第1話 スタートスペシャル 「最強の宿敵、登場!死んだクマ男の秘密!!幻の青いチューリップに宿る殺意!」
【前編】
クマの着ぐるみを着た男の死体がマンモス団地で発見された。被害者は年商100億円のイケメン社長として話題の浜中(坪倉由幸)で、「金と女にしか興味がない奴」と仕事仲間からも嫌われていた男。なぜ団地で、クマ姿で死んでいたのか?
団地内を捜査中の倫太郎(渡瀬恒彦)は、花壇を手入れする女性から声をかけられた。彼女は倫太郎の亡き元妻の従姉の静香(野際陽子)。この団地で自治会長をしているという。どこかトゲのある静香の物言いにあの倫太郎がタジタジに…。直樹(井ノ原快彦)はそんな倫太郎に目を丸くするが、静香自身も何か秘密を抱えている様子だった。
浜中が、数年前に被害者が続出した投資詐欺グループの主犯だったことが判明した。倫太郎は以前、静香から友人がその投資詐欺被害にあったと相談を受けたことを思い出す。静香は浜中が詐欺グループの一人と知っていたのではないか? だとすると、静香にも浜中殺害の動機がある…。
クマは人気のアニメキャラだった。青柳(吹越満)と矢沢(田口浩正)が、そのぬいぐるみを持っていた子どもの母で団地に住む好美を問い詰めると、子どもの父親は浜中だと証言した! 浜中は息子のためにクマの着ぐるみを着ていたのか…?
志保(羽田美智子)と村瀬(津田寛治)の捜査で、詐欺によって妻を失った団地住人・広木(森下哲夫)の存在が浮上した。しかも、静香の友人とは広木の妻だったのだ。妻の命を奪った浜中を恨む広木の犯行か。そして、やはり静香も事件に関与しているのか?
事件の謎を解く鍵は、クマの着ぐるみが握っていた!
【後編】
元業界紙記者でプラントハンターの原田(斉藤陽一郎)が、ケアホーム前の花壇で死んでいた。原田は過去に高額の植物を盗む窃盗事件を起こしていたが、ケアホームの花壇に高額な植物があったとは思えない…。
志保と村瀬は、原田の知り合いで園芸家の黒木(堀内正美)を訪ねた。チューリップの新種開発で一財産を築いた黒木は、原田が植物専門の産業スパイのような仕事をしていたと証言した。新種の植物はそれほどのビッグビジネスに繋がるらしい。
青柳と矢沢は、園芸用植物の新種開発の研究をしている三沢教授の助手から、三沢が原田に植物サンプルの盗難など、非合法な仕事も依頼していたことを聞き出した。三沢が開発していたのは…「青い花」!?
第一発見者で元園芸家の里中(山本圭)は、倫太郎と直樹に「昔、青いチューリップを作ったことがある」と語った。だが、世界的な華道家だった静香に直樹が確認したところ、青いチューリップはまだこの世に存在しないという。さらに直樹は、静香の部屋で意外な人と会った…。
倫太郎は、20年前の新聞で「里中園芸が開発に成功した青いチューリップを展示会に出品する」という記事を見つけた。どうやら書いたのは記者時代の原田らしい。里中の娘・祥子(西尾まり)によると、里中はファンだった女優・越美晴にそれを贈呈していた。幻の花は彼女の花壇でひっそりと咲いていた…?
果たして「青いチューリップ」は現存するのか? 原田はなぜ、命を奪われたのだろうか。幻の植物をめぐる殺人事件の意外な結末とは?
第2話 2016年4月13日「殺人整体」
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