概要
およそ3年ぶりに新設される、日曜午後9時のドラマ枠第1弾。芦田愛菜と、NHK連続テレビ小説「マッサン」で知られるアメリカ人女優シャーロット・ケイト・フォックスが、初共演にしてダブル主演を務めるハートフルコメディーで、「101回目のプロポーズ」「ひとつ屋根の下」(ともに同系)などで知られる脚本家・野島伸司が手掛けたオリジナルストーリーが展開する。
東京都世田谷区を舞台に、母親を亡くした一家の長女・伴桜子(芦田)が、突然アメリカから父・奏太(山本耕史)が連れて帰ってきた新しい母親のアリス・シェパード(シャーロット)と、仁義なき戦いを繰り広げるさまを通して、家族愛を描きだす。
ストーリー
東京都世田谷区に住む大家族・伴家の長女で、4人きょうだいの2番目である桜子(芦田愛菜)は中学1年生。半年前に母親が病気で他界してから、自分が家族を仕切らなければという責任感から、一家の家事全般を一手に引き受けている。
そんな中、人は良いがどこか抜けたところのある父・奏太(山本耕史)が、仕事先のアメリカで電撃的に知り合い、交際0日にもかかわらず現地で結婚した、アメリカ人のアリス・シェパード(シャーロット・ケイト・フォックス)を新しい母親として連れ帰ってくる。奏太たちの行動に憤慨した桜子は、あの手この手でアリスを追い出すべく、家族全員を巻き込み、さまざまなバトルを仕掛けていく。
キャスト
伴家
伴 桜子(ばん さくらこ)
演 - 芦田愛菜
本作の主人公。伴家の長女で中学1年生。母・蓉子を病気で亡くして以来、学業と家事をこなし、テキパキとした口調で家族を仕切る。父親の再婚に反対し、再婚相手であるアリスを追い出すべく画策する。部活には入っていない。
アリス・シェパード
演 - シャーロット・ケイト・フォックス
本作のもう一人の主人公。奏太の再婚相手(とはいえ入籍はしていない)。アメリカ出身。家庭で厄介者扱いされながらも家族の悩みを解決すべく奮闘する。
伴 奏太(ばん そうた)
演 - 山本耕史
伴家の大黒柱で桜子たちの父。サックス演奏者。病床で蓉子に新しい母親を子供達に、と頼まれ交際零日で再婚。能天気な性格だが桜子が初恋の相手を家に連れて来た時には批判的だった。
伴 光太郎(ばん こうたろう)
演 - 加藤清史郎
伴家の長男で中学3年生。父親に似てピアノが得意。イケメンでモテるがマザコン故に誰とも付き合う気がない。いつも一線を引いて家族を見ていて、気の強い桜子には何も言えない。再婚には反対も賛成もしない。
伴 新太郎(ばん しんたろう)
演 - 寺田心
伴家の次男で小学2年生。桜子につけられたあだ名は「肉じゃが」。1番はやくアリスに懐く。
伴 桃子(ばん ももこ)
演 - 松田芹香
伴家の次女で幼稚園の年長組。「よく噛んで」が口癖。
赤尾 琴音(あかお ことね)
演 - 松下由樹
桜子たちの伯母で奏太の姉。救命救急医。夫の不倫により出戻っているが、実は同僚の看護師に夫を誘惑させ、ぼろを出させて慰謝料を取ろうと画策している。しかしそれが失敗に終わり、離婚届を突きつけられている。
赤尾 拓真(あかお たくま)
演 - 高山善廣
琴音の夫。救急救命士。
伴 蓉子(ばん ようこ)
演 - 渡辺舞
桜子たちの母で奏太の妻。半年前に病気により他界。人妻で子持ちでありながら身ぎれいで大和撫子のように優しい聖母マリアのような母だった。
三上 丈治(みかみ じょうじ)
演 - 塚本高史
蓉子の弟。桜子たちの叔父で、焼き鳥屋を経営している。奏太の良識に悉く欠けた行動(早すぎる再婚)に怒りを覚え、クラブに乗り込んで奏太に鉄拳制裁を食わせた。
伴 奏一郎(ばん そういちろう)
演 - 橋爪功
桜子たちの祖父。家庭内の揉め事の緩衝剤になっている。
劇中では語りも担当している。
その他
鏡 准一(かがみ じゅんいち)
演 - 犬飼貴丈
桜子のクラス担任。「無理だから!」が口癖。ゆとり。
大川 多美
演 - 西本まりん
桜子のクラスメイトで友人。
早川 南(はやかわ みなみ)
演 - 藤本泉
琴音が勤務する病院の看護師。琴音の指示に従い、拓真に対して不倫を持ちかける。
須磨 省吾
演 - 濱田龍臣
桜子のクラスメイト。ある事情から自宅で引きこもりになっている、2年間不登校だったので小学校時代は光太郎と同級生でクラスメイトだった。自分を度々訪ねて来てくれた桜子に好意を持ち、付き合うが桜子の努力を反古にする家族へ反発の気持ちを伝えたところ、喧嘩になってしまう。翌日引っ越し、転校したため桜子とはけんか別れのようになってしまう。
須磨 百合子
演 - 矢田亜希子
省吾の母親。いつもお洒落な服装に身を包んでいる。省吾を訪ねて来る桜子をもてなすが…。
三浦 和美
演 - 岡田奈々
桃子が通う幼稚園の園長。
星野 葵
演 - 渡辺舞(2役)
蓉子と丈治の従妹。
スタッフ
脚本 - 野島伸司
音楽 - 橋本しん
プロデュース - 太田大、高田雄貴
演出 - 永山耕三、澤田鎌作、加藤裕将
主題歌 - オフコース「愛を止めないで」(ユニバーサル ミュージック)
各話あらすじ(2016.4.17 - 2016.6.12)全9話 平均視聴率 4.50%
第1話 2016年4月17日「仕切り屋長女と新米アメリカンママが一つ屋根の下!」※初回15分拡大(21:00 〜 22:09)
半年前、母が病気で他界した伴家では、4人きょうだいの2番目で長女の桜子(芦田愛菜)が家事を一手に引き受けている。祖父・奏一郎(橋爪功)や伯母の琴音(松下由樹)も、毒舌で家族を仕切る桜子には一目置いている。そんなある日、サックス奏者の父・奏太(山本耕史)が、アリス(シャーロット・ケイト・フォックス)を伴い帰国した。仕事先の米国で知り合い、電撃結婚したと聞いた桜子は猛反発。一方、アリスも、奏太が4人の子持ちだと初めて知る。
第2話 2016年4月24日「ママに逢いたい…!涙の叫び…不登校次男を救え!」
桜子(芦田愛菜)とアリス(シャーロット・ケイト・フォックス)が「婚姻届」をめぐってバトルを繰り広げる中、次男の新太郎(寺田心)が腹痛を訴え、学校を休む。その日、担任の准一(犬飼貴丈)と共に、引きこもりで不登校の同級生・省吾を訪問した桜子は、新太郎が仮病で、いじめに遭っていると確信。そこで、亡き母の弟・丈治(塚本高史)に声を掛け、2人で新太郎のクラスに乗り込んだ。すると、それを知ったアリスが、早とちりだと非難する。
第3話 2016年5月1日「誰にも言えない…!モテ長男の秘密の恋」
桜子(芦田愛菜)は、ピアノが上手で女子生徒にモテモテの兄・光太郎(加藤清史郎)のマネジャー役にうんざりし、1人選んで付き合うよう促す。しかし、光太郎は興味がないと拒否し、奏一郎(橋爪功)が身近に好きな相手がいることを聞き出した。桜子に話を聞いた省吾(濱田龍臣)は、亡き母のことだと断言する。一方、アリス(シャーロット・ケイト・フォックス)は光太郎から悩みを打ち明けられ、解決できるのは奏太(山本耕史)しかいないと確信する。
第4話 2016年5月8日「さらば愛しき息子よ一人ぼっちの父の涙」
桜子(芦田愛菜)は、アリス(シャーロット・ケイト・フォックス)が光太郎(加藤清史郎)と新太郎(寺田心)を味方につけたと気付く。そこで、2人を裏切り者とののしるが、初めて反撃に遭う。一方、アリスは丈治(塚本高史)が元妻・栞(前田亜季)と離婚後、息子の竜治(五十嵐陽向)に会わせてもらっていないと知り、力になると宣言。アリスに負けられない桜子も一緒に様子を探りに行くと、竜治は栞の恋人・仁科(やべけんじ)を「パパ」と呼んで…。
第5話 2016年5月15日「母の死の真相」
奏一郎(橋爪功)は園長の和美(岡田奈々)から、桃子(松田芹香)が友達にかみつくのは、桜子(芦田愛菜)が作る弁当をからかわれてのことだと聞く。他の子どもは皆‘キャラ弁’なのだ。折しも、桜子が寝坊して以来、アリス(シャーロット・ケイト・フォックス)がキャラ弁作りに励んでいたが、桃子は食べずに持ち帰る。それは、桜子への気遣いからだった。何も知らず、自分が作れば問題解決だと言う桜子は、奏一郎から真相を聞かされショックを受ける。
第6話 2016年5月22日「初恋に狂った日」
2年ぶりに登校した省吾(濱田龍臣)を気遣う桜子(芦田愛菜)は、興味本位で近づいてくる級友たちを追い払う。そして、学校帰りに家に寄りたいと言い出した省吾を、桜子は家族に紹介する。ところが、奏太(山本耕史)が柄にもなく「ふしだらだ」と省吾を非難し、桜子と口論に。さらに、省吾の家庭環境を気にして、アリス(シャーロット・ケイト・フォックス)に偵察を頼む。省吾の自宅をうかがうアリスは、彼の母・百合子(矢田亜希子)に出会う。
第7話 2016年5月29日「さよなら、アリス」
桜子(芦田愛菜)は奏太(山本耕史)から突然、アリス(シャーロット・ケイト・フォックス)の父親捜しに同行するよう頼まれて驚く。アリスはかつて一家で日本に住んでいたが、25年前、車椅子生活となり荒れる父と離婚した母が、アリスを連れて帰国したという。父と涙の再会をすれば、アリスが家を出て行くと踏んだ桜子は、父の世話をした貴子(美保純)の存在を突き止める。スナック「アリス」を営む貴子は、訪ねてきた2人に衝撃的な事実を明かす。
第8話 2016年6月5日「生き還ったママ」
桜子(芦田愛菜)たちの亡き母・蓉子(渡辺舞)のいとこ・葵(渡辺=2役)がやって来た。蓉子そっくりの容姿に一同がぼうぜんとする中、葵は突如「ママになる」と宣言。やっと桜子に認められ、居場所を得たアリス(シャーロット・ケイト・フォックス)は‘ラスボス’の出現に動揺を隠せない。翌日、幼稚園に迎えに来た葵を桃子(松田芹香)は「ママ」と慕い、さらに新太郎(寺田心)も葵の味方に。桜子と光太郎(加藤清史郎)は傍観を決め込むが…。
最終話 2016年6月12日「今夜奇跡の最終回!ひとりぼっちの花嫁」
桜子(芦田愛菜)たちばかりか、奏太(山本耕史)も葵(渡辺舞)を受け入れたと知り、アリス(シャーロット・ケイト・フォックス)はショックのあまり姿を消す。その後、丈治(塚本高史)から、葵がパリで店を経営していると聞いた桜子は、葵の狙いが初恋の相手の奏太だけで、「ママになる」のは口実だと気付く。問い詰められて開き直った葵は、パリに戻ると宣言。桜子は、必死で4人の母親になろうとしていたアリスこそ、ママにふさわしいと思い知る。
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