続編
『警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜 SECOND SEASON』のタイトルで、2017年7月21日から、毎週金曜日20:00 - 20:54に、テレビ東京系の『金曜8時のドラマ』で放送。全8話。
THIRD SEASON
『警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜 THIRD SEASON』のタイトルで、2018年7月20日から、毎週金曜日20:00 - 20:54に、テレビ東京系の『金曜8時のドラマ』で放送。全7話。
SEASON4
『警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜 SEASON4』は、2019年7月20日から、毎週金曜日20:00 - 20:54に、テレビ東京系の『金曜8時のドラマ』で放送。
SEASON5
『警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜 SEASON5』は、2021年4月30日から、毎週金曜日20:00 - 20:54に、テレビ東京系の『金曜8時のドラマ』で放送。
概要
富樫倫太郎の小説を小泉孝太郎主演でドラマ化するコミカルなミステリー。刑事役での連続ドラマ初主演となる小泉が扮するのは、警視庁科学警察研究所に所属していた警視・小早川冬彦。キャリア組だが世間知らずで、全く空気が読めない“変人刑事”だ。ドラマでは、そんな小早川が、警視庁杉並中央署の生活安全課に新設された窓際部署「なんでも相談室」に異動し、超個性的なメンバーたちと共に難事件をドタバタと解決に導いていくさまが描かれる。
ストーリー
警視庁杉並中央署生活安全課に、市民の声に迅速に対応するための部署「なんでも相談室」が新設された。だがその実態は、問題を起こしたり、各部署をお払い箱になった人材の掃きだめで、 “ゼロはいくつかけてもゼロ”という意味で“ゼロ係”とやゆされていた。
そんなゼロ係に、警察庁科学警察研究所から、警視の小早川冬彦(小泉孝太郎)が異動してくる。小早川はキャリア組にもかかわらず、世間を全く知らない“究極のKY”刑事だった。しかし、空気が読めない小早川は図らずも「なんでも相談室」の起爆剤となり、個性あふれる“問題児”たちと化学反応を起こしながら、さまざまな難事件に立ち向かっていく。
キャスト
警視庁杉並中央警察署
なんでも相談室(ゼロ係)
小早川 冬彦(こばやかわ ふゆひこ)
演 - 小泉孝太郎
階級は警視。東大法学部卒のキャリア。以前の配属先は科警研。発言が非常に軽く、ふざけて見えるが、観察は鋭く頭が切れる。
寺田 寅三(てらだ とらみ)
演 - 松下由樹
階級は巡査長。ノンキャリアの叩き上げ。以前の配属先は杉並中央警察署刑事課。すぐ暴力に物を言わせたり、相談者をきつく叱ったりするが、一本気の真面目な性格で、おちゃらけた冬彦とは凸凹コンビ。
本条 靖子(ほんじょう やすこ)
演 - 安達祐実
事務員。以前の配属先は丸の内東警察署総務課の事務方主任。小柄で可愛らしい外見に反しストレートに意見をいううるさ型。
桜庭 勇作(さくらば ゆうさく)
演 - 木下隆行
以前の配属先は八王子西警察署地域課所属の交番。気の強い曲者ぞろいのメンバーの中では、言動に愛嬌があるムードメーカー。
安智 理沙子(あんち りさこ)
演 - 原田夏希
以前の配属先は渋谷南警察署刑事課。要領がよく勇作をうまく使い、仕事を押し付けたりする。
亀山 良夫(かめやま よしお)
演 - 大杉漣
係長。階級は警部補。以前の配属先は杉並中央警察署刑事課。腹が痛くなったと言いトイレによく行く。
刑事課
古河 祐介
演 - 手塚とおる
刑事課主任。階級は警部補。対抗心から冬彦らに嫌味を言う。寅三の殉死した元相棒を気遣うなど人情に厚い面も見せる。
中島 敦夫
演 - 堀井新太
刑事。古河の部下で早野とともに3人で捜査に当たる。
早野 宏
演 - 日向丈
刑事。同じく刑事課3人組だが、おしゃべりで古河に度々叱られる。
他の関係者
青山 進
演 - 六角慎司
鑑識課主任。「警視殿を尊敬している」と明言し、冬彦にいつも協力してくれる署内の強い味方。
鮫島 弥生
演 - 岸明日香
地域課の巡査。相談者を連れて来たり、パトロールで冬彦たちと遭遇し、手を貸してくれる場合がある。
野沢 友和
演 - 足立尭之
鑑識課員。控え目で目立たないが、仕事はきっちりやる。
谷本 敬三
演 - 石丸謙二郎
副署長。階級は警視。愛称は「だるま」。冬彦は「だるまさん」と陰でも本人の前でも言っている。
警察庁
島本 雅之
演 - 団時朗
刑事局長。階級は警視監局長。冬彦の動向に目を光らせ間者を放つ。
居酒屋「春吉」
国仲 遥
演 - 加藤綾菜
春吉の娘。店員。岩瀬と寅三や冬彦が内密の話をする際には、使いに出されてしまう。
国仲 春吉
演 - 加藤茶
店主。冬彦によると彼の料理は塩分が多いらしい。
その他
大島警部補
演 - 神尾佑(第4話・第5話)
寅三の元相棒・故人。
岩瀬 厚一郎
演 - 寺島進
情報屋。居酒屋「春吉」の常連客。詩集を持ち歩くなど意外な面もある。
スタッフ
原作 - 富樫倫太郎「生活安全課0係 ファイヤーボール」(祥伝社刊)
脚本 - 吉本昌弘、深沢正樹、船橋勧
音楽 - 田渕夏海、中村巴奈重
監督 - 倉貫健二郎、竹村謙太郎
ナレーション - 三宅健太
選曲 - 御園雅也
CG - 田中貴志
警察監修 - 倉科孝靖
プロファイリング監修 - 越智啓太
技斗 - 大道寺俊典
タイトルバック - 松井夢壮
技術協力 - 東通
美術協力 - BEENS
音響効果 - アックス
チーフプロデューサー - 岡部紳二(テレビ東京)
プロデューサー - 中川順平・松本拓(テレビ東京)、加藤章一、倉貫健二郎
製作 - テレビ東京、ドリマックス・テレビジョン
主題歌 - コブクロ「SNIFF OUT!」(ワーナーミュージック・ジャパン)
各話あらすじ(2016.1.15 - 2016.2.26)全7話 平均視聴率 6.74%
第1話 2016年1月15日「変人?悪人?36歳の新人刑事あらわる!」 視聴率 7.0%
厄介払いされたメンバーが集められている東京・杉並中央署の「なんでも相談室」、通称・ゼロ係に、世間知らずのキャリア警視・冬彦(小泉孝太郎)が着任。科学警察研究所から念願の現場勤務となり意欲を燃やす冬彦は、係長・亀山(大杉漣)に説き伏せられた寅三(松下由樹)とバディを組み、徘徊(はいかい)老人の保護のために公園へ。天真らんまんな言動をし、公園で焼けたごみ箱に興味を示す冬彦に、寅三はいら立ちを募らせる。
第2話 2016年1月22日「22時の放火魔VS変人刑事!絶体絶命!?」 視聴率 8.3%
冬彦(小泉孝太郎)は、お茶くみ係として参加していた連続放火事件の捜査本部で突然、犯人は別にいると発言するが、全く相手にされない。諦めきれない冬彦は、寅三(松下由樹)を連れて、放火事件の被害者・中曽根(國本鍾建)が所属していた暴力団の事務所へ向かう。冬彦はいきなり組長・南郷(大浦龍宇一)に「犯人はあなたですね」と迫るが、鼻であしらわれてしまう。その夜、また放火事件が発生。被害者は南郷だった。
第3話 2016年1月29日「連続殺人犯は10代?KY刑事VSヤンキー」 視聴率 5.4%
冬彦(小泉孝太郎)と寅三(松下由樹)は、たむろしている若者たちへの対応のためにコンビニへ向かう。冬彦と若者たちが打ち解けて話していると、刑事課の古河(手塚とおる)らが現れ、高校生・神崎(松島庄汰)を高校教師殺害事件の参考人として連行。すぐ解放された神崎だが、その夜、凶器らしきナイフを残して転落死する。刑事課は自殺とみるが、冬彦と寅三は不自然な状況に真犯人による偽装工作を疑い、勝手に捜査を始める。
第4話 2016年2月5日「奇妙な誘拐犯!身代金は1億か5億か?」 視聴率 6.8%
冬彦(小泉孝太郎)は、迷い犬の捜索で、その犬が懐いていた少女・莉子(矢崎由紗)の家を訪ねるが、莉子の父で会社社長の温井(佐野史郎)の様子がおかしい。温井の態度から莉子が誘拐されたことを見抜いた冬彦は、ある手段を使って捜査に加わる。誘拐犯は「身代金の額を自分で決めろ」と言ったり、受け渡し場所に現れなかったりと、事態は一向に収まらない。状況を怪しんだ冬彦は、誘拐が身代金目的ではないのではと考える。
第5話 2016年2月12日「母娘見間違い殺人?変人刑事撃たれる!」 視聴率 5.9%
中年女性が自宅で殺害され、冬彦(小泉孝太郎)と寅三(松下由樹)は独自捜査を始める。寅三は事件当時、被害者が若い女性向けのコートを着ていた点に疑問を抱く。被害者の夫・和明(山崎銀之丞)と娘・仁美(筒井萌子)に話を聞くと、コートは仁美が母親に譲ったものだった。仁美が元恋人・恩田(内村遥)からしつこく復縁を迫られていると聞き、冬彦と寅三は彼の職場へ。逃走した恩田の後を追った冬彦は、刃物で腹部を刺される。
第6話 2016年2月19日「12人の人質を狙う爆弾魔!止められないメリーゴーランド?」 視聴率 6.9%
遊園地の行列に、度々割り込みをする中年女性3人を注意してほしいとの通報が入り、冬彦(小泉孝太郎)と寅三(松下由樹)は現場へ向かう。冬彦は問題の3人組に気に入られ一緒にメリーゴーラウンドに乗る羽目になり、寅三はあきれる。ところが、停止した乗り物が客の降りる前に再び動き始め、係員・徳丸(武野功雄)が「降りようとしたら爆弾が爆発する」と叫ぶ。徳丸は無線につながったイヤホンで犯人から指示を受けていた。
最終話 2016年2月26日「さらば冬彦!7年間封印された巨悪の陰謀Xレポートを暴け!」 視聴率 6.9%
7年前の事件が冤罪だと信じ、独自捜査をしていた元刑事・佐藤が亡くなった。佐藤の死が自殺ではないと気付いた冬彦(小泉孝太郎)は、寅三(松下由樹)に自分の知っている情報を全て話す。そして、冬彦は一人で警察庁刑事局長・島本(団時朗)の元へ向かう。同じころ、刑事・古河(手塚とおる)も今回の事件が自殺と断定されたことに疑問を持っていた。そんな中、副署長・谷本(石丸謙二郎)から、ゼロ係の廃止が宣告される。
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