2016年12月28日

嫌われる勇気 TOP

『嫌われる勇気』(きらわれるゆうき)は、2017年1月12日から同年3月16日まで、フジテレビ系の木曜劇場枠(毎週木曜22時 - 22時54分)で放送中された。全10話。初回15分拡大。主演は香里奈。


原作
『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』(きらわれるゆうき じこけいはつのげんりゅう アドラーのおしえ)は、岸見一郎と古賀史健の共著による、アルフレッド・アドラーの「アドラー心理学」を解説した書籍。2013年12月13日にダイヤモンド社より出版された。

アルフレッド・アドラーの「アドラー心理学」を哲学者(哲人)と若者の会話を通して、分かりやすく解説をしている。2014年にビジネス書ランキングの年間2位、2015年には1位を獲得した。


ドラマ概要
アルフレッド・アドラーが創設した「アドラー心理学」について解説し、大ベストセラーとなった「嫌われる勇気」が原案の刑事ドラマ。人間の悩みとは全て対人関係であり、他者からどう思われるかは、自分にはコントロールできない「他者の課題」。そこを切り離して考えることで、対人関係の悩みから解き放たれると説くアドラー心理学を地で行く、孤高の女性刑事の活躍を描く。

他者から嫌われることを恐れない「嫌われる勇気」を持つヒロイン・庵堂蘭子に扮するのは、5年ぶりの同系連続ドラマ主演となる香里奈。蘭子とバディを組む刑事・青山年雄をNEWSの加藤シゲアキ、2人に協力する心理学科教授・大文字哲人を椎名桔平が演じる。


ストーリー 
警視庁刑事部捜査一課8係の刑事である庵堂蘭子(香里奈)は、他人からの評価や評判を一切気にせず、自己中心的だと言われても全くひるまない一匹おおかみタイプ。難事件を次々と解決に導いた実績を持つが、常に自分が信じる道を行くため、時には上司や捜査本部の方針に反することもある。蘭子本人は、それを悪いこととは感じていないが、その振る舞いや、圧倒的な検挙率の高さを自慢するでもない余裕ぶった態度に、彼女を良く思わない警察組織の人間も多い。

そんな蘭子が、相棒となった刑事・青山年雄(加藤シゲアキ)を振り回しつつ、難事件解決に奔走する。


キャスト
庵堂 蘭子(あんどう らんこ)〈32〉
演 - 香里奈(14歳当時:桜田ひより)
警視庁捜査一課8係所属の刑事。帝都大学文学部心理学科卒。階級は警部補。本庁の捜査一課ではナンバーワンの検挙率である。彼氏無しの独身で丁寧な口調で話す。相棒は青山。一匹狼で滅多に笑顔を見せない不愛想な性格。その上、捜査会議に出ず捜査員の推理を「(その推理) 明確に否定します」の言葉とともに一蹴し自分の意見を貫くアドラー心理学で提唱される特徴をそのまま具現化したような人物。

青山 年雄(あおやま としお)〈28〉
演 - 加藤シゲアキ
警視庁捜査一課8係所属の新人刑事。庵堂の相棒。幼少期から刑事志望であり、社交的で積極的にコミュニケーションを取る性格。その反面人に嫌われたくない思いが非常に強く、自分とは正反対の性格である庵堂に手を焼くが、足繁く通う帝都大学の教授、大文字の勧めでアドラー心理学の特徴を彼女から学び始める。また怖いものが非常に苦手で、暗闇の中で唐突に物が落ちて来た時は悲鳴をあげ庵堂の腕にしがみ付いた事がある等、男性としては頼りない一面が存在する。

大文字 哲人(だいもんじ てつと)〈52〉
演 - 椎名桔平
帝都大学文学部心理学科教授で警視庁に事件のプロファイリング像を提供する特別コンサルタント。専門は犯罪心理学だがその他心理学の知識も持つ。落ち着いた物腰で話すが、心理学の知識で人の心の闇等も知り尽くした結果、世の中をネガティブに捉えるペシミストになった。度々訪れる青山には庵堂の行動をアドラー心理学の知識になぞらえて考えるよう諭す。

半田 陽介(はんだ ようすけ)〈55〉
演 - 升毅
警視庁捜査一課8係係長。庵堂の超が付く程の単独行動に悩む一方、三宅の情報収集能力を高く買っており、彼を信頼する。現場主義で物分かりが良い。
前述のようにしていたのは、後述の通り三宅がキャリアだったからである。

小宮山 正明(こみややま まさあき)〈42〉
演 - 戸次重幸
警視庁捜査一課8係所属の刑事。相棒は浦部。一見落ち着いた性格に見えるが中身は出世ばかりを考えていて浦部に闘争心を燃やしながら嫌味を吐く、陰湿で強かな男性。

浦部 義孝(うらべ よしたか)〈38〉
演 - 丸山智己
警視庁捜査一課8係所属の刑事。相棒は小宮山。かつて庵堂とバディを組んでいたが、散々振り回された為、彼女と新しい相棒の青山を「青年」呼ばわりしてまとめて毛嫌いし、青山には雑用を押し付ける横柄な性格。また8係1番の武闘派ではあるが、彼のパンチは必ず梶に交わされている。自称FBI仕込みのプロファイリングで推理を披露するが、尽く庵堂に前述のように言われ否定される。上記の様な性格ではあるが、DVを受けている女性に対し暴力をふるう旦那を非難する等、決して悪い人物ではない。

三宅 隆俊(みやけ たかとし)〈26〉
演 - 桜田通
警視庁捜査一課8係所属刑事。インターネットオタクでパソコンでの情報収集に非常に長けている。常に無表情ではあるがその中に秘められた情熱や信念を捜査にぶつける。報告は半田と誰かの会話に割り込みして話す。
実は自身の父親共々キャリアであった。蘭子の捜査には陰ながら協力する。

相馬 めい子(そうま めいこ)〈28〉
演 - 相楽樹
帝都大学医学部法医学講座の助教で監察医の若い女性。プライドが高い性格だが青山と親しい。どこかセクシーな雰囲気があり、遺体が殺害された時の状況を誘惑交じりに青山やその他男性刑事に説明する。事件に関する自身の見立てを「妄想ですか?」などと決めつけられるなど庵堂の振る舞いにイライラしており、彼女の弱みを握るべく大文字に接近するが、逆に自身の劣等感を指摘される。

梶 準之助(かじ じゅんのすけ)〈45〉
演 - 正名僕蔵
鑑識課主任鑑識官。妻子持ち。誰もが庵堂を嫌う中、彼女の思考や言動、推理に注目し、「さすが庵堂蘭子」と口癖を言う。庵堂が前述の発言をすると「出た」と叫ぶ。また、鑑識課の人間でありながら浦部が殴り掛かってくるのをかわす等、余程高い身体能力の持ち主である事が伺える。その代わり、村上のイジリで妻が浮気すると引っ掛けられた時には滅法弱い。

村上 由稀菜(むらかみ ゆきな)〈22〉
演 - 岡崎紗絵
鑑識課鑑識係。若いながら、並外れた勘と嗅覚を持ち事件の重要な証拠を発見すべく日々奮闘している。庵堂を尊敬する一方、梶をイジる日々を過ごす。

間雁 道子(まかり みちこ)〈20〉
演 - 飯豊まりえ
帝都大学文学部心理学科所属の大文字の助手。しっかり者。庵堂の聞き込み先に同行する場面がある。

土方 登志郎(ひじかた としろう)〈36〉
演 - 寿大聡
帝都大学文学部心理学科准教授。天然な性格で歴史が好きな青山と趣味が合う。大文字の指示で来客にお茶を汲む事もある。

庵堂 悠真(あんどう ゆうま)〈第6話 - 最終話〉
演 - 堀井新太
蘭子の弟。蘭子が誘拐、救出された後一家離散して母親と一緒に暮らしていた為最近まで姉に会えずにいた。再会時お互いに抱擁していた事から、青山に彼氏と間違われ一方的に嫉妬される。父親を捜しており、姉の捜査に協力する。

ゲスト
第1話
天野 真紀〈43〉
演 - 南野陽子
ファッション雑誌「美venus」モデルであり、コンブ茶会スクール主催。

植村 彩子
演 - 石田ひかり
コンブ茶会スクール参加者のセレブ主婦。

坪内 翔平
演 - 坂田聡
天野真紀をストーキングして逮捕された男性。

鈴村 美里
演 - 青山倫子
コンブ茶会スクール参加者の主婦。茶会を苦手に感じていた。

赤塚 留美
演 - 藤本恭子
殺害された1人目のファッション雑誌「美venus」モデル。

丹羽 優香
演 - 中井理恵
殺害された2人目のファッション雑誌「美venus」モデル。

少女
演 - 本間菜穂
ケーキ屋さんで最後の1個のショートケーキを母にねだる女の子。

第2話
稲葉 聡〈52〉
演 - 池内万作
ロペル文具広報部執行役員。

大村 絵実華〈28〉
演 - 大後寿々花
ロペル文具商品開発部所属の社員。喫煙者。

竹内 順平〈28〉
演 - 笠原秀幸
ロペル文具広報部社員。

前島 成美〈享年27〉
演 - 中村瑠璃亜
1年前に手首を果物ナイフで切って自殺した社員の女性。

市川 尚道〈42〉
演 - 神農直隆
ロペル文具商品開発部執行役員。高層ビルから転落死した。

光川 美希
演 - 藤本泉
ロペル文具社員。庵堂らに前島が自殺した部屋を「呪いがかけられている」と呼ぶ噂がある事を教える。

第3話
仁科 恵(17)
演 - 高月彩良
沙織の教え子で、遺体の第一発見者の女子高生。学力は学年トップクラスの秀才であり、庵堂と対立する。

仁科 美子
演 - 霧島れいか
恵の母親。学歴コンプレックスを持っている。

吉野 沙織
演 - 上野なつひ
名門女子高の数学教師。被害者。

三島 玲子
演 - 久保陽香
名門女子高の元英語教師。

相良 裕子
演 - 森高愛

西田 美由紀
演 - 加村真美

北崎 絵梨子
演 - 花影香音

市川 葵
演 - 飯村未侑
上記4名は恵の同級生。

第4話
狸穴 さゆり
演 - 前田亜季
勝利の娘で前衛芸術家。

狸穴 治子
演 - 朝加真由美
勝利の妻。

狸穴 寿也
演 - 水橋研二
勝利の息子。

武藤 秀一郎
演 - 平野貴大
勝利の秘書。

狸穴 勝利
演 - 山田明郷
元大臣。心不全で死去。

藤澤 功
演 - 大村波彦
国会議員。

吉川 有美
演 - 小松彩夏
狸穴家の家政婦。

米村 正蔵
演 - 柴田明良
勝利のかかりつけ医。

第5話
霧島 塔子
演 - 内山理名
フラワーデザイナー。美沙とは幼馴染だが、直也をめぐり犬猿の仲になっている。

山岸 美沙
演 - 中島亜梨沙
直也の妻。幼い時の事故で足に障害が残る。

山岸 直也
演 - 六角慎司
帝都大学准教授で、美沙の夫。被害者。

第6話
繁田 諒
演 - 渋江譲二
相馬の元彼。被害者。

木本 遥
演 - 知花くらら
繁田が働くスポーツジムに通う専業主婦。

田村 真歩
演 ‐ 大谷みつほ
OL。繁田が働くスポーツジムの元会員。

木本 正晴
演 - 河相我聞
遥の夫。弁護士。

第7話
佐藤 太郎
演 ‐ 板尾創路
青山に助けを求める男性。

森下 裕翔
演 ‐ 松尾英太郎

坂本 和夫
演 ‐ 西沢仁太

尾崎 透
演 ‐ 加藤翔

第8話
松田純一(32)
演 -
医療機器メーカーの営業社員。被害者。

鈴木将也(享年15)
演 - 阿久津秀寿
1986年生まれ。15歳だった15年前に亡くなっているが、新しい金属バットに彼の指紋が付着している。

鈴木夏輝
演 - 高杉真宙
将也の弟。悠真とは幼い頃に兄の不良グループに混じって良く遊んだ仲。兄を亡くして家族が精神的に病んでからは一人で父の工場を継ぎ働いている。

鈴木俊江
演 - 片岡礼子
将也、夏輝の母。蘭子の事情聴取に答える。

佐野祐介
演 -
将也の殺害に追い込んだ後、15年服役した人物。

第9話
庵堂 道則 ( - 10話)
演 ‐ 勝村政信
蘭子、悠真の父親。元神奈川県警察所属の警察官。1999年、娘が誘拐された際救助した。一家離散後も娘と一緒に暮らしていたが、ある日書き置きを残して失踪し、行方不明だった。その後、捜査で土方と近藤によって殺害された事が判明する。

近藤 隆雅
演 ‐ 久保田悠来
青山が刺された時とほぼ同じ時刻に発見された刺殺体の会社員。
前述の誘拐事件の犯人の一人。土方に殺された。

婦人警官
演 ‐ 大塚愛
警視庁総務部所属の婦人警官。捜査資料を持っている蘭子と出合い頭に衝突する。

スタッフ
原案:岸見一郎・古賀史健『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』
演出:池澤辰也、及川拓郎、星野和成
脚本:徳永友一
音楽:得田真裕
企画:渡辺恒也、橋爪駿輝
プロデューサー:目黒正之、井元隆佑
制作:フジテレビ、東映

主題歌:大塚愛「私」(avex trax)
オープニングテーマ:NEWS「EMMA」(ジャニーズ・エンタテインメント)


各話あらすじ(2017.1.12日 - 2017.3.16)全10話 平均視聴率 6.49%
第1話 2017年1月12日「最強アドラー女子が始動!勇気の心理学で連続殺人の謎を解け」  ※初回15分拡大(22:00 〜 23:09)
 鋭い観察眼を持つ警視庁捜査一課8係の刑事・蘭子(香里奈)は協調性が全くない。8係に異動したばかりの青山(加藤シゲアキ)はそんな蘭子と組み、人気モデル殺人事件を捜査することに。だが、独自の動きをする蘭子は、事件の鍵を握るモデル・真紀(南野陽子)が開く美容教室に勝手に入会し、青山も巻き込む。蘭子のやり方に閉口する青山に、係長の半田(升毅)は、大学の心理学科教授・大文字(椎名桔平)の元へ行く任務を与える。

第2話 2017年1月19日「ブラック企業狂想曲!呪われた部屋の謎」
 蘭子(香里奈)から刑事に向いていないと言われ憤慨する青山(加藤シゲアキ)に、大文字(椎名桔平)はアドラーの「目的論」に答えがあると諭す。そんな中、会社の窓から執行役員・市川(神農直隆)が転落死した。現場の部屋では1年前に市川の部下・成美(仲村瑠璃亜)が自殺。蘭子は成美の同期・竹内(笠原秀幸)らが仕事の大変さをこぼしながら現状を変えようとしない姿を見て「変わらないという決断を下している」と口にする。

第3話 2017年1月26日「競争に殺された教師!女対女緊迫の頭脳戦」
 高校教師・沙織(上野なつひ)が自宅で刺殺され、蘭子(香里奈)らは捜査を開始。事情聴取を受ける第一発見者の教え子・恵(高月彩良)の落ち着いた態度を不審に思った蘭子は、恵の同級生や母・美子(霧島れいか)から話を聞く。成績優秀な恵は美子から大きな期待を寄せられ、学校では孤立した存在だった。一方、青山(加藤シゲアキ)は大文字(椎名桔平)に犯人像を尋ねる。大文字は事件を解くヒントは「競争」の中にあると言う。

第4話 2017年2月2日「容疑者は一族全員!承認欲求を否定せよ!」
 青山(加藤シゲアキ)は大文字(椎名桔平)に行動が自由過ぎる蘭子(香里奈)への不満を訴えるが、「自由とは他者から嫌われること」と論じられる。国会議員・狸穴(山田明郷)の死に関して捜査を開始した蘭子たち。妻・治子(朝加真由美)が死因究明を拒否し、殺人の疑いが浮上していた。蘭子は、治子と娘で芸術家のさゆり(前田亜季)、息子で第二秘書の寿也(水橋研二)、第一秘書の武藤(平野貴大)に対し全員が容疑者だと言い放つ。

第5話 2017年2月9日「美しき計画殺人!血塗られたバレンタイン」
 大文字(椎名桔平)の元教え子・美沙(中島亜梨沙)の夫で大学准教授の山岸(六角慎司)の遺体が自身の研究室内で見つかる。蘭子(香里奈)は研究室にあったイベントのチラシに注目。主催者は大文字の元教え子・塔子(内山理名)で、美沙は塔子が自分に隠れて夫と会っていたと激怒する。もみ合う2人だが、蘭子は「自分の課題ではない」と意に介さない。青山(加藤シゲアキ)は大文字から蘭子が実践する「課題の分離」について聞く。

第6話 2017年2月16日「被害者は元カレ!?遺体が語る四年前の約束」
 蘭子(香里奈)が男性(堀井新太)に路上で抱き付く姿を見た青山(加藤シゲアキ)は、蘭子は男性の言葉を信じてだまされるタイプに違いないと大騒ぎ。それに対し大文字(椎名桔平)は、「信用」と「信頼」の違いを論じる。そんな中、めい子(相楽樹)の元恋人・諒(渋江譲二)の遺体が河川敷で発見され、彼と不倫関係を告発された遥(知花くらら)の関与が疑われる。事件当日の諒の足取りを探る蘭子は彼がめい子と会う約束だったとにらむ。

第7話 2017年2月23日「仲間を救え!刻む死の秒読み爆弾魔vs蘭子」
 青山(加藤シゲアキ)は蘭子(香里奈)の「嫌われる勇気」という考えをなかなか理解できない。悩む青山に大文字(椎名桔平)は、蘭子が併せて持つ考え方「共同体感覚」を説明する。そんな中、青山は爆発事故を起こした犯人に狙われているという男性・佐藤(板尾創路)を保護し、警視庁に連れて行く。すると、佐藤のバッグから時限爆弾が。佐藤は犯人に脅されたと言う。そこへ電話をかけてきた犯人は、蘭子と勝負をしたいと告げる。

第8話 2017年3月2日「死者からの復讐!?連続殺人犯からの招待状」
 会社員の松田(横井優一)が撲殺される。松田は15年前に起きた中学生殺害事件の加害者の一人で、当時の被害者・将也(阿久津秀寿)の指紋が松田殺害の凶器から見つかる。蘭子(香里奈)と別行動を取る青山(加藤シゲアキ)は一人で大文字(椎名桔平)を訪ね、犯人の心理にある「安直な優越性の追求」について聞く。青山は将也の自宅に行き、蘭子と遭遇。そこで2人は、将也と蘭子の弟・悠真(堀井新太)が並んだ写真を見つける。

第9話 2016年3月9日「黒幕は誰だ!真実が引き裂く孤独なバディ」
 青山(加藤シゲアキ)が大文字(椎名桔平)の研究室を訪ねた帰りに何者かに刺され、その現場付近で会社員の男性・近藤の刺殺体が発見される。近藤は、蘭子(香里奈)の父の物である実家の鍵を所持していた。蘭子は、この事件と18年前に起きた自身の誘拐事件との関連を確信する。蘭子は大文字に犯人の心当たりを聞きに行く。ところが、大文字は、事件の解決には蘭子がトラウマに支配されている現状から脱却する必要があると説く。

最終話 2017年3月16日「8係最後の事件!真犯人はそこにいる!!」
 大文字(椎名桔平)が蘭子(香里奈)を呼び出す。けがの治りきらない青山(加藤シゲアキ)が同行する中、大文字は18年前の蘭子誘拐事件当時の捜査状況や、蘭子の父・道則(勝村政信)が失踪直前に「メシア」を名乗る犯人にたどり着いたことなど自らが知る情報を2人に明かす。大文字はさらに、蘭子が犯人につながる手掛かりを過去に目撃したが、記憶を封印していると指摘。事件解決には蘭子が過去と向き合うことが必要だと告げる。

各話視聴率


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