概要
「マンガ大賞2015」の候補に選ばれ、コミック発行部数が累計45万部を誇る同名漫画を、TOKIOの長瀬智也主演で連続ドラマ化。患者に直接会うことはほとんどなく、顕微鏡での患者の細胞や組織の観察、分析したデータから導き出される所見から患者への診断を科学的に確定させる病理医。
ストーリー
岸京一郎(長瀬智也)は、壮望会第一病院において厄介者として有名な病理医。ある日、神経内科のカンファレンスで椎間板変性(椎間板の老化による腰痛)の疑いありと、根拠なく報告した担当医師に対し、歯に衣着せぬ徹底“口撃”で疑問を呈した。そんな岸に医師の宮崎智尋(武井咲)は心をつかまれ、岸と臨床検査技師・森井久志(野村周平)のいる病理診断科を訪ねる。
一方、岸が勤める病理診断科にたびたび足を運ぶ、岸の大学時代の同期で外科医の細木まどか(小雪)と、岸の元指導医で慶楼大学附属病院病理科長の中熊薫(北大路欣也)は、病理診断科にいつの間にか居座っている宮崎の存在を不思議に思い、彼女に何かとちょっかいを出す。
キャスト
岸 京一郎
演 - 長瀬智也(TOKIO)
天才病理医。白衣を着用せず、常にスーツ姿。
宮崎 智尋
演 - 武井咲
新人病理医。
森井 久志
演 - 野村周平
臨床検査技師。
細木 まどか
演 - 小雪
外科医。いわく「岸の唯一の友人」。
佐田 直人
演 - 津田寛治
岸の直属の上司。
火箱 直美
演 ‐ 松井玲奈
製薬会社「アミノ製薬」勤務。MRの営業。
中熊 薫
演 - 北大路欣也
病理医界の重鎮。
ゲスト
第1話
高坂 英利
演 ‐ 平岳大
藤原 守
演 ‐ 手塚とおる
景山 花梨
演 ‐ 上白石萌歌
景山 由里子
演 ‐ 舟木幸
佐藤 真一
演 ‐ 夙川アトム
佐藤 里美
演 ‐ 荻野友里
第2話
大塚 洋治
演 ‐ 林和義
大塚 佐知代
演 ‐ 宮地雅子
倉木 浩介
演 ‐ 藤本隆宏
第3話
中西 篤也
演 ‐ 中村俊介
白根 智文
演 ‐ 清水伸
白根 由希子
演 ‐ 原田佳奈
第4話
安田 春香
演 ‐ 中越典子
安田 博之
演 ‐ 尾関伸嗣
第5話
小早川洋行
演 ‐ 安田章大
稲垣 大道
演 ‐ 平山祐介(第10話)
原田 健
演 ‐ 小川あつし
第6話
須藤 由美
演 ‐ 赤間麻里子
須藤 玲奈
演 ‐ 村上穂乃佳
梅木 みゆき
演 ‐ 山崎紘菜
奈良井巧
演 ‐ 篠井英介
高柴 善太郎
演 ‐ 志賀廣太郎(第7話)
第7話
岡崎副院長
演 ‐ 中丸新将(第8話)
理事長
演 ‐ 志賀圭二郎(第8話)
北山 奈央
演 ‐ ハマカワフミエ
第8話
柳原 亮子
演 ‐ 森口瑤子
出羽 カナ
演 ‐ 恒松祐里
目黒 栄子
演 ‐ 宮澤美保
近田医師
演 ‐ 渋谷謙人
第9・10話
松田 幸司
演 ‐ 小出恵介
間瀬 辰人
演 ‐ 高嶋政宏
丹羽 豊
演 ‐ 中村育二
渋谷医師
演 ‐ 矢柴俊博
スタッフ
原作:[原作:草水敏・漫画:恵三朗]「フラジャイル」(講談社「アフタヌーン」連載)
脚本:橋部敦子
演出:石川淳一
プロデューサー:小林宙
主題歌:fragile/TOKIO
各話あらすじ(2016.1.13 - 2016.3.16)全10話 平均視聴率 9.77%
第1話 2016年1月13日「僕の言葉は絶対だ!!正義と信念を貫く男が命を救う!!」 ※初回15分拡大(22:00〜23:09)
壮望会第一総合病院の岸(長瀬智也)は、優秀だが厄介者として知られる病理医。この日も神経内科のカンファレンスで、転倒して頭を打った女子高生・花梨(上白石萌歌)の担当医・高坂(平岳大)の診断に異論を唱える。同じ疑問を抱いていた高坂の後輩・宮崎(武井咲)が岸を頼った結果、本当の病名が判明し、花梨は命拾いする。岸に共感した宮崎は、彼と臨床検査技師・森井(野村周平)だけしかいない病理診断科に入れてほしいと直訴する。
第2話 2016年1月20日「天才病理医が救う命その時救命救急で何が起こったのか?空白の時間に潜む驚きの病」
時計店を営む男性・大塚が搬送され、救急救命を担当する倉木は急性アルコール中毒と診断。その血尿を検査した岸(長瀬智也)は誤診であると確信し、追加検査を要請するよう宮崎(武井咲)に命じる。しかし、倉木は応じるどころか、病理医を見下す。原因が‘アルコールだけではない’という証拠が必要だと岸に言われた宮崎は、大塚の自宅を訪問。彼の妻から、大塚が倒れる直前、幻覚を見たと言っていたとの情報を得る。
第3話 2016年1月27日「病名がわからない!?原因不明の病いから、夫婦の絆と命を守れ」
岸(長瀬智也)は消化器内科のカンファレンスで異論を唱えるが、それに同科のエース・中西が賛同。初めての成り行きに宮崎(武井咲)は驚く。その中西が、ある女性患者の大腸の内視鏡検査を実施することに。ところが、2回の内視鏡検査を終えても、岸はこの段階では診断を確定できないと言って譲らず、別の部位に疾患がある可能性を視野に入れ、全身検索を提案。その提案を渋った中西は、さらに内視鏡検査を行うが…。
第4話 2016年2月3日「最も診断が出せない病気…託された母娘の命と未来!!」
岸(長瀬智也)に勧められ、製薬会社主催の勉強会に向かった宮崎(武井咲)は、製薬会社の火箱(松井玲奈)から趣旨を聞いて絶句する。子宮の腫瘍の検査結果を待つ春香(中越典子)は、主治医の細木(小雪)に、もう一人子どもがほしいと訴えていた。しかし、良性か悪性かの鑑別が困難な疾患だけに、岸は診断に時間をかけ、宮崎は岸と細木の張り詰めたやりとりに息を飲む。さらに岸は訪ねてきた中熊(北大路欣也)にも意見を求め…。
第5話 2016年2月10日「余命1年の宣告通知難病の青年の夢よ叶え命を諦めない診断!!」
臨床検査技師の森井(野村周平)は、腫瘍内科に入院する保育士・小早川(安田章大)と出会う。余命1年を宣告された小早川は、積極的な治療はせず、緩和ケア科に移ることを選択。森井は岸(長瀬智也)と宮崎(武井咲)の話から、小早川が最後の選択肢といえるある高額な抗がん剤は試していないと知る。直後、森井は病院の玄関で小早川とばったり会う。小早川を自分の自転車に乗せた森井は、彼から「やりたかったこと」を聞き…。
第6話 2016年2月17日「患者からのSOS!!主治医を変えたい母親二転三転する診断から赤ん坊の命を救え!!」※15分拡大(22:00 〜 23:09)
岸(長瀬智也)と宮崎(武井咲)は、治療に不安を抱く患者や家族を対象に行われる「診療相談外来」の担当を命じられる。宮崎は相談に訪れた女性から、「中央医療センター」に入院中の子どもの件で相談を受ける。担当医から、状態が大変悪いので助かる方法は「人工肺」しかないと宣告されたのもつかの間、急に「造血肝細胞の移植」に変更されたという。宮崎は、経緯や検査結果を記した紹介状をもらってくるよう促すが…。
第7話 2016年2月24日「迫るタイムリミット明される病理医の過去花嫁の命を救え!!」
岸(長瀬智也)は、カンファレンスに宮崎(武井咲)を一人で出席させ、そこで放射線診断科のベテラン医師・高柴に会うよう仕向ける。宮崎は、岸とは対照的に穏便に自分の意見を通す高柴に、尊敬の念を抱く。一方、細木(小雪)は下腹部痛を訴える奈央(ハマカワフミエ)を初期の胃がんと診断。だが、消化器外科で奈央の担当医となった副院長は肝臓に見つかった影を転移だと決めつけ、検査すべきだとする高柴の意見を却下する。
第8話 2016年3月2日「天才病理医のピンチ女性患者に取り違えが発覚!?真実を暴け!!」
岸(長瀬智也)や宮崎(武井咲)らは、学生を対象にした泊まりがけの病理の勉強会に指導者として参加。同じころ、森井(野村周平)の元には、女性外科の近田(渋谷謙人)から5人分の検体が持ち込まれた。後日、勉強会に参加した女子学生が、病理診断科の見学に訪れる。一方、岸が浸潤性乳がんと診断し、女性外科部長が執刀中の患者が、がんではないと判明。岸は検体の取り違えを指摘するが、病理の診断ミスの噂は広まって…。
第9話 2016年3月9日「余命半年の幼なじみ未来を託した夢の新薬それは希望か悪魔か」
アミノ製薬が開発した抗がん剤の治験に向けて、間瀬の指揮の下、火箱(松井玲奈)たちは協力医探しに奔走。中熊(北大路欣也)に断られた火箱は、ターゲットを岸(長瀬智也)に絞る。一方、森井(野村周平)が辞めた病理診断科には、臨時の検査技師1人が配属されたものの、仕事量が多すぎて作業は滞り、各科から問い合わせが殺到する。そんな中、宮崎(武井咲)にとって兄のような存在の幼なじみが、背中の痛みを訴えて検査入院する。
最終話 2016年3月16日「隠されていた副作用巨悪が操作する治験薬命の希望を諦めない」
宮崎(武井咲)の幼なじみで、余命半年と宣告された松田(小出恵介)が、アミノ製薬の抗がん剤の治験を始めた。一方、岸(長瀬智也)はその抗がん剤に関する1人の患者の症例に引っ掛かりを覚える。それが、森井(野村周平)のいる医療センターの患者だったことから、岸は森井の元を直接訪問。そして、森井が戸惑う中、調査を依頼する。その結果を知らされて驚いた火箱(松井玲奈)は、上司の間瀬(高嶋政宏)を問い詰めるが…。
各話視聴率
番組公式サイト
(フラジャイル 病理医岸京一郎の所見 - Wikipedia)
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