ある日、北畠院長(高橋克典)の失脚をもくろむ葉子(伊藤 蘭)は、院長就任の前祝いに理事たちと老舗料亭『真田』を訪れる。そこで、病気を理由に隠居した大女将・静香(黒田福美)の見舞いに行きたいと申し出るも、女将の芽依(小西真奈美)に断られてしまう。
一方、通勤途中の志帆(吉田 羊)は、道端で雑草を食べている初老の女性に遭遇。探しに来た芽依から、この女性は若年性認知症だと教えられるが、保護する際に暴れたり、歩行障害が見られたりするなど様子がおかしいことに気付く。
すると偶然にも、解析診断部がその女性が入所している老人ホームへ訪問診療に行くことになり、志帆は綾香(吉岡里帆)に様子を見てくるように頼む。
やがて、その初老の女性こそが、葉子が面会を希望していた大女将の静香だと判明。どうやら、認知症を患った静香は以前から仲が悪かった嫁の芽依に厄介払いされたらしい。芽依に静香の診察を断られた志帆は葉子に口利きを頼むが、葉子は「立ち入るべきじゃない」と拒否。実際、芽依は以前に静香を旅行に誘った際、「時間がもったいない」と言われたことを今も許せずにいたのだ。
納得できない志帆は、密かに施設から静香を連れ出し勝手に診察。腕に強い脈を感じ、循環器系の病気を疑うが、乗り込んできた芽依に頬をたたかれ、葉子にも「あなたは患者さんの病気だけを見て、患者さんの人生がまるで見えていない」と叱責される。しかしその裏で、葉子もまた、静香の症状が気になっていた。
翌朝、静香が暴れた本当の理由に気付いた志帆は再び静香を連れ出すが、芽依の通報によって警察に連行される事態に。
葉子が慌てて駆けつけると、志帆はパトカーの中から静香の眼を診るよう伝え、その言葉通りに静香を診察した葉子は、認知症の原因に気付く。
実は、静香の認知症や歩行障害は神経梅毒によるもので、暴れていたのも手足を触られ痛みを感じていたからだった。そしてついに、心臓や大動脈にも障害を起こして倒れてしまうが、高杉(小林且弥)の緊急手術によって何とか一命を取りとめる。
それでもなお、静香を許せないという芽依に、葉子は静香が自分に残された時間が少ないことを悟っていたのではないかと話す。そして、認知症で失われた記憶は取り戻せないとつらい宣告をするが、静香の本心を知った芽依は「大女将が忘れてしまったことは、私がずっと覚えていますから」と気丈に話し、ようやく2人のわだかまりが解ける。
第1話 2016年10月17日「手術しない天才外科医!!原因不明の病を推理」
第2話 2016年10月18日「母想いの水泳選手が謎の病」
第3話 2016年10月25日「ハロウィン集団発症事件簿」
第5話 2016年11月8日「頻発する脳梗塞の謎を発見」
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