2016年04月04日

99.9−刑事専門弁護士− TOP

『99.9 -刑事専門弁護士-』(きゅうじゅうきゅうてんきゅうけいじせんもんべんごし)は、2016年4月17日から同年6月19日まで、毎週日曜日21:00 - 21:54に、TBS系の「日曜劇場」枠で放送された。全10話。主演は松本潤。


概要
タイトルにある“99.9”とは、日本の刑事事件で起訴された際に有罪判決が下る確率のこと。これは世界一の有罪率で、日本の司法制度の高い信頼性の証明でもあり、起訴された時点でほぼ有罪が確定することを示している。

そんな中、日本の司法に風穴を開けるべく、残りの0.1%にかけて事実を追及していく刑事専門弁護士・深山大翔を、日曜劇場初主演となる松本潤が演じる。初の弁護士役に挑戦する松本は「僕も弁護士役を演じられる年齢になったのだなと実感しました。今回の作品は新たなチャレンジになると思っています」と意欲を見せている。


ストーリー 
お金にならない刑事事件ばかりを引き受ける貧乏弁護士の深山大翔(松本潤)は、国内屈指の大手・斑目法律事務所からヘッドハンティングされ、社会貢献のために立ち上げた刑事事件専門ルームのメンバーとなる。しかし、民事のプロとしてならし、渋々室長に就任した佐田篤弘(香川照之)は、刑事事件に全く興味がない様子。さらに、斑目の命により、これまでの業務と全く違う刑事事件専門ルームに入ることになった立花彩乃(榮倉奈々)が深山の同僚に。

そんなメンバーのもとへ殺人事件の弁護依頼が舞い込み、深山は事件を丁寧に検証し、ある可能性に気が付く。ただし、その可能性を探るためには、佐田の力がどうしても必要だった。


キャスト
斑目法律事務所
深山 大翔(みやま ひろと)〈33〉
演 - 松本潤(幼少期:森田愛蓮)
刑事専門ルーム弁護士。
金沢市立大学法学部出身。飄々とした性格で、両耳に手を当てながら相手の話を聞く等の奇矯な言動が目立つ。又、笑っている事が多く、怒る事が殆どない。3年前は現在と異なり、無表情で仕事をしていた。民事の事件に興味が無く、刑事事件のみを取り扱う為、常に金欠で生活は質素。鋭い観察力を持ち、周囲が諦めた事件でも、徹底的に事実を追及する。

拘置所で被告人と最初に面会する時には必ず、相手(被告人)の出身地についての質問から始める。「飴」を持ち歩いており、集中したいときにはよく舐めている。また料理好きで「マイ調味料セット」を常に持ち歩いており、小料理屋「いとこんち」の厨房で料理を作りつつ独り言で自分の考えをまとめていく。考えがまとまるとダジャレを口にする。

父親の大介は斑目の学生時代のラグビーのチームメートで、大介の葬儀の場で斑目の姿を目撃していた。
23年前に、大介が殺人事件の容疑者として逮捕された直後に母親に置き去りにされ、坂東の両親に引き取られた。引き取られて間もない頃はほとんど無口であったが、坂東の両親に可愛がられ、徐々に明るさを取り戻していった。

佐田 篤弘(さだ あつひろ)〈47〉
演 - 香川照之
刑事専門ルーム室長。
東京大学法学部出身、元東京地方検察庁検事。「勝たなければ意味がない」が信条で、富と成功を求める性格。その為には違法スレスレの調査も厭わない。また、「金にならない」という理由で、刑事事件にはほとんど興味を示さない。その一方で高慢で自分より下の人間を見下す事があり、人望が無い。裁判や訴訟においては「依頼人の利益」を優先しており、「『事実』を明らかにすること」を優先する深山とは折り合いが悪いものの、ストーリーが進むにつれ、深山に理解を示すようになった。実は恐妻家の一面を持つ。

また、「サダノウィン」という競走馬を所有しているほどの競馬好きで、オフィスの壁には愛馬のゼッケンが飾ってある。また、加奈子の歌に涙を流すほど感動し、彼女のシングルCDをすべて購入した。

立花 彩乃(たちばな あやの)〈27〉
演 - 榮倉奈々
刑事専門ルーム弁護士。
東京大学法学部出身。向上心が強く、勝ち気な性格。言われた事に120%のパフォーマンスで応える努力型の天才。プロレス好きでスマートフォンのカバーには新日本プロレスのエンブレム、待ち受け画面はオカダ・カズチカ選手、着信音はその入場曲を使用している。金欠の深山に代わってタクシー代や出張旅費を立て替えさせられている。

明石 達也(あかし たつや)〈40〉
演 - 片桐仁
パラリーガル。弁護士を目指しての20年間司法試験に挑戦し続けているが、いまだ合格していない。深山とは親交が深く、12年前より行動をともにしている。その為、深山が持つ様々な癖を熟知しており、彼が書きとめた他人には全く読めない調書を清書することも出来る。スマートフォンのカバーはカレイ(美術スタッフ制作の小道具ではなく、片桐仁本人が制作した物)。3年前はストレートヘアだった。

藤野 宏樹(ふじの ひろき)〈44〉
演 - マギー
立花担当のパラリーガル。幼い双子の娘を持つベテラン。寝ると無意識に服を脱ぎ、下着姿になる癖がある。仕事には積極的でないが、
温厚。

戸川 奈津子(とがわ なつこ)〈36〉
演 - 渡辺真起子
パラリーガル。ドライな性格の女性。優秀な事務処理能力を持ち、斑目から一目置かれている。又、志賀から一方的に好意をもたれている。

志賀 誠(しが まこと)〈46〉
演 - 藤本隆宏
企業法務担当弁護士。優秀だがいかんせんプライドと名誉欲が強く、他人の成功は自分のものという信念を持っている為、嫌われる上司の典型的な人物。
佐田には仕事上の大きな仕事を次々と持っていかれた経験から恨みを持っている。戸川に好意を持つ。

落合 陽平(おちあい ようへい)〈27〉
演 - 馬場徹
弁護士。志賀の腰巾着的存在。嫌味な性格。立花に好意を抱いている。

斑目 春彦(まだらめ はるひこ)〈65〉
演 - 岸部一徳
マネージングパートナー・所長。常に飄々としており、周囲の観察能力に長けている。
大介の学生時代の友人でもあり、彼が23年前逮捕された際にも、間違いなく冤罪だと言い、彼の葬儀にも参列した。その様子を大翔に目撃されている。

東京地方検察庁
丸川 貴久(まるかわ たかひさ)〈36〉
演 - 青木崇高
東京地方検察庁・検察官。融通が利かず、愛想がない。

稲葉(いなば)
演 - 小市慢太郎
刑事部長。

大友 修一(おおとも しゅういち)〈60〉
演 - 奥田瑛二
検事正。
深山によると過去に彼と面識があるようだが、大友自身は深山のことを覚えていない。
23年前に、深山の父・大介が殺人容疑で逮捕・起訴された事件の担当検事であった。

その他
佐田 由紀子(さだ ゆきこ)〈36〉
演 - 映美くらら
篤弘の妻。娘がいる専業主婦。篤弘とは対照的に、深山を気に入っている。料理好き。佐田家では主導権を握っており、なかなか仕事に出かけようとしない篤弘に、掃除機を野球のバットのように構える素振りを見せて脅かしたりしている。遺体の写真の載った殺人事件の調書を見ながら平気で食事ができるほど豪胆。

佐田 かすみ
演 - 畑芽育
篤弘と由紀子の娘。第5話の冒頭、留学先のアメリカから一時帰国。アメリカにボーイフレンドがおり、性格は由紀子に似ている。また、会話の要所に英語を挟んで話す癖がある。

坂東 健太(ばんどう けんた)〈44〉
演 - 池田貴史
小料理屋「いとこんち」店主でアフロ頭の男性。深山のいとこかつ家主で無償で部屋を貸している。

加奈子(かなこ)〈24〉
演 - 岸井ゆきの
小料理屋「いとこんち」の常連客。深山に執心しており、深山の調理する姿を見る為に彼の真正面に自分の席を指定し、たとえ他の人がその席に座っていても、強引に割り込もうとする。ちなみに、深山からは恋愛感情を持たれていない。

深山 大介(みやま だいすけ)
演 - 首藤康之
深山大翔の父親。石川県で飲食店「キッチンみやま」を経営。
23年前に顔見知りだった美里を家まで送った翌日、美里の殺害容疑で逮捕される。控訴するも実刑判決を受け、その後も無実を訴え続けたが、心労が祟ったことにより獄中で死去。

美里(みさと)
演 - 織田梨沙
近所に住む女子高生。23年前に大介の車で家まで送ってもらった翌朝に林の中で遺体となり発見される。この一件の捜査において、美里と最後に接触したのが大介であったことで彼が真っ先に容疑者と見なされ、さらに駅前で美里が大介の車に乗る場面が映った防犯カメラや、殺害現場に残されていた大介の指紋がついた折り畳み傘が、大介が実刑判決を受ける要因となった。

ゲスト
第1話
赤木 義男
演 - 赤井英和
赤木運送の社長。ネットショップ「maxV」社長・塙幸喜を殺害したとして逮捕されたが無罪を主張し、斑目法律事務所に弁護を依頼した。

赤木 陽子
演 - 加藤貴子
赤木 義男の妻。

赤木 祐希
演 - 上神田海龍
赤木の息子。

友永 邦夫
演 - 田中要次
「maxV」の常務。

塙 望美
演 - 堀内敬子
被害者・塙幸喜の妻。

木口 淳平
演 - 木本武宏
バイオ燃料の開発者。志賀の依頼人。

副社長
演 - 石丸謙二郎
バイオ燃料の特許の買い手企業の副社長。息子がインサイダー取引をしている事を佐田に暴かれた。

「いとこんち」の客
演 - 佐藤蛾次郎(特別出演)

第2話
山下 一貴
演 - 風間俊介
木内殺害事件の被告人。正当防衛を主張し、斑目法律事務所に依頼した。

木内 光
演 - 岡山天音
被害者。2年前に婦女暴行事件を起こし、保護観察処分となっていた。

脇矢 英彦
演 - 大和田健介
居酒屋の店長。

朝霧 慶一郎
演 - 国広富之
朝霧インターナショナルの会長。木内の祖父。

影山 一郎
演 - 影山一郎

佐藤 千恵
演 - 生田輝
居酒屋の店員

富士不見高等学校の教師
演 - 中山祐一朗

山下の婚約者の母
演 - 滝沢涼子


演 - 中川真桜
山下の婚約者の妹。警察や弁護士を極度に嫌っている。

ホームレス
演 - 諏訪太朗、藤原邦章、邱太郎、村上航

第3話
吉田 果歩
演 - 山下リオ
川口建設経理担当の女性。金庫のパスワードを知る人物のひとりで金庫内にある非常用資金を盗んだ容疑で窃盗罪で逮捕される。三角の屋根の家が載っている雑誌を持ち歩いている。児童養護施設育ちで自分を捨てた母を恨んでいる。

宮崎 冴子
演 - 麻生祐未
果歩の実の母。末期の膵臓癌に侵されている。深山と立花に娘を助けて欲しいと依頼する。

川口
演 - 鶴見辰吾
川口建設社長。金庫のパスワードを知る人物のひとりでパスワードの設定者。

郷田
演 - 田窪一世
川口建設専務。金庫のパスワードを知る人物のひとりだがパスワードを間違え金庫を開けることが出来ない。

警察官
演 - 斉藤慎二
容疑者の吉田果歩を取り調べた刑事。

第4話
菊池 章雄
演 - 板尾創路
ウドウ光学研究所に勤める研究員。太陽光発電に関する世界的発明者。元同僚である井原に対する強制わいせつ罪で逮捕されるが、身に覚えがないと話す。

井原 宏子
演 - ハマカワフミエ
ウドウ光学研究所に勤めていた研究員。菊池の元同僚。菊池を強制わいせつ罪で訴える。

鵜堂 勝太郎
演 - 升毅
ウドウ光学研究所社長。菊池をかなり気に掛けているが、菊池の発明の特許に関し、5万円しか渡さないといった不審な点がある。

根元 勇
演 - 淵上泰史
Bar KABON店長。

斑目法律事務所事務員
演 - 大場久美子

タクシー運転手
演 - 一ノ瀬ワタル

菊池の妻
演 - 比企理恵

菊池 エリ
演 - 横山未空
菊池の娘。

ウドウ光学の研究員
演 - 海島雪、日下部千太郎

第5話・第6話
谷繁 直樹〈30〉
演 - 千葉雄大
三枝に暴行を加えて逮捕された男性。事件の際に転んで頭を強打しており、深山との接見の際に頭蓋内出血で倒れ、意識不明となる。

三枝 尚彦〈62〉
演 - 平田満
理白冷蔵の社長。谷繁直樹に暴行を加えられ、負傷する。

水鳥 拳
演 - 松岡哲永
ナガタロック警備保障会社の社員で元刑事。谷繁社長(直樹の父)死亡についての捜査を担当。

山本
演 - モロ師岡
Bar Yamamotoのマスター。

由利 篤朗
演 - 渡辺慎一郎
三枝暴行事件の目撃者。

谷繁 明利
演 - 緋田康人
谷繁直樹の父親。朱蓮フーズ社長。18年前、自社ビルの屋上から転落して死亡。

谷繁 美代子
演 - 柊子
谷繁直樹の妹。

十条 武雄
演 - 中丸新将
東京高等検察庁の検事長。

真島 博之〈事件当時21〉
演 - 菅谷哲也
18年前の杉並区資産家令嬢殺人事件の容疑者。無期懲役の判決を受け、再審請求中に獄死。

小野 美希〈事件当時21〉
演 - 柏幸奈
18年前の杉並区資産家令嬢殺人事件の被害者。真島とは3年間付き合っていた。

板橋 卓二
演 - 吉沢悠
真島の友人。既婚で子持ち。

徳川 由美子
演 - 徳住有香
18年前の杉並区資産家令嬢殺人事件の現場レポーター。

真島の母
演 - 梅沢昌代
息子の無罪を信じ、現在も再審請求を続けている。

小野の友人
演 - 渡辺江里子・木村美穂(阿佐ヶ谷姉妹)

五車製粉の社員
演 - 吉永秀平
朱蓮フーズの元社員。18年前、谷繁社長を最後に見た人物。当時はリーゼントヘアだった。

「いとこんち」の客
演 - 今立進・やついいちろう(エレキコミック)、森慎太郎・江口直人(どぶろっく)

プロレスラー
演 - オカダ・カズチカ、外道

第7話
河村 英樹
演 - 高嶋政伸
おもちゃ会社のオロゴンホビー社の副社長。父である社長の幸一を殺害し、西岡に罪をきせる。

西岡 徹
演 - 嶋田久作
オロゴンホビー社の専務。社長の幸一の殺害容疑で逮捕される。凶器となった花瓶から指紋が検出されたものの、身に覚えがないと一環して容疑を否認。

河村 幸一
演 - 大和田伸也
オロゴンホビー社の社長。副社長の問題を役員会議へ提起する直前に、自宅で殺害される。

西岡 明奈
演 - 秋月成美
西岡専務の娘。

大島検事
演 - 池田鉄洋
東京地検の検事。幸一の殺人事件の裁判の担当検事。

菱尾
演 - 八木のぞみ
オロゴンホビー社の役員秘書。

「いとこんち」の客
演 - 桂正和
店に居合わせた棚橋に身元をバラされ、アフロのカツラも取られてしまう。

棚橋
演 - 今井隆文
漫画家の三蔵山龍のアシスタント。(同時期に放送されていたドラマ『重版出来!』のキャラクター)「いとこんち」の客として来店。

第8話
岩下 亜沙子
演 - 夏菜(第7話も出演)
システムエンジニア。3年前に傷害事件で起訴された際に深山が弁護人を担当していた経緯を持つ。

黒川 陽介
演 - 綾部祐二 (ピース)
岩下の恋人。結婚詐欺などの前科をもつ。

鈴木 政樹〈44〉
演 - 林泰文
SKRコウメイ金融に勤めるサラリーマン。深山とレストランで会食中に死亡。

三浦検事
演 - 野間口徹
東京地検の検事。深山の鈴木殺人容疑の裁判担当検事。

第9話
山城 皐月
演 - 国仲涼子
山城隆三の妻。義父を介護疲れから殺害したとして、山城家から斑目法律事務所へ相談される。

山城 善之助
演 - 清水紘治
山城鉄道グループの会長。自宅で殺害される。

山城 功一
演 - 平岳大
善之助の長男。

山城 敬二
演 - 須藤公一
善之助の次男。

山城 隆三
演 - 庄野崎謙
善之助の三男。

山城 育江
演 - 中山忍
功一の妻。

山城 昌子
演 - ちすん
敬二の妻。

山城 良典
演 - 宮近海斗(ジャニーズJr.)
敬二の息子。

山城家のお手伝い
演 - 信江勇

皐月の母
演 - 元井須美子

山城家の運転手
演 - 井上康

ニュースキャスター
演 - 江藤愛(TBSアナウンサー)

「いとこんち」の客
演 - 矢野通、モハメド・ヨネ、邪道
本人として来客。

スタッフ
脚本 - 宇田学
トリック監修 - 蒔田光治
音楽 - 井筒昭雄
法律監修 - 犀川治、國松崇(TBS)、松井正広
取材協力 - 高野隆、宮村啓太、吉田京子、西村あさひ法律事務所
プロデュース - 瀬戸口克陽、佐野亜裕美
演出 - 木村ひさし、金子文紀、岡本伸吾

主題歌 - 嵐「Daylight」(ジェイ・ストーム)


各話あらすじ(2016.4.17 - 2016.6.19)全10話 平均視聴率 17.12%
第1話 2016年4月17日「0.1%に こだわる型破りな男登場!!逆転不可能な事件に挑め」※初回25分拡大(21:00 〜 22:19)
深山(松本潤)は金にならない刑事事件ばかりを引き受ける弁護士。ある日、深山は斑目(岸部一徳)率いる大手法律事務所にヘッドハンティングされ、パラリーガル・明石(片桐仁)と共に所内に新設された刑事事件専門チームに移籍する。そこには、刑事事件に興味がなく民事のやり手だったが室長となった佐田(香川照之)や、渋々異動してきた彩乃(榮倉奈々)ら2人の弁護士がいた。そんな彼らに、殺人事件の弁護依頼が舞い込む。

第2話 2016年4月24日「正当防衛か殺人か?隠された驚愕の真相」※15分拡大(21:00-22:09)
深山(松本潤)たちは殺人で起訴された山下(風間俊介)と面会。山下はダイニングバーで騒いでいた木内(岡山天音)という男を注意して恨みを買い、もみ合いの末に相手のナイフを奪って刺殺してしまったという。佐田(香川照之)は山下の主張する「正当防衛」の立証に挑むが、深山は彼の証言に不審な点を感じ、彩乃(榮倉奈々)らと独自に捜査を進める。そんな中、事務所には、佐田が担当していた大口のクライアントが現れる。

第3話 2016年5月1日「消えた1000万!!空白の15年…母と娘の絆」
会社員・果歩(山下リオ)が会社の金庫から現金1千万円を盗んだ容疑で起訴された。本人は無罪を主張しており、末期がんを患う果歩の母・冴子(麻生祐未)が、深山(松本潤)らに弁護を依頼する。この事件は、担当を希望した彩乃(榮倉奈々)が主任を務めることに。佐田(香川照之)は深山にサポート役を命じる。だが、過去の経緯から冴子に不信感を抱く果歩が「あんな女に助けてもらいたくない」と言い、彩乃らの弁護を拒否する。

第4話 2016年5月8日「永遠に証明できない無実!!逆転の一手は」
 会社員・菊池(板尾創路)が、元同僚・井原(ハマカワフミエ)への強制わいせつの容疑で逮捕された。意欲満々の佐田(香川照之)は、深山(松本潤)たちに無罪の証拠を急いで見つけろと指示を出す。実は、菊池は自然エネルギーの分野における世界的な研究者で、佐田は大きなビジネスになると踏んでいたのだ。そんな中、菊池の会社の社長・鵜堂(升毅)が斑目(岸部一徳)と佐田の前に現れ、今回の事件を示談で収めるよう依頼する。

第5話 2016年5月15日「黒幕は佐田!?繋がった2つの事件〜前編」
 検察官・丸川(青木崇高)は検事正・大友(奥田瑛二)から、1998年に起きた資産家令嬢殺人事件の資料に目を通しておくよう命じられる。現在、弁護団から再審請求が出されており、大友はそれを阻止したがっていた。一方、深山(松本潤)と彩乃(榮倉奈々)は、三枝(平田満)という男性を暴行した容疑で逮捕された谷繁(千葉雄大)と接見。ところがその席で、谷繁が「あいつが殺したんだ」とつぶやいて倒れ、そのまま意識不明の重体に陥ってしまう。

第6話 2016年5月22日「絶対崩せない証言!!切り札は佐田の過去」
 18年前、検察官だった佐田(香川照之)は資産家令嬢殺人事件の目撃証言をした三枝(平田満)の調書を作成。それが、谷繁(千葉雄大)の父を殺害した可能性が高い三枝が無罪だという根拠とされた。責任を感じる佐田は元上司・十条(中丸新将)に当時の捜査状況を尋ねるが、かわされる。一方、深山(松本潤)は三枝の証言がうそだったという決定的な証拠を発見。ところが、大友(奥田瑛二)が丸川(青木崇高)にある指示を出す。

第7話 2016年5月29日「VS完全犯罪者!!凶器に潜むワナ…」
 深山(松本潤)らは、大手携帯ゲーム会社社長・河村(大和田伸也)を殺害した容疑で逮捕された、同社専務取締役・西岡(嶋田久作)の弁護を引き受ける。西岡は身に覚えがないと無罪を主張しているが、現場に残された凶器の花瓶の破片から彼の指紋が検出されていた。弁護の依頼人は、河村の息子で副社長の英樹(高嶋政伸)。英樹は裁判が長引くと会社のイメージダウンにつながるため、西村に罪を認めてほしいと訴える。

第8話 2016年6月5日「深山逮捕!!ついに明かされる衝撃の過去」
 深山(松本潤)に殺人容疑が掛かる。依頼人だった鈴木(林泰文)は深山と会食中、深山が持参した調味料を口にした直後に倒れ、死亡。深山のパソコンには、鈴木の皿や体内から検出された同じ毒物の購入履歴があった。弁護をする佐田(香川照之)と彩乃(榮倉奈々)は接見のため深山の元へ。ところが、後日来てほしいと言って2人を追い返した深山は、担当検事・三浦(野間口徹)らを巻き込み、事件時の防犯カメラの映像を検証する。

第9話 2016年6月12日「最終回前15分拡大!!深山、敗北!?華麗なる一族の悲劇…」※15分拡大(21:00 〜 22:09)
 巨大企業グループ会長・善之助が自宅で絞殺された。斑目(岸部一徳)の指示で現場入りした深山(松本潤)や佐田(香川照之)らに対し、三男・隆三(庄野崎謙)の妻・皐月(国仲涼子)が犯行を告白。皐月は脳梗塞を患った善之助を6年間、1人で介護してきたが、横暴さに耐えきれず、犯行に及んだという。皐月の証言に疑問を感じた深山は、長男・功一(平岳大)ら家族一人一人個別に話を聞き、全員の証言に奇妙な一致を見いだす。

最終話 2016年6月19日「今夜完結!!チーム斑目が挑む最後の難事件因縁の宿敵…秘めた思い…いざ最終決戦!!」※20分拡大(21:00 〜 22:14)
 深山(松本潤)らは東京都内で起きた連続殺人事件の容疑者男性・石川の弁護を引き受ける。石川は丸川(青木崇高)の厳しい取り調べに負けて犯行を認めてしまったと言い、無罪を主張する。佐田(香川照之)は石川のアリバイを立証する作戦に出る。一方、深山は殺害状況に違和感を覚え、独自に調査を開始。静岡で起きた殺人事件に注目する。そんな中、石川のアリバイが判明。動揺する丸川に、大友(奥田瑛二)はある命令を下す。

各話視聴率


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