最終話「真っ白な遺言と10年の空白!!」
「警視庁捜査一課12係」の刑事・天樹悠(東山紀之)はある日、道に迷っている老人・吉岡清(小野武彦)と遭遇。清は都内の所轄から、息子・泰夫(林泰文)が死んだとの連絡を受け、熊本から上京したという。天樹は親切心から、清を所轄まで送っていくことに。なんでも清は10年前、勤務先の店長を殴って警察に捕まった泰夫への怒りが収まらず、それ以降はずっと絶縁状態だったという。泰夫が捕まった時、清は妻と娘も災害で亡くしたばかりだった。10年前に大切な家族を一度に失ってしまった清…。天樹には、この老人を見過ごすわけにはいかない理由があった。
「彼とあなたの空白の10年を埋めさせてもらいたいんです」
天樹は、泰夫のことを調べさせてほしい、と清に申し出た。泰夫はビニールシートで作られた空間で練炭を焚いて死んでいた。死亡推定時間には雨がかなり降っていた。ところが、泰夫の靴はまるで汚れていなかったのである。これは自殺ではなく、殺人事件なのではないか――。そう直感した天樹は真相を突き止めるため、単独捜査を開始する。
一方、天樹の勝手な行動に、沙村康介(嶋政宏)ら12係の面々は呆れ顔。だが、係長の片桐正敏(吉田鋼太郎)から“知られざる天樹の過去”について聞かされた沙村らは、捜査協力に立ち上がる! 12係のメンバーが天樹のためにひとつになり、全力で捜査を進めていく。その結果、清がずっと目を背けていた泰夫の意外な顔が浮かび上がる…。
第1話 2015年7月15日「最後の時効…刑事ドラマの新しい挑戦が今始まる!!」
第2話 2015年7月22日「氷の殺人」
第3話 2015年7月29日「逃亡親友」
第4話 2015年8月5日「忘れた男」
第5話 2015年8月12日「母と息子」
第6話 2015年8月19日「真夏の復讐殺人!?残1時間の命」
第7話 2015年8月26日「自首した男 容疑者0の殺人!!」
第8話 2015年9月2日「釈放直前!!8990円で脱走した女」
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