原作
『東京都北区赤羽』(とうきょうときたくあかばね)は、清野とおるによる日本の漫画作品。携帯サイト『ケータイまんが王国』連載。2014年現在、『漫画アクション』(双葉社)で続編『ウヒョッ! 東京都北区赤羽』を連載中。
漫画家の清野とおるがスランプに陥り、連載を失い実家にいるのがいたたまれなくなった清野が、実家のあった板橋区から急遽引越し、1人暮らしをしている赤羽の珍名所を紹介する旅行漫画。累計発行部数20万部を発行。
Bbmfマガジン版『東京都北区赤羽』全8巻は絶版・入手困難につき、双葉社アクションコミックス『増補改訂版 東京都北区赤羽』全4巻として復刊された。
ドラマ概要
俳優の山田孝之が東京・赤羽で過ごした日々を記録した異色のドキュメンタリードラマ。仕事に没頭するあまり演じた役に取り付かれてしまった山田が、赤羽を舞台としたある漫画と出合い、その登場人物たちとのやり取りを通じて再生していく姿を描く。
監督は、山田が信頼し自ら撮影を依頼した映画監督・山下敦弘と、彼の盟友・松江哲明が共同で担当。劇中では、親友の綾野剛ほか、俳優・やべきょうすけ、演出家の大根仁、ミュージシャンの吉井和哉ら、山田が敬愛する著名人たちとの交流もつづる。
ストーリー
2014年夏、ある映画の撮影をしていた山田孝之は、役と自分を切り離せなくなり苦悩していた。そんな中、赤羽に実在する個性的な人々を面白おかしく描いた漫画「ウヒョッ!東京都北区赤羽」と出合い感銘を受けた山田は、「ここに行けば見失った自分を取り戻せる」と直感。現地におもむき、漫画の作者・清野とおるや作品に登場する人々と触れ合いながら、自分の「軸」となるものを探していく。
キャスト
劇中で登場する人物はいずれも本人出演。
山田孝之
1983年10月20日鹿児島生まれ。ドラマ「白夜行」、映画「クローズZERO」シリーズなど代表作多数。2014年夏、映画の役作りが原因で極度のスランプに陥る。
綾野剛
大根仁
やべきょうすけ
吉井和哉
清野とおる
赤羽の住人たち
「ちから」のマスターと悦子ママ
ジョージさん
赤澤さん
マカロニのマスター
赤羽の母
ワニダさん
鷹匠の大和田さん
斉藤さん(斉藤竜明)
各話出演
第1話 - 佐藤宏、加藤正記、大石昭弘、仲野毅
第4話 - 椿かおり、SAYUKI、名越万理、村田唯、長ア真友子
出演協力
第1話 - 小出俊雄
第2話 - 佐藤研一、佐藤富美子
第3話 - 駒橋直人
第5話 - 古屋太朗
スタッフ
原案(原作) - 清野とおる『東京都北区赤羽』(アクションコミックス / 双葉社)『ウヒョッ! 東京都北区赤羽』(漫画アクション連載中 / 双葉社)
監督 - 山下敦弘、松江哲明
音楽 - 岩崎太整
構成 - 竹村武司
撮影 - 四宮秀俊
プロデュース - 太田勇
プロデューサー - 清水啓太郎、山野晃
ラインプロデューサー - 吉見拓真
コンテンツプロデューサー - 大和健太郎、藤野慎也
アシスタントプロデューサー - 中里友樹
制作 - テレビ東京、松竹撮影所
製作著作 - 「山田孝之の東京都北区赤羽」製作委員会
オープニングテーマ - スチャダラパー「中庸平凡パンチ」(SPACE SHOWER MUSIC / ZENRYO RECORDS / Melody fair Inc.)
エンディングテーマ - 山田孝之「TOKYO NORTH SIDE」
作詞:山田孝之 / 作曲・編曲:吉井和哉
各話あらすじ(2015.1.10 - 2015.3.28)全12話
第1話 2015年1月9日「山田孝之、芝居が止まる。」
2014年夏、ある映画の撮影中に、演じている役と自分を切り離すことができずに悩んでいた俳優の山田孝之は、東京都北区赤羽に実在する人々を面白おかしく描いた漫画「ウヒョッ!東京都北区赤羽」に出合い、感銘を受ける。そして、赤羽に行けば見失った本来の自分を取り戻せると感じた山田は、映画監督の山下敦弘を呼び出し、赤羽へ向かうと告げる。
第2話 2015年1月16日「山田孝之、赤羽を歩く。」
山田(山田孝之)は、漫画「ウヒョッ!東京都北区赤羽」の作者・清野とおるに赤羽を案内してもらう。また、漫画に登場する住民が山田を歓迎会に招待する。
第3話 2015年1月23日「山田考之、赤羽で暮らす。」
山田(山田孝之)は清野とおるに案内されて、「赤羽の母」と呼ばれる占い師の元を訪ねる。ほか、山田が大好きなタイ料理居酒屋の「ワニダ」も登場する。
第4話 2015年1月30日「山田孝之、鷹になる。」
山田(山田孝之)は清野とおるの案内で、山下敦弘監督と共に鷹匠(たかじょう)の元へ。山田はタカを飛ばしてほしいと依頼するが、オフシーズンだと断られる。
第5話 2015年2月6日「山田孝之、ザ・サイコロマンになる。」
山田(山田孝之)は、ちからのマスターと悦子ママの家を訪問。マスターは自身が描いた漫画「ザ・サイコロマン」の主人公を山田に演じてほしいと依頼する。
第6話 2015年2月13日「山田孝之、歌う。」
山田(山田孝之)は、音楽に挑戦することを思いたつ。そこで東京・赤羽での暮らしで感じたことを歌詞にまとめ、曲作りを依頼するため吉井和哉の元を訪ねる。
第7話 2015年2月20日「山田孝之、ケジメをつける。」
山田(山田孝之)は東京・赤羽で暮らしていることを伝えようと、大根仁監督を訪問。また、ある人からの叱責(しっせき)をきっかけに、山田は決意を明かす。
第8話 2015年2月27日「山田孝之、綾野剛と語る。」
山田(山田孝之)は、親友の綾野剛を東京・赤羽に呼び出し再会する。山田は、あるビルの窓際に立つ「マネキンのRyoちゃん」に会いに行こうと綾野を誘う。
第9話 2015年3月6日「山田孝之、UFOを揚げる。」
山田(山田孝之)は、数年前に東京・赤羽でUFO騒動となった電飾たこが気になる。そこで、山下敦弘監督と共に当時のことを知る赤羽の住人たちに話を聞く。
第10話 2015年3月13日「山田孝之、覚悟を問われる。」
たこ揚げの夜にジョージさんから言われたことが気になる山田(山田孝之)は、山下敦弘監督と東京・北区の子ども文化教室へ。その後、清野とおるに相談する。
第11話 2015年3月20日「山田孝之、桃太郎になる。」
山田(山田孝之)は「自分ができることは、やっぱり芝居だ」と気付く。そこで今まで出会った東京・赤羽の人たちと一緒に劇を作ろうと、脚本作りに取り組む。
最終話 2015年3月27日「山田孝之、赤羽を出る。」
山田(山田孝之)は「桃太郎」をベースにした自作の芝居に、東京・赤羽で出会った人に出演してもらうよう頼む。彼らは稽古を繰り返し、ついに本番を迎える。
番組公式サイト
(東京都北区赤羽 - Wikipedia)
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