西行寺(堤真一)は、呉服店からスタートし、百貨店、スーパー、ホテルと事業を拡大してきた烏丸屋ホールディングスが乗っ取りの危機にあることを知る。事の起こりは、1年前、社長の岡崎竜太郎(小野武彦)を、息子である大樹(中村峻介)が解任し、自ら新社長に就任したお家騒動だった。その後、買収した日陽ホテルがわずか3ヵ月で経営破たんしたこともあって烏丸屋の株価は下がり続けていた。サンライズ物産は竜太郎と並ぶ筆頭株主でもあった。
大樹を訪ねた西行寺とかおり(戸田恵梨香)は、監査役の花村(大谷亮介)という男が日陽ホテルの負債を意図的に見逃した上、突然姿を消したことを知る。日陽ホテルの買収自体が烏丸屋乗っ取りを狙った罠だと判断した西行寺は、竜太郎に会いに行く。そもそも日陽ホテルの買収は、竜太郎が持ち込んだ話だった。しかし竜太郎は、その経緯を明かそうとはしなかった。
そんな折、投資会社代表の片山(手塚とおる)が、烏丸屋株の10%を購入したと報道される。市場では、2週間後の株主総会へ向けた、経営権を巡る動きとの見方が広がっていた。大樹の前に現れた片山は、竜太郎を経営トップに復帰させることを提案、それが拒まれた場合は敵対的買収も辞さないと宣言する。
西行寺の指示で花村と片山の関係を追っていた結城(森田剛)は、両者が繋がっており、片山の背後にはある外資系ファンドがついていることをつかむが…。
第1話 2015年7月8日「危機こそチャンス…現れた謎の救世主!」
第2話 2015年7月15日「食品に異物が混入…倒産の危機を救え!」
第3話 2015年7月22日「アイドルと次期首相2つのスキャンダル…隠された真実を守れ」
第4話 2015年8月5日「美しき港町を救え!海洋汚染に潜む嘘!?」
第5話 2015年8月12日「誘拐事件を解決せよ命かけた究極の選択」
第6話 2015年8月19日「盗まれた会社の秘密容疑者は11人の同僚!?産業スパイは誰だ?」
第8話 2015年9月2日「カリスマ女社長の嘘赤字隠しの罪を暴け」
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