概要
企業法務を専門とする法律事務所で共に弁護士として働く元夫婦の2人が、企業の理不尽な悪に立ち向かっていく、クールでコミカルな法務&ホームドラマ。主人公の咲坂健人を竹野内豊、咲坂の元妻・夏目佳恵に松雪泰子が扮する。
ストーリー
咲坂健人(竹野内豊)は神宮寺法律事務所の敏腕パートナー弁護士。同事務所にはボスである神宮寺一彦(國村隼)のほか、夏目佳恵(松雪泰子)、猫田純一(杉本哲太)というパートナー弁護士や、アソシエイト弁護士の赤星元(山崎育三郎)、城ノ内麻里(馬場園梓)らが所属していた。
事務所のエースとして活躍する咲坂だったが、悩みの種が、佳恵がかつての妻であること。2人の間にできた娘と暮らす咲坂は、ひとたび口論となると佳恵を「ママ」と呼んでヒートアップしてしまうのだ。弁護士としても好敵手である咲坂と佳恵は、ライバル心と家族愛の間で揺れ動きながら、共に企業の理不尽に立ち向かっていく。
キャスト
竹野内豊
咲坂健人 役
神宮寺法律事務所のパートナー弁護士。企業法務全般に長けており、顧客・依頼人を守ることがビジネスロイヤーの使命と考えている。無類の負けず嫌いだが、一方で人の道に反するようなことはせず、法律は正しく使ってこそ意味があると思っている。佳恵とは元夫婦で、12歳になる娘・みずきと2人暮らし。
松雪泰子
夏目佳恵 役
神宮寺法律事務所のパートナー弁護士。完璧主義者で、弁護士としても真っすぐな意志を持つ。同事務所に来た当初は咲坂と結婚していたが、「家庭の中に弁護士は2人いらない」という理由で、昨年離婚した。せっかちな一面もあり、ボスである神宮寺の部屋に入る時でさえもノックはしない。
杉本哲太
猫田純一 役
神宮寺法律事務所のパートナー弁護士。契約書のチェックや日常的な紛争解決、会社法案件などを得意する。クールでスマートな弁護士でありたいと思っているが、なかなかうまくいかない。独身のため婚活サイトに登録し、日々活動に励んでいる。
國村隼
神宮寺一彦 役
神宮寺法律事務所の代表。いわゆる“ボス弁”だが、今は事務所の経営に徹している。「ビジネスロイヤーは身なりも心も貧相ではいけない」というモットーがある。
スタッフ
脚本 - 福田靖
演出 - 本橋圭太、田村直己、常廣丈太
音楽 - 林ゆうき
日本舞踊指導 - 西川扇与一
着物コーディネート・着付 - 森荷葉
リサーチ - 今井紳介
脚本協力 - 株式会社CRG
法律アドバイザー - 鈴木知幸(東京丸の内法律事務所)
法務指導 - レイ法律事務所
法律監修 - 室谷光一郎(室谷総合法律事務所)
タイトルバック - FILM
技術協力 - テイクシステムズ、ブル
美術協力 - テレビ朝日クリエイト
照明協力 - 共立、ザ・ホライズン
編集・MA - ザ・チューブ
ゼネラルプロデューサー - 黒田徹也(テレビ朝日)、三輪祐見子(テレビ朝日)
プロデューサー - 都築歩(テレビ朝日)、松野千鶴子(アズバーズ)、神馬由季(アズバーズ)
制作協力 - アズバーズ
制作著作 - テレビ朝日
主題歌 - 平井堅「Plus One」
各話あらすじ(2016.4.21 - 2016.6.16)全9話 平均視聴率 10.70%
第1話 2016年4月21日「諦めない元夫婦の最強コンビ掟破りの勝利の裏技」※初回15分拡大(21:00 〜 22:09)
企業の法律業務専門の弁護士・咲坂(竹野内豊)はデザイン事務所社長・夕子(鈴木杏樹)の代理人を務めることに。夕子は大手広告代理店の依頼で作成したが不採用だったデザインを別件に流用。それが発覚して1億円の損害賠償金を請求されていた。咲坂の下に付く新人弁護士の熱海(賀来賢人)が見ても勝ち目はない。だが咲坂は争う姿勢で、サポートすることになった同僚弁護士の佳恵(松雪泰子)は彼の策を聞いて絶句する。
第2話 2016年4月28日「大逆転鍵は300枚の領収書」
咲坂(竹野内豊)の取引先企業が社員の小西(野間口徹)を解雇。営業マンとして3年契約で採用した小西だが、この1年で契約成立は1件もなく、経費だけ異常に使っていたという。だが、法律上はそれだけの理由で解雇することはできず、小西が雇った弁護士が不当解雇だと訴えてきた。咲坂が、小西の代理人の宮前(モロ師岡)と交渉中、なぜか佳恵(松雪泰子)が現れる。佳恵が手掛ける案件の相手の代理人も宮前だったのだ。
第3話 2016年5月5日「大勝負生き残りをかけた戦」
猫田(杉本哲太)が担当し、CEOの日向(高橋光臣)と共に上場準備中の企業に最悪の事態が発生。下請け会社の経営母体が暴力団と判明したのだ。このままでは上場審査は通らない。解決には下請け会社に暴力団との関わりを認めさせ、契約を解除するしかない。猫田に駆り出された咲坂(竹野内豊)は下請け会社の社長・滑志田(星田英利)に直談判するが、切り札となる証拠もなく、逆に相手は損害賠償の請求をすると言い出す。
第4話 2016年5月12日「ぶっ壊す!因縁の親子バトル!!」
取引先である「鳥飼シューズ」で‘お家騒動’が勃発。会長に退いた創業者の健三(竜雷太)が、2代目社長の息子・孝太郎(矢柴俊博)を解任し、社長に復帰すると言い出したのだ。一方の孝太郎も、健三を解任するつもりだ。このままでは混乱に乗じて他社に買収されかねない。咲坂(竹野内豊)は所長の神宮寺(國村隼)から、両者を仲直りさせるよう指示される。しかし、咲坂が提案した和解案は2人に一蹴されてしまう。
第5話 2016年5月19日「許さない!最低男に謝罪要求!!」
顧問先の総合病院でセクハラ問題が勃発。咲坂(竹野内豊)は事務長の葛原(小林隆)から、セクハラ常習犯の外科部長・厚木(神尾佑)のせいで何人ものナースが辞めさせられてきたと聞く。エースドクターの厚木を優遇する院長・桂(佐渡稔)の方針らしい。今回、新人ナースの奈緒(逢沢りな)から厚木のセクハラについて訴えを受けた葛原は、何とか穏便に解決したいと咲坂に相談。話を聞いた佳恵(松雪泰子)は、咲坂に任せておけず…。
第6話 2016年5月26日「俺が救う!!借金3億から大逆転」
咲坂(竹野内豊)はそば店の事業再生を担当。根岸(六平直政)が妻の三佐江(千賀由紀子)と営むそのそば店は5店舗まで拡大したが、銀行からの借入金が3億円を超えていた。手伝いを頼まれた赤星(山崎育三郎)は、財務表を見ただけで再建は無理だと判断を下す。しかし、咲坂はクライアントに頑張る気持ちがある限り、その要望に応えたい。2人は方針をめぐり真っ向から対立。銀行も、咲坂が提出した再建策に難色を示す。
第7話 2016年6月2日「温泉爆発!?理不尽な敵に勝つ!」
熱海(賀来賢人)の少年時代の野球の監督・島津(石井洋祐)の葬儀の席で、島津の息子・勝太(渋谷謙人)が設備管理会社社長・土井垣(福田転球)に殴り掛かる。数カ月前に島津の営む旅館の温泉施設が爆発。施設管理を任されていた土井垣は、保守点検も怠っていたのに一切の責任を免れたのだ。島津の死は事故処理の心労によるものだった。事情を聞いた咲坂(竹野内豊)は、熱海らと事故の真相を調べるため、現地に向かう。
第8話 2016年6月9日「今夜決着!!3億を巡る法廷対決」
温泉くみ上げ施設の爆発事故で、経営危機に陥った旅館と設備会社との裁判が始まる。口頭弁論に挑んだ佳恵(松雪泰子)は裁判官の反応に手応えを感じるが、請求した賠償金全額を受け取るのは難しそうだ。それでは裁判に勝っても旅館の倒産は避けられない。咲坂(竹野内豊)は営業再開後の客の減少も補償するよう賠償金を上乗せする。一方、設備会社の代理人・岬(正名僕蔵)は、稼働率の低下は天候不順の影響だと反論する。
最終話 2016年6月16日「最終決戦元夫婦、究極の選択」
レストラン経営者・名木(橋本さとし)の妻・裕子(戸田菜穂)から離婚協議の代理人の依頼が。咲坂(竹野内豊)の顧客である名木とは、以前は家族ぐるみの付き合いで、裕子と佳恵(松雪泰子)も親しくしていた。名木の店のフラワーアレンジメントを手掛ける裕子は、店以外の仕事を反対され、思い余って会社を設立。公私共に独立を望んでいた。立場上、裕子の依頼は断るしかない咲坂だが、佳恵が考えさせてほしいと言い出し…。
各話視聴率
番組公式サイト
(グッドパートナー 無敵の弁護士 - Wikipedia)