キャッチコピーは、「守りたい」その思いだけで、誰もがヒーローになれる。
概要
ドラマ史上初めて総務省消防庁および東京消防庁の全面協力を得て実現した“消防団”を舞台にしたヒューマンドラマ。消防団とは、消防職員とは異なり、普段生業を持ちながら地域のために消防・防災を行う人たちで構成される消防機関。キャスト陣は、実際に都内の消防学校で訓練や実技を経験した上で、撮影に臨んでいる。
都市開発プロジェクトの情報収集のために、素性を隠して消防団に入団した不動産会社のエリートビジネスマン・池上タツヤを演じるのはEXILEのAKIRA。タツヤが、価値観の違う消防団員たちとぶつかりながら成長する姿を描く。そのほか、幼稚園教諭として働く女性団員役の栗山千明をはじめ、佐藤隆太、稲垣吾郎らが脇を固める。
ストーリー
東京の西南部に位置する地方都市・幸多市(さちおおし)消防団第十一分団。人員減に悩むこの団に、不動産会社「クローバー都市開発」のエリートビジネスマン・池上タツヤ(AKIRA)が、素性を隠して入団する。一般市民でありながらも懸命に災害から住民を守ろうとする消防団員たちの姿に、最初は戸惑うタツヤ。数百億円規模の都市開発プロジェクトの候補地として目を付け、街の買収計画のために潜入したつもりだった彼は、価値観の全く異なる彼らと、時にぶつかり、協力していくうちに、「自分の利益が第一」という今までの信念が揺らぐ。一方、会社ではプロジェクトを巡り、他の候補地を推す社員との争いも激しくなっていく。
キャスト
クローバー都市開発
池上 タツヤ(いけがみ タツヤ)
演 - AKIRA(EXILE)
不動産会社「クローバー都市開発」のエリートビジネスマン。自信家で負けず嫌い、目的達成のためには手段を選ばない性格。用地買収のため、地権者の情報を手に入れようと、素性を隠して幸多市の消防団第十一分団に入団するが、その活動を通じて次第に、人を守る喜びを知る。
日比野 仁(ひびの じん)
演 - 稲垣吾郎(SMAP)
「クローバー都市開発」の社長。会社を急成長させたらつ腕の持ち主で、結果を残せない者はためらいもなく切り捨てる冷徹さも併せ持つ。趣味はバラの栽培だが、それ以外の私生活は謎に包まれている。自らがヘッドハンティングしたタツヤが取り組む都市開発プロジェクトに期待を寄せる。
濱田 直紀(はまだ なおき)
演 - 田中圭
「クローバー都市開発」のエリート社員。タツヤの同僚でありライバル。冷徹な性格で、都市開発プロジェクトでのタツヤの計画案を奪い取ろうと画策する。
榊 明弘(さかき あきひろ)
演 - 井出卓也
タツヤの部下。
幸多市消防団第十一分団
安住 咲良(あずみ さくら)
演 - 栗山千明
幸多市消防団第十一分団のリーダー的存在で、主に広報や救急医療を中心に活動。消防団の仕事に誇りを持っている。普段は幼稚園教諭として働く子供好きの優しい女性だが、消防団の活動時には、判断力と決断力に富んだ男勝りの活躍を見せる。
石沢 聡(いしさわ さとし)
演 - 菅原大吉
靴屋を営む中年団員。
神戸 恭子(かんべ きょうこ)
演 - 堀内敬子
主婦団員。
鳴海 雅彦(なるみ まさひこ)
演 - 正名僕蔵
サラリーマン団員。独身。
等々力 秀一(とどろき しゅういち)
演 - 鈴木伸之(劇団EXILE)
自転車修理工の団員。
松山 航平(まつやま こうへい)
演 - 吉沢亮
大学生団員で就職活動中。
東京消防庁 幸多消防署職員
合田 篤志(ごうだ あつし)
演 - 佐藤隆太
幸多消防署所属の消防官で、レスキュー隊に所属。地域を災害から守ろうとする、熱いハートの持ち主。いずれ来るであろう大災害に備えて、特殊災害専門部隊を組織するべきだと考えている。防災意識の低いタツヤと、たびたび衝突する。
白石 徹(しらいし とおる)
演 - 工藤阿須加
消防士で合田の部下。
その他
結城 エリ(ゆうき エリ)
演 - 菜々緒
経営コンサルタント。タツヤとは、お互いに情報交換をしながら切磋琢磨する間柄で、友達以上恋人未満の関係。消防団に入り変わっていくタツヤに対して、次第に不安を抱くようになる。
渡会 いずみ(わたらい いずみ)
演 - 小芝風花
咲良が務める幼稚園の教諭補助。
星乃周一郎(ほしの しゅういちろう)
演 - 国広富之
幸多市長
スタッフ
特別協力 - 総務省消防庁、東京消防庁
プロジェクト原作 - 『ファイアマンの遺言』秦建日子(角川文庫)
企画協力 - KADOKAWA 実写映像推進部
演出 - 小林義則、佐藤源太
脚本 - 丑尾健太郎、大浦光太、坪田文
音楽 - 菅野祐悟
技術プロデューサー - 友部節子
撮影 - 大石宏宜、山崎伸一
音声 - 渡部満裕
編集 - 山本正明
音響効果 - 岩崎晋介
美術プロデューサー - 杉川廣明
美術進行 - 竹田政弘
VFXスーパーバイザー - 石井教雄
スタントコーディネート - 釼持誠
ロケ協力 - 八王子市、八王子フィルムコミッション、八王子市消防団、八王子観光協会 ほか
編成 - 野村亙(カンテレ)、野崎理(フジテレビ)
宣伝 - 安田宜義(カンテレ)
広告 - 宮内覚(カンテレ)
チーフプロデューサー - 笠置高弘(カンテレ)
プロデューサー - 萩原崇、豊福陽子(カンテレ)、岩田祐二、柳川由起子(共同テレビ)
アソシエイトプロデューサー - 重松圭一(カンテレ)
制作 - カンテレ
制作著作 - 共同テレビ
主題歌 - EXILE ATSUSHI + AI「Be Brave」(rhythm zone)
各話あらすじ(2015.7.7 - 2015.9.1)全9話 平均視聴率 3.84%
第1話 2015年7月7日「初回は2時間SPー街を狙う男が街を守るヒーローへ!史上初の消防ドラマが今夜開幕大火災の中絶体絶命」※2時間スペシャル(21:00 〜 22:48)
主人公・池上タツヤ(AKIRA)は、 日比野仁ひびのじん(稲垣吾郎)が社長を務める不動産会社「クローバー都市開発」の社員で、 数百億円規模の都市開発プロジェクトの候補地として幸多市に目をつける。用地買収のため、地権者の情報を手に入れようと、素性を隠して幸多市の消防団第十一分団に入団したタツヤ。 そこで出会ったのは、安住咲良あずみさくら(栗山千明)をはじめとした個性豊かな消防団員たちと、 消防士・合田篤志ごうだあつし(佐藤隆太)。
第2話 2015年7月14日「大パニックに響く魂の叫び」
消防団の活動を利用し、再開発計画の準備を進めてきたタツヤ(AKIRA)を慌てさせる話が飛び込んで来た。都市開発プロジェクトに欠かせない重要な土地を幸多市が買い取ったというのだ。 行政が絡む公共事業の計画がすでに進行しているとすれば、これまでの努力も水の泡に!?真相を探るため、タツヤは幸多市長の星乃周一郎(国広富之)に接触を試みる。
第3話 2015年7月21日「119番に隠された真実!病の孤独な少年を救え!」
タツヤ(AKIRA)はプロジェクトの成否を左右する幸多病院の用地取得に乗り出す。だが、地主でもある院長は多忙で面会もままならない。タツヤは、知り合った患者の少年・カイトからの情報でようやく院長との接触に成功。商談はとんとん拍子に進む。一方、合田(佐藤隆太)ら消防署や消防団は、うその通報で消防車を出動させるいたずら電話に悩まされていた。その後、咲良(栗山千明)らが突き止めた電話の主はカイトだった。
第4話 2015年7月28日「台風直撃夫婦の想い出を守れ!嵐の中、決死の救出」
虫垂炎で入院した咲良(栗山千明)が、タツヤ(AKIRA)を「分団長代理の代理」に指名。そんな中、恭子(堀内敬子)が認知症でうろうろしていたシズを保護し、詰め所に連れてくる。シズはタツヤを見て、亡夫だと思い込む。一方、市内の老人ホームが建て替えを検討中だと知ったタツヤは、ホームの理事長に会いに行く。消防団の面々は、接近してきた大型台風の対策に追われるが、仕事が忙しいタツヤはそれどころではない。
第5話 2015年8月4日「夏祭りの夜に事件勃発!仲間と別れの時!涙の決断」※「EAFF東アジアカップ 女子日本×韓国」(19:00 〜 21:24 )が放送のため、開始時間変更(22:30 〜 23:24)。
タツヤ(AKIRA)と濱田(田中圭)が争っていた大規模開発プロジェクトの最終候補地が、社長の日比野(稲垣吾郎)よりついに発表される。一方、恒例の夏祭りの準備を進める咲良(栗山千明)を、エリ(菜々緒)が訪ねてくる。咲良は、初対面のエリから、消防団の活動がタツヤの仕事の妨げになっていると聞き、ショックを受ける。団の活動に未練があるタツヤだが、両立は難しいとの思いから、夏祭りを最後に退団する決意を固める。
第6話 2015年8月11日「リストラ危機!消防団が分裂!仲間の絆つなぐ真実」
再開発プロジェクトが動き出す中、タツヤ(AKIRA)は反対派の地権者・菅井(斉木しげる)の説得に当たるが、門前払いされ、話も聞いてもらえない。一方、就職活動のため消防団に入団した松山(吉沢亮)だが、就職が決まらず焦る。詰め所で打ち合わせ中、松山が鳴海(正名僕蔵)に暴言を吐き、団内の空気はぎくしゃく。そんな中、消防団と消防署の合同訓練が行われ、松山は他の団員と殴り合いのけんかを始めてしまう。
第7話 2015年8月18日「恐るべき社長の本性!最大の裏切りに消防団が崩壊」
タツヤ(AKIRA)が提出した再開発計画は、社長の日比野(稲垣吾郎)に破り捨てられてしまう。会社の利益を最優先するよう命じられたタツヤは、計画の変更を受け入れる。一方、増加する落書きを見かねて、見回りを始めた咲良(栗山千明)たちは、不審者が侵入した痕跡がある空き家を見つけ、警戒する。そんな中、再開発のための住民説明会が開かれる。説明会に参加した咲良たちは、壇上に現れたタツヤを見てあぜんとする。
第8話 2015年8月25日「最大の敵社長との全面対決!再開発止める秘策とは」
タツヤ(AKIRA)を刺した犯人は反対派だという噂が流れ、町では再開発への機運が高まる。榊(井出卓也)は、タツヤが消防団のメンバーに誤解されているのを見かね、団の詰め所を訪ねる。咲良(栗山千明)らはタツヤが意識を失う寸前まで火事を心配していたと聞き、あらためてタツヤを仲間として迎え入れる。日比野(稲垣吾郎)に反旗を翻したタツヤは、準備組合の総会で会社の再開発プランをひっくり返すために準備を進める。
最終話 2015年9月1日「大火災の中、決死の救出!最後の無線と涙の敬礼」
隣接する建物で火事が発生し、総会の会場は大混乱に陥るが、タツヤ(AKIRA)と咲良(栗山千明)は冷静に参加者を避難誘導。しかし、日比野(稲垣吾郎)は指示を無視して別の出口から避難する。消防隊が到着し消防団も協力しての消火活動が始まる中、タツヤは逃げ遅れた作業員を捜すため火元の建物に突入。煙が充満する現場で要救助者を見つけるが、運び出すことができず立ち往生する。そこへ合田(佐藤隆太)が駆け付けて…。
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(HEAT (テレビドラマ) - Wikipedia)
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