概要
下町の小さな駄菓子屋を舞台に、大切なものを見失っていた人々が自分自身の過去の失敗や夢と向き合い、新たな一歩を踏み出していく姿を描くハートウォーミングストーリー。祖母と共に駄菓子屋「さくらや」を切り盛りする桜井太郎をオダギリジョーが演じる。
演出・脚本は、映画「舟を編む」などで知られる石井裕也が務めるほか、ドラマ「ウロボロス〜この愛こそ、正義。」「表参道高校合唱部!」(共に同系)を手掛けた池田克彦が演出として参加する。
ストーリー
東京・下町の片隅にひっそりと存在する小さな駄菓子屋「さくらや」。両親を早くに亡くした桜井太郎(オダギリジョー)は、祖母・明子(八千草薫)が営む「さくらや」を守ろうと奮闘するが、経営状態は厳しいまま。店の裏口には太郎の幼なじみの脚本家志望・三枝弘樹(勝地涼)、銭湯を経営する島崎明(嶋田久作)ら常連が入り浸り、駄菓子を食べながら、たわいもない話をする、太郎が子供のころと変わらない光景があった。
そんな中、幼なじみの木村礼子(尾野真千子)が離婚し、息子を連れて地元に戻ってきた。礼子と再会したのを機に、太郎や仲間たちは自身の過去や、夢と向き合っていく。
キャスト
桜井 太郎〈33〉
演 - オダギリジョー
祖母の明子と共に駄菓子屋「さくらや」を切り盛りする。月の利益が3万円しかないため深夜のアルバイトをするが、たまに誘惑に負けて風俗に行ってしまう。気の優しいおばあちゃん子。
木村 礼子〈33〉
演 - 尾野真千子
太郎の幼なじみ。離婚を機に、5歳の息子・春馬と共に地元に戻ってきたシングルマザー。実家には戻らずにアルバイトを掛け持ちして、アパートで暮らしている。
三枝 弘樹〈33〉
演 - 勝地涼
太郎の同級生。脚本家を目指しながら、高校卒業以来アルバイトで食いつないでいる。脚本のアイデアが降りてこないため、日中は「さくらや」でたむろしている。
金田 剛〈32〉
演 - 前野朋哉
太郎と三枝の後輩。かつてはいじめられっ子で、大学卒業後は職を転々とするがいずれも挫折。精神を病んで地元に戻り、かつての憩いの場「さくらや」に再び通いだす。
島崎 明〈54〉
演 - 嶋田久作
銭湯「亀の湯」の経営者。離婚し、妻子は札幌にいる。最近は客が減り、特にやることもないので「さくらや」でたむろしている。生前・太郎の祖父・吉太郎と親しくしていた。
桜井 明子〈83〉
演 - 八千草薫
太郎の祖母。「さくらや」の店主。ほとんどの客の顔を記憶している。亡き夫・吉太郎との思い出が詰まった店を守りたいと思いつつ、孫の太郎のためにならないと店を閉めることを考えている。
木村 春馬〈5〉
演 - 大山蓮斗
ゲスト
第2話
武田武蔵〈33〉
演 - 藤原竜也
太郎たちの同級生。年収1億円を超えるIT会社社長。
第3話
清美〈33〉
演 - 黒川芽以
太郎たちの同級生。小学生のとき、よく木工用ボンドを食べていた。イジメにあい、太郎と三枝から最もからかわれていた。
第5話
山本麻理恵
演 - 成海璃子
礼子の勤め先の同僚。太郎と過去に何らかの関係を持つ。
第7話
木村芳江
演 ‐ 梅沢昌代
礼子の母。
スタッフ
原作協力 - 山田タロウ『うちのネコが訴えられました!? - 実録ネコ裁判 -』角川書店 (2006年5月)
演出 - 石井裕也、池田克彦
脚本 - 石井裕也、登米裕一
音楽 - 渡邊崇
プロデュース - 佐野亜裕美、河添太
製作著作 - TBS
制作協力 - 角川大映スタジオ
主題歌 - RCサクセション「空がまた暗くなる」
各話あらすじ(2015.10.21 - 12.23)全10話 平均視聴率 2.21%
第1話 2015年10月21日「濃いと恐怖」ラテ欄「心を溶かす下町人情ドラマ」 視聴率 2.8%
東京・下町の駄菓子店を舞台に繰り広げられる温かな物語。太郎(オダギリジョー)は、離婚を機に息子を連れて地元に帰ってきた幼なじみの礼子(尾野真千子)と再会する。
第2話 2015年10月28日「意味」ラテ欄「心をとかすヒューマンドラマ」 ※「11月開幕!世界野球プレミア12[23:53 〜 23:55](2分)」放送のため、開始時間繰り下げ(23:55 〜 0:25) 視聴率 2.2%
三枝(勝地涼)は同級生の武蔵と再会したと報告。太郎(オダギリジョー)は、IT社長の武蔵がさくらやを訪ねてきたら、自分たちをばかにするのではないかと心配する。
第3話 2015年11月4日「後悔」ラテ欄「あの日のあの子に謝りたい!」日 ※「決戦間近!世界野球プレミア12[23:53 〜 23:55](2分)」放送のため、開始時間繰り下げ(23:55 〜 0:25) 視聴率 2.5%
太郎(オダギリジョー)は同級生に清美という女子がいたことを思い出す。一方、礼子(尾野真千子)は息子が保育園のお泊り会のため、太郎と明子(八千草薫)と夕飯を共にすることに。
第4話 2015年11月11日「それぞれの痛み、直面する現実」※「NEWS23「激闘!世界野球プレミア12」[23:53 〜 0:23]」が放送のため、開始時間30分繰り下げ(0:23 〜 0:53) 視聴率 2.1%
太郎(オダギリジョー)らは、これから自分たちがどうするべきかの議論を行う。そこで太郎にばかにされたと感じた剛(前野朋哉)は、明子(八千草薫)に話を聞いてもらい、励まされる。
第5話 2015年11月18日「愛って何?」※「NEWS23「激闘!世界野球プレミア12」[23:53 〜 0:23]」が放送のため、開始時間30分繰り下げ(0:23 〜 0:53) 視聴率 1.8%
太郎(オダギリジョー)は礼子(尾野真千子)の勤務先を訪ね、過去に関係のあった麻理恵(成海璃子)と偶然遭遇する。2人が話す姿を目撃した礼子は、2人の関係が気になってしまう。
第6話 2015年11月25日「夢」 視聴率 1.6%
三枝(勝地涼)は太郎(オダギリジョー)と自身の少年時代の実話を基に、脚本を久しぶりに書き、明子(八千草薫)に読んでもらう。一方、太郎は男の夢について島崎(嶋田久作)、剛(前野朋哉)と語り合う。
第7話 2015年12月2日「夢の続き、そして来る永遠の別れ」 視聴率 1.5%
太郎(オダギリジョー)と三枝(勝地涼)はあることがきっかけで、歌の練習をする。一方、島崎(嶋田久作)は再就職をして別れた妻と再会したいと思い、剛(前野朋哉)と共にハローワークへ。
第8話 2015年12月9日「覚悟の価値、俺達のラストダンス」 視聴率 1.8%
明子(八千草薫)は太郎(オダギリジョー)の名前が急に思い出せなくなり動揺する。ショックを受けた太郎は突然、礼子(尾野真千子)に結婚しようと言う。そんな太郎を礼子は心配する。
第9話 2015年12月16日「ネコ裁判〜家の猫が訴えられた!?」 視聴率 2.3%
事実を誤認され、亡くなっている太郎(オダギリジョー)の祖父が訴えられる。太郎は三枝(勝地涼)と弁護士に相談する。また、太郎はスペイン料理店で修業を始める。
最終話 2015年12月23日「素敵な時間はいずれ終る」 視聴率 3.5%
太郎(オダギリジョー)は礼子(尾野真千子)らと暮らすため、新しい家を探しに不動産会社を訪ねる。しかし明子(八千草薫)は、養護老人ホームに入るから一緒には暮らせないと言う。
番組公式サイト
(おかしの家 - Wikipedia)
タグ:おかしの家