第1シリーズは、2012年10月18日から同年12月13日まで、テレビ朝日系列の木曜21時枠[21:00〜21:54(JST)]で放送された。初回と最終回は15分拡大(21:00 - 22:09)。全8話。
第2シリーズは、2013年10月17日から同年12月19日まで、同枠で放送された。初回は15分拡大(21:00〜22:09)、最終回は30分拡大(21:00〜22:24)。全9話。
第3シリーズは2014年10月9日から同年12月18日まで、同枠で放送された。初回は15分拡大(21:00〜22:09)、最終回は30分拡大(21:00〜22:24)。全11話。
第5シリーズは、2017年10月12日から同年12月14日まで、同枠で放送された。第1話と第2話と第9話は15分拡大。最終話は20分拡大。全11話。
第6シリーズは、2019年10月13日から同年12月19日まで、同枠で放送された。初回と第2話は15分拡大。最終話は20分拡大。全10話。
第7シリーズは、2021年10月13日から同年12月16日まで、同枠で放送された。初回は15分拡大(21:00 - 22:09)。第2話・最終回は10分拡大(21:00 - 22:04)。第9話は6分拡大(21:00 - 22:00)。全10話。
概要
米倉涼子が主演を務める人気シリーズの連続ドラマ第4弾。医学界のしがらみを嫌い、派遣医師として活動する天才外科医・大門未知子(米倉)が、桁違いに高い報酬と引き換えに患者を救っていく医療ドラマ。
「私、失敗しないので」という未知子の決めゼリフやクールなヒロイン像が話題を呼び、2014年10月期に放送された第3シリーズでは平均22.9%、最終回では自己最高となる27.4%の高視聴率を獲得した(ビデオリサーチ関東地区調べ)。
今回は、未知子が天敵・蛭間重勝(西田敏行)率いる日本の最高峰・東帝大学病院に派遣され、医療の本質を見失って病院の格付けに躍起になる“白い巨塔”に鋭いメスを入れていく。
ストーリー
大門未知子(米倉涼子)は、大学病院の医局に属さず、怪しげな「神原名医紹介所」に所属しながら、さまざまな病院を渡り歩くフリーランスの外科医。ある日、未知子は国内最高峰の大学病院として君臨する東帝大学病院に派遣される。
同院は、さまざまな隠ぺい行為や医療ミス、派閥闘争などで評判がガタ落ちとなっていた。しかも、新院長の座をかすめ取ったのは、未知子に積年の恨みを抱く策略家・蛭間重勝(西田敏行)で、病院のブランド力を再確立し、強大な権力をわが物にしようともくろんでいた。未知子は、ただの“企業組織”と化した医療の場で横行するパワーゲームに、図らずも巻き込まれていくことになる。
キャスト
米倉涼子
大門未知子 役
フリーランスの外科医。労働時間は厳守で、医師免許が不要な雑用は一切引き受けない。また、権力闘争といったしがらみにも無関心を貫くなど、医学界では異色の存在。医者としての腕は超一流。
岸部一徳
神原晶 役
未知子が所属する「神原名医紹介所」の所長。元外科医で、大学病院の内情にも詳しいが、医師免許をはく奪されているなど、謎の多い人物。趣味は麻雀。
生瀬勝久
黄川田高之 役
東帝大学病院の内科部長。金沢のクロス医療センターで内科部長を務めていた際に、未知子と出会う。尊大な態度で“御意軍団”を形成し、蛭間に対しても腰ぎんちゃくぶりを発揮。21世紀は薬の時代だと豪語し、外科医を見下している。
西田敏行
蛭間重勝 役
東帝大学病院の新しい病院長。一見、温和だが逆らう者はバッサリと切り捨てる冷血漢で、現在のポジションも汚い策略を張り巡らせて、先代を失脚させてかすめ取った。未知子に対して積年の恨みを抱いている。
スタッフ
脚本 - 中園ミホ / 林誠人(第2期 - )、寺田敏雄(第2期 - ) / 武井彩(第2期) / 香坂隆史(第4期) / 宇田学(第4期)
音楽 - 沢田完
演出 - 田村直己、松田秀知 / 山田勇人(第3期)
主題歌 - Superfly
第1期 - 「Force」(ワーナーミュージック・ジャパン)
第2期 - 「Bi-Li-Li Emotion」(ワーナーミュージック・ジャパン)
第3期 - 「愛をからだに吹き込んで」(ワーナーミュージック・ジャパン)
第4期 - 「99」(ワーナーミュージック・ジャパン)
ナレーション - 田口トモロヲ
監督補 - 松川嵩史
助監督 - 山田勇人 / 渋谷英史、黒川未希、上田迅(第1期)
音響効果 - 谷川義春(第1期・第2期) / 高木秀和(第3期)
特殊造形 - 松井祐一 / 相蘇敬介(第3期)
医療美術 - 井口浩
CG - 石原太郎 / 渡辺大輔(第3期)
映像CG - 小林宏嗣(第1期)
VFX - 古家大悟(第2期) / 山本貴歳(第3期)
手術映像協力 - グラフィティ
映像監修 - 松本英之
医療監修 - 森田豊
外科監修・指導 - 新村核
外科指導 - 本橋英明 / 木村憲幸、関谷武司、湯澤美季(第1期)
麻酔科取材協力 - 筒井冨美(第1期)
外科協力 - 松尾成吾(第2期 - 第3期)
外科指導・外科協力 - 益原大志(第2期・第3期)
整形外科協力 - 土屋弘行(第2期・第3期)
症例監修 - 加藤友朗(第2期)
心臓血管外科協力 - 益原大志、澤芳樹(第3期)
手術支援ロボット協力 - 川嶋健嗣、菅野貴皓(第3期)
画像協力 - 吉田昭三、茨木保(第3期)
看護指導 - 石田喜代美
ダンス指導 - TETSU、AI(第1期)
振付 - あさづきかなみ(第2期) / 熊谷珠美(第3期)
麻雀指導 - 七字幸久
卓球指導 - 東京テーブルテニスクラブ(第3期)
方言指導 - 塩山誠司(SP)
企画協力 - 古賀誠一(オスカープロモーション)
ゼネラルプロデューサー - 内山聖子
プロデューサー
テレビ朝日 - 大江達樹(第1期・第2期・第4期)、西河喜美子(第1期 - 第3期)、峰島あゆみ(第3期・スペシャル)、都築歩(スペシャル・第4期)
ザ・ワークス - 霜田一寿(第1期 - )、池田禎子(第1期・第2期・第4期)、大垣一穂(第1期 - )、菊地裕幸(第3期・スペシャル)
プロデューサー補 - 高橋優子 / 峰島あゆみ(第1期・第2期) / 伊藤悠祐(第3期)
制作協力 - ザ・ワークス
制作著作 - テレビ朝日
各話あらすじ(2016.10.13 - 2016.12.22)全11話 平均視聴率 21.49%
第1話 2016年10月13日「復活!!!!失敗しないハケンの女生中継オペ1000万!!」※初回15分拡大(21:00〜22:09)
米ニューヨークから呼び戻されたフリーの外科医・未知子(米倉涼子)は東帝大学病院で働くことに。未知子を雇ったのは、副院長に就任した東子(泉ピン子)。蛭間(西田敏行)に院長の椅子を奪われた前院長・久保(竜雷太)の妹だった。蛭間は、評価がガタ落ちの病院を立て直すため、外科の世界的権威・北野(滝藤賢一)を米国から招聘(しょうへい)。北野に有名IT企業社長・一木(渡辺大知)の手術をさせ、名声を取り戻すつもりでいた。
第2話 2016年10月20日「貧乏村長VSセコい国会議員オペWで失敗しないので」 ※15分拡大(21:00 〜 22:09)
未知子(米倉涼子)は、黄川田(生瀬勝久)が分院にたらい回しにしようとした老患者・二岡を引き留めて診察。多発大腸がんで手術が必要と診断を下すが、二岡は入院を拒んで帰ると主張し、付き添う妻を困らせる。東子(泉ピン子)は、二岡が幸福度ランキング1位で有名な村の村長だと気付き、彼を引き留める。一方の蛭間(西田敏行)は、スキャンダルが発覚してマスコミから逃れるために検査入院してきた国会議員・金本の扱いに手を焼く。
第3話 2016年10月27日「20年前の医療ミス!?不倫相手のお腹の秘密」※「SMBC日本シリーズ2016 第5戦 日本ハム×広島」が放送延長のため、開始時間変更(21:50 〜 22:44)。
西園寺(吉田鋼太郎)の元患者で、不倫相手だった三佐江(松下由樹)がVIP専用の人間ドックコースのために入院してきた。三佐江の血液検査の結果を見た未知子(米倉涼子)は、他のVIPを後回しにして彼女の精密検査を優先。三佐江の体内に、正体不明の巨大な腫瘍らしきものがあることが分かる。開腹してみると、それは西園寺が20年前に手術をした折に体内に置き忘れたガーゼから生じた腫瘍「ガーゼオーマ」だった。
第4話 2016年11月3日「美人姉妹同時刻オペ!!太る病気の秘密!?」
‘美のカリスマ’として有名な四葉姉妹の妹・美音(小林きな子)が肥満治療のため極秘入院。東子(泉ピン子)は、金沢の分院で減量手術の研究をしてきた原(鈴木浩介)を呼び戻す。しかし、手術当日、美音が病室から逃げ出す。未知子(米倉涼子)が、屋上にいた美音を再検査すると、脳下垂体の腫瘍が原因で肥満となる「クッシング症候群」と判明。さらに、未知子は美音の姉・美麗(高岡早紀)が大腸がんを隠していることを見抜く。
第5話 2016年11月10日「派閥争いパワハラ手術も失敗しないので!!」
蛭間(西田敏行)の意向で、論文執筆に必要な症例を増やすため、系列病院から難度の高い治療を要する患者が集められる。スタッフは悲鳴を上げるが、未知子(米倉涼子)は一日中手術ができてご機嫌。論文競争で西園寺(吉田鋼太郎)に負けたくない黄川田(生瀬勝久)は、赤井(長谷川朝晴)が世界初だと提案した術式を採用。北野(滝藤賢一)の執刀でその手術は成功し、記者会見が行われるが、赤井の術式が海外論文の盗用と判明する。
第6話 2016年11月17日「御意男のクーデター!!メスなき心臓手術!?」
論文盗用問題の責任を問われ、辞職を迫られた蛭間(西田敏行)は、分院から海老名(遠藤憲一)を呼び戻す。海老名も、スターキー教授が発表した問題の論文の共同執筆者だとでっち上げて、窮地を脱する。さらに、来日中のスターキー教授と海老名が、開心術を用いない世界初の「心房内進展巨大肝細胞瘤切除術」を発表。未知子(米倉涼子)はその術式に疑念を抱く。そんな中、スターキーの部下・シュリンプが倒れる。
第7話 2016年11月24日「音をなくしたピアニストの命とプライド」
晶(岸部一徳)は、人気ピアニストの七尾(武田真治)のアシスタントの由香(知英)から、七尾の耳の治療を依頼される。幼い時に病気で聴力を失った七尾は、奇跡のピアニストとして聴衆を魅了していた。由香は、七尾の聴力の回復を信じ治療に前向きだが、当の本人はあまり乗り気ではないようだ。晶は未知子(米倉涼子)の執刀で七尾の手術を引き受けるが、蛭間(西田敏行)の意向で、七尾の担当医は北野(滝藤賢一)になってしまう。
第8話 2016年12月1日「ウイルス感染…!手術不可能な密室!?」
国民的大スター・八乙女(小西遼生)が極秘入院。八乙女の入院はトップシークレットだが、未知子(米倉涼子)には興味がない。肝臓がんの八乙女は、複数の腫瘍が広範囲に広がり、放置すれば余命半年の診断。執刀を任された北野(滝藤賢一)は、プロジェクションマッピング技術を使い、切除する箇所を光で色分けする最新システムを手術に導入する予定だ。そんな中、八乙女の入院の情報が漏れ、マスコミが病院に殺到する。
第9話 2016年12月8日「教授婦人会のドンが送り込んだ患者の罠!?」
未知子(米倉涼子)は晶(岸部一徳)に連れられ、東帝大学病院とライバル関係にある慶林大学病院の医師の妻たちが集まる懇親会に出席。席上、慶林婦人会の映美が倒れ、未知子は彼女を東帝に搬送する。「肺動脈塞栓症」と診断された映美を慶林に送り返すか悩む蛭間(西田敏行)だが、彼女を病院の評価を上げるために利用しようと決断。しかし、未知子の再検査により、映美は塞栓症ではなく、手術が困難な「肺動脈肉腫」と判明する。
第10話 2016年12月15日「最終章〜母子同時オペ!?わずか25センチの命」
グローバルな戦いを要求される医学界で、そのブランド力強化に努める東帝大学病院に、外国から一人の妊婦が入院してくる。中国のトップレベルの企業人の妻であるその女性のおなかの子どもは、手術を必要としていた。未知子(米倉涼子)は、日本ではほとんど成功例がない危険な「胎児手術」に挑むことになる。一方、未知子と、彼女を東帝に連れてきた東子(泉ピン子)との関係は、修復が不可能なほどの緊張感をはらんでいて…。
最終話 2016年12月22日 「さらば大門未知子!!さらば友よ…聖夜のオペも失敗しないので」 ※15分拡大(21:00 〜 22:09)
中国の財閥・王(矢野浩二)が上海に設立する新病院のため、北野(滝藤賢一)や博美(内田有紀)らをヘッドハンティング。そんな王の紹介で、次期大統領候補のレオナルド(チャールズ・グラバー)と妊娠中の妻・ダイアナ(ジェニー・スキッドモア)が極秘入院する。未知子(米倉涼子)はレオナルドの手術に興味はないが、北野から術式を聞き態度が一変。助手として参加した未知子はとんでもない行動に出る。直後、未知子はよく知っている人物の手術に挑む。だが、困難な手術に未知子の手が止まって…。
各話視聴率
Doctor-X 2012(2012年10月クール)
Doctor-X 2013(2013年10月クール)
Doctor-X 2014(2014年10月クール)
番組公式サイト
(ドクターX〜外科医・大門未知子〜 - Wikipedia)
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