概要
警視庁の窓際部署「特命係」に所属する天才警部・杉下右京(水谷豊)が、相棒と共に難事件に挑む人気刑事ドラマシリーズの第15弾。前作では、反町隆史扮する法務省のキャリア官僚・冠城亘がシリーズ史上初の警察官ではない相棒となり、明晰な頭脳とコミカルな一面を披露して右京と新鮮なコンビネーションを生み出した。
右京&亘コンビで迎える2シーズン目からは、所属を改めた亘が新たな立場で特命係に戻ってくる。
ストーリー
人を呪い殺したという女性が警視庁に出頭してくる。殺害したという相手は、3日前に確かに用水路で溺死を遂げていたが、現場検証の結果、事故死と断定されていた。
女性は自分を罰してほしいと真剣に訴えるが、現行法では彼女を逮捕することも罰を与えることもできない。この奇妙な訴えに興味を抱いた杉下右京(水谷豊)は、警察学校での研修を終えた冠城亘(反町隆史)と共に捜査に乗りだす。
キャスト
水谷豊
杉下右京 役
警視庁特命係の警部。優れた洞察力と記憶力による名推理で事件の謎を解明する。かつては刑事部捜査二課の刑事として数多くの事件を解決していたが、重箱の隅をつつくような捜査で上層部が公にしたくない事件の犯人まで追い詰めてしまい、特命係という閑職に追いやられた。
反町隆史
冠城亘 役
法務省キャリア官僚で警視庁に出向していたが、正式に警視庁所属に。頭脳明晰だが、ひょうひょうとしていてつかみどころがない。
鈴木杏樹
月本幸子 役
小料理屋「花の里」の女将。過去に交際していたヤクザの男を拳銃で撃ち、右京に逮捕された。出所後、右京の薦めで女将に。右京のことを信頼している。
榎木孝明
日下部彌彦 役
法務省のキャリア官僚。前の事務次官が急死したため、急きょつなぎとして法務事務次官に起用された。検事の資格がないため、波風も覚悟の上で、自らの信念に従って行動を取る。元部下の亘にも目を掛けている。
石坂浩二
甲斐峯秋 役
警察庁長官官房付。右京の捜査手腕を認めており友好的だが、警察組織の利益のためならどんな手段でも使う冷徹な一面がある。
各話あらすじ(2016.10.12 - 2017.3.22)全18話 平均視聴率 14.96%
第1話 2016年10月12日「守護神」ラテ欄「守護神〜呪いで人を殺す女〜挑むは右京と広報課の冠城亘?新展開!波乱の幕開け!!」※初回2時間スペシャル(20:00〜22:09)
警視庁の一員となった亘(反町隆史)は、希望した捜査部署ではなく、美彌子(仲間由紀恵)が課長を務める広報課に配属される。一方の右京(水谷豊)は、初恵(小野ゆり子)という女性が人を呪い殺したと自首してきたと耳にする。初恵が殺したと主張するジムインストラクターは、警察に事故死と断定されていた。初恵は会いにきた右京に、他にも2人呪い殺したと告白。興味を抱いた右京は、3件の事件を改めて調べ始める。
第2話 2016年10月19日「チェイン」ラテ欄「チェイン〜冠城亘の最初の事件」
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)はそれぞれ別の人物から、1年前に失踪した男性・工藤を捜してほしいと頼まれる。依頼人の羽賀(音尾琢真)と桜子(大谷みつほ)はシガーバーで工藤と出会い、彼の自家製シガーのとりことなって毎週会っていたという。そんな中、1年前の傷害致死事件の容疑者・野中の遺体が山中で見つかる。現場にリトルシガーの吸い殻が落ちていたと聞いた右京らは、野中と工藤が同一人物だったのではないかと疑う。
第3話 2016年10月26日「人生のお会計」
亘(反町隆史)は捜査一課に加わり、アパートで住人の山本(十貫寺梅軒)が殺された事件を捜査。資料を見た右京(水谷豊)は仏壇に置かれていた名刺が気になり、独自に捜査を始める。名刺の主は保険会社の営業マン・谷中(石井正則)だった。山本が谷中を保険金の受取人にしていたと分かり、伊丹(川原和久)たちは谷中の犯行を疑う。一方の右京は、10年前に山本の娘を自殺に追い込んだ元ホスト・田島(渋江譲二)の行方を捜す。
第4話 2016年11月2日「出来心」
右京(水谷豊)と青木(浅利陽介)は、帰宅途中の路上でひったくりの現場に遭遇。犯人は通行人の平井(風間杜夫)に撃退される。実は平井は詐欺師で、だました男性(武子太郎)から金を巻き上げるところだった。騒ぎの中、男性に逃げられた平井も現場から立ち去る。名乗りもせず消えた平井が気になり、周辺で聞き込みを始めた右京と亘(反町隆史)は、平井が相棒の留美子(内田慈)と詐欺のために運営している悩み相談所にたどり着く。
第5話 2016年11月9日「ブルーピカソ」
画家の三上(斉藤陽一郎)が転落死。捜査でオークション会社に行った右京(水谷豊)は、社長の磯田(坂西良太)と社員の貴和子(森尾由美)が、見つかった「ブルーピカソ」について話すのを聞く。その絵は8年前、ピカソの未発見の作品ではと画廊主の古澤(堀内正美)に持ち込まれたが、公式鑑定人の来日直前、偽物にすり替えられ消えていた。無名時代、三上が古澤の世話になったと知った右京は三上の死と絵の関係を疑う。
第6話 2016年11月16日「嘘吐き」
ある夜、漫画家・夏音(柳生みゆ)は住んでいるアパートの隣の部屋から激しい衝突音と女性の悲鳴を聞く。数日後、夏音はホームセンターの袋にのこぎりなどを入れて持ち歩く男と隣に住む女性がその部屋を出入りするのを見かけ、さらに別の中年男女も出入りしていた。部屋を観察した右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、これが複雑な事件であると確信。謎の中年男女の所在とともに、夏音の身元についても調べる。
第7話 2016年11月23日「フェイク」
亘(反町隆史)は、誘拐事件で息子を殺された美奈子(安達祐実)を車で自宅まで送ることに。息子と二人暮らしだったはずの美奈子が、部屋で誰かと話す声を聞き、亘は不審に思い身元の調査を始める。一方、右京(水谷豊)は、誘拐されたもう1人の少年の両親に要求された身代金の受け渡し場所として指示されたコインロッカーの近くで、気になるマンションを見つけ、犯人が逃走経路として準備した場所ではないかとにらむ。
第8話 2016年11月30日「100%の女」
亘(反町隆史)は同期の検事・映子(鶴田真由)が担当する裁判を傍聴。この事件の捜査に携わった亘は、証人の紗季(志保)の証言に疑問を抱く。聞き込みの時と異なる証言をしたからだ。2カ月程前、駐ロシア特命全権大使に内定していた外務省官僚の棚橋(窪園純一)が殺され、紗季の証言で部下の中嶋(松下哲)が容疑者に。検察は監視カメラの映像を証拠としていた。亘は事件に興味を持った右京(水谷豊)と捜査を始めるが…。
第9話 2016年12月7日「あとぴん〜角田課長の告白」
右京(水谷豊)は角田(山西惇)から、産廃場で作業員の他殺体が見つかった事件の真相究明を頼まれる。被害者の光田(樋渡真司)は、20年前に失踪した角田の中学時代の友人だという。右京は聞き込みで、光田が現場監督の仁藤(相島一之)から暴力を受けていたことを聞く。一方の亘(反町隆史)は、写真部だった光田には火災現場の写真で受賞歴があることを知る。その写真がきっかけで逮捕された放火犯の息子が仁藤だった。
第10話 2017年1月1日 元旦スペシャル「帰還」ラテ欄「帰還〜特命係左遷!?警察官連続失踪事件に巨大権力の陰謀!!閉ざされた町で陥る特命係絶対の危機!?」 ※21:00 〜 23:15
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)に、郊外のベッドタウン黒水(くろうず)町の駐在所への臨時異動辞令が下った。黒水は問題がある警察官の左遷先と噂される署だった。その夜、都内では警視総監の四方田(永島敏行)を囲む会合が開かれていた。それは、都内の浄化作戦で成果を上げた四方田のためのパーティーで、会場には副総監の衣笠(大杉漣)や峯秋(石坂浩二)の姿もあった。また、前科のある人間を積極的に受け入れ、寂れかけた町を再生させるプロジェクトに取り組んでいる黒水町の町長・和合(八嶋智人)も列席していた。
第11話 2017年1月11日「アンタッチャブル」
路上で刺殺事件が発生。捜査をしようとした右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、刑事部長の内村(片桐竜次)から目撃者に接触しないよう命じられる。目撃者は警察上層部の娘らしい。現場を見た右京は、中学生である目撃者が通学路でもない寂しい夜道をなぜ一人で歩いていたのか気になる。やがて、目撃者の父親が警視庁のナンバー2である副総監・衣笠(大杉漣)と判明。右京らは早速、衣笠の娘・里奈(桜田ひより)に会いに行く。
第12話 2017年1月18日「臭い飯」
右京(水谷豊)は白骨遺体が発見された廃倉庫で、大手米穀販売会社の食品偽装を告発するメモと証拠の米が入った袋を見つける。白骨の身元が前科のある蜂矢(稲健二)と判明。蜂矢が、元受刑者の受け入れ制度があったその米穀販売会社に再就職していたことも分かる。同社社長・多岐川(宮本大誠)は食品偽装を全面的に否定。右京と亘(反町隆史)は、蜂矢の失踪と同時期に刑務所へ逆戻りした元同僚・亀井(笹野高史)に面会に行く。
※2017年1月25日は「くりぃむクイズ ミラクル9 2時間スペシャル」(19:56 〜 21:48)が放送のため、休止。
第13話 2017年2月1日「声なき者〜籠城」ラテ欄「前後編スペシャル!!声なき者〜籠城」
神戸(及川光博)からのメールを受けた亘(反町隆史)は、1年前の人質立てこもり事件を思い出す。傷害事件を起こした犯人が車で逃走し、近くで巡回カードを集める手伝いをしていた右京(水谷豊)が、犯人が立てこもった家を特定したのだ。程なく、逃走車両の持ち主が司法浪人生の真渕(三浦英)と判明。その真渕から、ある企業の常務の妻を連れて来いというメールが入る。だが、彼女は3週間前に駅のホームから転落死していた。
第14話 2017年2月8日「声なき者〜突入」ラテ欄「前後編スペシャル!!声なき者〜突入」
人質立てこもり事件が起きて半日。犯人は3週間前に転落死した常務夫人・聡美(及川莉乃)を呼べと要求し続けていた。一方、右京(水谷豊)は、聡美のことで話があるという尊(及川光博)と久々の再会を果たす。聡美は監察官・大河内(神保悟志)の知人の娘で、尊は大河内から相談に乗るよう頼まれていた。死の前、聡美は幼い息子を連れて2カ月余り姿を消しており、戻った半月ほど後に、自殺のような転落死を遂げたという。
第15話 2017年2月15日「パスワード」
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)が入院した幸子(鈴木杏樹)の見舞いに行くと、そこに伊丹(川原和久)らが現れた。幸子と同室の真奈美(橋本真実)を担当するヘルパーの小松崎(小林且弥)が殺され、伊丹らは彼女を疑っているようだ。右京は、盲目の真奈美が2日前、買物中に転んで入院したと聞き不審を抱く。その日は大雪だったからだ。亘は、証拠品の小松崎の服についた匂いが、真奈美の姉・貴子(池津祥子)の香水と同じだと気付く。
第16話 2017年2月22日「ギフト」
連続殺人の罪で拘束中の北(野間口徹)が捜査員の男を殺害し、顔を切り刻んで逃亡。北から犯行をほのめかす連絡を受けていた伊丹(川原和久)宛に業務用の冷蔵庫が届き、中には北がリストアップしていた女性の遺体が入っていた。右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、北の手際の良さから共犯者の存在を確信する。さらに、右京たちは美しい女性の顔を切り刻むことに快楽を感じていた北が、男性の顔を刻んだことに違和感を覚える。
第17話 2017年3月1日「ラストワーク」
動画クリエーターの中鴨(尾上寛之)がインターネットに上げた動画が話題に。‘ラストワーク’というその動画には、拳銃で脅され泣きながらステーキを食べる男が映っていた。右京(水谷豊)らは動画がフィクションか事件かを見極めるため、中鴨の行方を追う。やがて動画の男がホームレスの大屋(渡辺哲)と分かる。中鴨は続編を次々とアップ。右京は彼がライブ配信に選んだ場所にある秘密が隠されていることに気付く。
※2017年3月8日は「ぽっちゃりママのダイエット奮闘記」(19:00 〜 21:48)が放送のため、休止。
※2017年3月15日は「2017ワールドベースボールクラシック 2次ラウンド 日本×イスラエル」(18:30 〜 21:51予定)が放送のため、休止。
最終話 2017年3月22日「悪魔の証明」ラテ欄「悪魔の証明〜容疑者冠城亘!!社美彌子の秘密を巡りついに特命係が全面対決!?」※2時間スペシャル(20:00 〜 22:09)
週刊誌のスキャンダル記事により、広報課長の美彌子(仲間由紀恵)が未婚の母でハーフの娘がいることが発覚。何者かが美彌子のパソコンに侵入してデータを盗み出したと分かり、亘(反町隆史)が疑われる。美彌子は副総監・衣笠(大杉漣)ら警視庁幹部から問い詰められるが、父親の素性を明かさない。右京(水谷豊)は、記事の写真に写るクリスマスツリーが実はロシア式の正月飾りだと気付く。亡命したロシアスパイ・ヤロポロクと美彌子の関係を疑った右京は、美彌子の元上司で未決囚の天野(羽場裕一)に会う。
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