志帆(吉田 羊)が姿の見えない相手に話しかけている様子を目撃した雪野(相武紗季)は、その理由を考えるが答えは見つからない。そんななか、北畠(高橋克典)から「誰でもあるでしょ。触れられたくない過去の一つや二つ」と、それとなくくぎをさされた雪野は、一年前、自身に起きた出来事を思い返していた。
そこへ、地元選出の国会議員・北村英一郎(飯田基祐)の妻・詩織(高橋かおり)が急性心不全で運ばれてくる。詩織は、一年前に雪野が心臓血管外科を追い出されるきっかけとなった患者で、当時、雪野と高杉(小林且弥)がそれぞれ手術を行うも症状は改善せず、夫の北村は、その原因を雪野の手術が失敗したせいだと考えていた。
執刀医の雪野は完璧な手術だったと主張するが、結局、病院側は失敗とみなし、雪野は責任を取る形で解析診断部へ異動させられたのだ。
やがて、一命を取りとめた詩織を診察することになった解析診断部。ところが、雪野はこの機会に自身の汚名を返上しようと必死で、志帆たちの言葉が耳に入らない。一方の志帆は、詩織がぬるいお湯が入ったカップに触れた途端にビクッと反応したことが気になるが、その矢先、雪野の処置が原因で詩織が急性呼吸不全を発症。怒りに震える北村から、「こんなのは殺人と同じだ!」と怒鳴られた雪野はショックを受ける。
この一件で、葉子(伊藤 蘭)は今後の治療から雪野を外すことを決めるが、志帆はそれに反対。一緒に診断をやり直すべきだという志帆の言葉に勇気づけられた雪野は「患者さんを救うためなら何でもします」と決意を新たにする。
しかし、その後も病気の原因は分からず、一刻の猶予も許されない状況のなか、志帆は詩織がカップのわずかなぬくもりにも耐えられないほど指に痛みを感じていたことに気付く。さらに無汗症だと判明したことから、詩織がファブリー病という先天代謝異常症であることを突き止める。これにより雪野のオペにミスはなかったことが証明。
詩織も回復に向かったことから、北畠は雪野に心臓血管外科へ戻ることを許可。解析診断部のメンバーも祝福するが、意外にも雪野はそれを断り、「医師としてオペだけが全てじゃないことがわかったんで」と解析診断部に残ることを決める。
ところが、その一件を高杉に報告した雪野は、志帆に関する思いがけない情報を耳にする。なんと、志帆の娘は2年前に亡くなっているというのだ。にわかには信じられず、橘家の墓がある墓地へと向かうと、確かにそこには『真央 享年10歳』と刻まれていて――。
第1話 2016年10月17日「手術しない天才外科医!!原因不明の病を推理」
第2話 2016年10月18日「母想いの水泳選手が謎の病」
第3話 2016年10月25日「ハロウィン集団発症事件簿」
第4話 2016年11月1日「対決!女医と女将と大女将」
第5話 2016年11月8日「頻発する脳梗塞の謎を発見」
第7話 2016年11月22日「治療するたびに悪化する病」
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