第1話「空飛ぶ花嫁 -危険ドラッグ殺人事件-」
ウエディングドレスの女がマンションの屋上から転落死した。すぐにモデルの理沙と判明し、危険ドラッグの過剰摂取による事故、または自殺の可能性が大きいとされたが、倫太郎(渡瀬恒彦)は遺体に残されたアザが気にかかる。
理沙の母親が上京し、遺体にすがって泣き崩れた。必ず真実を突き止めると約束した直樹(井ノ原快彦)に、母親は1通の手紙を託す。理沙が母親に送ったその手紙には「ある政治家さんの下で働いている」という言葉が。「ある政治家」とは誰なのか…。
志保(羽田美智子)と村瀬(津田寛治)の調べで浮上した国会議員・横山(佐々木勝彦)は、理沙と関係があったことは認めたものの、アリバイを主張した。
青柳(吹越満)と矢沢(田口浩正)は、理沙が2年前に危険ドラッグ絡みの事件で身柄を拘束されたことがあると突き止めた。だが、直樹がデータベースで検索しても、なぜかその事件にアクセスできない。
そんな折、危険ドラッグ撲滅を掲げる与党政調会長・中西(小林稔侍)が何者かに狙撃される事件が勃発。その中西を庇った倫太郎が銃弾を受けた!? 警察署長から次期総理大臣候補にまで登り詰めた中西は、倫太郎の元上司だったのだ。倫太郎は、理沙が中西のもとで働いていたのではないかと考えたのだが、中西の秘書・豊原(駿河太郎)は、理沙は中西が危険ドラッグから更正させた女性だとだけ答えた。
狙撃に使われた銃が30年前に使用されたものだと判明した。なぜ、そんな大昔の拳銃が使われたのか? 騒然とする9係に、警視庁生活安全部長・麗子(清水美沙)は「9係を狙撃事件の捜査から外す」と告げる。中西を利用して自らの出世をねらう警視総監・神田川(里見浩太朗)の命令だった。麗子はまた、理沙の事件に関しても「事故・自殺であり捜査の必要なし」と一喝する。
係長が撃たれたのに捜査ができない!? 憤慨する直樹たちは、処分覚悟で勝手に捜査を始める!
理沙の死と中西の狙撃に関係はあるのか? 拳銃に隠された30年前の事件…!? 上層部の思惑も絡み、幾重にも重なった事件は意外な展開を見せる!
第2話 2015年4月29日「殺しのレシピ」
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