概要
TBSの連続ドラマ初主演となる西内まりやが、一流ホテル「ホテル・フォルモント」の新米コンシェルジュとして奮闘する、1話完結のハートウォーミングドラマ。「絶対にノーとは言わない」をモットーにした天野塔子(西内)が、ホテル内で巻き起こるさまざまなトラブルを、同僚たちと解決していく。
脚本は、「花咲舞が黙ってない」「ごくせん」シリーズ(ともに日本テレビ系)を手掛けた松田裕子、演出は「チーム・バチスタ」シリーズ(フジテレビ系)で知られる今井和久が務める。
ストーリー
外資系ホテル「ホテル・フォルモント」の飲料部に3年間勤務した天野塔子(西内まりや)は、念願がかないコンシェルジュへの異動を果たす。コンシェルジュとは、いわゆる“よろず承り係”で、宿泊客のあらゆる要望に応える仕事だ。運動神経がよく体育会系で、頭で考えるよりも先に体が動くタイプの塔子は、「お客さまには絶対にノーとは言わない」をモットーに、ホテルで巻き起こるトラブルを解決しようと奔走する。
気持ちとは裏腹に内心ではしばしばパニックに陥ってしまうこともある塔子だが、周囲の人々に支えられながら、“お客さまの笑顔”のために全力を注ぎ、一人前へと成長していく。
キャスト
コンシェルジュ
天野 塔子(あまの とうこ)〈23〉
演 - 西内まりや
新米コンシェルジュ。料飲部に配属され3年間のレストラン勤務を経て、念願のコンシェルジュに抜擢される。やや短慮な性格から仕事で失敗することが多く、本城や片桐からは辛辣な評価を下されていた。しかし、コンシェルジュとして、顧客の悩みと心に真摯に向き合う一途な姿勢を崩さない一生懸命さから、徐々に信頼を勝ち取っていく。
本城 和馬(ほんじょう かずま)〈27〉
演 - 三浦翔平
1年前よりコンシェルジュを務める男性従業員。来客に対しては丁寧に接するが、プロ意識が高く、公私混同を何よりも嫌う生真面目な性格をしており、当初は塔子に対して厳しい態度を取っていた。しかし、その反面、顧客によるストーキングに遭っても、一人で抱え込んでしまう悪癖があり、そのことを鷲尾に諭されてからは考えを改め、塔子に対する態度も軟化させている。
珠久里 太一〈49〉
演 - 尾美としのり
ヘッドコンシェルジュを務める男性従業員。元は高級旅館の伝説的な番頭で、鷲尾にヘッドハンティングされた経歴を持つ。温和で泰然自若とした物腰をしており、部下や後輩にも基本的に敬語で接する。客の要望に応えることを何よりも重視しており、塔子のコンシェルジュとしての努力を早くから認めている。
客室係
高垣 亜里砂〈26〉
演 - 夏菜
玉山 和代〈28〉
演 - 鈴木アメリ
ベルボーイ
牧原 豪太〈23〉
演 - 小関裕太
温泉の名所で運営している旅館を実家に持つ男性従業員。旅館の運営を受け継ぐための勉強の一環として、ホテルに就職した。実家に加えて大人しめな性格も相まっても、周りの従業員からやや可愛がられる場面が多い。
二階堂 塁〈23〉
演 - 上杉柊平
大倉 伸也〈29〉
演 - 湯浅景介
フロントクラーク
紺野 浩太郎〈25〉
演 - 山田裕貴
南 綾乃〈23〉
演 - 市山京香
岩橋 昌弘〈41〉
演 - 田中清貴
フロントチーフ。
ドアマン
小松 怜治〈29〉
演 - 板倉武志
泉 勝彦〈20〉
演 - 香山佳祐
レストラン
富永 哲司〈39〉
演 - 敦士
宴会部門の洋食担当シェフ。短気でやや口は悪いが、本質的には情に厚い人物。転属前に同じ職場だった塔子を陰ならが見守っている。
守山 麻里〈20〉
演 - 森山アスカ
新人で料飲部に配属された。
フローリスト
丹後 悠大〈29〉
演 - 武田航平
池上 陸〈21〉
演 - 犬飼貴丈
リネン室
沢渡 美咲〈45〉
演 - 池津祥子
ホテルの従業員や役員に関する噂話が好きな女性従業員。
宇田川 奈央〈28〉
演 - 簑島宏美
従業員食堂
安藤 幹也〈37〉
演 - 辻本耕志
料理長。
施設係
西崎 隼人〈27〉
演 - 浅利陽介
聴覚障害者の男性従業員で、基本的に手話や筆談で会話をしている。時に毒舌を吐くこともあるが、明朗活発で洞察力に優れており、手先が器用。
ブライダル
松川 唯
演 - 吉谷彩子(第5話、第7話)
幹部
鷲尾 陵介(わしお りょうすけ)〈50〉
演 - 高橋克典
総支配人を務める男性従業員。塔子をコンシェルジュに抜擢した本人。分け隔てをしない丁重な物腰でスタッフ全員を気にかける温和な性格から、従業員からは強く信頼されている。片桐とはかつて職場が同じであり、時折仕事対する姿勢の違いから対立することもある。
片桐 美穂子〈48〉
演 - 若村麻由美
経営戦略室ゼネラルマネージャーを務める女性従業員。イギリスの名門ホテルより引き抜かれる。「一流ホテルとしてのおもてなし」へのこだわりから、仕事に対して非常に厳しい姿勢をしており、失敗の多い塔子に対しては辛辣な評価を下している。元同僚の鷲尾とは、仕事の方針を巡って対立することがある。
成沢 瑛一〈65〉
演 - 伊武雅刀
日本法人社長。
ゲスト
複数回登場の場合は括弧()内に表記。
第1話
海宝 沙知(かいほう さち)
演 - 鈴木保奈美
カリスマファッションデザイナー。ホテルのVIP客。夫からの日常的なモラハラに悩む。
海宝 悟
演 - 矢柴俊博
沙知の夫。沙知を影からプロデュースしているが、その裏では人格を否定する言葉で沙知を精神的に支配する。
海宝 翼
演 - 寺田心
沙知と悟の息子。
渡辺 祐二
演 - 尾上寛之
花卉市場勤務。ホテルフォルモントにも花を納める。恋人・まどかの誕生日にプロポーズするために初めて宿泊する。
田中 まどか
演 - 浅見れいな
祐二の恋人。
三上 圭一
演 - スギちゃん
商社勤務。上海出張への出発間際に重要な契約書を紛失する。
第2話
菅野 友美
演 - 市毛良枝
長期滞在客。
井坂 正巳
演 - 中村靖日
出張での利用客だが、その正体は巷のホテルを騒がせていたスキッパー。
鈴木 亮治
演 - 六角慎司
鈴木の母
演 - 大島蓉子
第3話
森村 繭
演 - 田牧そら
ためたおこづかいで祖母と宿泊できないか相談した子供。
森村 澄江
演 - 草村礼子
繭の祖母。
松山 惣太郎
演 - 大東駿介
歌舞伎役者。奔放でわがままな一面があるが、歌舞伎として強い自負を持っており、ファンを大事にする心優しい性格の持ち主。
松山のマネージャーの鳥越
演 - 小林大介(花組芝居)
松山 惣十郎(遺影)
演 - 水下きよし
森村 百合
演 - 八木のぞみ
第4話
徳永みゆき
演 - 映美くらら
本城に一方的な行為を抱き、ストーキング行為を働いていた女性客。本城目当てで度々泊まりに来ている。
沢村遙人
演 - 石井正則
後藤愛理
演 - 佐津川愛美
第5話
古市良輔
演 - 徳重聡
西崎のおじ。定食屋経営。
北林菜月
演 - 遠藤璃菜
古市の娘。離婚した母の再婚相手と暮らす。
朝比奈公彦
演 - 松下洸平
老舗菓子店の跡取り息子。栞と挙式予定の新郎。
宮間 栞
演 - 黒川智花
公彦と結婚するはずの新婦。
朝比奈律子
演 - 鷲尾真知子
公彦の母。家名に対する強いこだわりを見せる厳格な性格。
第6話
天堂季世子
演 - 三浦理恵子
客室係、高垣の前職での先輩。
藤井典枝
演 - 山野海
今泉鈴香
演 - 黒田福美
中原暁美
演 - 舟木幸
第7話
牧原葉子
演 - 前田美波里
老舗旅館のおかみ。ベルボーイ牧原の母。
原口俊介
演 - 須田邦裕
クリスマスに挙式を控える。
小野寺美香
演 - 藤澤恵麻
俊介の婚約者。
小野寺幸一
演 - 小林隆
美香の父。癌を再発している。
倉田直樹
演 - 八神蓮
以前にフォルモントで挙式。
倉田歩美
演 - 横田美紀
直樹の妻。里帰り出産直前。
第8話
真島藍子
演 - 朝加真由美
真島咲希の母親。
真島咲希
演 - 小島藤子
東京国際ホテル専門学校からの宿泊研修生。
保科誠也
演 - 間宮祥太朗
東京国際ホテル専門学校からの宿泊研修生。
倉持七瀬
演 - 松川星
東京国際ホテル専門学校からの宿泊研修生。
原田英梨香
演 - 志村玲那
東京国際ホテル専門学校からの宿泊研修生。
藤岡郁美
演 - 赤間麻里子
藤岡凛の母親。
藤岡凛
演 - 内田愛
フィギュアスケート大会出場のため宿泊。
第9話
椿映里子
演 - 泉ピン子(特別出演)(最終話)
業界最大手のビューティーサロン「エリコツバキビューティー」のカリスマ経営者。
椿美麗
演 - 内山理名(最終話)
映里子の娘。「エリコツバキビューティー」の広報担当。
高岡悦司
演 - 乃木涼介(最終話)
メグ(小早川愛)
演 - 大野いと(最終話)
「ミスエリコツバキ」ファイナリスト。ショーモデル。
川島さゆり
演 - 西川カナコ
「ミスエリコツバキ」ファイナリスト。一般公募からの選出者。
西野杏奈
演 - 柳ゆり菜(最終話)
「ミスエリコツバキ」ファイナリスト。CMやドラマで活躍。
水沢真凛
演 - 江田友莉亜
「ミスエリコツバキ」ファイナリスト。
有森由真
演 - 阿部菜渚美(最終話)
「ミスエリコツバキ」ファイナリスト。
三上奈美
演 - 中神円(最終話)
「ミスエリコツバキ」ファイナリスト。
小早川光子
演 - 洞口依子(最終話)
メグ(小早川愛)の義理の母。
スタッフ
脚本 - 松田裕子、中川千英子、李正姫
監督 - 今井和久(MMJ)、植田尚(MMJ)
音楽 - 末廣健一郎、笹野芽実、MAYUKO
ノベライズ - モラル(小学館文庫)
特別協力 - ホテル日航東京
所作指導 - 東京YMCA国際ホテル専門学校
手話指導 - 手話あいらんど
技術協力 - フォーチュン
美術協力 - アックス
照明協力 - Kカンパニー
CG - イレブングラフィックス
編集・MA - ブル
プロデューサー - 木村元子(MMJ)、本郷達也(MMJ)
製作 - MMJ・TBS
テーマソング - Honey L Days「デスペラード」(avex trax)
エンディングテーマ - ERIHIRO「Stars」(SONIC GROOVE)
各話あらすじ(2015年7月7日 - 9月22日)全10話 平均視聴率 7.91%
第1話 2015年7月7日「超一流ホテルで、今夜キセキが!モラハラセレブ妻を笑顔に」
一流ホテル「ホテル・フォルモント」で働く塔子(西内まりや)は、総支配人・鷲尾(高橋克典)に抜てきされてコンシェルジュに。先輩の本城(三浦翔平)と共に、宿泊客のさまざまな要望に応えるのが仕事だ。塔子の配属初日は、ファッション界のカリスマ・沙知(鈴木保奈美)の誕生パーティーの開催日。沙知は、夫・悟(矢柴俊博)や息子と来訪する。対応に回った塔子だが、沙知の無理な要望を安請け合いしてしまい、本城にとがめられる。
第2話 2015年7月14日「お客様を疑うなんて紛れ込む無賃宿泊客」
タツヤ(AKIRA)は、商店街の空き店舗を幸多市が買い取ったことを知る。市が再開発に乗り出すと、今までの契約が全て無駄になってしまうため、タツヤは市長の意向を確かめたいと思い、動向を探るが、なかなか市長に接触することができない。一方の咲良(栗山千明)ら消防団のメンバーは、恒例の防災教室の準備に忙しい。タツヤは、防災教室に人が集まれば市長が出席する可能性があると知り、がぜん張り切りだす。
第3話 2015年7月21日「VIP客はワガママ歌舞伎役者!一夜限り奇跡の舞」
6歳の繭(田牧そら)が貯金箱を抱えて、「ホテルフォルモント」にやって来る。明日が祖母・澄江(草村礼子)の誕生日なので、泊めてほしいという。鷲尾(高橋克典)の計らいで、2人は特別に宿泊できることに。翌日、歌舞伎俳優・惣太郎(大東駿介)がチェックイン。わがままな惣太郎に、塔子(西内まりや)たちは振り回される。そんな中、繭と澄江がホテルに到着。塔子らは誕生日を祝う準備をしていたが、澄江は必要ないと断る。
第4話 2015年7月28日「ストーカーが宿泊!?寄り添う心が最高のおもてなし」
本城(三浦翔平)の誕生日に、‘本城ファン’の女性たちが次々とホテルにやって来る。本城は笑顔でプレゼントを受け取るが、内心は現状に困惑していた。一方、本城に本気でほれ込んでいる宿泊客・みゆき(映美くらら)は何とか2人きりになろうとするが、本城にさりげなくかわされ、うまくいかない。みゆきは本城のそばにいる塔子(西内まりや)の存在にいら立ち、インターネットの掲示板に「彼氏を塔子に取られた」と書き込む。
第5話 2015年8月4日「挙式50分前…立てこもった花嫁!優しい嘘が流す涙」
大手の老舗和菓子メーカーの跡取り・公彦(松下洸平)の結婚披露宴当日。新婦の栞(黒川智花)が挙式直前になって急に客室に閉じこもってしまう。公彦らが必死に説得を試みるが、栞はその理由を明かそうとしない。業を煮やした公彦の母で女将の律子(鷲尾真知子)は、結婚式と披露宴のキャンセルを宣言する。一方、塔子(西内まりや)は施設係・西崎(浅利陽介)の親類・古市(徳重聡)にまつわるトラブルに巻き込まれていた。
第6話 2015年8月11日「消えたサファイアの指輪…疑われた客室係を救え!」
以前、「ホテルフォルモント」で結婚式を挙げた季世子(三浦理恵子)がやって来る。そこで季世子は旧知の亜里砂(夏菜)と久しぶりに再会。塔子(西内まりや)らは2人の会話から、今は客室係の亜里砂が、以前勤めていたホテルではフロント担当だったと知り、驚く。そんな中、宿泊客・鈴香(黒田福美)の指輪が紛失し、部屋を清掃した亜里砂に疑いが掛かる。亜里砂は否定するが、応対に立腹した鈴香が警察を呼べと言い出す。
第7話 2015年8月18日「涙の結婚式!病の父に贈る奇跡のバージンロード!!」
ベルボーイ・牧原(小関裕太)の母・葉子(前田美波里)が「ホテルフォルモント」に。葉子は‘おもてなしのプロ中のプロ’と評判の老舗旅館の女将。牧原は母の手前、緊張した面持ちで仕事に就く。一方、葉子はある秘密を抱えていた。同じころ、塔子(西内まりや)は婚礼の打ち合わせに参加。その席で、新婦の美香(藤澤恵麻)が突然泣き出す。父親・幸一(小林隆)の病気が再発し、12月の式には参加できないかもしれないという。
※2015年8月25日は「世界陸上北京」(17:45 〜 22:30)が放送のため、休止。
第8話 2015年9月1日「生意気な研修生に愛の壁ドン!諦めた夢を取り戻せ」
ホテル専門学校の生徒たちが参加する2泊3日の研修が「ホテルフォルモント」で開催される。咲希(小島藤子)は生真面目な性格で、他の生徒たちから煙たがられている。また、彼女を心配してホテルに来た母・藍子(朝加真由美)とも折り合いが悪い。一方、同じく生徒の保科(間宮祥太朗)は尊大な性格で、塔子(西内まりや)ら従業員は対応に頭を悩ませる。そんな折、接客をしていた咲希が、緊張から過呼吸の症状に陥る。
※2015年9月8日は「W杯アジア2次予選 日本vsアフガニスタン」(21:00 〜 23:24)が放送のため、休止。
第9話 2015年9月15日「美容界のドン登場!ホテル最大の危機!?」
フォルモントは創立30周年を迎える大手エステ企業とタッグを組んだ総合ビューティープログラムを提供することになった。その内容は宿泊プランから食事・スパ・客室イメージなど多岐にわたり、ホテルにとっても失敗は許されない一大プロジェクトだ。その記者会見が行われる当日、総支配人の鷲尾(高橋克典)だけでなく社長の成沢(伊武雅刀)もエステ会社の椿映里子(泉ピン子)社長をロビーでお出迎えする。
最終話 2015年9月22日「涙のラストサプライズ!母娘に奇跡を」
大手エステ会社「エリコツバキビューティー」のイベントを翌日に控え、塔子(西内まりや)の言動がきっかけで映里子社長(泉ピン子)はイベント中止を宣言。さらに30周年のキャンペーンも全て白紙に戻すという。フォルモントにとっては絶体絶命のピンチ。塔子は謝罪するが、GM・美穂子(若村麻由美)からは謝って済むレベルではないと叱責される。一方、総支配人・鷲尾(高橋克典)は冷静に塔子を諭す。 その後、社長の成沢(伊武雅刀)を加えて緊急会議が行われた。映里子と旧知の成沢は彼女の言動を訝しがる
各話視聴率
番組公式サイト
(ホテルコンシェルジュ - Wikipedia)
タグ:ホテルコンシェルジュ