概要
“インディーズ映画の金字塔”と称賛を集めた映画「SR サイタマノラッパー」シリーズを、初めてドラマ化。ラッパーとしての成功を夢見る埼玉の田舎育ちの青年・IKKU(駒木根隆介)、TOM(水澤紳吾)、MIGHTY(奥野瑛太)の3人の苦悩と成長を描いた同シリーズは、2009年に1作目の映画が公開されるやいなや話題をさらい、続く2作目、3作目の映画でも数多くの賞を受賞した。
映画と同じく入江悠が監督・脚本を務める本ドラマでは、ヒップホップグループ「SHO-GUNG」として活動する3人が、東北各地をさまよいながら、“諦めきれない夢”と“青春”にけじめをつけるさまを、ラップを刻みながらつづっていく。
ストーリー
埼玉の片田舎で生まれ育ったヒップホップグループ「SHO-GUNG」メンバーのIKKU(駒木根隆介)、TOM(水澤紳吾)、MIGHTY(奥野瑛太)の3人は、ラップで名声を得たいという夢を持ちながらも、グループ結成から10年の歳月が過ぎていた。
そんな折、彼らにクラブイベントのオファーが舞い込んでくる。早速、IKKUとTOMは、埼玉から離れて暮らすMIGHTYを連れ戻しに青森に赴くが、トラブルに巻き込まれ、トラックドライバーのカブラギ(皆川猿時)、家出娘の香田トーコ(山本舞香)と共に、東北各地を転々とする羽目になってしまう。果たして「SHO-GUNG」は無事イベントに漕ぎつけることができるのか?
キャスト
IKKU - 駒木根隆介
ヒップホップグループ「SHO-GUNG」のメンバー。本名・加賀谷郁美。ラッパーとしての成功を夢見ているが、今はニート同然の生活を送っている。
TOM - 水澤紳吾
「SHO-GUNG」のメンバー。本名・本間友弥。結婚し、現在はガールズバーで働いている。間もなく父になる予定。
MIGHTY - 奥野瑛太
「SHO-GUNG」のメンバー。本名・松本樹。事件を起こして逮捕され、服役していた。出所後は青森の大間で観光ガイドをしている。
カブラギ - 皆川猿時
フリーのトラック運転手。偶然が重なり、「SHO-GUNG」の面々と旅することに。
トーコ - 山本舞香
大間のスナック店の娘。ある事情から、好きでもない男と無理やり結婚させられそうになり、家出する。
茉美 - 柳ゆり菜
トリーシャ - コトウロレナ
香田咲子 - 安藤玉恵
マキノ - 村杉蝉之介
スタッフ
脚本・監督 - 入江悠
チーフプロデューサー - 大和健太郎
プロデューサー - 武藤大司、東田陽介
製作 - テレビ東京、電通
製作・著作 - 『SRサイタマノラッパー〜マイクの細道〜』製作委員会
オープニングテーマ - RHYMESTER「マイクの細道」(ビクターエンタテインメント/CONNECTONE/starplayers records)
エンディングテーマ - ぼくのりりっくのぼうよみ「つきとさなぎ」(ビクターエンタテインメント/CONNECTONE)
映画
『SR サイタマノラッパー』は、2009年公開、入江悠監督の日本映画。2009年の第19回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター・コンペティション部門でグランプリを獲得、第13回富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭でNETPAC AWARD(最優秀アジア映画賞)を獲得、第50回日本映画監督協会新人賞を獲得した。
キャスト
MC IKKU:駒木根隆介
小暮千夏:みひろ
MC TOM:水澤紳吾
李:杉山彦々
MC MIGHTY:奥野瑛太
MC KEN:益成竜也
MC TEC:配島徹也
DJ T.K.D:上鈴木伯周
各話あらすじ(2017.4.7- 6.23)全11話
第1話 2017年4月7日
サイタマの弱小ラップグループ「SHO-GUNG」。プロを目指していたが、7年前に空中分解し、メンバーはバラバラに。ラッパーの夢を諦めきれないでいたIKKU(駒木根隆介)の元にクラブチッタでのライブ出演のチャンスが舞い込んでくる。IKKUは「SHO-GUNG」を再結成するべくTOM(水澤紳吾)と共にMIGHTY(奥野瑛太)が刑務所出所後に生活をしている青森県・大間へ向かうことに。
第2話 2017年4月14日
7年前に空中分解したサイタマの弱小ラップグループ「SHO-GUNG」。再結成してライブ出演を目指すIKKU(駒木根隆介)とTOM(水澤紳吾)は青森・大間にいるMIGHTY(奥野瑛太)を訪ねる。地元のヤンキートーコ(山本舞香)が働くスナックで再会するも、3人の溝は埋まる気配はない。翌日、同じスナックでそれぞれの思いの丈をラップでぶつけ合う3人の姿があった…。一方トーコも地元の資産家マキノ(村杉蝉之介)との結婚を母親から強引に進められ悩みを抱えていた。
第3話 2017年4月21日
フリースタイルラップで7年間の空白を埋め「SHO-GUNG」として再スタートした3人は夢であったライブ出演へ向けて祝宴をあげていた。翌朝泥酔した3人はカブラギ(皆川猿時)の自慢のデコトラを傷つけてしまう。その補償としてカブラギの運送仕事を手伝わされることになり、一同は岩手県・遠野へと向かう準備に入る。一方トーコ(山本舞香)も資産家マキノ(村杉蝉之介)との結婚を強引に進められ、ついに家出を決心し、大間の町を彷徨っている中、トーコの目の前に現れたのは…
第4話 2017年4月28日
カブラギ(皆川猿時)の手伝いで無理やり乗せられた「SHO-GUNG」と家出目的のトーコ(山本舞香)を乗せたデコトラは、岩手県の深い雪道で立ち往生。デコトラを修理する為に彷徨っていると見つけたのは美人な雪(中村静香)が経営する一軒のどぶろく屋。一目惚れしたカブラギはデコトラが直るまで滞在させてもらう。雪の祖父はデコトラの故障はかっぱの呪いだと言い放つ。一同はかっぱ伝説で有名な川に行く…そこにいたのは何と!?
第5話 2017年5月5日
遠野でトラック故障により立ち往生してしまった面々。一刻も早くライブ出演の準備をしたい「SHO-GUNG」は、かっぱの呪いを解くために再びかっぱ伝説の川へとやってくる。雪(中村静香)の爺様の言葉を思い出し、ラップでかっぱを呼び出そうとする「SHO-GUNG」。そこに現れた遠野のラッパー邦夫(松尾諭)はカッパ様を呼ぶにはエロラップが必要だと教えてくれる。雪とトーコ(山本舞香)もラップに加わるとそこに現れたのは!?
第6話 2017年5月12日
ライブで披露する新曲が必要な「SHO-GUNG」達はは、伝説のトラックメーカーTKD先輩の兄が住職をしているという福島・猪苗代湖にあるお寺を目指す。一方、カブラギ(皆川猿時)の失恋を癒すためトーコ(山本舞香)はカブラギを温泉へ連れていくことに・・・。お寺に到着した「SHO-GUNG」は住職を訪ねるも、ひょんなことから修行中の僧侶達と揉めラップでも圧倒されてしまう。そこに現れたイケメン僧侶の青鬼(野村周平)の案内で住職に会わせてもらうことになったのだが・・・
第7話 2017年5月19日
福島猪苗代湖にある世界で唯一のヒップホップ寺で、1週間の修行に耐えることができたらライブで披露する新曲を書いてもらえることになった「SHO-GUNG」。一方、温泉から戻ってきたトーコ(山本舞香)は、青鬼(野村周平)に一目惚れして「SHO-GUNG」と一緒にお寺で料理の手伝いをすることに。言葉と友達になるため厳しい修行に耐えている中、IKKU(駒木根隆介)は妹芙美(柳ゆり菜)の結婚式とライブが同じ日にちであることに気づき、その選択に迫られることに・・・
第8話 2017年5月26日
福島猪苗代湖のヒップホップ寺でライブ用の新曲をもらえることになった「SHO-GUNG」であったが、IKKU(駒木根隆介)は妹芙美(柳ゆり菜)の結婚式とライブの日程が重なっていることに気づき茫然自失になってしまう。一方、イケメン僧侶青鬼(野村周平)に一目惚れしたトーコ(山本舞香)は自らの想いを伝えようとするものの、、「SHO-GUNG」は一路関東を目指すが、依然として結婚式とライブの選択ができないIKKU。途中で立ち寄ったドライブインでその決断を迫られるのだが、、、、
※2017年6月2日は『世界卓球×全仏テニス・第4部』(0:12 - 1:23)のため、急遽休止(同月9日に順送り)。
第9話 2017年6月9日
ライブのため川崎を目指す「SHO-GUNG」一行はトーコ(山本舞香)の新たな目標となった料理学校見学のため赤羽に立ち寄るが、MIGHTY(奥野瑛太)が過去にトラブルを起こした極悪鳥と遭遇し、一人拉致監禁されてしまう、、、MIGHTYの不在を心配するも川崎のクラブチッタに到着し興奮する面々。ライブのため妹の結婚式を欠席する決断をしたIKKU(駒木根隆介)は妹に祝いのラップを送ることに、、、果たしてMIGHTYはライブに間に合うのか!?そのMIGHTYの前に現れた人物は!?
第10話 2017年6月16日
赤羽の監禁場所から逃げ出したMIGHTY(奥野瑛太)は偶然にも群馬の元ラッパーでこんにゃく屋のアユム(山田真歩)と遭遇し、ライブ会場の川崎まで車で送って欲しいとお願いをする。一方、ライブ会場でMIGHTYの到着を待つ「SHO-GUNG」達は“あきらめきれなかった夢”の舞台を目前にして、緊張の色を隠せずにいる。次々とアーティストも到着し、本番が迫る中、大勢の観客の前で、東北を旅してきた想いをのせた新曲を披露することができるのか!?
最終話 2017年6月23日
“周回遅れからの集大成”としてクラブチッタでのライブイベントに登場した「SHO-GUNG」達は最後の一曲として、今回の東北旅で出来た新曲「マイクの細道」を万感の想いにのせて大勢の観客の前で披露する。無事、自分達のライブパフォーマンスを終えた「SHO-GUNG」はその後のRHYMESTERの圧倒的なパフォーマンスを前にいつまでもステージを見つめていた、、サイタマ・フクヤに戻った「SHO-GUNG」は最後にそれぞれの想いをラップにこめる、、そして最後に再び出会ったのは、、、
番組公式サイト
SR サイタマノラッパー - Wikipedia