原作概要
『東京タラレバ娘』(とうきょうタラレバむすめ)は、東村アキコによる漫画作品。『Kiss』(講談社)にて2014年5月号より連載されている。単行本は2016年9月現在既刊6巻。
2013年9月に、2020年のオリンピック開催地が東京に決定した後、作者のアラサー・アラフォーの独身の友人たちが次々と「一人で(または親と)東京オリンピックを見るなんて嫌だ」と言い出したことを元ネタにしている。
ドラマ概要
累計発行部数180万部を突破した東村アキコの同名人気コミックをドラマ化。主人公の売れない脚本家・鎌田倫子を吉高由里子が演じる。吉高がドラマの主演を務めるのは、NHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」以来、約2年ぶりとなる。
倫子は、彼氏もおらず、親友の山川香(榮倉奈々)、鳥居小雪(大島優子)と女子会ばかり開いているアラサーの独身女性。「奇麗になっ“たら”いい男が現れる」「好きになれ“れば”結婚できる!」。そんな“タラレバ話”を繰り返していた倫子たちが、ある出来事を機に現実に直面。恋に仕事に右往左往していく姿をコミカルに描く。
ストーリー
売れない脚本家の鎌田倫子(吉高由里子)は30歳で独身。彼氏もおらず、親友の山川香(榮倉奈々)、鳥居小雪(大島優子)と居酒屋で女子会を繰り返す日々を送っていた。
「あの時、ああして“たら”違ってたかも」「もっと頑張って“れば”よかった」。そんな話ばかりしていると、突然、金髪のイケメン男子に「タラレバ女」と言い放たれてしまい、はたと厳しい現実にぶち当たる。「あれ? あたしたちってもう女の子じゃないの?」。
以降、倫子は幸せを求めて悪戦苦闘しながらも、恋に仕事に奮闘していく。
キャスト
鎌田 倫子〈30〉
演- 吉高由里子
独身、彼氏ナシ、仕事もイマイチの売れない脚本家。原作では33歳であるが、本作では年齢設定が引き下げられている。
山川 香〈30〉
演 - 榮倉奈々
倫子の高校時代からの親友でネイリスト。
鳥居 小雪〈30〉
演 - 大島優子
倫子の親友で、居酒屋「呑んべえ」の看板娘。
その他
KEY(鍵谷 春樹)〈25〉
演 - 坂口健太郎
倫子たちを叱咤する新鋭気鋭のモデル。辛口発言が多いが、どことなく影を持っている。
早坂 哲朗〈35〉
演 - 鈴木亮平
ドラマ制作会社「ジャパンテレビエンタープライズ」に勤めるドラマプロデューサー。8年前倫子に「ダサい」を理由にフラれた過去を持つ。今は芝田マミのことが好きだが、一方で倫子のことも気にかけている。
鮫島 涼〈32〉
演 - 平岡祐太
人気バンドのギタリスト。香の元彼。現在はモデルの彼女がいる。
芝田 マミ〈22〉
演 - 石川恋
倫子を慕っているドラマAD。倫子のアシスタントであった原作とは異なり、本作では早坂が勤務するドラマ制作会社の社員となっている。
鳥居 安男〈62〉
演 - 金田明夫
居酒屋「呑んべぇ」店主。小雪の父。バツイチ。
丸井 良男〈35〉
演 - 田中圭
サラリーマン。妻帯者だが別居中と告げた上で小雪と不倫する。
タラ
声 - 加藤諒
倫子にだけ見える幻想。語尾に「タラ」を付ける。鱈の白子がモチーフ。
第8話では香の前に、第9話では小雪の前にも姿を現す。
レバ
声 - あ〜ちゃん(Perfume)
倫子にだけ見える幻想。語尾に「レバ」を付ける。レバテキがモチーフ。
第8話では香の前に、第9話では小雪の前にも姿を現す。
ゲスト
徳田 芳樹(第1・2・3・7話)
演 - 菊池均也
倫子の手がけるドラマ作品の監督。
笹崎 まりか(第2話)
演 - 筧美和子
倫子の代わりにドラマの脚本を担当することになった若い女性脚本家。
奥田 優一(第5・6話)
演 - 速水もこみち
倫子とある日偶然出会うバーテンダー。料理が得意で長身でイケメン、さらに性格もいい。一時的に倫子の彼氏になるが、一緒に過ごしていく内に映画の嗜好などを巡るズレの発生から倫子が「噛み合わない」状況となっていき、破局する。
沢田 曜子(第5・9話)
演 - 村川絵梨
KEYの元妻。若くして病気で亡くなった。
紗英(第7話)
演 - 坂ノ上茜
倫子が脚本を担当する北伊豆PRドラマで登場していた女優。
竹内 加奈子 -(第8・9話)
演 - 井上晴美
荒川(第8・9話)
演 - 鼓太郎
スタッフ
原作 - 東村アキコ
脚本 - 松田裕子
音楽 - 菅野祐悟
チーフプロデューサー - 伊藤響
プロデューサー - 加藤正俊、鈴間広枝、/ 鈴木香織(AXON)
演出 - 南雲聖一、 鈴木勇馬、小室直子
制作協力 - AXON
製作著作 - 日本テレビ
主題歌 - Perfume「TOKYO GIRL」(ユニバーサルJ / Perfume Records)
各話あらすじ(2017.1.18 - 2017.3.22)全10話 平均視聴率 11.35%
第1話 2017年1月18日「あー幸せになりたい恋に仕事に悪戦苦闘!!右往左往」※22:00 〜 23:10
30歳独身の売れない脚本家・倫子(吉高由里子)は、親友の香(榮倉奈々)と小雪(大島優子)の3人で、小雪の父・安男(金田明夫)が営む居酒屋で女子会ばかりやっていて恋愛から遠ざかっている。そんな中、倫子はプロデューサー・早坂(鈴木亮平)から食事に誘われる。8年前に振ったものの、すっかりあか抜けた彼の誘いに期待が膨らむ倫子。当日、倫子の報告を待つ香と小雪だったが、店にはモデルのKEY(坂口健太郎)が来ていて…。
第2話 2017年1月25日「急展開のキス!次の一手がわからない!!」ラテ欄「アラサー3人娘が幸せ求めて悪戦苦闘、右往左往!」
KEY(坂口健太郎)が人気モデルだと知り、腹立たしい倫子(吉高由里子)たち。恋を忘れた倫子は、監督から脚本に胸キュンシーンが欲しいと要求され、不安になる。そんな折、倫子は早坂(鈴木亮平)とマミ(石川恋)からドラマ主題歌を歌うバンドのライブに誘われ、香(榮倉奈々)と小雪(大島優子)も呼ぶ。そのバンドのギタリストは、香がかつて振った元恋人・涼(平岡祐太)だった。香は再会した涼に抱き締められ、胸をときめかせる。
第3話 2017年2月1日「恋に仕事に迷走中!?私の愛、どこだー!!」
KEY(坂口健太郎)との関係が急展開した倫子(吉高由里子)は、香(榮倉奈々)と小雪(大島優子)を呼び出して相談する。だが、女子会ばかりやっていたせいか、3人揃っても次にどう行動すればいいのか分からない。仕方なく、倫子と香は店に戻る小雪に付いていき、酒を飲むことに。その道中、小雪は、落としたジャガイモを拾ってくれた男性・丸井(田中圭)にお礼をするため店に誘う。そして丸井のしぐさや笑顔にときめいてしまう。
第4話 2017年2月8日「初めての大ゲンカ!!固い女の友情に亀裂」
小雪(大島優子)は妻と別居中という丸井(田中圭)と不倫関係に陥り、香(榮倉奈々)は本命の彼女がいる涼(平岡祐太)の‘セカンド’という立場を受け入れていた。恋愛をしている2人をうらやましく思う倫子(吉高由里子)は、「いい女」になりたいと占い師(いとうあさこ)に相談する。一方、温泉旅館宿泊券が当たった小雪は、丸井と行く約束を。しかし、倫子は不倫旅行に反対し、その話をきっかけに小雪や香とけんかになってしまう。
第5話 2017年2月15日「崖っぷちからの奇跡の出会い」
人気の占い師(山村紅葉)から厳しい現実を突き付けられた倫子(吉高由里子)、香(榮倉奈々)、小雪(大島優子)の3人。中でも、仕事も恋もどん底の倫子は打つ手がない。そんな折、倫子はバーを営む奥田(速水もこみち)と知り合い、彼といい雰囲気に。早速、香と小雪に報告するが、KEY(坂口健太郎)にはまた‘タラレバ話’だとばかにされる。一方、早坂(鈴木亮平)は倫子に、急病の脚本家の代役を決めるコンペへの参加を打診する。
第6話 2017年2月22日「幸せって、結婚って何だろう」
奥田(速水もこみち)という完璧な恋人ができて浮かれる倫子(吉高由里子)は、彼からずっと一緒にいられたら幸せだと言われ、早速、香(榮倉奈々)と小雪(大島優子)に報告する。2人にプロポーズだとうらやましがられた倫子はまんざらでもない。一方、小雪は丸井(田中圭)と別れられずにいたが、香は涼(平岡祐太)との関係を断ち切り、結婚相談所に入会すると宣言。そんな中、倫子は再び奥田と一晩過ごし、その完璧さに気疲れする。
第7話 2017年3月1日「突然のキス!!…仕事も恋もあきらめるにはまだ早い」
早坂(鈴木亮平)から頼まれて彼の故郷である静岡・北伊豆町の町おこしPRドラマの脚本を書いた倫子(吉高由里子)は、その撮影の見学に香(榮倉奈々)と小雪(大島優子)と3人で行く。わずか5分のドラマで気乗りしなかった倫子。だが、北伊豆町で早坂の恩師である観光協会の田口(田山涼成)らから大歓迎され、町の魅力をインターネットで誰かに届けたいという彼らの熱意を感じ取った倫子は、ダサい仕事だと思っていた自分を恥じる。
第8話 2017年3月8日「私、妊娠したかも!?揺れる女心…振り返らず進め!!」
急に互いに意識するようになった早坂(鈴木亮平)から電話をすると言われた倫子(吉高由里子)は、香(榮倉奈々)と小雪(大島優子)からついに‘タラレバ女’卒業だと祝福される。さらに、以前書いた企画が連続ドラマに採用されることになり大喜び。そこへ、早坂からの電話で食事に誘われた倫子は、緊張しながら彼と向き合う。一方、涼(平岡祐太)と別れられずにいる香は、生理が遅れたため妊娠を疑うが、検査する勇気を持てない。
第9話 2017年3月15日「会うのはこれが最後不倫の結末とタラレバ男の涙!!」
価値観の合う早坂(鈴木亮平)との恋愛に幸せをかみしめる倫子(吉高由里子)。一方、結婚相談所での婚活が難航している香(榮倉奈々)だが、風邪でダウンした際、見舞いに現れた涼(平岡祐太)を追い返し、関係を断ち切る。そんな中、早坂の家用に鍋を買うことになり妄想が膨らむ倫子は、彼と会う約束をしたいつもの店で涼とKEY(坂口健太郎)に遭遇。その店内で立ち働く小雪(大島優子)は、丸井(田中圭)から家に来ないかと誘われる。
最終話 2017年3月22日「ついに最終回!!もがき続けた三人娘の幸せの行方!!」※10分拡大(22:00 〜 23:10)
ひょんなことから早坂(鈴木亮平)にうそをつき、気がとがめる倫子(吉高由里子)。ある日、倫子、香(榮倉奈々)、小雪(大島優子)の元に同級生から結婚式の招待状が届き、3人は第3次結婚ラッシュが始まったと落ち込む。一方、早坂と暮らす物件探しを始めた倫子だが、過去のことで傷ついているKEY(坂口健太郎)のことが気になってしまう。そんな中、KEYがオーディションをすっぽかしたと早坂から聞いた倫子は、彼の行方を捜す。
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