「豪邸殺人!私は骨になりたい」
櫻子(観月ありさ)や正太郎(藤ヶ谷太輔)たちは、博物館のオーナー・清治郎(佐々木勝彦)の娘で同館代表・薔子(富田靖子)に依頼され、清治郎の誕生日を祝うため、前日から屋敷へ。清治郎の妻・君子(島かおり)、薔子の兄、妹夫婦、弟も顔を揃える中、清治郎が突如、明日、来季の事業計画のプレゼンをするよう命じ、結果次第で遺産の配分を決めると宣言した。翌朝、清治郎が遺体で見つかり、きょうだい間で犯人捜しが始まる。
第5話 2017年5月21日「元教師、悲しき過去との対決」
正太郎(藤ヶ谷太輔)は、仕事を休んだ磯崎(上川隆也)が、元教え子について聞いて回る場面に遭遇。櫻子(観月ありさ)と自宅を訪ねると、磯崎は重い口を開く。高校教師だった5年前、クラスに一重(中村ゆりか)、二葉(三浦透子)、三奈美(山谷花純)の仲良し3人組がいたが、二葉が失踪。磯崎は責任を感じて退職した。そして、一昨日、突然電話してきた一重に、連絡がつかないという。櫻子は、手掛かりは三奈美にあるとにらむ。
第6話 2017年5月28日「消えた骨!教え子が隠す真実」
櫻子(観月ありさ)は、法医学者の叔父が20年前、自殺とされた事件に疑いを抱き、刑事だった山路(高嶋政宏)の亡弟も同様に考えていたと知る。その遺体からは「蝶形骨」が奪われていた。一方、一重(中村ゆりか)たちが二葉(三浦透子)を埋めた現場で発見された別の遺体にも「蝶形骨」がなく、山路は20年前の事件との関連を疑う。そんな中、正太郎(藤ヶ谷太輔)は三奈美(山谷花純)から、高校時代のあるエピソードを聞く。
第7話 2017年6月4日「友よ死ぬな!呪いを見破れ!」
刑事の近藤(細田善彦)は、小学校の同級生で作曲家の藤岡(「ジョンミョン)と再会。藤岡が‘呪い’のせいで死期が近いと言うのを聞いた近藤は、正太郎(藤ヶ谷太輔)に櫻子(観月ありさ)を連れてくるよう頼む。櫻子に「呪いなんてない」と断言してほしいという。藤岡は櫻子たちに、叔父が半年前に亡くなる直前、家系にまつわる呪いを口にしたと話し、藤岡の会社の共同経営者・新谷(隈部洋平)は、藤岡家の死亡リストを見せる。
第8話 2017年6月11日「夕陽に隠された老婆の想い」
櫻子(観月ありさ)が正太郎(藤ヶ谷太輔)、愛理(新川優愛)と入った森に、白骨遺体があった。その場で櫻子は、70代以上の女性で、死因は頸(けい)髄損傷と断定する。後日、正太郎を中学の同級生・百合子(小林涼子)が訪ねてきて、白骨遺体は行方不明だった祖母・アサ(山口美也子)で、自殺と断定されたと話す。一方、遺体の「蝶(ちょう)形骨」が奪われた二つの事件を追う山路(高嶋政宏)に、櫻子はある疑問を投げ掛ける。
第9話 2017年6月18日「なぜあなたが…事件の黒幕!」
正太郎(藤ヶ谷太輔)は櫻子(観月ありさ)をかばって、20年前の事件の犯人と思われる沙月(櫻井淳子)に刺され、意識を失う。以降、アトリエに閉じこもりろくに食事も取らなかった櫻子は、法医学者の叔父・設楽(柴俊夫)に宛てた山路(高嶋政宏)の弟からの手紙に注目。そこには20年前の事件より前に発生した事件の新聞記事が同封され、弟は同一犯を疑っていた。そんな中、沙月が突然、自首。山路は黒幕について追及するが…。
最終話 2017年6月25日「死神VS標本士!命は私が守る」
櫻子(観月ありさ)は「蝶(ちょう)形骨」を奪った連続殺人事件の黒幕「間宮」が、法医学教室の青葉(林泰文)だと察する。折しも、正太郎(藤ヶ谷太輔)が青葉を訪ねていて、櫻子は正太郎の危機に慌てるが、設楽(柴俊夫)が既に正太郎を連れ出していた。櫻子はその設楽の動きから、彼の記憶が戻ったことに気付く。一方、山路(高嶋政宏)は櫻子たちに、青葉逮捕は現状では難しいが、必ず証拠をつかむので手を出すなと言い含める。
各話視聴率
番組公式サイト
櫻子さんの足下には死体が埋まっている - Wikipedia