原作
『エンド・クレジットに最適な夏』(エンド・クレジットにさいてきななつ)は、福田栄一の推理小説。2007年5月30日に東京創元社からミステリ・フロンティアレーベルで刊行された。2015年8月29日に、『青春探偵ハルヤ』(せいしゅんたんていハルヤ)と改題されて創元推理文庫版が発刊された。
周囲で芋蔓式に起こるトラブルを解決するために奔走する貧乏大学生男子を主人公とした青春ミステリ。
ドラマ概要
Kis‐My‐Ft2の玉森裕太主演で、福田栄一の小説を映像化した青春痛快ミステリードラマ。ミステリー初挑戦となる玉森は、明晰な頭脳と人並み外れた度胸を併せ持つ大学生・浅木晴也を演じる。
ひょんなことから探偵まがいの仕事を引き受けることになった晴也が、大人の世界に巻き込まれながら、ストーカー、詐欺、ドラッグなど、現代にはびこる犯罪が絡んだ難事件を仲間たちと共に解決していく。
キャスト
浅木 晴也〈20〉
演 - 玉森裕太
東京学院大学経済学部2年生。解体工事のアルバイトで生活費を稼ぐ貧乏学生。年の離れた妹、楓花がいる。
美羽のストーカー事件をきっかけに探偵を任せられるようになる。最初は嫌々やっていたが、正義感の強さで、依頼人の望みを叶えるために奮闘する。
能見 美羽〈20〉
演 - 新川優愛
ハルヤと同じ大学に通う女子大生。ミスキャンパス。独り暮らしをしていたが、ストーカーに遭うようになってからはハルヤ宅にいることが多くなる。
ハルヤの事は新歓コンパで知っており、理不尽な要求をする上級生に立ち向かった彼の正義感に惚れている。
窪寺 和臣〈20〉
演 - 高田翔
ハルヤの同級生。女好き。実家は裕福。物腰が柔らかい。
ハルヤに美羽のストーカーの探偵を持ちかける。
坂本 葵〈20〉
演 - 柳ゆり菜
ハルヤを大好きな女子大生。麻衣、桃子の三人で常に行動している。
篠原 俊喜〈20〉
演 - 阿見201
ハルヤの同級生であり、同居人。巨漢であり、犯人を追い込むのにコブラツイストをしたりする。
安藤 麻衣
演 - 池田沙絵美
小島 桃子
演 - 小槙まこ
冬本 薫
演 - 伊倉愛美
浅木 楓花
演 - 篠川桃音
ハルヤの年の離れた妹。一人称は楓花。貧乏暮らしのハルヤとは裏腹に、両親からとても愛情を注がれている。携帯電話を買って貰ってからは、ハルヤと良く通話している。
磯部 克夫
演 - 宇梶剛士
ハルヤのバイト先の先輩である中年男性。静江が好きな純情な性格。ハルヤに金をたかる事が多い。酒に弱い。大の阪神ファンなので、何かと野球に例えて周囲に煙たがられている。
石田 静江
演 - 高島礼子
喫茶&スナック「アラバマ」の女主人。ハルヤたち3人組や磯部の行き着けで、よくつけ払いされていることが多いため辟易しているが、諦めている様子。
スタッフ
脚本 - 田中眞一、中村由加里、嶋田うれ葉
演出 - 大塚徹、小松隆志(MMJ)
音楽 - 井筒昭雄
タイトルバック - イレブングラフィックス
アクションコーディネート - 大道寺俊典
技術協力 - フォーチュン、Kカンパニー
美術協力 - BEENS
照明協力 - ラ・ルーチェ
撮影 - 布川潤一
照明 - 平岡将仙
VE - 山下輝良
音声 - おくまさと
編集 - 石上淳
CG - 福井直人
音響効果 - 滝野ますみ
タイトルバック - 相川はじめ
技術デスク - 星宏美
美術プロデューサー - 津留啓亮
美術進行 - 佐々木理恵
番組宣伝 - 竹村麻美、折原加奈(ytv)
ホームページ - 金澤みゆき(ytv)
協力プロデューサー - 遠田孝一(MMJ)
プロデューサー - 田中雅博(ytv)、伊藤達哉(MMJ)
チーフプロデューサー - 中村泰規、木谷俊樹(ytv)
制作協力 - メディアミックス・ジャパン
制作著作 - 読売テレビ
主題歌 - Kis-My-Ft2「AAO」(avex trax)
挿入歌 - Honey L Days「リスタート」(avex trax)
各話あらすじ(2015.10.15 - 2015.12.24)全10話 平均視聴率 4.32%
第1話 2015年10月15日「ミスキャンパスを狙うストーカー」 視聴率 5.1%
解体工事のアルバイトで生活費を稼ぐ貧乏学生・晴也(玉森裕太)は友人の和臣(高田翔)からある奇妙なバイトを持ち掛けられる。それは、同じ大学でミスキャンパスに輝いた美羽(新川優愛)をつけ回すストーカーを捕まえるというもの。高額の報酬につられて引き受けた晴也は、高校からの親友で同居人の俊喜(阿見201)らと調査を開始。その一方、晴也は行きつけの喫茶店のママ・静江(高島礼子)からもストーカー被害の相談を受ける。
第2話 2015年10月22日「違法ドラッグ・監禁…事件は闇の中へ」 視聴率 4.3%
美羽(新川優愛)の隣に住む千晶(小島梨里杏)が姿を消した。千晶の兄・広沼(武田航平)に頼まれ一緒に彼女の部屋を調べた晴也(玉森裕太)は、家探しの跡と脱法ハーブの葉を発見。晴也は、警察に通報する判断を広沼に任せる一方、再び美羽を襲った不審者と千晶の件が関係があると考え、和臣(高田翔)らと調査を開始。やがて、千晶が恋人・高城(聖也)と共に拉致されたと気付く。
第3話 2015年10月29日「不倫女から突然の脅迫」 視聴率 3.9%
晴也(玉森裕太)の元に美羽(新川優愛)のアルバイト先の客・馬場(矢柴俊博)が依頼に訪れた。馬場は、妻・千鶴子(田中美奈子)の悪口メールを送った浮気相手・夏紀(丸高愛実)に脅迫されているので、そのメールを削除してほしいという。引き受けた晴也らが見張る中、和臣(高田翔)と磯部(宇梶剛士)が夏紀の勤め先のキャバクラに客として入るが、酔った磯部が暴れたため失敗。翌日、夏紀を尾行した晴也は、その態度に疑問を抱く。
第4話 2015年11月5日「VS女子寮のぞき盗撮犯」 視聴率 3.7%
ある日、不審者を追って大学の女子寮に入った晴也(玉森裕太)は、柔道部の京子(富山えり子)に「のぞき魔」と間違えられて背負い投げされる。最近、寮にはのぞき魔が出没していて、寮住まいの美羽(新川優愛)らはその正体が晴也だったのかと大騒ぎ。汚名返上のため和臣(高田翔)らと不審者捜しを始めた晴也は風呂場で隠しカメラを発見し、調理師の征子(伊藤かずえ)が作る寮の食事と引き換えに盗撮犯を捕まえることになる。
第5話 2015年11月12日「大学教授妻の浮気調査」 視聴率 5.1%
教授の宮沢(神保悟志)に呼び出された晴也(玉森裕太)は、成績が悪いため留年だと告げられる。そこへ、宮沢が誰かともめていると気付いた和臣(高田翔)らが割り込み、晴也がトラブルを解決する代わりに追試をしてもらう約束を取り付ける。宮沢は、定期預金を解約するなど、最近不審な行動が目に付く妻・多香子(中島ひろ子)の浮気を疑っていた。晴也は美羽(新川優愛)と共に、多香子が通う社交ダンス教室に潜入するが…。
第6話 2015年11月19日「就職戦線超異状アリ!?」 視聴率 3.9%
晴也(玉森裕太)らが「アラバマ」にたむろしていると、宅配ピザ店のアルバイト店員、岡島(白洲迅)が集金に現れる。晴也らと同じ大学の4年生の岡島は、就職試験を受けた銀行の悪口を自分に成り済ました誰かがインターネットの掲示板に書き込んだため、落とされたと悩んでいた。静江(高島礼子)の紹介で調査に乗り出した晴也らは、岡島を恨む2人、同じゼミの三奈(青谷優衣)と、就活塾の代表・近藤(木下隆行)に会いに行く。
第7話 2015年11月26日「子供達からSOS…消えた母親を探せ!」 視聴率 4.9%
ある日、晴也(玉森裕太)はスーパーで万引しようとする蓮(須田琉雅)ら幼い3きょうだいに注意し、空腹だという彼らを「アラバマ」に連れて行く。静江(高島礼子)にご飯を食べさせてもらった蓮たちは、1週間前から母・早織(宮地真緒)が帰らず、暴力を振るう父の元に連れ戻されるから警察にも連絡できないと言う。母捜しを請け負った晴也は、早織と親密な様子だったという勤務先の会社社長・藤沼(山口良一)に会いに行く。
第8話 2015年12月3日「美人評論家に自殺予告」 ※00:09-01:04 10分遅れ 視聴率 4.4%
大学で教育評論家・令子(いしのようこ)の特別講座の司会を務めた美羽(新川優愛)は、彼女が脅迫されていると知り、晴也(玉森裕太)を紹介する。妹の楓花(篠川桃音)が令子のファンだと知り、渋々犯人捜しを引き受けた晴也は、彼女のサイン会に立ち会う。令子の知人でテレビ局のプロデューサー・川崎(デビット伊東)も付き添う中、客の花子(宮田早苗)が令子に刃物を振り下ろす。
第9話 2015年12月10日「高齢者を詐欺から守れ」 視聴率 3.2%
街で出会った老婦人・節子(丘みつ子)に亡き祖母の面影を見た和臣(高田翔)は、彼女が長野から人捜しに出てきたと聞き、晴也(玉森裕太)らも巻き込んで協力を申し出る。節子は、18歳の時にある事情で別れた初恋の人・秋山(名高達男)を捜しているという。美羽(新川優愛)らは節子に同情するが、晴也だけは違和感を感じる。そんな中、秋山の写真を手に調査を始めた晴也らは、やがて彼が犯罪に関わっているのではと疑い始める。
※2015年12月17日は「木曜ドラマ『青春探偵ハルヤ』12・24聖夜の最終話直前スペシャル」(1:14 〜 2:09)が放送のため、休止。(内容はトークバラエティで、木曜ドラマ『青春探偵ハルヤ』12月24日最終話を前にキスマイ玉森裕太らレギュラーキャストのトーク企画を交え、ドラマの魅力をたっぷりお伝えしていきます! とのこと)
最終話 2015年12月24日「大人の悪を許さない!」 視聴率 4.7%
晴也(玉森裕太)は静江(高島礼子)から、商店街で不審な傷害事件が相次ぎ、閉店する店も急増しているから原因を調べてくれと依頼される。晴也は1カ月ランチ無料という条件を聞き、引き受けることに。そこへ静江の元夫・新田(高嶋政宏)が突然現れ、磯部(宇梶剛士)はショックで卒倒する。一方、晴也と美羽(新川優愛)は聞き込みを始め、上條コーポレーションという会社が商店街近辺の土地を買い占めようとしていると突き止める。
番組公式サイト
(エンド・クレジットに最適な夏 - Wikipedia)