京都市内に住む無職男性・岩清水修(高木万平)の死体が、川のほとりで見つかった。榊マリコ(沢口靖子)たち科捜研による検視、鑑定の結果、石などの固い凶器で頭部を殴打され殺害されたことが判明した。
岩清水は4年前、大量の乾燥大麻をお茶に偽装してブラジルから日本に持ち込み、3年の実刑判決を受けていた。母の悦子(円城寺あや)によれば、岩清水はブラジルに語学留学中、現地で親しくなった知人からお茶を購入しただけで、中身が大麻だとは知らなかったと話していたという。
直後、川の中から岩清水のスマートフォンが見つかり、前歴のある男の指紋が検出された。その男は市内で空調設備会社を営む松木正(川野直輝)で、3年前、彼を傷害罪で逮捕したのは、ほかならぬ落合佐妃子(池上季実子)だった。
土門刑事(内藤剛志)が聞くと、佐妃子は薬物の一斉摘発の際、現場近くでケンカ騒ぎを起こしていた松木を逮捕したが、そのあとは担当部署に引き継いだため、よく覚えていないと話す。土門たちは、松木の恋人・今西舞(渋谷飛鳥)の部屋を張り込み、現れた松木を任意同行。被害者のスマートフォンに指紋が付着していたことを問いただすと、松木は落ちていたスマートフォンを拾い、壊れていたため川に捨てただけだと主張する。
そんな中、マリコたちは岩清水のスマートフォンから、殺害される前日に撮られた画像データを復元することに成功! しかし、その写真は車のフロントガラス越しに車内を撮影したもので、ガラスに空が反射しており、いったい何を写したのかもわからない一枚だった。岩清水はなぜそんな写真を撮ったのだろうか…!?
そんなとき、佐妃子が、松木にはブラジルの隣国・エルドビアへの渡航歴があるという情報をもたらしてきた。エルドビアは最近、大麻が合法化された国で、調べると松木のエルドビア渡航は岩清水のブラジル留学と時期が重なっていた。
ところがその矢先、なんと松木が何者かに襲われた。実は、松木は佐妃子がエスと呼ばれている“情報屋”として使っていた男だった。その上、松木の腕時計に佐妃子の化粧品が付いていることが判明し…!?
第1話 2015年10月15日「マリコVS死神と呼ばれた女刑事!鑑定の盲点を突いた肌色の銃弾!!刑事の命を奪う危険なお守りの謎!?」
第2話 2015年10月22日「オーロラに殺された女!?科学が暴く透明な壁画の謎!」
第4話 2015年11月12日「美しき書道家殺人!筆跡鑑定の盲点をつくプリンの謎」
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