好視聴率を受け、2016年4月から同年6月23日まで、同局系「木曜ミステリー」(木曜20:00 - 20:54)枠にて連続ドラマ版が放送された。全11話。(season1)
2017年4月13日から同年6月22日まで、同局系「木曜ミステリー」(木曜 20:00 - 20:54)枠にて連続ドラマ版(season2)が放送された。全10話。初回と最終回は2時間スペシャル。
2018年4月12日から同局系「木曜ミステリー」(木曜 20:00 - 20:54)枠にて連続ドラマ版(season3)が放送。初回2時間スペシャル。
2020年4月9日から、同局系「木曜ミステリー」(木曜 20:00 - 20:54)枠にて連続ドラマ版『警視庁・捜査一課長2020』(season4)が放送。
2021年4月8日から同年6月17日まで、同局系「木曜ミステリー」(木曜 20:00 - 20:54)枠にて連続ドラマ版『警視庁・捜査一課長 season5』が放送された。全10話。
2022年4月14日から、同局系「木曜ミステリー」(木曜 20:00 - 20:54)枠にて連続ドラマ版『警視庁・捜査一課長 season6』が放送。
概要
内藤剛志が主演を務める人気ミステリーシリーズの連続ドラマ第2弾。2012年7月に「土曜ワイド劇場」でスタートし、昨年4月期に連ドラ第1弾が放送された。
物語の舞台は、警視庁の花形部署・捜査一課で、内藤は400人超の精鋭刑事を統率する捜査一課長・大岩純一に扮する。大岩は卓越した推理力とリーダーシップを持つ一方、決してスーパーマンではない等身大のヒーローで、部下たちと共に難事件を解決していくさまがスリリングに描かれる。
ストーリー
大岩純一(内藤剛志)は、約400人の精鋭集団・警視庁捜査一課を束ねるリーダー。東京都内で起きたすべての凶悪事件の現場に臨場し、各捜査本部の指揮に当たるため多忙を極めており、平均睡眠時間は3時間ほどしかない。
獅子奮迅の活躍を見せる大岩だが、何か特殊な能力があるわけではなく、自ら率先し、決して諦めず、真摯に捜査に当たる硬骨漢で、故に周囲からも厚い信頼を得ている。
都内では日々、重大な事件が発生するが、大岩は平井真琴(斉藤由貴)、小山田大介(金田明夫)、天笠一馬(鈴木裕樹)ら個性的な捜査員を信じ、彼らと共に事件解決に向けて奮闘していく。
キャスト
内藤剛志
大岩純一 役
警視庁捜査一課長。ヒラから成り上がったたたき上げの刑事として、部下たちからの信頼も厚い。一人娘を病気で失った過去があり、月命日には娘の好物だったカレーとプリンを食べることに決めている。
田中圭
刑部公平 役
大岩が使う公用車の運転担当刑事。指揮官として重圧と闘いながら決断を下していく大岩の葛藤を間近で感じることによって、刑事として、人間として大きく成長していく。大岩からあだ名で「ケイブ」と呼ばれる。
床嶋佳子
大岩小春 役
大岩の妻。娘の死を乗り越え、いつも笑顔で大岩を支えてきた。彼女との何気ない会話から、大岩が事件解決のヒントを得ることも多い。
本田博太郎
笹川健志 役
警視庁刑事部長。捜査で重大なリスクが生じる場面でも、その責任を決して部下には負わせず、自らが全てをかぶろうとする男気の持ち主。
矢野浩二
武藤広樹 役
警視庁捜査一課・鑑識課主任。犯罪を人一倍憎んでいる正義漢。検視官としての能力も高く、臨場する大岩らに事件解決の足掛かりを与える。
鈴木裕樹
天笠一馬 役
警視庁捜査一課刑事。遊軍刑事として、現場の最前線で捜査に当たる。かつて大岩が乗車する公用車の運転を担当していたことから、大岩の信頼も厚い。
金田明夫
小山田大介 役
警視庁捜査一課・庶務担当管理官。真琴と共に、大岩の右腕として活躍する。直感的な推理を展開する真琴に対して、持ち前の粘り強さを生かした地道な捜査が得意。恐妻家で、妻には弱い。
斉藤由貴
平井真琴 役
警視庁捜査一課・現場資料班主任。優れた洞察力と直感力で大岩をサポートする。犯人逮捕のゲン担ぎで大福をよく食べることから、大岩から「大福」と呼ばれている。小山田管理官とは凸凹コンビ。
スタッフ
脚本 - 石原武龍、守口悠介、内田静、中村由加里、末安正子、本田隆朗、安井国穂
音楽 - 山本清香
監督 - 猪原達三、濱龍也、池澤辰也
ゼネラルプロデューサー - 関拓也(テレビ朝日)
プロデューサー - 秋山貴人(テレビ朝日)、島田薫(東映)、高木敬太(東映 / season2)
制作 - テレビ朝日、東映
主題歌
season1 - コブクロ「STAGE」(ワーナーミュージック・ジャパン)
season2 - GLIM SPANKY「美しい棘」
各話あらすじ(2017.4.13 - 2017.6.22)全10話 平均視聴率 12.18%
第1話 2017年4月13日「捏造された殺人」ラテ欄「帰ってきた最強の刑事VS絶対に捕まらない殺人犯!首都高を完全に封鎖…時速15`で脱出した美女とムササビ」※初回2時間スペシャル(20:00 〜 21:48)
10年前に殺人罪で服役した静江(渡辺えり)が、出所後に再審を請求。当時、事件を担当した警視庁捜査一課長の大岩(内藤剛志)はマスコミに責任を追及される。そんな中、大物国会議員・玲子(国生さゆり)の秘書・加代(安藤裕美)が殺される。携帯端末の位置情報を頼りに、持ち去られた加代のバッグが御岳山の山頂で見つかる。その中からは、10年前に静江が川に捨てたと供述し、今回の事件でも使われた凶器が出てくる。
※2017年4月20日は「世界フィギュアスケート国別対抗戦2017 男女ショートほか」(18:30 〜 21:00)が放送のため、休止。
第2話 2017年4月27日「運賃1億円!?犯人が指名した美人タクシー運転手の謎」
大岩(内藤剛志)らは、仮出所したばかりの矢崎(小宮孝泰)の他殺体が東京・月島の運河で見つかった事件を捜査。元銀行員の矢崎は、8年前に起きた巨額横領事件の犯人だった。真琴(斉藤由貴)は、8年前に矢崎の共犯だと疑われ自殺した直属の上司の妻・由美子(森口瑤子)に会いに行く。今はタクシー運転手として働く由美子には、犯行時刻に八王子の霊園で拾った1億円入りの紙袋を警察に届けたというアリバイがあった。
第3話 2017年5月4日「完璧すぎる美女たちの殺人“失敗”計画」
大岩(内藤剛志)は、東京・有明の工場跡地で他殺体が見つかった事件の捜査を指揮。被害者は建築デザイナーの江上(伊藤洋三郎)と判明する。なぜか両手を上げて‘万歳’の姿をしていた遺体には、犯行の手掛かりを消そうとして逆に多くの証拠が残されていた。真琴(斉藤由貴)は、江上が設計したつり橋を共同施工するゼネコンの責任者・久美(市毛良枝)に会い、事件当日、江上と一緒に奥多摩の施工現場に行ったことを聞く。
第4話 2017年5月11日「牛は見た!美女たちの殺人伝言ゲーム!?」
大岩(内藤剛志)らは東京郊外の牧場でドレス姿の女性の他殺体が見つかった事件を捜査。被害者は銀座のホステス・唯(小池唯)だった。真琴(斉藤由貴)は、牧場にパン店のワゴン車で来た女性が気になり、その店を捜し出す。ところが、店は臨時休業。真琴は、店を訪ねてきた保育士の貴子(高橋かおり)に話を聞く。一方、唯の客である倉木(四方堂亘)の娘が誘拐されていたと判明。唯は誘拐犯の指名で身代金を運んでいたという。
第5話 2017年5月18日「女たちの殺人同窓会 偽シロガネーゼの謎」
真琴(斉藤由貴)は東京・白金の公園で見つかった女性の他殺体に違和感を抱く。しゃれた服装に髪形などが合っていないのだ。その後、大岩(内藤剛志)らは所轄署の前で妻を捜す菊池(神戸浩)と出会う。被害者は菊池の妻・恵子(音無美紀子)だった。女優を目指す娘・美帆(近野成美)に会いに青森から上京した恵子だが、娘と別れた後の足取りは不明。携帯電話の履歴には蒲田のスーパーと現場近くのIT企業の番号が残っていた。
第6話 2017年5月25日「遺産相続15億!?赤の他人と結婚した美女」
東京・新宿のビルの屋上で胸ポケットに遺書を入れ、飛び降り自殺寸前の状態で死んでいる男性が見つかる。亡くなった木俣(住田隆)は、会社を15億円で売却したばかりの元経営者。ビルの向かいで美容室を営む美紀子(尾上紫)から、木俣と女性がもみ合う姿を見たと聞いた大岩(内藤剛志)は、殺人と断定する。やがて、医師に余命3カ月と言われた木俣が1週間前にゆり菜(井上和香)という女性と結婚していたと分かる。
第7話 2017年6月1日「殺意のヘソクリ!?女たちの水上密室殺人」
大岩(内藤剛志)は、変死体を乗せたゴムボートが東京湾を漂流していた事件の捜査を指揮。ボートには現金3千万円入りのアタッシェケースが残されていた。被害者の重森(佐伯新)は、女性用バッグの人気ブランドの経理担当役員だったが、1カ月前に自主退職していたことが分かる。ブランドの本社は、東京湾に流れ込む多摩川沿いに立っていた。社屋を訪ねた真琴(斉藤由貴)が裏側に回ると、社長室の窓ガラスが割れていた。
第8話 2017年6月8日「出前は見た!大食い美女のグルメ殺人!?」
東京・浅草の廃工場で他殺体が見つかり、大岩(内藤剛志)の指揮で捜査が始まる。遺体の発見は、現場の住所を指定して注文されたラーメンの出前がきっかけだった。出前した人気店の店員によると、現場から逃げた女は常連に似ていたという。捜査で、被害者が大企業の御曹司で、複数の女性と交際中の片桐(若狭勝也)と判明。さらに現場から逃げた女が、大食いで知られるグルメ雑誌の記者・彩華(内山理名)だと分かる。
第9話 2017年6月15日「最終章!自分に殺されたキラキラ女子!?」
大岩(内藤剛志)らは、東京・巣鴨の公園で女性の他殺体が見つかった事件を捜査。会社員の被害者・暁美(清水由紀)の遺体は、洋服とは不似合いな古い柄のスカーフを身に着け、その手には梅昆布が握られていた。暁美のブログが二つ見つかるが、片方は何者かが暁美に成り済ました偽のブログだと分かる。偽ブログを発信していたのは倉庫会社のベテラン社員・香織(中田喜子)だった。香織は暁美とは面識がないと話すが…。
最終話 2017年6月22日「さらば大岩一課長!ヒラから成り上がった最強の刑事…最後の事件!!花嫁の遺体が瞬間移動!?衝撃のラスト」※最終回2時間スペシャル(20:00 〜 21:48)
早朝、東京・千住大橋でウエディングドレス姿の女性の他殺体が見つかるが、遺体は発見者が通報している間に消えてしまう。ところが、その数十分後、消えた遺体が板橋の神社で見つかった。大岩(内藤剛志)は、ドレスのポケットに30年前に発行された雑誌の付録のしおりが入っていたと聞き、過去の事件を思い出す。30年前の強盗殺人事件の現場にも、同じ雑誌が落ちていたのだ。捜査が進む中、神社で発見された髪留めから、30年前の事件で母親を失った亜希子(松下由樹)の指紋が検出される。
各話視聴率
番組公式サイト
警視庁・捜査一課長 - Wikipedia
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