概要
敏腕刑事・杉山真太郎(谷原章介)が、育児と家事、捜査を両立しようと活躍するストーリー。3人の子供を持つ父でもある杉山が、妻の入院により家庭に重きを置くようになる。それによって、検挙率が下がってしまった吉祥寺署が舞台となっている。
ストーリー
3人の子供を持つ吉祥寺署の警部補・杉山真太郎(谷原章介)は、解決した事件は数えきれないほどの敏腕刑事。しかし、妻・香織(酒井美紀)が体調を崩し入院して以降、家庭に重きを置き、現場に出ない部署への異動も考えていた。
そんなエースの家庭事情で検挙率が落ちてしまった吉祥寺署では、本庁から切れ者刑事・苫米地(袴田吉彦)が新たに着任。苫米地は事件発生からわずか2日で犯人をスピード逮捕するなど活躍するが、周囲は彼の個人プレーを快く思わない。一方、杉山は家庭と捜査を両立しようと奮闘するが、子供の保育園への送り迎えで捜査会議に遅刻するなど、両立できているとは言えず…。
キャスト
警視庁吉祥寺警察署刑事課
杉山 真太郎
演 - 谷原章介
階級は警部補。妻が病気で他界し、子供たちと過ごす時間を増やすために不規則勤務が多い刑事を辞める決心を固め、署長に辞表を提出する。
永峰 有
演 - 要潤
階級は巡査部長。杉山とは同僚で、コンビを組む。杉山家に立ち寄る事も多く、彼の子供たちとは顔馴染み。
家庭の事情で辞表を出した杉山を何かに付けて事件の捜査に駆り出す反面、どんな説得も彼には通じないことも理解している。独身だが、結婚願望は全く無い。
香川 桜子
演 - 片瀬那奈
階級は巡査部長。
村田 健一
演 - 石黒英雄
杉山の活躍に憧れて刑事になった新人で、元々は生活安全課所属だったが杉山や苫米地が抜けた穴を埋めるために補充要因として刑事課に異動してくる。
事務員の澤には完全に舐められており、冷たくあしらわれる。
新垣 進也
演 - 久保田悠来
階級は巡査長。鑑識係。
澤 みどり
演 - 永池南津子
事務員。マイペースかつ几帳面な性格だが、村田にだけは冷淡な口調で対応する。
岡崎 克彦
演 - 佐野史郎
課長。杉山の辞表提出に一番納得しておらず、辞表も自身の所で止めている。永峰に言いくるめられて止む無く捜査に加わった杉山を復帰したと決めつけて、鎌本に自身が説得し思い止まらせたと虚偽報告をするも、事件解決後の永峰の報告でばれてしまった。
鎌本 義夫
演 - 榎木孝明
署長。岡崎と同様に杉山の辞表提出に納得していない。立場上、杉山が住宅ローンを完済していないことを知っており、そのことを盾にして辞表を撤回させるという、脅迫めいた最終手段を用意していると岡崎に話す。
杉山家
杉山 美晴
演 - 本田望結
長女。
杉山 海人
演 - 須田瑛斗
長男。
杉山 岳
演 - 松浦理仁
次男。
杉山 香織
演 - 酒井美紀
真太郎の妻。入院生活を送っていたが、容態が急変し帰らぬ人となる。
青柳 芳江
演 - 高橋惠子
香織の母。杉山にとって一番頭が上がらない人物。彼が刑事であることで、それゆえの多忙な仕事内容だと当初から分かり切っていたことから、香織が杉山と結婚することに最後まで猛反対していた。
杉山が芳江に頭が上がらないのはこのことが理由でもある。娘が病死したことを誰よりも怒り、杉山が刑事を辞めなければ孫のために何らかの手段を講じることを考えている。
その他
真由美
演 - 小松春佳
美幸
演 - 土井玲奈
上記2名は岳が通う保育園保育士。
スタッフ
脚本 - もろさわ和幸(兼脚本協力)、桑村さや香、徳永友一、児玉頼子
音楽 - 沢田完
監督 - 伊藤寿浩、竹園元(MBS)
助監督 - 猪腰弘之、清水勇気
オープニングタイトル - オダイッセイ×LULL
サウンドデザイン - 石井和之
音響効果 - 佐藤仁美
擬斗 - 二家本辰己、所博昭
カースタント - 海藤幸廣
ガンエフェクト - 遊佐和寿
看護指導 - 丸山優香
技術協力 - アップサイド、ブル、日本照明、スポット
仕上協力 - 東映ラボ・テック、東映デジタルラボ、東映デジタルセンター
協力 - 東京美工、高津装飾美術、東京衣裳、大泉美術、松下美術背景、日音、宗特機
編成 - 橋本孝、永山由紀子
プロデューサー - 河瀬光(東映)
ラインプロデューサー - 榊田茂樹
プロデューサー補 - 谷中寿成
製作 - 東映、TBS
主題歌 - GENERATIONS from EXILE TRIBE「Sing it Loud」(rhythm zone)
各話あらすじ(2015.1.12 - 2015.3.23)全11話 平均視聴率 7.10%
第1話 2015年1月12日「要求は花嫁!結婚式場立てこもり事件…3人の子連れ刑事が、脱走犯に立ち向かう!家族のために」 ※初回2時間スペシャル(19:00 - 20:54)
杉山(谷原章介)は警視庁吉祥寺署刑事課に勤める優秀な刑事。入院中の妻・香織(酒井美紀)や、長女・美晴(本田望結)ら3人の子どもを心配し、非現場への異動も検討中だ。 ある日、管内で殺人事件が発生し、杉山は同僚・永峰(要潤)らと捜査を開始。そんな中、署長・鎌本(榎木孝明)が本庁から呼んだ切れ者・苫米地(袴田吉彦)が犯人をスピード逮捕。杉山と永峰は犯人を連れて実況見分をするが、隙を突かれ逃走を許してしまう。
第2話 2015年1月19日「お父さんは刑事を辞める…シングルファザーの決断!」
杉山(谷原章介)は、海人(須田瑛斗)のために買った玩具を高校生ぐらいの少年(平岡拓真)に盗まれそうになる。病気の弟にあげたいと言う少年に、杉山は仕方なく玩具を譲る。翌日、その少年・健太が遺体で見つかる。警察を辞める気だった杉山だが、なし崩し的に捜査に協力することに。やがて、健太が養子であることが分かり、引き取られる前は児童保護施設に居たことが判明。施設出身者の調査で思わぬ事実が分かる。
第3話 2015年1月26日「福岡の美しい科学者が狙われた!?トクホ認定に潜む罠と涙の姉弟愛…太郎が命懸けで巨悪対決」
杉山(谷原章介)は家事と子どもたちの世話のため、家政婦・晴子(青山倫子)を雇うことに。彼女は料理上手で気もきき、美晴(本田望結)らにも好評だ。そんな中、杉山が車を預けていた自動車修理工場と、美晴らが通う小学校で出火事件が発生。現場の状況などから、かつて杉山が逮捕し、最近出所した矢吹(平岳大)が容疑者として浮上する。だが、杉山は矢吹が再び犯罪に手を染めるとは思えず、永峰(要潤)らと捜査を開始する。
第4話 2015年2月2日「封印された5年前の誘拐事件…時効3日前犯人の告白」
介護施設の入居者・今井(久保酎吉)が転落死した。杉山(谷原章介)は亡妻にうり二つの介護士・まひる(酒井美紀)に話を聞く。一方、児童誘拐殺害事件を追う本庁が、連続誘拐犯の可能性を踏まえ未解決事件の検証を吉祥寺署に指示。5年前の誘拐事件の当事者・和真(竜跳)を呼び出すが、彼の証言は不自然だ。そんな中、今井の遺品から‘カズマ’と書かれた玩具が見つかる。
第5話 2015年2月9日「張り込み対象に恋をした刑事!?置き去られた赤ちゃん」
吉祥寺署に、現金輸送車襲撃事件の主犯・ 山崎(米村亮太朗)の捜査協力要請が届く。杉山(谷原章介)、永峰(要潤)らは、吉祥寺に住む山崎の恋人で彼との子を育てるエリカ(福田沙紀)を見張る。エリカはデータ入力の仕事をしており、雇用主であるIT企業社長・佐久間(比留間由哲)と不倫関係にあるようだ。捜査を進める中で、 永峰はエリカと接触し、好意を抱いてしまう。
第6話 2015年2月16日「ひき逃げトリック!2色に見える車の謎」
吉祥寺署管内で国会議員・江本(五王四郎)が刺殺される。1カ月たっても犯人は見つからず、警察への不信感が高まる。そんな中、美晴(本田望結)の目の前で、通学路の誘導係をしている老人・健造(中山仁)がひき逃げに遭う。議員の事件を追う杉山(谷原章介)に代わり、永峰(要潤)がひき逃げ事件を担当することに。美晴は永峰の捜査に強引に加わり、思わぬ推理力を発揮する。
第7話 2015年2月23日「銃声が引き裂いた母と子…マフラーの謎」
神社で男性が銃殺された。現場に居合わせた保育園児・うらら(梅崎音羽)は「マフラーをあげた。見られると死んじゃう」と謎の証言をし、杉山(谷原章介)を困惑させる。銃殺事件と1カ月前の強盗事件との関連が浮上する中、入院中で昏睡(こんすい)状態から覚めたばかりの紗枝(小林涼子)の元に、血染めの札束が届いたという連絡が入る。彼女を看病する隣人の久美子(古村比呂)は送り主に心当たりがないと言うが…。
第8話 2015年3月2日「爆弾魔が吉祥寺署をジャック!奇想天外な要求とは?」
杉山(谷原章介)が逮捕した殺人犯・耕介(忍成修吾)が自殺未遂騒ぎを起こして病院に運ばれる。耕介は杉山との対話を要求しており、杉山は急いで病院へ。彼が殺人を犯すに至った詳しい経緯を聞く。同じころ、耕介の母・マキ(あめくみちこ)が吉祥寺署に爆弾と包丁を持って立てこもった。マキは息子が杉山に脅されて自白させられたと考えており、釈放を要求。永峰(要潤)たちは必死に説得するが彼女は聞く耳を持たない。
第9話 2015年3月9日「襲われた女子大生…育児放棄された少女が暴く真実!」
吉祥寺署がサイバー攻撃を受け、これまでの「取り調べ記録」が閲覧されたことが分かる。杉山(谷原章介)たちは事情聴取のため、アクセス元の団地の一室に急行。そこには美晴(本田望結)の同級生・遥香(舞優)と母・祥子(渋谷飛鳥)が住んでいた。その直後、日内という男が刺殺され、杉山たちは二つの事件を同時に追うことに。その一方で、杉山は遥香が育児放棄されているのではないかと気になり、話を聞きに小学校へ向かう。
第10話 2015年3月16日「同じバッグ3個を残して殺された女の謎」
クラブホステス・亜由(桐生あやめ)が殺され、杉山(谷原章介)らは現場となった彼女の部屋を調べる。一方、桜子(片瀬那奈)は鎌本(榎木孝明)の紹介で本庁のキャリアと見合いを行う。その席で、昔好きだった古賀(前川泰之)と再会し、恋が再燃する。そんな中、桜子と村田(石黒英雄)が追う連続空き巣事件と、杉山らの追う殺人事件が同一犯による可能性が浮上。両事件に関連のある人物として実業家の古賀の名前が挙がる。
最終話 2015年3月23日「連続する警察官襲撃…遂に署長が!驚愕のトリック」
警察官・芹沢(吉永秀平)が暴漢に襲われて殺され、拳銃が奪われた。防犯カメラの映像から、犯人はかつて芹沢が解散に追い込んだ暴走族の関係者である可能性が浮上する。村田(石黒英雄)は元メンバー・山根(土屋裕一)に話を聞きに行くが、その帰り道、何者かに銃で撃たれて意識不明の重体に陥ってしまう。一方、芳江(高橋惠子)が深刻な病気にかかっていることが判明し、杉山(谷原章介)は一時、捜査から外れることになる。
各話視聴率
番組公式サイト
(警部補・杉山真太郎〜吉祥寺署事件ファイル - Wikipedia)