ドラマ版ではティファニージャパンの全面協力で、未亜はティファニージャパンの広報、海里はティファニージャパンの副社長の設定となる。
原作
『せいせいするほど、愛してる』(せいせいするほど、あいしてる)は、北川みゆきによる漫画作品。『プチコミック』(小学館)にて、2006年から2008年まで連載された。単行本は全7巻。
概要
北川みゆきの同名漫画を原作に、企業の広報部で働く主人公とその会社の副社長との禁断の恋を描く大人の純愛ドラマ。主人公の栗原未亜を武井咲が、未亜が恋に落ちる相手で既婚者の三好海里を滝沢秀明が演じる。
そのほか、ライバル会社の敏腕広報マンで海里の恋敵となる宮沢綾に中村蒼、未亜のルームシェア仲間で恋愛に奥手な真咲あかりを水沢エレナ、恋に奔放なモデルの美山千明をトリンドル玲奈、証券マンで小説家の久野淳志を人気若手歌舞伎俳優の中村隼人が演じるなど、個性豊かな面々が登場。禁断の恋愛とともに“大人の群像劇”を繰り広げる。
ストーリー
企業の広報部に勤める栗原未亜(武井咲)は、交際中の山下陽太(高橋光臣)からプロポーズを受ける。しかし、「仕事を辞めてほしい」という一方的な提案が受け入れられず、もらったエンゲージリングを返そうとするが、出張先でなくしてしまう。
その場に偶然居合わせた三好海里(滝沢秀明)の協力で無事に見つけ出すことができた未亜は、後日、海里が自社の副社長であることを知る。さらに、未亜が研修の教育係として海里と共に行動することに。
次第に海里に惹かれ始めた未亜だったが、ある日、ストーカー化した陽太が社内に乗り込んでくる。再び海里に助けられた未亜だったが、なぜか突然、海里からキスをされてしまう。
キャスト
栗原 未亜 〈25〉
演 - 武井咲
仕事が生きがいの企業で働く広報部員。研修で広報部に来た副社長・三好海里の教育係となり、行動を共にする。やがて海里が既婚者と知りながらも惹かれてしまう。
三好 海里 〈32〉
演 - 滝沢秀明
未亜が勤める会社の副社長。広報部で研修することになり、未亜と行動を共にする。奮闘する未亜に、時に厳しく接し、時に優しく見守る。隠された過去がある。
真咲 あかり〈25〉
演 - 水沢エレナ
大手出版社「芸秀館」の文芸雑誌「小説芸秀」の編集者。
未亜・千明とは、小学校からの幼馴染。
久野の小説家としての才能に惚れ込んで、担当として接するようになる。
美山 千明〈25〉
演 - トリンドル玲奈
ファッションモデル。
未亜・あかりとは、小学校からの幼馴染。
久野と肉体関係。
久野 淳志〈27〉
演 - 中村隼人
証券トレーダーの傍ら小説を執筆し、いきなり新人賞を受賞した新人の小説家。
海里の大学の後輩。
あかり・千明とは、複雑な関係。
宮沢 綾〈28〉
演 - 中村蒼
ジミーチュウの広報部の部長代理。関西弁。
ティファニーの広報・未亜をジミーチュウに引き抜こうとしている。
山下 陽太〈28〉
演 - 高橋光臣
未亜の元彼。
未亜にプロポーズするものの、仕事を辞めて家庭に入ることを望み、それがきっかけで断られる。その後、ストーカー化し、未亜につきまとった。
佐伯 香澄〈27〉
演 - 横澤夏子
ティファニー・ジャパンの広報。未亜の先輩。
遠藤 多佳子〈24〉
演 - 和田安佳莉
ティファニー・ジャパンの広報。未亜の後輩。
高田 義彦〈35〉
演 - 寿大聡
ティファニー・ジャパンの広報。未亜の先輩。
向井 雅代〈45〉
演 - 神野三鈴
ティファニー・ジャパンの広報部の部長。未亜の上司。
古沢 和彦〈45〉
演 - 瀧川英次
ティファニー・ジャパンの重役。
海里を目の敵にしている。
三好 嘉次〈60〉
演 - 松平健
ティファニー・ジャパンの社長。海里の伯父。
小川 遥香〈32〉
演 - 橋本マナミ
海里の妻・優香の姉。海里の高校の同級生。
三好 優香〈27〉
演 - 木南晴夏(3話 - )
海里の妻。
意識不明のまま、病院に入院している。第5話で意識を取り戻し、目覚めた。
ナオキ
演 - GENKING
未亜・あかり・千明の行きつけの焼き鳥屋「うっとり」の店主。
ゲスト
第1話
グレイシー・ゴールド(本人) - ティファニー・ジャパンの展示会に出すブックレットに寄稿をお願いするため、未亜と海里がインタビューした。
客(鈴木奈々) - 未亜と海里が視察していたティファニーの店舗に来店してた客。
第2話
森丈一(駿河太郎) - カリスマスタイリスト。SNSで影響力があり、ティファニーの商品も発信してくれる。ゲイ。
客(滝沢カレン) - ティファニー新宿店で先行販売された限定品を買いに来た客。
第3話
石岡健斗(吉沢亮) - 大学生。ティファニーのオープンハートネックレスを購入して好きな人に告白しようとしていたが、入店をためらっているところに、未亜と海里が声をかける。
坂上学(木下ほうか) - サイバー・セールス社の常務。
石岡健一(三遊亭円楽) - サイバー・セールス社の社長。健斗の父。
第4話
hiro(LiLiCo) - 女性に人気のあるベストセラー作家。
山口(渡辺江里子) - hiroのマネージャー。
丸山敬太(本人) - 夏祭りの主催者として登場。
第5話
ケーキ屋の店員(三戸なつめ) - 表参道の話題のケーキ屋さんの店員。
第6話
栗原鈴子(小林幸子) - 未亜の母。娘の未亜があかり・千明と住んでいるシェアハウスを訪れる。『運命の人』とは、娘想いの鈴子が未亜に語る。
スタッフ
原作 - 北川みゆき
脚本 - 李正美、渡邉真子、井上聖司
音楽 - 木村秀彬
プロデューサー - 伊與田英徳、飯田和孝
演出 - 石井康晴、池田克彦、岡本伸吾
主題歌 - 松田聖子「薔薇のように咲いて 桜のように散って」(ユニバーサルミュージック)
原作との主な相違点
未亜と海里が務める会社が化粧品会社「ロワール」から、ジュエリーブランド「ティファニージャパン」となっている。
海里の年齢は原作では27歳だが、ドラマでは32歳となっている。
宮沢は原作では営業部長代理だが、ドラマでは広報となっている。
未亜とあかりと千明は原作では学生時代から親友だが、ドラマでは小学生から親友となっている。
海里はロサンゼルスの大学で建築を学んでいたが、ドラマではコロンビア大学でMBAを取得している。
各話あらすじ(2016.07.12 - 2016.09.20)全10話 平均視聴率 7.88%
第1話 2016年7月12日「愛してる ティファニー副社長とのジェットコースター恋愛!不倫純愛?」※初回15分拡大(22:00〜23:09)
有名宝飾ブランドの広報部で働く未亜(武井咲)は、恋人の陽太(高橋光臣)からプロポーズされた時にもらった指輪を外出先でなくしてしまう。居合わせた男性の協力で指輪を発見するが、仕事が生きがいの未亜は、自分の夢を笑った陽太に反発し、婚約を破棄しようと考えていた。そんなある日、未亜は広報部に研修の一環でやって来た副社長・海里(滝沢秀明)に会って驚く。彼は外出先で指輪を一緒に捜してくれた男性だった。
第2話 2016年7月19日「ティファニー副社長の孤独と秘密止められない愛が加速!」
未亜(武井咲)は海里(滝沢秀明)から突然キスをされる。うっとりする未亜に、海里は「陽太(高橋光臣)を諦めさせるための芝居だ」と言い残して立ち去る。混乱する未亜は、海里が女性(橋本マナミ)と2人で歩く姿を見て、さらに落ち込む。そんな中、後輩のミスをフォローするため、有名スタイリストの森に謝罪しに行った未亜は、森から「誠意が本当なら体で払え」と迫られる。そのことを知った海里は、未亜の元へ急ぐ。
第3話 2016年7月26日「禁断の夜!罠と裏切り〜副社長への愛と秘密!!」
未亜(武井咲)は海里(滝沢秀明)に思いをぶつけるが断られ、吹っ切ろうとする。翌日、未亜ら広報部は、若者向けの低価格帯商品のPR企画を提案。だが、高級路線を押す上層部から却下されてしまう。そんな中、未亜と海里は店舗前で中をうかがう青年と知り合い、低価格帯商品の宣伝の必要性を痛感。その夜、海里は社長・嘉次(松平健)に新企画を提示する。一方、未亜は別ブランドの広報・宮沢(中村蒼)から食事に誘われる。
第4話 2016年8月2日「妻が目覚め副社長の悲しい過去が!三角関係も急展開」
未亜(武井咲)は陽太(高橋光臣)に連れられて行った病院で、以前海里(滝沢秀明)と一緒にいた女性・遥香(橋本マナミ)に会い、衝撃の事実を知る。さらに、浸水トラブルで自宅が使えなくなり、疲弊していく未亜。そんな中、未亜はあるベストセラー作家に限定ジュエリーのPR企画への参加を交渉するが断られる。途方に暮れる彼女の前に宮沢(中村蒼)が現れ、作家を紹介する代わりに、夏祭りでデートしようと持ち掛けてくる。
第5話 2016年8月9日「妻にバレタ追い詰められた純愛!誕生日は君と一緒に」
千秋(三浦翔平)への失恋でショックを受けている時、さらに夏向(山崎賢人)から思いがけないことを告げられた美咲(桐谷美玲)は、動揺のあまり逃げてしまう。そんなある日、美咲は夏向と気まずい雰囲気のまま、仕事で一緒に東京へ行くことに。そこで美咲は、仕事相手の有名レストランプロデューサー・大橋が、夏向の腕を評価して今回指名してきたことを知り、感心する。その後、夏向から一方的に待ち合わせを指定されて戸惑う美咲は、若葉(阿部純子)に相談し、彼の思いから逃げたら失礼だと言われる。
※2016年8月16日は「リオデジャネイロオリンピック2016 陸上予選」(20:30 〜 0:40)が放送のため、休止。
第6話 2016年8月23日「母親の愛!会社にバレて絶体絶命泥棒ネコ!」
未亜(武井咲)と海里(滝沢秀明)は嘉次(松平健)に呼び出され、2人の関係を疑われる。だが、未亜のとっさのうそと宮沢(中村蒼)の機転でその場を取り繕う。海里は未亜に、仕事以外で会うのは控えようと提案。一方、嘉次は向井(神野三鈴)に、2人の動向の監視と、海里の義姉・遥香(橋本マナミ)の身辺調査を指示する。そんな中、未亜たちの暮らすマンションに、未亜の母・鈴子(小林幸子)がしばらく滞在すると言ってやって来る。
第7話 2016年8月30日「遂に修羅場夫の携帯を奪った妻!地獄の晩餐会で対決」
宮沢(中村蒼)は、海里(滝沢秀明)との一件で傷ついた未亜(武井咲)を抱き締め、改めて思いを告白する。未亜は、宮沢の胸で泣き崩れる。翌日、海里の大阪転勤が決定。さらに、未亜は嘉次(松平健)から呼び出しを受け、海里と別れてほしいと忠告されてしまう。そんな折、未亜の大阪出張が決定。なんとか海里と会おうとするが、優香(木南晴夏)が海里の携帯電話に入る未亜からのメッセージを全て削除しており、連絡が取れない。
第8話 2016年9月6日「頭で考える恋か?心で感じる恋かモンスター化する妻」
未亜(武井咲)は退職願を提出し、海里(滝沢秀明)との恋を終えようとする。広報部では、未亜が宮沢(中村蒼)と結婚し、寿退社をするという噂が流れる。一方、優香(木南晴夏)は、未亜と海里が別れたことに満足しつつも、二度とこんなことが起きないよう嘉次(松平健)らに念を押す。その夜、優香は海里に、会社を辞めて建築家の仕事に戻るよう訴えるが、相手にされない。遥香(橋本マナミ)は混乱する優香にある秘密を明かす。
第9話 2016年9月13日「最終回前!結婚か?全てを捨てて逃避行か?」
未亜(武井咲)の送別会が開かれる。宮沢(中村蒼)も顔を出し、2人の婚約を広報部の面々が祝福する。その様子を外から見ていた海里(滝沢秀明)はそのまま帰宅。優香(木南晴夏)に不倫を謝罪し、未亜とは今後会わないと約束する。翌日、未亜は宮沢を両親に紹介するため、実家へ向かう。その道中、海里と過ごしてきた日々を思い出した未亜は複雑な心境に。一方、海里も未亜を忘れられず、優香とのデートに集中できない。
最終話 2016年9月20日「さよなら副社長!妻に招かれた結婚式〜涙の結末が…!!」
逃避行を続ける未亜(武井咲)と海里(滝沢秀明)の前に優香(木南晴夏)が現れる。怒りでわれを忘れた優香は、海里の制止を振り切ろうとして激しく転倒。その後、ぼうぜんとした様子でなぜか涙を流し始める。嘉次(松平健)の元に呼び出された未亜と海里は、もう二度と会わないと宣言。嘉次も優香に、先のことは自分が責任を持つので騒ぎを収めてほしいと頭を下げる。そして、海里は会社に残り、未亜は実家に戻ることになる。
各話視聴率
番組公式サイト
(せいせいするほど、愛してる - Wikipedia)