2017年04月02日

ツバキ文具店〜鎌倉代書屋物語〜 TOP

『ツバキ文具店〜鎌倉代書屋物語〜』(ツバキぶんぐてん〜かまくらだいしょやものがたり〜)は、NHK総合「ドラマ10」枠(毎週金曜 22:00〜22:50)にて2017年4月14日から同年6月2日まで放送された。全8回。


原作概要
『ツバキ文具店』(ツバキぶんぐてん)は、小川糸の小説。季刊文芸誌『GINGER L.』(幻冬舎)への連載を経て、2016年4月21日に幻冬舎より刊行された。2017年本屋大賞候補作品。2017年4月にNHKラジオ第1「新日曜名作座」にてラジオドラマ化された。


概要
2017年の本屋大賞にノミネートされた小川糸のベストセラー小説「ツバキ文具店」を原作に、多部未華子主演でドラマ化。古都・鎌倉を舞台に、バリからふるさとに帰ったばかりの主人公・雨宮鳩子(多部)が、亡き祖母から文具店を受け継ぎ、手紙の代筆をなりわいとする“代書屋”として成長していく姿を描く。

鳩子は依頼者の思いもくみ取り、手紙を一から考えて代筆する日々の中で、風変わりな人々と触れ合い、日常の小さな幸せを感じていく。


ストーリー 
雨宮鳩子(多部未華子)は、「ツバキ文具店」を営んでいた祖母・カシ子(倍賞美津子)が亡くなり、その葬式に出るために8年ぶりにふるさとの鎌倉に戻った。文具店とは名ばかりで、カシ子は客の依頼を受けて手紙を代筆する“代書屋”を本業としており、鳩子も幼い頃に代書の手ほどきを受けていたが、厳しい指導に反発し、家を出ていた過去があった。

残された店舗兼住居を売却しようとしていた鳩子だったが、「ツバキ文具店」は代書屋として地元の人々に愛されており、引き継ぐことを余儀なくされる。新米の代書屋となった鳩子は、手紙の依頼に応えるうちに、さまざまな人々と心を通わせていく。


キャスト
雨宮 鳩子 - 多部未華子
カシ子の孫。かつては祖母と一緒に住み、代書の厳しい指導を受けていた。それに反発して高校卒業とともに上京し、就職活動に失敗して海外に出ていた。あだ名はポッポ。

白川 清太郎 - 高橋克典
鎌倉の観光ガイド。「ツバキ文具店」に顔を出し、カシ子の身の回りの手伝いをしていた。かつては東京の一流商社に勤めていた。

守景 蜜朗 - 上地雄輔
鎌倉の「むぎカフェ」の店主。一人娘の陽菜と暮らしている。

楠 帆子 - 片瀬那奈
新津ちせ

バーバラ婦人 - 江波杏子
雨宮家の隣に住む婦人。生前のカシ子と親しくしていた。鳩子を温かい目で陰ながら見守っている。

男爵 - 奥田瑛二
鎌倉の人々から「男爵」と呼ばれている男性。カシ子の葬儀に顔を出し、鳩子のことも昔から知っている様子。

雨宮 カシ子 - 倍賞美津子
鳩子の亡き祖母。鎌倉で「ツバキ文具店」を営み、客に頼まれると美しい文字で手紙を代筆していた。

ゲスト
第一話 「奇妙なお悔やみ状」
マダムサイダー - 冨士眞奈美
砂田 京子 - 原日出子
砂田 久雄 - 小林隆

第二話 「幸せの修了証書」
三津田 桂司 - 高橋和也
綿貫 梨香 - 村松えり

第三話 「けじめの断り状」
戸部 佳奈美 - 田島ゆみか
武田の上司 - 祖父江進

第四話 「最後のラブレター」
園田 薫 - 川口覚
佐倉 桜 - 桜川博子

第五話 「母へ贈る文字」
笹原 花蓮 - 芦名星
笹原 知里 - 阿知波悟美

第七話「話せなかった思い」
匿名さん - 平山さとみ

最終話「解き放たれた言葉」
新しい客 - 阿部朋子

スタッフ
原作 - 小川糸『ツバキ文具店』(幻冬舎刊)
脚本 - 荒井修子
音楽 - 白石めぐみ
手書き文字 - 萱谷恵子
制作統括 - 内田ゆき(NHKエンタープライズ)、中村高志(NHK)
演出 - 黛りんたろう、榎戸崇泰、西村武五郎
制作 - NHKエンタープライズ
制作・著作 - NHK

主題歌 - 絢香「コトノハ」 


各話あらすじ(2017年4月14日 - 6月2日)平均視聴率 5.56%
第1話 2017年4月14日「奇妙なお悔やみ状」 視聴率 5.7%
 鳩子(多部未華子)は8年ぶりに故郷・鎌倉へ戻る。「ツバキ文具店」という小さな文具店を営んでいた祖母・カシ子(倍賞美津子)が亡くなったのだ。ツバキ文具店は、依頼者が書けない手紙を本人に成り代わって書く店だった。幼い頃、母に捨てられ、厳しいカシ子に反抗して家を飛び出した鳩子は、店を継ぐ気はない。そんな中、カシ子が亡くなる直前、彼女に手紙の代筆を依頼したという客・マダムサイダー(冨士眞奈美)が現れる。

第2話 2017年4月21日「幸せの修了証書」 視聴率 4.6%
 新米の‘代書屋’となった鳩子(多部未華子)の元に、三津田(高橋和也)という男性から離婚を知らせる手紙の依頼が持ち込まれる。妻に好きな人ができたのが離婚の原因だという。三津田は妻の唯一の要望である、封ろう用のシーリングスタンプを渡す。円満離婚を強調する三津田に、鳩子は違和感を抱く。鳩子は手紙のヒントを得ようと三津田を訪ねるが、話すうちに三津田は動揺し、離婚の知らせを出すかどうか迷い始める。

第3話 2017年4月28日「けじめの断り状」 視聴率 5.6%
 ツバキ文具店を鳩子(多部未華子)の元恋人・武田(松澤傑)が訪ねてきた。出版社で編集者として働く彼は、有名エッセイストに送る執筆依頼を代わりに書いてほしいという。安易な依頼に気分を害した鳩子は断り、武田を追い返す。そんな中、鳩子は男爵(奥田瑛二)に、友人からの借金の依頼を断る手紙の代筆を頼まれる。男爵が苦手な鳩子は戸惑うが、次第に彼の優しい一面を知る。男爵の断り状に取り組むうちに、武田のことを考え直した鳩子は、ある方法を思い付く。

第4話 2017年5月5日「最後のラブレター」 視聴率 5.1%
 鳩子(多部未華子)は園田(川口覚)という男性から、昔別れた恋人・桜(桜川博子)への手紙の代筆を依頼される。ただ自分が元気であることを伝えたいという園田には既に妻子がおり、桜も結婚している。帆子(片瀬那奈)から「不倫の誘いの片棒を担がされつつある」と忠告された鳩子だが、そうは思えず、ひたすら桜の幸せを思う園田の気持ちを手紙にしようとする。その一方、鳩子は守景(上地雄輔)親子と親しくなっていく。

第5話 2017年5月12日「母へ贈る文字」 視聴率 6.4%
 鳩子(多部未華子)のことを聞き回る怪しげな外国人青年(アレックスJD)がツバキ文具店の周囲に現れた。周りの人たちが心配する中、男爵(奥田瑛二)が鳩子の元に花蓮と名乗る美しい女性(芦名星)を連れてくる。客室乗務員の花蓮は鳩子に義母への誕生日カードの代筆を依頼。快く引き受けた鳩子だが、どうやら花蓮と義母はうまくいっていないらしい。花蓮を問いただすと、彼女は文字がとんでもなく下手なのだと打ち明ける。

第6話 2017年5月19日「愛するチーちゃんへ」 視聴率 6.2%
 ツバキ文具店に白川(高橋克典)が現れる。母・千代(草村礼子)の介護に悩んでいた白川は、ついに母を施設に預けることを決意。ところが、亡き夫からの手紙が来るはずだから家に戻ると言う千代に困り果てていた。鳩子(多部未華子)に父からの手紙を書いてほしいという白川は、参考にと、父が生前、出張先から母に送ったたくさんの手紙を渡す。白川の両親の間の深い愛情に、鳩子は果たして自分が代書できるのかと不安になる。

第7話 2017年5月26日「話せなかった思い」 視聴率 5.7%
 守景(上地雄輔)の妻の死の理由を知り、衝撃を受ける鳩子(多部未華子)。ある日、匿名の女性(平山さとみ)から絶縁状を頼まれた鳩子は人を幸せにできない手紙ではと悩む。そんな中、カシ子(倍賞美津子)の文通相手の息子だという留学生(アレックス・JD)が鳩子を訪問。不仲だったカシ子の手紙に自分についての記述が多くあると聞いた鳩子は戸惑う。一方、白川(高橋克典)の母が急死。手紙をたき上げる「手紙供養」を行うことになる。

最終話 2017年6月2日「解き放たれた言葉」 視聴率 5.56%
 亡きカシ子(倍賞美津子)が書いた手紙を読んで、彼女の自分への深い愛情を知った鳩子(多部未華子)は、ショックで手紙を書けなくなってしまう。それに加え、守景(上地雄輔)は娘・陽菜(新津ちせ)を連れて鎌倉を去ろうとしていた。思いを伝えられない鳩子は動揺する。そんな折、バーバラ婦人(江波杏子)の発案で、鳩子は男爵(奥田瑛二)たちと花見の会を開く。桜の下で鳩子は、鎌倉で多くの人の思いやりに支えられて、自分は幸せに生きているのだと気付く。カシ子の思い出がよみがえる寺で、守景と向き合った鳩子は…。


番組公式サイト
ツバキ文具店 - Wikipedia

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