キャッチコピーは「誰もがうらやむ"理想の夫"になるはずだった……」
概要
子供ができるまでは、夫婦円満だった家族。しかし、出産をきっかけに家族の関係に亀裂が入り、終いには離婚にまで発展する「産後危機」と呼ばれる状態が問題となっている。このドラマは、その産後危機によって、父親らしい進歩がなく、家族からも疎遠になってしまう主人が、「理想の夫」を取り戻すまでの姿を、コメディータッチで描くホームドラマである。
ストーリー
大手住宅会社に勤める将来有望な設計士・榛野陽一(玉木宏)は温和で博識、イケメンの理想の夫。その妻・知里(倉科カナ)は、そんな陽一を尊敬し尽くす“理想の大和撫子妻”だったが、出産を機に一変。育児に参加する兆しがなく、今までどおり趣味にお金を使う陽一の評価は、知里の中では地に堕ちていたのだ。
今まで許せていた夫の言動が気になり、ヒステリックになってしまった知里に困惑する陽一。妻の変化の原因を理解できない陽一は、上司の細井茂(岸谷五朗)に相談するのだが、茂もまた家庭内ではすでに妻子に見限られた“残念すぎる夫”だった。
キャスト
榛野家
榛野 陽一(はるの よういち)〈34〉
演 - 玉木宏
知里の夫。LUCHTA HOME開発部設計課課長代理。部下や他人が困っているときには躊躇なく助けるが、家庭内では家事は妻任せで育児には非協力的な態度を見せる。しかし最近的外れや空回りが多いが家のことにも協力する兆しを見せる。バスケが好きで家にバスケ関連のグッズが沢山ある。優柔不断で頼みを断れない性格。女手一つで育てられたため、妻には家にいてほしいと感じている。
榛野 知里(はるの ちさと)〈28〉
演 - 倉科カナ
陽一の妻。娘が産まれてからは夫との甘い結婚生活がなくなり、育児や家庭のことで以前よりも喧嘩が増える。元気のいい性格で面倒見がよく、ママ友も多い。何故かママ友の夫が全員夫と仕事でかかわりのある人。元建設会社のデザイナー。新潟県小千谷市に実家がある。
榛野 華(はるの はな)〈0〉
演 - 小林美友、小林莉緒
陽一と知里の娘。
榛野 明美〈58〉
演 - 浅田美代子
陽一の母。女手一つで三人の子供を育てた。陽一夫婦と華のことを気にかけ、家を訪問したり助言をする。料理が得意でよく作って持ってくる。
牧田 仁輔〈66〉
演 - 石倉三郎
知里の父。越後訛り丸だしで話す。しばしば上京し手土産を携えて陽一夫婦の家に来る。
細井家
細井 茂〈50〉
演 - 岸谷五朗
美和子の夫。LUCHTA HOME営業部部長。妻や娘には空気のような存在に扱われ、家庭内の立場を完全に無くしている。会社ではよく陽一と行動を共にし、仕事や家庭での悩みを共有する。
細井 美和子〈46〉
演 - 大塚寧々
茂の妻。雑貨ショップ店員。娘には大学に進学し、安定した道を進んでほしいと感じている為、ピアニストになりたいという夢に難色を示している。
細井 美香〈17〉
演 - 生田絵梨花(乃木坂46)
茂と美和子の娘。プロのピアニストになる事を夢見ているが、大学進学を望む美和子を気にして言えずにいる。ピアノバーや老人ホームでピアノを演奏するバイト、ボランティアをしていた。意志が強く、意見をはっきり言う性格。
須藤家
須藤 俊也〈34〉
演 - 黒木啓司(EXILE)
由衣の夫。LUCHTA HOME顧客。外では優しい夫を演じるが、家では妻に暴力を繰り返していた。厳しい家庭に育ち、幼い頃から週に7つの習い事をさせられていた。息子にも同じように教育しようとしている。
須藤 由衣〈30〉
演 - 高橋メアリージュン
俊也の妻。陽一の大学時代の元彼女。俊也とは反対に、のびのびと育てたいと思っているがなかなか言えない。
須藤 優斗〈6〉
演 - 高村佳偉人
俊也と由衣の息子。母親思いの性格。
LUCHTA HOME
浜中 遼〈26〉
演 - 林遣都
陽一の後輩で愛妻家の陽一に憧れている。かおりに気がある。まっすぐな性格。
大石 かおり〈38〉
演 - 笛木優子
バツイチで陽一の同僚。ことあるごとに陽一を誘惑し、自分の物にすると宣言する。自信家。バスケが好き。
渡辺 聡〈29〉
演 - 末原拓馬
久保 恵子
演 - 陽菜えみる
知里のママ友
森田 真紀
演 - 竹内彩香
森田 沙耶
演 - 柿本藍里
その他
向井 和之
演 - 田中圭
知里の元彼氏。友人の結婚式に出席したときに、久しぶりに知里と再会する。
桐島 楓
演 - 西原亜希
知里の友人。
謎の男
演 - 温水洋一
陽一と茂が通うサウナピアの常連客。第9話で名前が「月島 博」と判明。
坂野 賢一(さかの けんいち)
演 - ダンディ坂野
ありのまま党党首。現在選挙活動中。浮気疑惑をかけられている。
久保田 航〈19〉
演 - 森下大地
権田原 剛
演 - 渡辺哲
建材会社社長。
近藤 江梨子
演 - 堀内敬子
知里が以前に勤務していたインテリアデザイン会社の先輩。ハキハキとしていて仕事に厳しい。
スタッフ
脚本 - 山崎宇子
音楽 - 横山克
演出 - 西坂瑞城、宮木正悟
特殊造形 - 江川悦子
フードコーディネータ - 住川啓子
住宅設計監修 - 田湖博
方言指導 - 佐田明
プロデュース - 小原一隆
ラインプロデュース - 羽鳥秋乃
制作著作 - フジテレビドラマ制作センター
主題歌 - ユニコーン「はいYES!」(Ki/oon Music)
各話あらすじ(2015.1.14 - 2015.3.25)全10話 平均視聴率 7.63%
第1話 2014年1月14日「○○する夫、こんな夫は嫌だ!」※初回15分拡大(22:00 -23:09)。
住宅メーカーに勤務する陽一(玉木宏)は、愛妻家で仕事もできる。しかし、娘の華が泣いても抱っこしようとせず、おむつを替えることもせず、その上、金銭感覚と部屋の使い方はこれまでと同じを貫く陽一に、妻で新米ママの知里(倉科カナ)はいら立ちを募らせていた。そんな中、教育費のための貯金を考える知里が‘小遣い制’の導入を宣言。陽一は上司・茂(岸谷五朗)から、家庭内で身分が‘最下層’になったと指摘される。
第2話 2015年1月21日「夫、初めての××」
陽一(玉木宏)は「育児日記」に挟まれていたある書類を見て、ぼうぜんとする。翌日、上司の茂(岸谷五朗)は、陽一の様子から何があったかを見抜き、知里(倉科カナ)には気分転換が必要だとアドバイス。折しも、知里に結婚式の招待状が届いていた。陽一は出席を促し、代休を取って華の世話をすると提案する。喜ぶ知里は美容院に行き、初めて華と2人だけで過ごすことになった陽一は、無事に‘公園デビュー’を果たすが…。
第3話 2015年1月28日「迷惑なイクメン」
陽一(玉木宏)は少女による家庭内暴力の記事を読み、幼いころの子育ての重要さを実感。また、顧客の俊也(黒木啓司)は陽一に、早期英才教育の必要性を説く。そこで、英語のCDなど知育グッズを買い込んだ陽一は「華を天才少女に育てる」と宣言。さらに、バスケットボール好きの陽一は、かおり(笛木優子)の体験談から、NBAのチアリーダーにすると張り切る。華を伸び伸び育てたい知里(倉科カナ)は、そんな陽一に異を唱えて…。
第4話 2015年2月4日「夫仕事で、妻家出」
知里(倉科カナ)が家族3人で行楽地に行こうと提案。そんな中、陽一(玉木宏)にモデルハウスの設計の仕事が入る。建材メーカーとのコラボで、決定権がある先方の権田原社長(渡辺哲)は癖のある人物らしい。しかも、その締め切りが家族サービスの日と重なるが、陽一は知里に外出の中止を言い出せない。一方、権田原は陽一の作品を立て続けに却下。自宅作業に追われる陽一は、華の夜泣きをどうにかしろと知里に告げる。
第5話 2015年2月11日「ワーキング・ママ」
陽一(玉木宏)に対する俊也(黒木啓司)の態度が明らかにおかしい。一方、知里(倉科カナ)に出産前まで働いていた会社の先輩・江梨子(堀内敬子)から、‘子連れの人がゆっくりくつろげる’カフェのインテリアデザインの仕事が舞い込んだ。陽一は反対を表明するものの、知里に話を聞かされた美和子(大塚寧々)から意見され、認めざるを得なくなる。運よく保育園も空きができ、知里は華を預けて久しぶりに現場復帰を果たすが…。
第6話 2015年2月18日「ママ友が元カノ!」
陽一(玉木宏)は由衣(高橋メアリージュン)とかつて付き合っていたことを、知里(倉科カナ)に白状する。一方、美香(生田絵梨花)が美和子(大塚寧々)にピアニストを目指すと宣言し、茂(岸谷五朗)は険悪な2人の間で右往左往。そんな中、由衣の一件を聞いた茂は、陽一を須藤家の担当から外す。ところが、俊也(黒木啓司)は今まで通りを要望。家族ぐるみで仲良くしようと言われた陽一は、成り行きで鍋パーティーを提案して…。
第7話 2015年2月25日「セックスレス」
知里(倉科カナ)が、由衣(高橋メアリージュン)と優斗(高村佳偉人)を家に泊めると言い出す。陽一(玉木宏)は、その理由を知って驚く。一方、かおり(笛木優子)から、セックスレスを言い当てられた陽一は、その場では否定したものの、茂(岸谷五朗)から離婚に発展したらどうすると脅かされて、焦りを覚える。一方、その気のない知里は、親友の楓(西原亜希)と元恋人の和之(田中圭)から、陽一の浮気の可能性を指摘されて…。
第8話 2015年3月4日「離婚」
ホテルで目覚め、慌てて朝帰りした陽一(玉木宏)は、知里(倉科カナ)に接待の後、徹夜で仕事をしたとごまかす。前夜の記憶が全くない陽一に、茂(岸谷五朗)はうそをつき通すのが男の任務だと助言する。一方、知里に相談された美和子(大塚寧々)は、陽一に限ってあり得ないとしながらも、浮気の見抜き方を伝授する。その夜、陽一は明美(浅田美代子)たちを招いて、ひな祭りをしようと提案するが、当日、再びデートに誘われて…。
※2015年3月11日は「アルガルベカップ2015順位決定戦」(21:11 〜 23:23)が放送のため、休止。
第9話 2015年3月18日「離婚調停」
陽一(玉木宏)は、華を連れて新潟の実家に帰った知里(倉科カナ)を訪ね、考え直してほしいと訴えるが、知里の離婚の意志は固い。そして、帰京後、家裁から「離婚調停」の書類が届く。そんな陽一に、明美(浅田美代子)は浮気の事実を相手に確かめるよう促す。しかし、かおり(笛木優子)が前言を翻すことはなかった。「離婚調停」のハウツー本を手にする陽一に、茂(岸谷五朗)は調停委員を味方に付けることは重要だと話す。
最終話 2015年3月25日「…ありがとう」
自分が最低な夫だったと気付き、知里(倉科カナ)に離婚届を手渡した陽一(玉木宏)は、調停の場で知里の要求を全てのむと伝える。さらに、離婚はしても、父親として恥ずかしくない存在でいようと決意し、茂(岸谷五朗)も驚くほど気合を入れて仕事に取り組む。美香(生田絵梨花)のコンクールが1週間後に迫る中、美和子(大塚寧々)は知里が気になり、新潟へ。そして、茂から聞いた陽一の変化について話すが、知里は信じようとしない。
各話視聴率
番組公式サイト
(残念な夫。 - Wikipedia)
タグ:残念な夫。