概要
民間警備会社のボディーガードによる“身辺警護”の最前線を描くオリジナルドラマ。窪田正孝と北村一輝のコンビで、ユーモアあり、アクションあり、感動ありのストーリーを展開する。
阿部純子、麿赤兒、木村多江、片岡鶴太郎といった個性的なレギュラー出演者に加え、各話には豪華ゲストも登場。ストーカーや逆恨み、子供の連れ去りなどの危機が絶えない現代社会で、警察のSPとは異なり、逮捕権限も拳銃も持たない民間警備会社の“普通の警備員たち”の奮闘を描く。
脚本は、「99.9─刑事専門弁護士─」(TBS系)などを手掛けた宇田学が担当する。
ストーリー
警備会社「ガードキーパーズ」の警備員・朝比奈準人(窪田正孝)は、警備の中で最も危険でスキルを求められる“4号警備”の任務を命じられる。朝比奈は、とある挫折のために警察官を辞めて、警備の世界に入っていた。相棒役に指名されたのは、石丸賢吾(北村一輝)というさえない中年男性。かつては企業の社長だった石丸は、警備会社では慎重過ぎる性格から“臆病者”のレッテルを張られている人物だった。
互いに文句を言い合い、対立してばかりの2人だったが、次第に身辺警護の仕事を通じて、クライアントたちの生きざまに触れ、自身の過去とも向き合うようになる。
キャスト
朝比奈準人(窪田正孝)
元警察官。若くして退官後に警備業に就いた。格闘技ジムの2階に下宿している。
石丸賢吾(北村一輝)
元会社経営者で妻子持ちだったが、現在は離婚している。交通誘導警備(2号警備)に従事していたが、なぜか池山に4号警備への従事を命令された。自他共に臆病者と呼ばれる慎重派。
上野由宇(阿部純子)
元ホテルのフロント係。ストーカー被害をきっかけに朝比奈、石丸たちに助けを求め、その後ガードキーパーズに入社した。
ガードキーパーズ社員
本田薫(木村多江)
ガードキーパーズの二代目社長。同時にアパレル事業も営んでおり、主にそちらへ注力しており、警備業については経営意欲が薄い。
池山幸雄(片岡鶴太郎)
元警視庁のSPで、現在はガードキーパーズ警備の部長。朝比奈、石丸に命じてコンビを組ませた。
金沢茜(濱田マリ)
ガードキーパーズの経理・事務担当。
遠藤恵輔(高木渉)
ガードキーパーズ警備部のリーダー。
大川(横田大明)
山本(浦野博士)
その他
江本六郎(麿赤兒)
朝比奈が下宿している格闘ジムのオーナー。
山田剛志 - 神戸浩)
朝比奈と同じくジムに住み込んでいるジム清掃員。
松下楓(久保田紗友)
石丸の娘。
小林三喜男(賀来賢人)
朝比奈が警官を退官した理由に深く関わっている。殺人の罪で3年半収監されていた。
ゲスト
第1回(4月8日)
広瀬秀嗣(水橋研二) - 盲目の男性で遺産相続を巡って命を狙われていた。
外国の要人バートランド(セイン・カミュ)
広瀬の命を狙う男(島津健太郎)
第2回(4月15日)
小川(小沢一敬) - 上野由宇を執拗にストーキングしていた。
ホテル従業員・羽場(横塚真之介)
ホテル支配人(多田木亮右)
第3回(4月22日)
原正(中山秀征) - ブラック企業の噂がある大手不動産会社の社長。
原のひとり息子・昇太(伊藤歩夢)
総務部長・森(小須田康人)
第4回(4月29日)
熊田典子(伊藤蘭) - 市長選挙に立候補した元教師だが、何者かから脅迫を受けていた。
甲本富雄(高橋光臣) - 熊田の教え子で熊田の選挙事務所の運営者。
熊田陣営のスタッフ(芳野友美、山口智恵)
第5回(5月6日)
馬場啓介(柏原収史) - エリートサラリーマンで妻、奈津子の警護を依頼した。
馬場奈津子(壇蜜) - 夫の依頼で朝比奈たちが警護についた主婦。
第6回(5月13日)
渋谷謙一(塚本晋也) - 外国人労働者たちの失踪事件に取り組む弁護士だったが、謎の組織に狙われるようになっていた。
最終回(5月20日)
女殺し屋(佃井皆美)
スタッフ
制作統括 - 藤澤浩一
脚本 - 宇田学
演出 - 石塚嘉
音楽 - `島邦明
アクション監督 - 川本耕史
各話あらすじ(2017.4.8 - 2017.5.20)全7話 平均視聴率 6.30%
第1話 2017年4月8日 視聴率 7.6%
警備会社ガードキーパーズの警備員・朝比奈(窪田正孝)は、上司の池山(片岡鶴太郎)から「4号警備」の任務を命じられる。相棒に指名されたのは、冴えない中年男・石丸(北村一輝)。初めての警護対象者は、目の見えない広瀬(水橋研二)という男性で、多額の遺産相続に絡んで何者かに命を狙われていた。朝比奈らは通勤路を変えるよう進言するが、広瀬はなぜか変えようとせず、あえて危険に身をさらすかのように振舞う…
第2話 2017年4月15日 視聴率 6.9%
ホテルのフロントで働く上野(阿部純子)は正体不明のストーカーに悩まされていた。朝比奈(窪田正孝)と石丸(北村一輝)は、通勤時と勤務中だけという契約で上野を警護することに。しかし、朝比奈は上野の帰宅後も自発的に張り込みをし、ストーカーの正体を突き止めようとする。石丸はその熱心さをいぶかしむが、そこには朝比奈の過去が深く関わっていた。そんな折、警護の隙を突いてストーカー・小川(小沢一敬)が上野を襲う。
第3話 2017年4月22日 視聴率 7.0%
大手不動産会社の本社で爆発物が見つかる。社長の原(中山秀征)は、社員を過労自殺に追い込んだブラック企業のトップとして世間から激しい批判を浴びていた。朝比奈(窪田正孝)と共に原を警護することになった石丸(北村一輝)は、いつにも増して任務を嫌がっている様子。実は原は、経営コンサルタントをしていた頃の石丸をよく知る人物だった。そんな中、石丸の元に、別れて暮らす娘・楓(久保田紗友)が数年ぶりに現れる。
第4話 2017年4月29日 視聴率 5.3%
地方の市長選に立候補した典子(伊藤蘭)。無名の新人ながら懸命に選挙活動を行う彼女の陣営に現職側からと思われる嫌がらせが続いていた。朝比奈(窪田正孝)、石丸(北村一輝)、上野(阿部純子)は典子の警護につく。ある日、典子の選挙事務所にトラックが突っ込み、逃走。事務長の甲本(高橋光臣)は「卑劣な手に屈するな」とスタッフを励ます。そんな中、朝比奈はあることに気付く。
第5話 2017年5月6日 視聴率 4.2%
朝比奈(窪田正孝)と石丸(北村一輝)は主婦・奈津子(壇蜜)の警護に付くことになる。「無言電話などの嫌がらせに妻が悩まされている」という夫・啓介(柏原収史)からの依頼だったが、何日たっても無言電話はかかってこない。また、奈津子がボランティア活動を行う老人ホームに同行しても怪しい気配はなく、暮らしは穏やかそのものだ。ところがある日、家の中で警戒中に、ふとしたきっかけで、奈津子が激しく取り乱す。
第6話 2017年5月13日 視聴率 6.9%
弁護士・渋谷(塚本晋也)の事務所に銃弾が送りつけられる。外国人労働者が人身売買の標的となっている実情を調べる渋谷から警護を依頼された池山(片岡鶴太郎)は、この危険な仕事を受けるべきか悩む。一方、仲たがいしたままの朝比奈(窪田正孝)と石丸(北村一輝)は、‘2人で1人を守る’身辺警護の意味も見いだせずにいた。そんな中、朝比奈らの会社が買収されるという噂が広がる。
最終話 2017年5月20日 視聴率 6.2%
人身売買を告発しようとする弁護士・渋谷(塚本晋也)の警護を引き受けることになった朝比奈(窪田正孝)と石丸(北村一輝)。朝比奈は上野(阿部純子)、石丸は娘の楓(久保田紗友)と改めて会い、それぞれ無事で帰って来ることを胸に期する。かくして警護当日、朝比奈たちは、犯罪組織の造反分子から取引場所として指定された巨大な地下道へと向かう。その頃、朝比奈の恋人を殺したストーカー・小林(賀来賢人)が不審な動きを見せていて…。
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