ドラマ概要
木宮条太郎の同名小説を原作に、大手商社から系列の水族館に出向を命じられた主人公が、失敗を繰り返しながらも成長していく姿を描くお仕事青春ストーリー。恋も仕事もうまくいかないヒロイン・嶋由香を松岡茉優が演じるほか、本社から来た由香を快く思わない先輩飼育員・梶良平役を桐谷健太が、昼あんどん的存在の水族館の館長・内海良太郎役を伊東四朗が演じる。
脚本は、ドラマ「マザーゲーム〜彼女たちの階級〜」(TBS系)、「島の先生」(NHK総合)などを手掛けた荒井修子が担当する。
原作概要
市役所勤務から水族館イルカ課への出向を命じられたOLが、女子飼育員として失敗や挫折を繰り返しつつ動物たちと格闘する姿を描いた、青春お仕事ノベル。『アクアリウムにようこそ』と題して2011年3月17日に実業之日本社より刊行された後、『水族館ガール』と改題して2014年6月5日に実業之日本社文庫より再刊行された。
続編となる『水族館ガール2』が2015年7月16日に、『水族館ガール3』が2016年6月30日に、実業之日本社文庫よりそれぞれ刊行された。
また、『水族館ガール』のジュニア版が、実業之日本社ジュニア文庫より2016年6月30日に刊行された。
ストーリー
大手商社「四つ星商事」入社3年目の嶋由香(松岡茉優)は、重要な契約書の一部を紛失するなど失敗ばかりで、系列のはまかぜ水族館に出向を命じられる。そこで待ち構えていたのは、厳しい飼育員・梶良平(桐谷健太)、クールな総務課長・倉野久幸(石丸幹二)、姉御肌の吉崎一子(西田尚美)、獣医の磯川陸(内田朝陽)ら個性的な面々ばかりだった。
由香は、まったく経験のない海獣課飼育員として生きもの相手の業務に悪戦苦闘。ある日、異動を命じた本社の上司・森下洋司(木下ほうか)が水族館に現れ、由香は予想もつかなかった事実を知ることになる。
キャスト
主要人物
嶋由香〈24〉
演 - 松岡茉優(幼少期 - 大友望愛)
大手商社『四つ星商事』勤務のOL。本社から系列の『はまかぜ水族館』への出向を命じられる。
梶良平〈30〉
演 - 桐谷健太
海獣課のチーフ。由香の上司。
今田修太〈30〉
演 - 澤部佑
水族館魚類課のチーフ。
磯川陸〈35〉
演 - 内田朝陽
海獣課の獣医兼トレーナー。
小柴久美子〈24〉
演 - 足立梨花
『四つ星商事』本社のOL。由香の高校時代からの友人。
矢神拓也〈26〉
演 - 西村元貴
『四つ星商事』本社の若手エリート。由香の元カレ。
森下洋司〈48〉
演 - 木下ほうか
『四つ星商事』本社の管理職。由香の元上司。
吉崎一子〈42〉
演 - 西田尚美
海獣課の主にペンギン担当。
嶋晴彦〈48〉
演 - 山西惇
由香の父。
嶋香子〈48〉
演 - 戸田恵子
由香の母。
コウさん(嶋孝三郎)〈69〉
演 - 木場勝己
謎の老人。由香の祖父。海洋環境学の著名な研究者。
倉野久幸〈47〉
演 - 石丸幹二
水族館総務課長。
内海良太郎〈69〉
演 - 伊東四朗
水族館長。
その他
多田かなで
演 - 梶原ひかり
塩田舞美
演 - 今井れん
秋津亜里沙
演 - 秋月三佳
植木隆志
演 - 水間ロン
増渕勝昭
演 - 渡辺光
後藤喜代子
演 - 和田菜々
ゲスト
ラブホテルのおばちゃん
演 - 角替和枝(第1回)
猪田太一
演 - 六角精児(第2回)
清宮夫人
演 - 杉田かおる(第3回、最終回(回想))
東郷弥生
演 - 酒井美紀(第4回、最終回)
沢渡夏子
演 - 中村アン(第4回(写真)、第5回、最終回(回想))
佐藤壮真
演 - 佐藤汛(第5回、最終回(回想))
ケンジの母親
演 - 村岡希美(第5回)
田所厚子
演 - 富田恵子(第6回、最終回(回想))
貴恵
演 - 片岡富枝(第6回)
倉野初美
演 - 北村優衣(第6回、最終回)
大原
演 - 小沢仁志(第6回)
喜多見
演 - 小沢和義(第6回)
正造
演 - ビートきよし(第6回)
倉野咲子
演 - 須藤理彩(第6回、最終回)
田所章一
演 - 織本順吉(第6回、最終回(回想))
えりな
演 - 吉田桃華(第6回)
猪田七海
演 - 八木優希(最終回)
弥生の父
演 - 井上肇(最終回)
赤木伸作
演 - 堀内正美(最終回)
越川耕哉
演 - 名高達男(最終回)
スタッフ
原作 - 木宮条太郎
脚本 - 荒井修子
音楽 - 千住明
挿入歌 - いきものがかり「夢題〜遠くへ〜」
制作統括 - 篠原圭(NHK)、黒沢淳(テレパック)
プロデューサー - 金澤友也
演出 - 谷口正晃、山内宗信、東田陽介
撮影協力 - しながわ水族館、サンシャイン水族館
水族館考証 - 中村元
取材協力 - 品川区
制作・著作 - NHK、テレパック
各話あらすじ(2016.6.17 - 2016.9.2)全7話 平均視聴率 5.43%
第1話 2016年6月17日「世界一の水族館」ラテ欄「恋と仕事にかけるOLが水族館に出向、奮闘」 視聴率 6.0%
入社3年目の商社社員・由香(松岡茉優)は、重要な契約書の一部を紛失するなどの失敗を繰り返し、系列の「はまかぜ水族館」への出向を言い渡される。彼女を待ち受けていたのは厳しい飼育員・梶(桐谷健太)、クールな総務課長・倉野(石丸幹二)、姉御肌の吉崎(西田尚美)、獣医師・磯川(内田朝陽)らだった。由香は海獣課飼育員として生き物相手の初業務に臨む。そこへ、出向を命じた本社の上司・森下(木下ほうか)が現れる。
第2話 2016年6月24日「調餌千本ノック!」ラテ欄「調餌千本ノック!梶の鬼の特訓が由香を襲う!」 視聴率 4.1%
「この水族館を世界一の水族館にする」と宣言した由香(松岡茉優)だが、梶(桐谷健太)の厳しい指導にへこたれそうになる。さらに、本社で働く元恋人の矢神(西村元貴)から勤務表を持ち出すよう頼まれ、倉野(石丸幹二)との板挟みに。そんな折、由香はイルカライブの司会を命じられる。客の面前で失敗は許されないため、梶の指導は厳しさを増す。父・晴彦(山西惇)に出向の件も伝えられず、由香の鬱憤はいよいよ募り…。
※2016年7月1日は、参議院比例代表選出議員選挙関連番組放送のため、休止。
第3話 2016年7月8日「潜水士(ダイバー)デビュー!」ラテ欄「潜水士デビュー!由香がイルカショーで失敗!」 視聴率 5.2%
本社から水族館に人員削減の通達があり、魚類課のチーフ・今田(澤部佑)は自分が解雇されると思い込む。相変わらず梶(桐谷健太)にしごかれる日々の由香(松岡茉優)は、イルカショーの最中にお得意さまの清宮夫人(杉田かおる)を怒らせてしまい、倉野(石丸幹二)から叱られる。本社の森下(木下ほうか)は、イルカショーで「C1ジャンプ」を見せるよう命じる。由香は請け合うが、それは数年間誰も成功させていない難しい技で…。
第4話 2016年7月15日「生命(いのち)」ラテ欄「生命(いのち)と向き合う由香は…」 視聴率 5.3%
秘技「C1ジャンプ」を成功させたのもつかの間、イルカのC1が突然体調を崩してしまう。由香(松岡茉優)は梶(桐谷健太)と獣医師・磯川(内田朝陽)からC1の容体を聞き、大きな衝撃を受ける。館長の内海(伊東四朗)は目前に迫った夏休みの企画から、目玉となるC1ジャンプを外す決断をする。必死でC1を治療する磯川は、由香に獣医師になったいきさつを語る。そんな中、磯川の昔の恋人・弥生(酒井美紀)が水族館に現れる。
※2016年7月22日は「ドキュメント72時間「名古屋 レトロ喫茶へようこそ」」( 22:00 〜 22:25)が放送のため、休止。
第5話 2016年7月29日「ライバルはシャチガール」ラテ欄「米国シャチガールと対決」 視聴率 5.0%
由香(松岡茉優)は梶(桐谷健太)と内海(伊東四朗)の言葉で飼育員としての自覚に目覚めるが、その矢先、倉野(石丸幹二)から総務への異動を告げられる。本社の森下(木下ほうか)は米国から水族館にイルカセラピスト・沢渡夏子(中村アン)を呼び、トークショーを企画する。夏子が梶の恋人だと聞かされ由香は動揺する。吉崎(西田尚美)は夏子と息子の過去を由香に話す。由香が総務で担当するのは夏子のトークショーだった。
※2016年8月5日(「ギリシャ文明 古代オリンピックの秘密」(22:00 〜 23:00) が放送のため、休止)
12日(「リオオリンピック◇陸上・男子「800m予選」▽陸上・女子「10000m決勝」」(22:00 〜 23:45)が放送のため、休止)
19日(「リオオリンピック◇レスリング男子フリー57キロ級・74キロ級予選」(22:00 〜 23:50)が放送のため、休止)
第6話 2016年8月26日「恋の水族館」※74分拡大(22:00 〜 23:14) 視聴率 6.0%
総務課の由香(松岡茉優)は、現在もイルカの世話を買って出る日々を過ごしていた。そんな中で、由香は梶(桐谷健太)へと傾いていく気持ちを自覚する。内海(伊東四朗)は本社の森下(木下ほうか)から、水族館の閉館が内定しそうだと聞く。存続のためには年度末までに3倍の集客を目指す必要がある。由香は現場を兼任し、恋がかなうという伝説のベンチ復活を提案する。一方、由香の父・晴彦(山西惇)は娘の水族館勤務を知って…。
最終話 2016年9月2日「旅立ち」ラテ欄「由香と海外へ行く梶の恋は!?最後のイルカライブでまたも波乱」※74分拡大(22:00 〜 23:14) 視聴率 6.4%
由香(松岡茉優)は梶(桐谷健太)から、長年の希望である南アフリカに行くと告げられ、ショックを受ける。その梶は、水族館閉館の危機に現場を離れるわけにはいかないと内海(伊東四朗)に辞退を申し出たものの、断られていた。そんな中、晴彦(山西惇)と香子(戸田恵子)の前に、長い間行方をくらましていた由香の祖父・孝三郎(木場勝己)が現れる。一方、由香は本社の役員会議で水族館存続を訴えるものの、役員の反応は冷たい。
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タグ:水族館ガール