概要
救急現場へ医師を派遣するドクターカーにスポットを当てた医療ドラマ。主演を務める剛力彩芽が医師と母親役に初挑戦する。
ドクターカーとは、医師を乗せて絶体絶命の患者がいる現場に赴き、その場で救命処置を行う緊急車両のこと。剛力は結成されたばかりのドクターカーの医療チームに配属され、救命医療の理想に燃える真っすぐなドクター・天童一花を演じる。
ドラマでは、ドクターカーがいかに非生産的かを実証して廃止に持ち込もうと企む周囲との対立を縦軸に、試練の連続の中で患者の命を救うために奮闘する一花の姿が描かれる。
ストーリー
小学校の時に父親を交通事故で亡くしたのをきっかけに医療の道を志した天童一花(剛力彩芽)は、大学時代に恋人の子供を身ごもり、その恋人は謎の失踪を遂げてしまうが、授かった命と共に生きていくことを決意。子供を育てながら優秀な成績で大学を卒業し、朝城総合病院への採用も勝ち取った。
高い志を胸に飛び込んだ同病院で一花が任されたのは、ドクターカーのスタッフ。命の最前線で闘う使命感と、最新の医療機器がそろえられたドクターカーの高上さに決意を新たにする一花だったが、そんな彼女を、理事長の息子で救命救急センター長兼ドクターカー責任者・朝城勇介(中村俊介)がなぜか敵視する。
キャスト
天童家
天童 一花
演 - 剛力彩芽
本作の主人公。朝城総合病院ドクターカーに乗務する医師。一太郎の母で、美奈子の娘。
天童 美奈子
演 - 東ちづる
一花の母。
天童 一太郎
演 - 横山歩
一花の息子。
朝城総合病院
朝城 勇介
演 - 込江海翔(幼少期) → 中村俊介
朝城総合病院医師。救命救急センター長兼ドクターカー責任者で、涼子の息子。病院の利益にならないドクターカーを廃止にしようと目論み、一花と対立する。
朝城 涼子
演 - かたせ梨乃
朝城総合病院理事長。勇介の母。一花をドクターカーに乗せる。
田所 行雄
演 - 木下ほうか
朝城総合病院院長。
安住 紗那
演 - 笛木優子
朝城総合病院医師。
草野 弥生
演 - 久保田磨希
ドクターカーの麻酔科医。
永峰 公乃
演 - 内藤理沙
朝城総合病院の看護師。
岡村 克矢
演 - 伊東孝明
ドクターカーのベテラン看護師。
権藤 隼人
演 - 遠藤雄弥
ドクターカーの専属ドライバー。
ゲスト
第2話
倉田 隆太
演 - 森岡豊
倉田 佐和子
演 - 霧島れいか
倉田 健太
演 - 小林颯
倉田 桃果
演 - 横山芽生
第3話
神蔵 義則
演 - 小宮孝泰
一ノ瀬 正夫
演 - 朝倉伸二
権藤の友人
演 - 原慎一
田宮 幸秀
演 - 久保晶
田宮 夫人
演 - 木村翠
第4話
佐藤 レイナ
演 - 水沢エレナ
佐藤 祐希
演 - 盛永晶月
保育園の先生
演 - 飯沼千恵子
パチンコ店の店長
演 - 野村たかし
記者
演 - 中野剛、岩田知幸、鈴木麻里
第5話
小峰 康隆
演 - 徳井優
赤松
演 - 金田彩奈
市村 真
演 - 山崎潤
市村 節子
演 - 長谷川真弓
市村 唯
演 - 内田愛
第6話
柏原 瑠依
演 - 武田梨奈
黒岩 太一
演 - 成田瑛基
黒岩 さと子
演 - 外海多伽子
暴力団
演 - クラ、土師正貴、イ・テガン
第7話
石本 正樹
演 - 平山祐介
甲斐 敏明
演 - 佐藤旭
食堂の店長
演 -中野マサアキ
弁当店の店長
演 - 高崎佳代
意識障害の男性
演 - 若尾義昭
朝城の故人
演 - 芦沢孝子
海辺の遊客
演 - 石倉良信、栗原健吾
第8話
悠木 禎一
演 - 綾田俊樹
悠木 茉莉恵
演 - 野村麻純
住職
演 - 木下貴夫
漁師
演 - 鈴木隆仁
第9話
徳本 健介
演 - 宮川一朗太
池田 晋
演 - 岩田和浩
森山 亮太
演 - 高杉瑞穂
柴田 海斗
演 - 大山蓮斗(幼少期) → 中野魁星
海斗のママ
演 - 今野ゆか
養護施設の少女
演 - 白鳥羽純
養護施設の子供
演 - 神納愛子
青年
演 - 千葉一磨
まなのママ
演 - 安亜希子
まな
演 - 安生悠璃菜
第10話
板倉 智之
演 - おかやまはじめ
板倉 美智子
演 - 宮田早苗
板倉 智彦
演 - 山崎雄大(幼少期) → 佐野勇斗
第11話
矢崎 直道
演 - 細田善彦
岩重 敏晴
演 - 寺田農
岩重 康孝
演 - 辻本祐樹
藤井 杏奈
演 - 尾中琴美
スタッフ
監督 - 橋本一、村松弘之
音楽 - 吉川清之、奈良悠樹
撮影 - 高田陽幸
照明 - 富川英信
編集 - 神崎亜耶
美術 - 山崎輝
衣装 - 大平みゆき
医療監修 - 中谷宣章
医事指導 - 堀エリカ
CG - 岡野正広
スタント - 佐々木修平
技術協力 - ビデオフォーカス
美術協力 - 山崎美術
番組宣伝 - 竹村麻美、嶋岡良介(ytv)
ホームページ - 金澤みゆき(ytv)
企画 - 古賀誠一
チーフプロデューサー - 中村泰規(ytv)
プロデューサー - 西川義嗣(ytv)、山田大作(オスカープロ)
制作協力 - オスカープロモーション
制作著作 - 読売テレビ
主題歌 - SKY-HI「Front Line」(avex trax)
各話あらすじ(2016年4月7日 - 6月30日)全12話 平均視聴率 3.47%
第1話 2016年4月7日「動く病院が奇跡の救命剛力が初の医者&ママ猛烈イジメられまくる」 視聴率 4.5%
朝城総合病院救命救急センターに採用された医師の一花(剛力彩芽)は、導入されたばかりの「ドクターカー」に配属される。最前線での活躍を希望する一花は、現場での手術も可能なドクターカーに胸が躍る。早速、事故現場への出動要請が入り、一花は張り切るが、想像以上の惨状に足がすくみ、動くことができない。そんな一花を前に、責任者の勇介(中村俊介)は、現場での治療を放棄して、患者を病院に搬送するよう指示する。
※2016年4月14日は「NEWS ZERO」が九州地震で放送拡大のため、休止
第2話 2016年4月21日「豪雨の山で5歳妹と父瀕死…諦められるか!動く病院が奇跡を呼ぶ」 視聴率 3.2%
一花(剛力彩芽)の携帯電話に無言電話が相次ぐ。保育園に通う息子の一太郎(横山歩)が各所に貼った絵の影響のようだ。そんな中、一花に「妹が病気みたい」という電話が入る。すぐに通話は切れるが、聞こえた言葉の断片から、かけてきたのは一太郎の友達・桃果(横山芽生)の兄(小林颯)と思われた。彼らの一家がキャンプに出掛けたことを知った一花は、紗那(笛木優子)に相談。紗那はドクターカーの出動を勇介(中村俊介)に要請する。
第3話 2016年4月28日「横暴な市会議員と対決虐げられる部下を救え」 視聴率 3.6%
勇介(中村俊介)の指示でドクターカーは地元海運会社の会長・田宮(久保晶)の屋敷に出動。一花(剛力彩芽)らは、事故現場からの出動要請を断り、二日酔いの田宮を病院へ搬送した勇介にあきれる。ドクターカーを金もうけの手段にしようとひらめいた勇介は、地元の名士を集めて車両の見学会を催し、寄付を募る。一花は参加者の市議会議員・神蔵(小宮孝泰)の運転手・一之瀬(朝倉伸二)が体の痛みに耐えていることに気付く。
第4話 2016年5月5日「子供か仕事かどっちが大事!?シングルマザーに迫る緊急事態とは?」 視聴率 3.2%
夜、5歳の男児・祐希(盛永晶月)が呼吸困難で意識不明だとドクターカーに出動要請が入る。しかし、駆け付けた一花(剛力彩芽)らは、母親のレイナ(水沢エレナ)から、症状は落ち着いたので必要ないと追い返されてしまう。後日、再会したレイナにドクターカーを金もうけの道具のように言われた一花は、誤解を解くために発表会を開こうと企画。そんな中、再び発作を起こした祐希を連れ、レイナが病院に駆け込んでくる。
第5話 2016年5月12日「有名教授VS天童一花拍動の謎は解けるのか子供に夢託す父を救え」 視聴率 3.6%
ドクターカーの導入を検討する大学病院の外科部長・小峰(徳井優)が朝城総合病院に協力を求めてきた。涼子(かたせ梨乃)は返事を保留するが、准教授の椅子を用意すると言われた勇介(中村俊介)はすっかりその気に。一方、ドクターカーで出動した一花(剛力彩芽)は自宅で倒れたトラック運転手・市村(山崎潤)を診察。市村は2週間前に小峰の執刀で、大腸がんの内視鏡手術を受けたという。一花は市村の心拍に違和感を抱くが…。
第6話 2016年5月19日「銃で脅され極秘の出動愛する子の嘘と罪と涙チーム終焉の危機か!?」 視聴率 3.6%
顔なじみのキャバクラ嬢・瑠依(武田梨奈)に頼まれた勇介(中村俊介)は、独断でドクターカーを出動させる。指定の場所に行くと、瑠依の恋人・太一(成田瑛基)がナイフで刺され倒れていた。勇介は通報しようとするが、拳銃を持って脅す瑠依に逆らえない。一花(剛力彩芽)は、応急処置を済ませた太一を病院に搬送するよう説得するが、瑠依はなぜか神奈川・厚木に向かうよう命じる。
第7話 2016年5月26日「二人の命…究極の選択同時出動要請で活路を」 視聴率 2.7%
ジョギング中に倒れた男性を救うため、ドクターカーで公園に向かった一花(剛力彩芽)らに、海で溺れて心肺停止の男性がいるとの出動要請が入る。公園の男性は意識を取り戻したと連絡が。だが、頭蓋内出血の可能性もある。一花はどちらに向かうか悩むが、病院に残っていた勇介(中村俊介)の指示で海岸に急行。しかし、到着すると、溺れた男性は仲間の人工呼吸で蘇生しており、公園の男性の容体が急変したと知らせが入る。
第8話 2016年6月2日「なぜか手術拒否する父絶縁中の一人娘が…涙悪医の説教が真実暴く」 視聴率 2.1%
一花(剛力彩芽)らは石段の下で頭から血を流して倒れていた漁師の悠木(綾田俊樹)を病院に搬送。しかし、悠木は検査を拒否して、娘の茉莉恵(野村麻純)の説得にも耳を貸さず、退院してしまう。茉莉恵と悠木の仲は冷え切っていた。悠木が右脚をかばって歩く姿が気になった一花は、漁協の診療所を訪ね、悠木の右脚が重度の動脈硬化で、脚を切断しなければならないと知る。
第9話 2016年6月9日「美しき先輩女医のナゾ親のない子か加害者か同情するより覚悟しろ」 視聴率 4.3%
交通事故現場に出動した一花(剛力彩芽)は、意識不明の少女(安生悠璃菜)を搬送。だが直後、自転車で事故を起こした加害者の青年(千葉一磨)の容体が現場で急変する。一花の判断を問題視した勇介(中村俊介)は、ドクターカーを救急から外し、へき地の町での出張診療を担当させる。町の児童養護施設で診療を行った一花は、見覚えのある少年・海斗(中野魁星)に気付く。海斗は先日、紗那(笛木優子)を訪ねて病院に来ていたのだ。
第10話 2016年6月16日「最愛の人と衝撃の再会ナゾの失踪患者を救え手がかりは二人の宝物」 視聴率 3.7%
一花(剛力彩芽)らは、釣り中に崖から海に転落した板倉(おかやまはじめ)を病院に搬送する。幸い、けがは右脚の骨折だけだった。勇介(中村俊介)と紗那(笛木優子)は、病室で明るく振る舞う板倉に違和感を抱くが、一花は何も気が付かない。妻・美智子(宮田早苗)や息子・智彦(佐野勇斗)の板倉に対する態度もなぜかよそよそしい。翌朝、検査結果を見た紗那は、板倉が肝臓がんだと気付く。そんな中、板倉が病室から消えてしまう。
第11話 2016年6月23日「あなたの子と言えない元恋人と捨て身の救命ところが驚愕の事態に」 視聴率 3.7%
一花(剛力彩芽)の後任として涼子(かたせ梨乃)が招いたのは、一太郎(横山歩)の父親の矢崎(細田善彦)だった。一花は6年ぶりの再会に動揺する。そんな中、勇介(中村俊介)の指示でドクターカーが出動。所属する医療法人の会長・岩重(寺田農)の息子・康孝(辻本祐樹)から助けを求められたという。しかし、一花らが現場に到着すると、石段から転落したという康孝の連れの女性・杏奈(尾中琴美)は、もう大丈夫だと診察を拒む。
最終話 2016年6月30日「バスジャック事件発生瀕死の患者救うのは?最後の希望を乗せ出動」 視聴率 3.4%
ドクターカーの廃止が決まり、一花(剛力彩芽)は解雇される。病院の存続のことしか眼中にない涼子(かたせ梨乃)と勇介(中村俊介)だが、ついに岩重(寺田農)から支援の打ち切りを通告されてしまう。仕事を失い途方に暮れる一花は、岩重の息子・康孝(辻本祐樹)から再就職先として東京の一流病院を紹介される。だが、病院側の嫌がらせを受けながら残って働いている弥生(久保田磨希)らのことを思うと素直に喜べない。そんな中、強盗犯によるバス乗っ取り事件に巻き込まれた勇介が、犯人に刺されてしまう。
番組公式サイト
(ドクターカー (テレビドラマ) - Wikipedia)
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