第4話「特売肉がA5ランクに変わる侠飯」
ラテ欄「特売品の肉で極上のステーキを作る裏技!ポテト×コンビーフで最強つまみが誕生!」
良太(柄本時生)はネクタイ選びに悩んで部屋をウロウロしている。今日は会社説明会なのだ。窓際では柳刃(生瀬勝久)が声をひそめて何やら電話中。「じゃあ、取引成立だな」。柳刃は電話を切り、良太に荷物を取ってこいと命じる。
断りきれず、怪しげな路地に着いた良太は指定の雑貨店を見つけ、恐る恐る店に入った。中ではブラジル人・カルロス(植野行雄[デニス])らがサッカーのラジオ実況で盛り上がっている。ブラジル対日本の試合でブラジルがリードしていたが、日本がシュートを決めて同点に追いつき、カルロスは良太に怒りをぶちまける。柳刃の使いであることを告げ、荷物を何とか受け取った良太だが、中身がどうしても気になる。思い切って開けてみると、白い粉が…。
その頃、良太のアパートでは柳刃がキッチンで、ふと窓を開けるとそこに大家の酢田静香(角替和枝)が立っていた。自分は良太の叔父で留守番を頼まれていると説明する柳刃に、静香はスーパーの特売牛肉を差し出した。もらい手がなければ廃棄すると言うので、柳刃は受け取ることにした。
一日警察署長の武田梨奈(本人役)に遭遇したり、会場入り口で手荷物検査を受けたりと、冷や汗をかく良太だったが、なんとか、就職説明会に辿り着く。しかし、そこでも大学名の差別を受け、良太はイジけて帰宅。その様子を黙って見ていた柳刃は、廃棄寸前の牛肉をA5ランクの極上ステーキ顔負けの華麗なディナーに変身させていくのだった…。
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