世界大会でメダルを期待される注目の水泳選手・南野和己(浅香航大)が、東光大学病院に極秘で検査入院することに。全身の倦怠感と筋力低下に悩んでいた南野は、とある病院でALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断されたのだが、ALSは進行を遅らせることはできるものの、根本的な治療法がないとされる病。
メダルどころか、いずれ命を落とす危険性もあることから、南野はセカンドオピニオンを求めてやって来たのだ。志帆(吉田 羊)は、葉子(伊藤 蘭)からくれぐれも口を出さないようくぎを刺されるが、大量に水を飲む南野の様子が気にかかり、早速、綾香(吉岡里帆)と練習施設のプールで聞き込みを開始。
雪野(相武紗季)らとALS以外の病気の可能性を探るが、検査の結果は南野がALSであることを裏付けるものばかりだった。そんななか、南野の入院がマスコミにかぎつけられ、一部で重病説も飛び交う事態に発展してしまう。
南野のコーチから入手したタイム表の数字が気になっていた志帆は、綾香を使って南野の練習を再現してみることに。さらに、南野が以前に自転車で転んで頭を強打していたことを知り、病はその時の外傷が原因ではないかと考える。
それならば外科手術で治療ができるかもしれないと、いちるの望みを抱いたその矢先、今度は突然、南野が全身の痛みを訴える。それは、これまでの診断結果を覆す症状で、南野の治療は一刻を争う事態に。
次にどんな症状が起きるのか?…一同が戦々恐々とするなか、志帆は南野が最初に訪れた病院で、血液検査の際に人為的なミスがあったことを突き止める。そして、一連の症状は低カリウム血症によるものだと気付く。適切な処置によって南野の症状は落ち着くが、問題は、なぜ低カリウム血症になったのか。
原因は利尿薬だったが、アスリートが利尿薬を常用する理由はただ一つ、南野はドーピングしていたのだ。シラを切る南野の前で、志帆は試合の翌日に著しくタイムが落ちていることを指摘。試合直後から数日間はドーピングを抜いていたのに違いないと証拠を突きつける。このままだとメダルどころか命を落とすという志帆の言葉に観念した南野は、ドーピングを認め世間に公表する。
数日後、病院のカフェテリアで頭痛を感じた志帆は、見知らぬ男から「おまえに関わった人間はみんな不幸になる」と言われ衝撃を受ける。しかし、離れたところから志帆を見ていた雪野の目には、志帆が一人で話しているように見えて――。
第1話 2016年10月17日「手術しない天才外科医!!原因不明の病を推理」
第3話 2016年10月25日「ハロウィン集団発症事件簿」
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