杉崎桃子(蓮佛美沙子)は、訪問型の病児保育を提供する“リトルスノー”の新米病児保育士。熱を出すなど病気のため保育園で預かってもらえない子供の家に行き、世話をするのが仕事だ。
ぎこちない笑顔が原因で保護者とコミュニケーションがとれず1年で保育園をクビになった苦い経験のある桃子は、この日、上司の朝比奈元春(成宮寛貴)の指示を受け、病児保育士として初めて一人で子供の世話をすることに。
桃子が訪れた家はシングルマザーの森聡美(中越典子)の家。綺麗なスーツに身を包んだ聡美がドアを開けると、そこは床一面に物が散乱したゴミ屋敷だった…。聡美とは対照的にヨレヨレの服を着た息子の海翔(林田悠作)が姿を現す。病気の息子を粗野に扱う聡美につい口を出したくなる桃子の頭を、社長の柳主税(藤木直人)から厳しく叩き込まれた“リトルスノー”の病児保育三原則がよぎる。
「子供を注意するな、叱るな、自分の価値観を押し付けるな」
ぐっと言葉を飲み込む桃子だったが、その後も仕事に追われるあまり息子に気が回らない聡美の様子が気になってしまう。しかし忙しい聡美のためにと、気合を入れて部屋の掃除した桃子を待っていたのは、なんとクレームだった。
「きみがしたのは余計なことだ」と帰るなり柳に喝を入れられ、先輩病児保育士の関めぐみ(水野美紀)からも「病児保育士が家に来たらお母さんが出かけてしまう、私たちは子供にとって悪魔みたいな存在」と諭されてしまう。
翌日、桃子が仕事で向った先は篠原健介(速水もこみち)の家。1週間前に妻が家を出て行ったという篠原家では、無愛想な父親の後ろから姿を現した息子の健太(横山歩)が「ママがいい」と泣き、結局一度も笑ってもらえない。
その頃、桃子の実家では6年前に家を飛び出し絶縁状態の桃子を呼び戻そうと母・富美子(浅野温子)と兄・優樹(水上剣星)が画策していた。
桃子と家族、母の間に一体何があったのか?家族の確執が徐々に明らかに……。
そして再び訪問することになった聡美の家で、病児保育士桃子を最大のピンチが襲う!
第2話 2015年7月16日「子供の仮病を許せますか?親が子を見限る時」
37.5℃の涙 TOPへ
各話視聴率へ
2015年夏ドラマ(7-9月)TOPへ
2015年夏ドラマ視聴率一覧へ
タグ:37.5℃の涙