2016年06月28日

仰げば尊し TOP

『仰げば尊し』(あおげばとうとし)は、TBS系「日曜劇場」枠(毎週日曜日21:00 - 21:54)で、2016年7月17日から同年9月11日まで放送された。全8話。初回は25分拡大。第2回は15分拡大。主演は寺尾聰。


概要
1980年代の神奈川県立野庭高等学校の吹奏楽部をモデルに舞台の設定を現代に置き換え、同高校の教師を務めていた中澤忠雄をモデルとした「樋熊迎一」役には寺尾聰が演じる。不良から更生する少年たちが、“音楽の甲子園”と呼ばれる全国高校生音楽コンテストに出場して優勝するまでの“奇跡”を描く。


ストーリー 
オーケストラのサックス奏者として活躍していたが、事故で引退を余儀なくされた樋熊迎一(寺尾聰)は、自宅で音楽教室を開いていた。ある時、樋熊が練習する風景を目にした美崎高校の校長・小田桐寛治(石坂浩二)は、吹奏楽部の指導を依頼する。

樋熊は一人娘の奈津紀(多部未華子)が、暴力事件が頻発する荒廃した高校で働くことを心配する中で顧問を引き受けるが、問題を抱える生徒たちだけでなく、教師や保護者からもプロが教育現場へ足を踏み入れることへの反発を受ける。

一度は音楽に背を向けた樋熊だったが、生徒たちと真正面から向き合い、“音楽は心で奏でるものだ”という思いを伝えようとする。


キャスト
樋熊 迎一(ひくま こういち)
演 - 寺尾聰
美崎高校非常勤教師で、吹奏楽部顧問。かつてはサックス奏者でオーケストラでも活躍していたが、交通事故の後遺症で演奏が出来なくなり、プロとしての活動を断念。以後、自宅や野外で音楽教室を催していた。美崎高校の立て直しを考えていた校長の小田桐寛治はその練習指導に着目。小田桐から熱意ある説得を受け、美崎高校吹奏楽部の教師に就任することとなる。木藤良蓮や青島裕人ら不良グループに真正面で向き合いながら彼らを更生し、そして吹奏楽部を全国レベルの大会へ出場できるよう、指導を重ねていく。

樋熊 奈津紀
演 - 多部未華子
樋熊の娘。大学生。美崎高校の評判により、樋熊の教員活動を積極的に賛成していなかったが、彼の情熱を徐々に受け入れていく。

木藤良 蓮(きとら れん)
演 - 真剣佑(幼少期 : 中川翼)
青島率いる不良グループの副リーダー的存在。バンド時代はサックス担当。グループの中では精神的に一番大人びており、言葉遣いも穏やかで大らかだが、仲間を助けるためのケンカを厭わず、腕っぷしも強い。吹奏楽部でもサックス担当。

青島 裕人(あおしま ひろと)
演 - 村上虹郎(幼少期 : 高木星来)
不良グループのリーダー。バンド時代はヴォーカルとリード担当。ライブ中に先輩である陣内剛史に左手を傷つけられて以来、上手く弾けなくなった過去があり、樋熊に出会った当初は最も反抗的な態度を取っていたが、周囲の変化や彼の覚悟に触発されて正式に加入する。ケンカ早く、気が強い。トランペット担当。

有馬 渚(ありま なぎさ)
演 - 石井杏奈(E-girls)(幼少期 : 濱田ここね)

吹奏楽部部長。樋熊迎一が赴任した際、吹奏楽部を指導してほしいと懇願する。蓮と裕人とは幼馴染。クラリネット担当。
安保 圭太(あぼ けいた)
演 - 北村匠海(DISH//)
蓮と裕人とバンドを組んでいた不良仲間で、キーボードを弾いていた。裕人に遠慮していたが、音楽を再びやりがっていた。樋熊に説得され、吹奏楽部に入部。トロンボーン担当。

高杢 金也(たかもく きんや)
演 - 太賀
蓮と裕人とバンドを組んでいた不良仲間で、ドラムを叩いていた。語尾が「〜だし」となるのが特徴。安保同様に吹奏楽部へ入部し、ティンパニ担当。

桑田 勇治
演 - 佐野岳
蓮と裕人とバンドを組んでいた不良仲間で、ベースを弾いていた。裕人を慮って5人でいることを第一にしていたが、安保に感化され、樋熊からも説得され、吹奏楽部へ入部する。チューバ担当。

美崎高等学校生徒
古庄 芳喜(ふるしょう よしき)
演 - 矢本悠馬
吹奏楽部部員。ホルン担当。不良グループにライブチケットを強引に買わされ気弱な反面、(自分の)胸に手を当ててみなさいと言われ、女子部員の胸をいきなり触ろうと勘違いをするような抜けたところのある学生。樋熊が5人を入部させようとする姿勢に否定的だった。

井川 宏達(いがわ こうたつ)
演 - 健太郎
吹奏楽部副部長。サックス担当。樋熊を信用していなかったが、徐々に影響をされていく。古庄同様、5人の入部は否定的であり、入部後も好意を抱けずにいる。

木部 郁夫
演 - 藤原薫
吹奏楽部部員。ホルン担当。

向井 美和
演 - 水上京香
吹奏楽部部員。トロンボーン担当。

草刈 涼子
演 - 岡崎紗絵
吹奏楽部部員。ティンパニ担当。

石塚 真人
演 - 飯塚真人
吹奏楽部部員。クラリネット担当。

三沢 なつみ
演 - 石崎なつみ
吹奏楽部部員。クラリネット担当。

十亀 聖
演 - 白石聖
吹奏楽部部員。クラリネット担当。

時任 杏奈
演 - ついひじ杏奈
吹奏楽部部員。クラリネット担当。

森 真央
演 - 樋口真央
吹奏楽部部員。クラリネット担当。

植木 啓
演 - 穂坂啓
吹奏楽部部員。クラリネット担当。

幡野 なつ芽
演 - 陸奥なつ芽
吹奏楽部部員。クラリネット担当。

白浜 羽純
演 - 白鳥羽純
吹奏楽部部員。フルート担当。

新田 日奈子
演 - 田中日奈子
吹奏楽部部員。フルート担当。

丸山 凛
演 - 田中凛
吹奏楽部部員。フルート/ピッコロ担当。

河西 真帆
演 - 真田真帆
吹奏楽部部員。サックス担当。

津山 渓太
演 - 若松渓太
吹奏楽部部員。サックス担当。

根本 浩志郎
演 - 北澤浩志郎
吹奏楽部部員。トランペット担当。

渡 巧磨
演 - 進巧磨
吹奏楽部部員。トランペット担当。

音無 瑞季
演 - 瑞季
吹奏楽部部員。トランペット担当。

波多 優里花
演 - 高橋優里花
吹奏楽部部員。トロンボーン担当。

芥川 光男
演 - 中川光男
吹奏楽部部員。トロンボーン担当。

碇矢 明日香
演 - 戸明日香
吹奏楽部部員。ホルン担当。

松野 大地
演 - 前川大地
吹奏楽部部員。ホルン担当。

伊達 慶
演 - 伊藤慶
吹奏楽部部員。ユーフォニアム担当。

北爪 嵩
演 - 北川嵩
吹奏楽部部員。ユーフォニアム担当。

相田 にこ
演 - 奈良岡にこ
吹奏楽部部員。チューバ担当。

門脇 來麗
演 - 飯田來麗
吹奏楽部部員。ファゴット担当。

熊田 奈那華
演 - 佐々木奈那華
吹奏楽部部員。オーボエ担当。

野瀬 大成
演 - 草野大成
吹奏楽部部員。ティンパニ担当。

菅井 優貴
演 - 浅野優貴
吹奏楽部部員。ティンパニ担当。

美崎高等学校出身者
陣内 剛史
演 - 高畑裕太
木藤良蓮や青島裕人の先輩。在学中に蓮や裕人らのバンドに嫌がらせをして以来、対立し、なにかと因縁をつけてきた。

美崎高等学校教員
新井 宗一
演 - 尾美としのり
社会科教師。樋熊迎一に不良5人組には関わらないようにと忠告していた。

鮫島 照之
演 - 升毅
教頭。生徒の規律や規則に厳格な姿勢。木藤良蓮や青島裕人らを退学させようとするなど、不良グループを信用していない。

小田桐 寛治
演 - 石坂浩二
校長。暴力事件が絶えない美崎高校の危機を救うため、樋熊を教師として招き入れる。

樋熊家
樋熊 律子
演 - 麻生祐未
樋熊の妻。他界している。

スタッフ
脚本 - いずみ吉紘、三好昭央
原案 -『ブラバンキッズ・ラプソディー』、『ブラバンキッズ・オデッセイ』(石川高子著、三五館刊)
音楽 - 高見優
スタジオ - 緑山スタジオ・シティ
ロケ協力 - よこすか芸術劇場、かつしかシンフォニーヒルズ
編成 - 中井芳彦、今井夏木
演出 - 平川雄一朗、吉田健、福田亮介
プロデューサー - 佐藤善宏(東宝)、大西孝幸(東宝)
製作著作 - 東宝株式会社、TBS

主題歌 - BUMP OF CHICKEN「アリア」(TOY`S FACTORY)


各話あらすじ(2016.7.17 - 2016.9.11)全8話 平均視聴率 10.54%
第1話 2016年7月17日「ジジイって呼ぶな!不良VS60歳の新人教師実在した奇跡の物語」※初回25分拡大(21:00 〜 22:19)
 樋熊(寺尾聰)はサックス奏者としてオーケストラで活躍していたが、訳あって一線を退き、現在は音楽教室で子どもを指導している。ある日、樋熊と子どもたちの練習風景を目にした美崎高校の校長・小田桐(石坂浩二)は、その丁寧かつ情熱的な指導に感銘を受け、樋熊に学校へ来てほしいと頼み込む。美崎高校を見学することになった樋熊だが、そこは娘の奈津紀(多部未華子)が「あの高校は甘くない」と忠告するほど荒れていた。

第2話 2016年7月24日「夢なんてダッセエ!落ちこぼれの逆襲!!」※15分拡大(21:00 〜 22:10)
 樋熊(寺尾聰)は木藤良(真剣佑)や青島(村上虹郎)ら不良5人組を吹奏楽部に誘うが、相手にされない。だが、グループの安保(北村匠海)は樋熊の言葉に動かされていた。教頭の鮫島(升毅)は彼らが次に問題を起こしたら退学処分だと言うが、対する樋熊は、自分が吹奏楽部で木藤良らの面倒を見て、‘吹奏楽の甲子園’である全国大会に行くと宣言する。そんな時、卒業生・陣内(高畑裕太)が不良仲間を連れて学校に現れる。

第3話 2016年7月31日「いくじなしの卒業」
 木藤良(真剣佑)と青島(村上虹郎)が、陣内(高畑裕太)率いる不良集団に捕まった高杢(太賀)と桑田(佐野岳)を助けるため、けんかをして警察沙汰に。樋熊(寺尾聰)は2人を退学させると息巻く鮫島(升毅)の説得に当たるが、小田桐(石坂浩二)がこの件は預かると宣言して場を収める。木藤良と青島も吹奏楽部に入部させたいと考える樋熊は、安保(北村匠海)たちにある提案をする。一方、奈津紀(多部未華子)は父の身が心配でならない。

第4話 2016年8月7日「先生の命の炎」
 美崎高校に教育実習生として樋熊(寺尾聰)の娘・奈津紀(多部未華子)がやって来る。奈津紀は授業の他に、吹奏楽部のコーチも受け持つことに。吹奏楽部では、木藤良(真剣佑)や青島(村上虹郎)らの入部で活気が出る一方、彼らと井川(健太郎)ら元々の部員たちとの不和も表面化。樋熊は強化合宿を実施し結束を固めようと考える。合宿当日、研修施設に到着した部員たちは、同じ施設で吹奏楽の強豪校が合宿していることを知る。

※2016年8月14日は「リオデジャネイロオリンピック2016 男子ゴルフ最終日・女子マラソンほか」(19:00 〜 3:50)が放送のため、休止。

第5話 2016年8月21日「余命宣告への挑戦」
喫煙騒動に巻き込まれた井川(健太郎)の一件が尾を引き、鮫島(升毅)がコンクールへの参加辞退を要求してきた。健康診断の再検査の結果を告げられたばかりの樋熊(寺尾聰)だったが、奈津紀(多部未華子)と共に辞退取り消しに向け奔走。コンクール参加はなんとか許可されるが、騒動を起こしたペナルティーとして、10日間部活動を禁じられてしまう。地区大会まで残り1カ月。部内に動揺が広がる中、樋熊は一計を案じる。

第6話 2016年8月28日「先生の命の授業」
 樋熊(寺尾聰)が悪性の膵臓(すいぞう)がんに侵されていることが判明。奈津紀(多部未華子)は一刻も早く手術を受けてほしいと訴える。だが、樋熊は全国大会の地区予選を前に練習を休めないと手術を拒否。通院しながら、放射線と抗がん剤での治療を選ぶ。葛藤する奈津紀は、生徒たちに心配をかけないよう、樋熊は検査入院だと説明する。一方、音楽留学のための願書提出の締め切りが間近に迫った木藤良(真剣佑)は迷っていて…。

第7話 2016年9月4日「最終章〜奇跡の勝利先生の最期の決意」
 吹奏楽部の県大会出場が決まった直後、樋熊(寺尾聰)が病院に運ばれる。検査の結果、膵臓(すいぞう)のがんが転移している可能性が判明。樋熊は手術を決意し、大会の指揮を奈津紀(多部未華子)に任せる。樋熊を心配する部員たちは思い詰め、練習に身が入らない。青島(村上虹郎)の提案で、部員たちは入院中の樋熊を訪ね、落ち着きを取り戻す。それを見た奈津紀は自身の力不足を痛感。一方、木藤良(真剣佑)は部の状況を知り…。

最終話 2016年9月11日「別れと奇跡」
 手術を終えた樋熊(寺尾聰)は、吹奏楽部が県大会を勝ち抜き、関東大会へ進出したことを知る。弱小高校の活躍を新聞が大きく報道。小田桐(石坂浩二)だけでなく、今まで吹奏楽部に苦言を呈してきた鮫島(升毅)も喜ぶ。部員たちは、奈津紀(多部未華子)から伝え聞いた樋熊の指示を受け、猛練習に励む。一方で、樋熊がいつ退院するのかは知らされなかった。関東大会当日、部員たちは極度の緊張で、音色を揃えることができない。

各話視聴率


番組公式サイト
(仰げば尊し (2016年のテレビドラマ) - Wikipedia)
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